のどかな丘陵地　北海道北見市（旧端野町）を深堀り　定番から穴場まで

2023/04/25 - 2023/04/25

北見市端野町を探索してきました。
北見の隣町としかイメージがなかった端野町ですがどんな町なのでしょうか。
人口は約5500人。
主な産業は内陸地のため農業がメイン。
町名の由来はアイヌ語で「ヌプケシ」（野の末端、腹）
それでは出発進行！

エリア 北見(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず訪れたのは「鎖塚」
網走～北見～旭川を結ぶ国道39号線は別名「囚人道路」とも呼ばれ戦時下の開拓時に急ピッチの突貫工事が行われそこで駆り出されのが受刑者だったのです。

なりふり構わぬ強制労働で数百人の囚人の命が犠牲となりました。
犠牲となってもその場に埋めたため道路沿いからは後年、人骨が出てくることもあったようです。
ここはそんな人々を慰霊する場所であります。

私たちが何気なく通っている道路も先人たちの命をかけた労働によって作られたと思えば手を合わせずにはいられません。
そんな思いを胸に旅をスタートしました。

続いてやってきたのはJR石北本線緋牛内駅。
こじんまりとした無人駅です。
小さいながらも駅舎はそれぞれ個性がありますね。
眺めていると踏切の警笛が鳴り出しました。

運良く旭川～網走間の特急大雪に遭遇しました。
緋牛内駅では停車しませんが間近に見れて幸運でした。

「緋牛内の大カシワ」を見にきました。
樹齢350年以上、幹周りは日本一という御神木です。

存在感抜群の大木です。
周りの木々を圧倒する堂々とした佇まいでした。

JR石北本線端野駅です。
町の情報収集のためきました。
中心部にあるはずですが人通りは無く無人駅のようです。

駅構内に町全体が分かるマップがありましたので参考にしました。
こうして見ると町ほとんど畑ですね。
国道39号線沿いに建物が多いのが分かります。

39号線に物産館がありましたので立ち寄りました。
建物自体は大きいですが空きも多く、お土産類と少しばかりの海産物が売られていました。

ホテル、スキー場、ゴルフ場を有する複合リゾート施設「ノーザンアークリゾート」です。

大きいホテルに巨大な駐車場。
相当なキャパシティがありそうです。

こんな大自然の中でのゴルフは格別でしょう。

スキー場も立派です。
シーズンには多くの人が来るのでしょうか。

ランチタイムです。
39号線沿いにあるお蕎麦屋さん「いなだ屋」さんにお邪魔しました。

店内お昼時で8割方席は埋まっていました。
注文したのは天丼たぬきそばセット（1100円）
リーズナブルな値段設定で味も平均的かなと思います。

食後の休憩で「屯田の杜公園」へ。
広大な敷地には運動場、パークゴルフ場など併設されており空気も美味しくまったりと過ごしました。

休憩後「水田発祥の地」にきました。
道東オホーツク地方ではほとんど見かけない水田です。
ここには開拓者たちの試行錯誤や苦労があったようです。

本州から入植してきた人たちは寒くて稲作に適さないこの地で何度も失敗を繰り返し試行錯誤の末、ついに水田を完成させたんですね。
収穫して食したお米の味は格別だったでしょう。
しばし思いに耽けました。

こちらはJR石北本線愛し野駅。
かわいい駅名ですがさらに駅舎もとてもかわいらしいです。

桜が見られると良いなと思いながらやってきたのは「さくらの森公園」どんな感じでしょうか。

旅行当日は4月25日。
まだ2分～3分咲きといったところでしょうか。

全国的に桜の開花は早いといっても道東はこれからです。
満開の時期はとても綺麗でしょう。

鳥居から続く桜道。
映えますね。

景観も素晴らしいです。
遠くには藻琴山（999.9m）が見えます。
桜の隠れた名所ですね。

最後に端野町の歴史を学ぼうと「端野町歴史民族資料館」へ。
レトロなポストと出迎えてくれました。

残念なことに5月からの開館でした。

失礼ながら正直なにもないと思っていた端野町ですがいざ行ってみると見所たくさんありました。
国道39号線沿いには多くの大型店や娯楽施設、北見に近づくにつれ都市的な雰囲気になってきます。
町の大部分を占める畑地帯はとてもほのぼのした雰囲気です。
ノーザンアークリゾートを含む丘陵地の景観は印象的です。
素敵な町でした。
ありがとう端野町！