タオプーンからバンワー駅まで。新しく開通したブルーラインに乗ってみた。

2020/01/08 - 2020/01/08

タオプーン駅の近くで用事があったが、思ってたよりも早くに終わってしまった。
時刻はまだ昼の２時前である。
そう言えば、朝１０時から夕方１６時まではタオプーンから新しく開通したタープラーまでの路線、
ブルーラインが初乗りで行ける。のを思い出し、こちらに試しで乗ってみることにした。
　何年か前に、そう言えば、パープルラインにも乗ったっけなあー。

　なお、これでMRTは丸ノ内線や大阪環状線のように一周することが可能になった。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

というわけでタオプーン駅からスタートします！

パープルラインはノンタブリーの北側に伸びていますが、
これは４階のプラットホームからの発着になります。
私が普段利用するスティサンやスクンビットなどバンコク中心街を通る路線と
ワットアルンやワットパクナームに近い路線に合流するタープラー行きは
ブルーラインと称され、３階プラットホームから乗ります。

心なしか、タープラー行きの電車の車体は青が濃い感じがする。

前方からの面がまえ。
青が艶っぽくてマリンブルーです。
私がいつも乗ってる路線の電車はもっと紺色に近い青です。

で早速乗り込んでみると、バンポー駅を通過すると早速チャオプラヤー川を横切ります。

で、この川岸になんか大きい立派なお寺が。
グーグルで調べるが川岸に立つお寺２つの間に
軍事基地が。。。
お寺なのか、軍部の建物なのか。
ちなみにバンポー駅、何もないみたいですが、ググ地図で調べてみますと
しばらく辺鄙なところを歩くと「花文化博物館（Musium of Flower culture）」なるものがあるらしいですが
中は撮影禁止と大変残念なルールが敷かれています。でも行った人の間では
評判がいいんですよね。

ついでに駅の南側に
Vises Kaiyang Roast Chickenと言うタイ料理以外にラオスやイサーン地方、
中華料理などもある地元の人に人気の店があります。
円卓もあって結構賑わっているようです。

んでぼーっとチャオプラヤーを横切る光景を眺めていたら見覚えある病院が。。。
美容整形のデパートともいうべきヤンヒー病院の前にそう言えば電車の工事やってたっけ！
　そう、ヤンヒー病院前が「バンオー駅」ですよ。

ホームの向こう側にヤンヒー病院が見えます！

これがヤンヒー病院。外国人患者は一番上のフロアに入院できます。
病室は完全個室で、TVはNHKが映ります。
日本で５０万円かかる鼻の手術がだいたい１０万円くらい。
ちなみに性転換もやってます。

ここはさすがに下車して駅構内を探索です。
ヤンヒー病院は３番出口を出ればいいのね？

ん？４番出口なの？

地図で確かめましょう、と言うか、駅からヤンヒー病院が見えますよ！

と言うわけで再びタープラー駅行きの電車に乗り徐々に電車は西から南西方向に
曲がりながら進んでいく。
車窓を見ていると、これといって特徴のない下町が広がっている感じです。

開通したばかりの会社も学校もまだ終わっていない午後２時過ぎ、
利用客はほとんどいません。
スリはこの辺はまだ気を付けないで良さげです。

まあ何箇所かの駅を通過しまして、バンイーカン駅。
いちいちバン、バン付く駅ばかりですが、このバンとは家、という意味で
家ばっかりが立ち並ぶので駅名がバンバンなるわけです。

と思ったら、バンイーカン駅を過ぎるとプラピンクラオ橋が見えてきまして、
パタデパートが見えてきました。
この昭和感満載と言うか朽ち果てているようなデパートの屋上に
「世界最低の動物園」と言われているパタ動物園があります。
飼育環境が劣悪らしく、オラウータンがいつもお腹を空かせて、悲しそうに
お客さんに餌をねだるのだとか。

とパタ動物園の動物たちのことを心配していたらいつの間にかバンコクノイの運河を横切ってました。この向こうにチャオプラヤー川の本流があります。

パタデパートとバンコクノイの運河を過ぎるとバンクンノン駅になります。
和訳すれば「ノンさんの家」でしょうか？

そしてここでようやくバンが無くて「ファイチャイ駅」

何気に西側の何の特徴もない風景を眺めているとホームセンターのホームプロ。

ここもバン無しの「チャラン１３駅」
何ですか、チャランポランなふざけた駅ですね。
ジャルーンなら「発展」ですが、チャランって何ですか？

特徴のない下町だなーと思ったら、見覚えのある大学が！
ここサイアムテクノロジーカレッジと言いまして、結構安い目の授業設定で
世界中から留学生を受け入れてます。英語で授業もしてくれるのですよ。

で、終点のタープラー駅に差し掛かる道中。
傾いた西日がワットタープラーに差してまばゆく、
チャオプラヤー川向こうに見えるバンコクの中心部のビル群が見渡せます。
はい、ここの路線で一番景色が綺麗だったところです。
天気の良い夕方はもっと綺麗かもしれません。
調べてみると、時々このワットタープラーの広々とした境内に露店が出て
ネオンがギラギラになるときもあり、
そんな夕方は最高の撮影スポットになることでしょう。

右手に終点のタープラー駅が見えてきました。

終点つきましたが、駅の下にチャオプラヤー川から一直線に
伸びるペットカセム通りが清々しいです。

４階のプラットホームに到着しました。
３階のプラットホームに降りると先日探検に行ったラクソン駅やスクンビットの中心部に行く路線に乗り換えることができます。
２階が改札階です。
BTSの西の路線に合流するところはここの駅では無く、
さらにラクソン駅方向に向かったバンワー駅になります。

んで、今度はチャオプラヤーとは反対側の方向に座って何か見応えあるものはないか探しますが、こっちはさらに下町が広がります。

ファイチャイ駅近くのデッカい通り。
プラーンノック通りのカンチャナピセークが南側、
プッタモントン４が北側。
道路が立派で家もほとんどありません。

ファイチャイ駅を過ぎたあたりのマクロ。
小売業者が仕入れに行くコストコみたいなところ。
旅行者には使い勝手全然良くないです。

再びバンコクノイ運河の西側。
いったいどこまで続いてんだか？
支流をたどっていけばナコンパノムまで来てしまった。
一応、ここの運河には定期バス的なボートが走っている。

さらに途中で見たハリウッドもどきなコンドミニアム。でも築２０年くらい行ってそうなセンスである。

まあこのQRコードを読み込めば他にも細かいことが分かるかと。
私的に結論ですが、ヤンヒー病院に行きたい人にはここの路線はありがたいです。
渋滞を気にせずバンコク中心部に戻ってくることができます。