2022/07/22 - 2022/07/23
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kirinbxxさん
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青森県に温泉はたくさんありますが、今回選んだのは本州北の果ての海沿い青森県下北半島風間浦村で、幾百年ものあいだ湯治場として親しまれてきた「下風呂温泉郷」です。
昭和、戦後の文学潮流を変えた文豪・井上靖が「海峡」の最後の部分を執筆するにあたり、「ここなら渡鳥の声が聞ける」と紹介されて滞在したという湯治場です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
強い雨の中、路線バスに揺られてやっと到着しました、下風呂温泉です。バスは1日に6本、念の為明日の出発時刻を確認しておきます。
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バス停の前にあるのは、新しくて立派な温泉施設、海峡の湯。2020年12月1日にオープンした村営の入浴施設です。3つの異なる泉質の温泉、休憩スペース、食堂もある立派なもの。ヒバをふんだんに使い、総工費7億3千万円、津軽海峡を眺めながら浸かれるとは・・村営なので、村民は150円、70歳以上と中学生は100円。いいなぁ・・・・・・
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朝は7時か8時から、夜も20時30分までと営業時間もしっかり。
これがオープンする前の日まで、「大湯」「新湯」という二つの共同浴場が営業していたのですが、この施設に交替しました。そして、この施設の建っているところが、井上靖氏が逗留していた長谷旅館の跡地。3つの温泉はそれぞれ、大湯、新湯、長谷旅館に引かれていたものです。2階には井上靖氏が執筆に使っていた部屋が復元されてるんだとか。 -
バスを降りたときも雨、海峡の湯の前で雨宿りしながら、電話でこの日の宿に場所を確認、すぐ近くです。妻は足が痛いのもあって、迎えは来てくれないのかとか、雨が降っているのにとか、坂がイヤだとか(それは私も同じ)文句をタラタラ。それでもまぁなんとかたどりつきました。
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こちらがフロント。奥が食堂。あまり人手は多くなさそうです。まぁ、夕食準備に忙しい時間、これじゃお願いしても送迎は無理だったでしょう。
実は、最初に予約したのはお向かいにある「まるほん旅館」でした。ところが、女将さんが間の悪いことに、COVID-19ワクチン接種がこの日になってしまったとか。副反応が強くて動けなくなっては、お客様に迷惑をかけるので、お向かいのさが旅館に変わって貰えないか、と言われました。
小さな旅館で女将さんがいないとどんなひどい目に会うか、重々承知しているのでお申し出を快諾。 -
なんと部屋はエレベーターなしの3階。さが旅館の女将さんは「3階だけど、眺めがよくて津軽海峡から北海道まで見える部屋を用意します!」と張り切ってくれました。私たちもも大いに楽しみで・・
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でも・・・これ。
女将さんも申し訳ながっていました。そして、妻の荷物を持って上がってくれました。いや、これは大助かり。そうでなければ、私が持って上がる羽目になるところでした。女将さんは働き者で気さくで親切で、本当にこういう商売に向いた方です。 -
お茶菓子はこれ。夕食がじきなので、食べませんけど。
部屋には(下風呂温泉にはない宿もあるようです)エアコンがありました。トイレもあるけれど、冷蔵庫はなし。 -
最初にすることは、もちろんお風呂。3つの源泉のうち、新湯をひいているそう。ちなみに、宿泊する予定だったまるほん旅館は大湯だそうです。
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エレベーターはないので、やっこらさっと降りていきます。
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誰もいなかったので写真撮影。全11室の旅館ですから当然それほど広くはありません。女湯も誰もいなかったそうです。女湯の方は妻の好きなちょい熱め。
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さて、さっぱりしたらいよいよ夕食です。うーむ。この豪華さは一体なんでしょう。あらかじめ調べておいたとおり、肉など一切なしのお魚総攻撃。望むところであります。さすが7月の下北、イカ料理がいろいろ。そしてウニもあります。
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最初はまるほん旅館を選んだのですが、その理由はアワビとウニがつく夕食プランが魅力的だったから。。変更の連絡のときにさが旅館の女将さんにもこの二つを食べたい、ということを伝えてありました。
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刺身もちょっと内容が違いました。料理は、どれも新鮮な魚を使っているし、そのせいか煮物なども恐れていたほどの甘辛さではありません。燗酒と冷酒とともに美味しくいただきました。この夕食を含めて一泊二食で1万円と1万2千円でした。
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翌朝。やっぱり雨です。この真正面に津軽海峡が、そして北海道があって晴れていればとてもいい眺めだそうですが。。。残念無念。
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雨が小降りになっていたので、私は近辺散策に。妻は足が痛いので歩くのはイヤ、3階までまた上り下りするのはイヤだと動きません。
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鉄道アーチ橋メモリアルロード、ってなんですかね。
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随分ときれいに整備された遊歩道です。
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これはどうみても線路です。私たちのような単なる観光客は、「へー、きれいに整備してあるなぁ」「足湯があっていいなぁ」なんですが、どうやら廃線マニア、廃墟マニアには大いに気に入らないようです。
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この駅名票は当然ながら再現されたものですね。
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そして今はここに足湯があります。下風呂温泉旅館組合おかみの会のメンバーで清掃を実施し、きれいな足湯が管理されているそうです。
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下風呂温泉の由来を示した掲示板。近代では、井上靖が逗留して「海峡」を執筆したことが知られていますが、この温泉郷はなんと室町時代から続いているそうです。江戸時代には菅江真澄という旅行家、博物学者によって広く紹介されたとか。
菅江真澄は三河の生まれですが、仏ヶ浦や十和田湖にひかれた大町桂月と同じく旅にとりつかれるようにして、蝦夷や下北半島を旅し秋田に長くとどまりました。超がつく筆まめぶりで膨大な著作を残しています。 -
由来を印したものがありました。なるほど、下北駅から大間町(本州最北端)まで鉄道を牽こうとしたんですね。但し、工事の困難さと完成後の採算性の悪さが予想されて後回しに・・・
太平洋戦争が始まると、津軽海峡防衛の必要性から工事が開始されたものの、結局資材不足のために昭和18年2月工事は中止されました。 -
下風呂温泉は、交通至便な都会近くの温泉場とはまったく違う、風情のある温泉郷のようです。旅館もいくつもありますし、公共浴場もあり、源泉が3種もあるのも魅力的。大間と合わせて、また訪れたいと思います。但し、次はすかっと晴れた、本マグロの旬に。
イカ刺しと美味しい焼き魚が印象的だった朝食を食べて出発。
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