81日間世界一周★27 国境の街タクナから雪山に囲まれたアレキパへ

2023/05/03 - 2023/05/06

チリからペルーに入国しタクナまで来ました。ここはペルーの愛国心を感じさせる場所でした。夜は二日連続の夜行バスでアレキパへ移動。アレキパでは数日間かけてリハビリ予定なので着くまでの辛抱です。

【移動】(●印が今回分)
4/28-30 ウユニ1120 ⇒ サン・ペドロ・デ・アタカマ1045+2　チリ抜けツアー　800Bs
5/1 サン・ペドロ・デ・アタカマ2000 ⇒ アリカ0540+1 FRONTERA DEL NORDEバス　20000ペソ
●5/2 アリカ0800 ⇒ タクナ1025 4000ペソ
●5/2 タクナ2200 ⇒ アレキパ0430 35ソレス
5/8 アレキパ1900 ⇒ リマ1320 60ソレス
5/10 リマ12月9日通り ⇒ ペルー通り　IM06バス　2.5ソレス
5/13 リマ0655 ⇒ ボゴタ1015 AV102 アビアンカ航空 XS 28,273円
5/13 ボゴタ1255 ⇒ ロサンゼルス1850 AV84 アビアンカ航空 XS 上記に含む

【宿泊】
5/3-7 Il Riposo 4人ドミトリー 15ドル+2.3ソレス(5泊分)

1ソル≒35円、1チリペソ≒0.17円　

エリア アレキパ(ペルー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

タクナの国際バスターミナルには両替所が30軒ほども並んでいました。ここで余ったチリペソをペルーソルに交換。7,000ペソ⇒31ソレス

歩道橋から見える砂山には絵文字がいくつも描かれていました。

フローレスバスはバスターミナルの向かいに在り。このバスは高級路線なのか高くて貧乏旅行者はお呼びでない。

ターミナルに隣接したマヨリスタ・グラウ・タクナ市場を発見。市場中でこの赤いオリーブ漬けを見かけました。

久々のペルー飯が懐かしい。チキンのせチャーハン。8ソレス(280円)。

南米で見るカボチャは総じてでかい！直径30㎝以上あります。種を数粒拾って帰ります。

1kgあたり1.5ソレス(53円)の激安マンゴーがあったので後先考えずに１個買いました。
適当なベンチが見つからないので歩道に座って計量スプーンでくり抜いて800gの大型マンゴーを完食。アップルマンゴーが甘いです。味も申し分無し。

途中の公園には分かりやすいコカ・コーラ売りの屋台もいました。

南に1kmほど歩くと線路が鉄格子で仕切られ、その先に駅が見えました。チリのアリカ行き列車も走っているらしい。鉄道博物館もあったようです。今思えばもう少し現地調査すべきでした。

チリ方面に延びる線路近くにはタクナ鉄道公園がありました。

その隣にフランシスコ・ボロニャーシ大佐の像。彼はチリとの戦争(太平洋戦争:1879-1884年)でアリカ防衛隊長として玉砕を選んだ国民的英雄。
この戦争でペルーと同盟したボリビアはアントファガスタからアリカまでの沿海州をチリに奪われ内陸国となりました。

タクナ大聖堂。

大きくてモダンな教会内部。

キリストの絵が虹色に輝いていたのが印象に残りました。

タクナの街はバスターミナルから１キロ南に中心広場がありました。ちょっと場違いな感じのヨーロッパ風の噴水があったり。南国を思わせる樹木も。

タクナアーチ。ミゲル グラウ提督とフランシスコ ボロニャーシ大佐を讃えて建てられました。高さ18ｍ。国境の町タクナはペルー人にとって歴史を思い起こさせる場所のようです。

サン・マルティン通りの中之島歩道の先端は黄色と紫のパターンです。

蛇口の実演販売。

ボロニャーシ通り。この後バスターミナルまで戻って二日連続の夜行バスでアレキパに移動。そこで暫く沈没します。

夜は南米に来て二度目のカマの夜行バスでアレキパまで移動。窓口で40ソレス(1400円)と言われて迷っていたら、すぐに35ソレスに負けてくれました。

今回は寒くはなさそうなので、３列の内、独立した１席を確保。写真は応接間のソファーではなくバスの座席です。各席には付属テーブルとディスプレイまで付いていました。通路側のカーテンを閉めると完全プライベート空間になり車窓を見ながらなんの気兼ねなく過ごせました。

夜行バスでペルー南部のアレキパに到着。ターミナルでリマ行きの時間と値段を確認。70ソレスのところが多いです。18時間かかるらしいので妥当な値段だと思います。
ターミナル内の椅子が足りず階段に座って明るくなるまで待ちます。

Terminal Terrestre バス系

バスターミナルでパンを買って歩き始め。4km先のホステルを目指します。

サン・カミーロ市場内のスタンドで朝食。ロモ・サルタードのハンバーガーがあったので試してみました(3.5ソレス)。和風の醤油テイストにも感じる味。たれがなかなか美味しい。飲み物はマカドリンクを選択。身体に良さそうなドロドロ感。甘い中に漢方ぽい味。この手の飲料はペルー全土で1.5ソル（53円)のようです。

予約済のIl Riposoを簡単に発見。

案内された4人ドミトリーにはイタリア人が寝ていて不機嫌そうに起きてきたのでちょっとびびる。でもその後は仲良くなった。彼はスペイン語はばりばりだが英語はしゃべらないので彼のスマホでイタリア語ー日本語翻訳を使っていつも話しました。

ホステルは踊り場にこんな絵のかかる雰囲気。こういう宿は相性がいい。

１階のバーはいつも音楽がかかっていていい雰囲気。時々オーナーの伯母さんがカラオケでFlowersを練習しています。お客は一度もみかけないし、そもそも格子戸に鍵がかかってて入れない。

ホステルのある地区はフォートラベルにも観光地として登録されているサン・ラサロ地区でした。

サン ラサロ地区 旧市街・古い町並み

アレキパの歴史地区も世界遺産登録されていました。一泊３ドルの安宿をめがけて来ただけなので全然知りませんでした。どうりで街並みがオシャレだと思った。

昼食のアトマタード・デ・カルネ(牛肉のトマト煮込み)は大当たり！前菜のチョチョカという牛肉、ジャガイモ、カボチャのポタージュも優しくて精神が落ち着く味。９ソレス。

銀行の入口からしてカッコいい！そして午後６時過ぎなのに行内はお客さんでいっぱいだし。

夕食は定番のロモサルタードと香草スープ。主菜よりもスープの味わいの方が繊細で楽しめました。甘いミントティーもサービスで付いてきました。８ソレス。

宿の屋上から広場を眺めます。隣の屋上でパーティーをやってました。ラテンの楽師が呼ばれてきていて哀愁に満ちた賑やかさが流れてきました。

アレキパ2日目。街中からは三つの火山(雪山)がよく見えます。ホステルの屋上からもチャチャニ山（6075m）が目の前に見えます。ソファーは汚れているが景色は最高！富士山のようなミスティ山は隣の建物が邪魔で見えない。

街の北側にある展望台まで行ってみます。途中のセルバアレグレ公園で皿ファントを見つけました。

チリナ橋の上からチャチャニ山を望む。

郊外でひときわ目立つアレキパ・ペルー寺院。

途中でよく見かけた歌謡ショーのポスター。

育ちのよいサボテンのある家。

富士山のようなミスティ山（5822m）の絶景ポイント。近くにはカルメンアルト展望台もありました。

郊外には高級住宅街がありました。自動ゲートが開いて自家用車が出ていきます。

帰りにヤナワラ広場に立ち寄りました。

PLAZA DE YANAHUARA 広場・公園

ここにはトーテムポールが立っていて展望台からはアレキパ市内が見えます。

ヤナワラ広場に面して建つサンファン・バウティスタ寺院。中央は洗礼者聖ヨハネの彫刻。その上にロザリオの聖母。その周囲には天使と地元の植物が囲んでいます。最初ヨハネ像がハヌマーンに見えて全体がヒンズー寺院に見えてしまいました。

こじんまりした主祭壇にはロザリオの聖母。

アレキパ名物のケソ・エラドが人気だったので食べてみました。

チーズで作ったアイスクリームでシナモンがトッピングされています。３ソレス。僕には残念ながらミルクセーキアイスにしか感じませんでしたが。ホットバージョンもありますので、やはりチーズなのでしょう。

昼食の前菜はメネストロン。ほうれん草、パスタ、トウモロコシ、牛筋、ジャガイモのコンソメスープ。

昨日美味しかったのでこの店でもトマタード・カルネを注文。昨日ほどの感動は無かった。それでも合計８ソレス(280円)という値段には感動！

食堂内は意外と地元のお一人様が多い。もしこの町に住んだら100％外食になると思います。

街頭テレビでサッカーをやってました。

アレキパ大聖堂の門が開いていたので中に入ってみます。

アレキパ大聖堂 寺院・教会

ちょうどパイプオルガンの演奏中でしばし聴き入る。でも僅か10分ほどで奏者が片付けに入ってしまいました。残念、明日も聴きに来たい！

夜のアレキパには洒落た横丁が出現。

バーもよく見かけます。

帰り道でサンフランシスコ・デ・アシス神殿が開いていたのですかさず覗いてみました。

グアダルーペの聖母の物語を描いたブラジル産木材製の主祭壇画。特にマリア様を見守る天使たちの像が秀逸でもっと近づきたかったけど儀式中につき遠慮。

夕食の前菜はソパ・デ・セモーラ。粗びきコーンのとろみスープ。

主菜は困ったときのセコ・デ・ポジョ。

ホステルの一階のキッチンはいつでも使えて便利。この日はドイツ人の兄ちゃんが丸くてでかい茄子をコンロに直接のせて焼いてました。この食べ方がベストなんだとか。

アレキパ3日目。片道1kmのサンカミロ市場まで遠征。市場の入口では神様の祠をよく見かけます。

市場の中心にフルーツショップが並びます。ここのマンゴーはいつものスーパーの2.5倍も高い。

サンカミロ市場 露店・屋台

せっかく来たのでパンを購入。店は４，５軒並んでいて大きさと単価が微妙に違います。

ペルー名物のセビーチェを初めてまともに食べました。ここのは魚のセビーチェとしか書いてないけど、たぶんカツオです。味は塩分きつめでどこで食べても同じに感じる。12ソレスとちょっと高めなのもネック。１回食べればいいかな。

続いてサルテーニャ、ベジタブルスナック。1.3ソレス

露店にもいろいろあってインドのような体重計屋もいますが、地球儀屋は初めて見ました。

イエズス会がペルーの都市アレキパに建てた寺院で、アンデス バロック様式の代表作。メインファザードにはアンデスの植物やインカの仮面などの浮彫りが埋め尽くします。

ラ コンパーニア デ へスス教会 寺院・教会

内部は白い切石貼りのアーチ天井と半イオニア式柱に赤茶色の欄干が特徴。

金箔が貼られた木彫りの主祭壇はチュリゲレスク バロック様式の壮大な構成。447本の杉と樫の木、21 本のハンノキなどを使用。

右側の身廊には修道会のさまざまな創設者の像が描かれた「創設者の祭壇画」。

楽器店にはアンデスの小さなギター、チャランゴが並んでいます。胴体の裏に絵が描かれたものやアルマジロの皮が使われたものなど。

この旅行記へのコメント （2）

• Decoさん 2024/01/28 06:23:02

  アレキパ

  Halonさん、こんにちは。
  
  国境越えの旅行記に続いてこちらにも失礼します。
  アレキパですが、最初に訪れたときは、リマからナスカで疲れ由でアレキーパに入りました。そのとき、ヤナワラ在住の知人が街を案内してくれて、最初に行ったのがヤナワラの展望台でした。あの白い広場や建物、そこからの眺め。治安が悪かったリマで疲れ気味だった私は癒されたことを思い出します。
  セルバ・アレグレもハイキングをして、川沿いの路などを歩いたのもとても懐かしいです。「チリナ橋の上からチャチャニ山を望む。」の写真のような川だったように記憶していますし…この写真を見て、チリナ橋も渡ったことを思い出しました。
  サンタ・カタリーナと併せて、私の中のアレキーパは美しく心癒される大好きな街です。
  
  ペルー料理では総じてスープが美味しかった印象があります。料理は私はアロス・コン・ポーヨとロモ・サルタードが大好きで、リマではランチでこのメニューが出ている店ばかり行っていました（笑）。Halonさんが食べられたアトマタード・デ・カルネも美味しそうですね（特に最初の店）。
  Halonさんはペルー料理では何がお気に入りだったり印象に残っていますか？
  （今回も個人的な思い出を書き連ねて失礼致しました）
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Deco　　　　　　　　　　　　　　

  Halonさん からの返信 2024/01/28 10:30:13

  Re: アレキパ

  Decoさん、こんにちは
  コメントありがとうございます！
  
  アレキパではたいした観光もしていませんが、移動続きのあとで休憩するにはもってこいの街でした。
  Decoさんは現地にお知り合いの方がいらっしゃったとのことで、ペルーへの理解度も深まるでしょうね。羨ましいです。
  僕の場合はまだよく知らないリマへ移動する前だったので、なるべくアレキパで過ごそうと長居したのでした。
  
  料理で気に入ったのはアトマタード・デ・カルネやロモ・サルタード、Bistekなど。それと前菜で出てくるスープのバリエーションの多さと優しい味。
  またこの時点はまだ1回しか食べていないセビーチェが、リマに移動後は安食堂のセットメニューで選べることが多くてセビーチェばかり食べていました。
  
  Halon