2022 みんな楽しい霊山紅葉ハイキング

2022/10/29 - 2022/10/30

福島県伊達市の霊山で紅葉ハイキングを楽しんだ記録です。

日程
10月29日(土)：自宅ー東北道ー道の駅伊達の郷りょうぜんー紅彩館(泊)
10月30日(日)：ー霊山ハイキング後長い長い帰路

岩山に紅葉が映え、凛々しい霊山。
アスレチック感覚の山歩きが楽しかったです。
前泊した紅彩館は食事が美味しく、居心地良い宿でした。

残念だったこと
①行き帰りとも高速事故渋滞のため大変な我慢を強いられた
②岳温泉のレストランティーポットが休業中だった。

エリア 伊達・川俣(福島)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

2022年10月29日(土)
またしても1週間前に宿の空室を見つけてしまい、東北へ。
夫の歯科予約があったので、昼近くになってから出発したのと
数か所の高速事故渋滞のためにだいぶ遅くなってしまった･･･
こんな夕暮れにようやく東北中央自動車道に入りました。
目指す霊山は多分見えている山のどれかです。

霊山インターで高速を下りて道の駅伊達の郷りょうぜんで休憩。
まだ新しそうで、とってもきれいな施設です。トイレも伊達風･･･
次の機会にはカフェでお茶したいな。

道の駅 伊達の郷 りょうぜん 道の駅

お目当てのまきばのジャージーに入店。
昼間は賑わったと思いますが、肌寒いこの時間なので空いてました。

ジェラートをダブルで(340円)。寒いけど美味しいです♪
悩みに悩んで私はミルク＆栗、夫はラムレーズン＆栗をチョイス。
霊山近くにもお店があるので、明日は抹茶＆エスプレッソにしよう
と決めたのに･･･翌日は店の外まで行列で断念。またいつか。

再び高速に乗って隣の霊山飯館ICで一般道に入り10分ほどで
今日のお宿へ。りょうぜん紅彩館に一泊します。

1週間前に空室を見つけてお宿のWEBサイトで予約。
1泊2食で一人10500円。

フロント前から見たロビー全景。
公共の宿なので空間を贅沢に使っている気がします。

りょうぜん　紅彩館 宿・ホテル

和室10畳のお部屋には布団が敷かれていました。
空気清浄機や加湿器、エアコン完備のお部屋です。
ベランダには椅子も置かれていて森林浴できます。

壁掛けのテレビはよく映り、wifiも良好です。
入口も広々でトイレ、洗面もゆったり。

到着して間もないですが18時に夕食をお願いしました。
(18時半、19時との3択）
ロビー奥に売店があり、その右手がレストランです。

地の食材を使った盛沢山の料理が並びます。
自家製林檎酒から始まり旬彩四点盛の先付で食欲増進。
お造りには湯葉も入ってました。
焼物は鰆の西京焼、フカヒレ風饅頭の煮物は初めての味。
洋皿は福島牛のローストビーフ。付け合わせの野菜も美味しいです。

凌ぎの翡翠めん。
霊山周辺での名物らしく売店でも売っていました。
霊山にんじんが練りこまれているそうです。

強肴で出された米茄子田楽のボリュームがすごい。
くりぬいた茄子とお肉が大量に載っていて甘辛い味噌味で
ご飯が進むのですが、全部は食べきれず申し訳なく･･･
夫はヘタ以外は完食してました。

青しそ御飯と滑子汁、名物のりょうぜん漬もさっぱりとおいしく。

デザートは自家製プリンです。
リーズナブルな宿だからと油断していたらいい意味で裏切られました。
福島愛のつまったお料理、満喫しました。

大浴場は内湯だけで温泉ではないのですが
霊山の湧き水に霊山にんじんエキスが入っていて
良く温まるさらりとしたお湯でした。
明るい時間なら霊山の山並みを見ながら入浴できたと思います。
夜は23時まで、朝は6時~9時で入浴可です。

翌日10月30日(日)の朝、
ベランダに出てひんやりとした空気を楽しみました。
遠くに吾妻連峰が見えていましたが雲がかかっていて残念。

6時半に車を霊山登山口に移動させておきました。
お宿からは300m上がるだけなのですけど、8時には埋まってしまうと
チェックイン時に聞いたので朝の散歩がてら駐車しに行きました。
凛々しい山に目が釘付けです。

6時半の時点でこれくらいの駐車率です。
奥に見える建物はトイレです。男女別和洋ありペーパーあり。
幟の立っているテントエリアは紅葉祭りの出店です。

登山口も下見。最初は舗装道のようですね。

朝陽に輝く霊山。紅葉と岩のコラボがいいなぁ。
晴天ですし、期待が高まります。

気が逸りますが、まずはお宿に戻って朝食をいただきます。
7時からお願いしました。籠に美味しいものがいろいろ。
御飯とお味噌汁が運ばれて美味しくいただきました。
コーヒーもいただけてゆっくりできました。

お宿に貼ってあったチラシを参考までに掲載します。
紅葉時期だけ霊山登山口までのバス便があるようですね。
土日は福島駅から往復バスが便利そう。帰りに道の駅伊達に
寄ってくれるのでジェラート食べたりお土産買ったりできてナイス！

お世話になりました。また来ますね！

日帰り入浴(大人440円、子供220円）やランチ営業も
しているので、お昼は結構賑わっていました。

りょうぜん　紅彩館 宿・ホテル

車で支度して8時半ごろ出発。

登山口で霊山道先案内人会監修の霊山ポケットガイドブックを
500円で購入しました。霊山について歴史や植物、コースの案内
などためになる情報満載で買ってよかったです！
紅葉祭り缶バッジもいただきました(^^)

よく整備された道をゆるゆると登っていきます。

次第に大岩の中を歩くようになります。

紅葉が良いですね。見ごろにあたりました。

駐車場は満車で路上駐車列もすごかったですけど、
意外に山の中は空いている印象です。

歩き出して15分ほどで最初のアスレチックポイントに到着。
ほぼ垂直の梯子を上って岩の上へ。(上り下り各々梯子あり）
槍ヶ岳の最後の梯子を思い出します。下りの最初の1歩が怖い･･･

上がった岩の上が宝寿台。
麓から直立する絶壁は70mあるそうで結構な高度感。

吾妻連峰は雲の中だけど絶景を眺めることができました。
目の前の岩山と紅葉がきれいです。

左中央に見えるのが昨夜泊まった虹彩館と
その手前に登山口駐車場。
中央やや右に見えるのは霊山こどもの村。

鮮やかな紅葉を見ながら先へと進みます。

続いてのポイント、見下し岩に到着。

ここもなかなかの高度感を味わえました。

登山口駐車場とその右の森の中に昨夜泊まった虹彩館、
奥に見える道路は東北中央自動車道です。

ここからも岩と紅葉のコラボを楽しめました。

続いて天狗の相撲場。面白い名前(^^)

鉄階段を上った先に8畳ほどの広さの岩が突き出ています。

ここからは国司沢の絶景が間近に望めます。

反対側もよく見えます。
ここはかなり突き出た絶壁の上にあるのですね~

その後も真上の紅葉を楽しんだりしながら進んで

ハイライトの護摩壇入口に到着。
ここでいくつか道が分岐してますね。
春はこのあたりにニリンソウが咲くようです。

親不知・子不知の岩場歩きの始まり。
大岩を削った道ですね。黒部の水平道を思い出します。

中には屈まないと頭をぶつけそうな場所も。

岩の隙間を抜ける場所も

ここも身を屈めて通り抜けます。

抜けたところが護摩壇です。
霊山寺の僧が護摩を焚いて修行した岩場と伝わっているそうです。

ここからは左から安達太良山系、吾妻連峰、飯豊連峰･･･と
見えるようですが、今日は、雲の中。
見晴らしよく気持ちの良い場所でした。

この先ちょっと登りです。
上の方に見えるあの橋を渡るようですね。

その橋から下を見下ろします。

ほぼ平坦な道に出て紅葉散歩を楽しみます。
危険地帯は終わったのかな。

陽だまりの中、平和な山歩きです。

広場に出たと思ったら国司館跡でした。
ここには礎石が埋められていたそうで
陸奥国の国司が政務を執り行っていたと考えられています。

その後霊山城址を通り過ぎて西の物見へ。
ここから見える北霊山地区にも次回は行ってみたいな。

霊山城址はかなりの広さでハイカーがピクニック中。
小学生くらいの団体さんも休んでましたね。
トイレもあって安心です。

中世霊山の様子を描いた絵図がありました。
今回、初めて知ったのですが歴史ロマン溢れる場所なのです。
平安初期(859年)、慈覚大師によって開山されました。
南北朝期には南朝側に仕えた北畠顕家が霊山城を東北南朝の拠点
としていたそうです。歴史に疎いのでもう少し勉強しますm(_)m

霊山城址を出てゆるゆる気持ちの良い山歩きは続きます。

東物見岩に到着。ここが霊山山頂825mです。

登山家の岩崎元郎さんによって新日本百名山に認定されています。
本当に老若男女に人気のいい山でした。

見晴らしがよいです。
仙台市街や牡鹿半島、金華山など見えるようですが
ちょっとそこまでは判別つきませんでした。

それよりも日が当たった山の斜面の紅葉が気になりました。

これは学問岩。
僧が修行の場として学問をした場所だそうです。

その後蟻の戸渡へ。霊山火山の火口壁です。
戸隠山と違ってここは十分立って歩けますが高度感はありますね。
1か所足場が悪い場所がありますが、通り抜けできました。

ここで振り返った東物見岩方面の紅葉がきれいでした。
朝と違って曇ってきてしまい、残念。

日が当たると鮮やかです。
蟻の戸渡はスルーする方が多いようで、誰も来ない中
しばし紅葉見物を楽しみました。

望洋台はその名の通り太平洋が見える場所ですね。

ここからの眺めも爽快でした。
猿跳岩という岩場もあって夫はよじ登りましたが
私は岩の基部で断念。バランス感覚が衰えてきたので無理せず･･･

その後も岩の間を抜けたりと、飽きることない道が続きます。

トラバース道は黄葉の道。

ちょっと暗めのトーンですけど、きれいな紅葉でした。

弁天岩入口に到着。
ここからいくつか岩場を越えて行きます。

弁天岩が見えました。

弁天岩への最後の梯子はこれです。

弁天岩からの眺めはまさに絶景でした。
錦霞渓を見下ろします。紅葉が素晴らしいです。

反対側の景色もなかなか。

トラバースの登山道が続きます。

最後のアスレチックポイント、日暮岩に到着しました。

ここも梯子を上ります。
霊山はストック無い方が楽な山かもしれません。

日暮岩からは目の前に先ほどまでいた弁天岩が見えます。

反対側は宝寿台(最初の2本梯子の展望岩）が見えるとの
ことですが、ちょっとわかりませんでした。

行きに通った道と合流して登山口へと下ります。

紅葉の山肌と大岩。朝は青空だったけどすっかり背景が
白くなってしまった･･･

登山口に12時少し前に到着。約3時間半のハイキングでした。

霊山、いい山でした。
紅葉もよいけど、新緑の時期にも来てみたいな。

帰り道、ずっと下まで路上駐車の列が続いていて
霊山の人気に驚きました。確かに面白くていい山でした。

地元の方が交通整理してくださっていてありがたい限り。

まきばのジャージーは店の外まで行列だったのでジェラートは
断念して霊山飯館ICから高速に乗りました。
右手に見えてきた霊山とお別れ。

伊達市中心部に近づくと山が見えてきました。
左から安達太良山、吾妻連峰です。

高速を途中で下りて福島市内でガソリン給油し、東北道へ。
福島市内では吾妻小富士が良く見えました。
二本松ICで下りて岳温泉を目指すもお目当てのレストランは休業中。
失意のまま高速に乗って今度は数か所の事故渋滞に撃沈･･･

結局栃木県内で高速を下りて茨城県まで一般道を走りました。
途中の温泉でリフレッシュし、セイコーマートを見つけて大喜び♪
ここでパワーをもらってどうにか家まで帰り着きました。
12時に霊山を出て帰宅が21時･･･過酷な帰路でした。（夫に感謝）