2022/07/23 - 2022/07/24
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kirinbxxさん
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三内丸山遺跡をざっくりと見学したあとは、弘前へ向かいます。あわや予定の列車に乗り遅れそうなところを親切な車掌さんに救われ、無事予定通りに到着。
予約してあったイタリア料理店での夕食、地元の人たちで賑わうバーでの一杯を無事に楽しむ事ができました。
翌朝は、弘前城公園で朝の散歩を満喫、このあたりに住んでいる人たちがうらやましくなってしまいました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
三内丸山遺跡から新青森駅に戻るのに予想外に時間がかかってしまったため、弘前に向か特急つがる6号に危うく乗り損なうところでした。もともと走るのが死ぬほど苦手な妻ですが、先に私が全力疾走してホームへ辿りついたところ、階段をそれでも必死でよたよたと降りてくる妻を車掌さんが発見、親切にも待って下さいました。誠に有り難いことであります。何せ、これを逃すと次の列車は約50分後ですから。
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弘前市はバス路線がたくさんありますが、私たちが利用するのは、この土手町循環100円バスです。
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やってきたバス、「あ」の12番!こんな若い番号のナンバープレートを見るのは初めてです。
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それでは出発。
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今夜の宿はこちら。露天風呂があるのが売りのドーミーイン。チェックインしようという客がたくさんいて結構時間がかかりました。
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テレビ、ちっさ!まぁ、テレビをのんびり見ている時間もありませんが。
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部屋から見る眺めはなんということもなし。割と近いところに五重塔が見えます。明日の朝の散歩に手頃な距離のようです。
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最寄りバス停も本町でしたが、夕食に向かう途中にこんなものが。日本全国、どこにでもある町名ですが、由来はいろいろなのですね。奥にある白い建物、多分ねぶたの準備中なのかな。
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この日の夕食はこちら。弘前はフランス料理店が多く、レベルも高いという情報もありましたが、東京でお気に入りの、そしてとびきりのフランス料理店2店に行く予定なので、あえてイタリア料理で。 Osteria Enoteca Da Sasinoさん。完全予約制、おまかせコース(本体1万3千円)のみ、キャンセル料あり。
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この日は満席の案内が出ていました。
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一番乗りだったので店内の写真を。
夏、短距離とは言えども歩いてイタリア料理店に来たのですから、まずは泡を。もちろんスプマンテ。そのあとは、イタリアワインについてはほとんど知らないし、そもそもこの店を選んだの理由がシェフの「料理だけではなく、自ら野菜や生ハム、チーズ、ワインまでを素材から作り出す姿勢」に興味をもったからですから、そのワインを飲みたいもの。というわけで、一人7千円のワインペアリングで。
料理とワイン合わせて2万円、これにコペルト、サービス料、税金が乗って二人で5万円と少し。料理の中には、ちょっと目を見張る出来のものもあり、弘前にまた来る機会があれば再訪もあり、ですね。 -
ホテルから道路を一つ渡ったところが歓楽街になっているようです。なので食後酒はレストランではなくてそちらのバーで。評判のよいこのバー、どこから入るのかわからずうろうろ。やっと店内にたどりつくも、この日は貸し切りとのこと。
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そこのバーテンダーさんに教えてもらったのがこちら。
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シックなカウンター。リンゴを使ったカクテルのほか、一通り銘酒が揃っています。フードメニューも豊富。上の階が大いに繁盛しているようす、驚いたことにたった一人で切り盛りしていました。それはさすがに無理があるような・・・・
感じの良いお店だったので、またドーミーインに泊まることがあれば飲みに行きたいものです。そのときまでに、お運びさんを雇っておいてくださいませ。 -
翌日、朝風呂を楽しみます。こういう休憩所もあります。
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昨夜は気づきませんでした。真夏のこと、こういうものが用意されていました。
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五重塔があるのは、こちら最勝院です。五重塔は重要文化財に指定されています。
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うさぎ???なぜに??台座に「卯歳一代御守護尊 文殊菩薩」とあります。調べてみると江戸時代からの津軽地方の風習に「津軽一代様」というものがあり、自分の干支によってお参りすべきところが違うそうです。ここ最勝院の文殊菩薩は「卯」の一代様、ということですね。
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家族それぞれの一代様はたいていはバラバラですから、全部にお参りするのだとすればこれは大変かも。(ざっと調べた限りでは、かなり遠いところにしかない干支もあるようです)
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門をくぐって進みます。
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7月だというのに、美しいですね。
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こちらが本堂。これは新しい建築です。最勝院は江戸期に創設されたのですが、この場所へは明治になってから移転してきたそうです。
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五重塔と鐘楼が見えます。鐘楼は、例によって戦時中の供出で鐘を失っています。戦後、商工会が中心となって再建、最勝院に寄進されて「平和の鐘」として撞かれているのだとか。
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五重塔です。
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この塔は、現在でこそ金剛山最勝院の所属ですが、昔は連光山大圓寺という、江戸時代にこの場所にあったお寺のものでした。津軽の英雄、津軽為信の津軽統一の際に戦しした敵味方の将兵を供養するために三代藩主の時代に建てはじめられました。完成したのは四代藩主の時代。
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国の重要文化財指定の五重塔としては日本最北端に位置しています。
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聖徳太子堂、現在でも大工等職人八職で構成された聖徳太子講が毎年四月初旬に行われています。
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次はこちら、弘前城跡へ。春はもちろん桜の名所として大きな賑わいを見せる場所です。桜の頃ならホテルからゆうゆう徒歩圏内です。
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三の丸追手門は重要文化財に指定されています。昨年8月から今年いっぱい、保存修理工事が行われています。他にも石垣と天守は一昨年から2028年まで、様々な工事を行って保存につとめるとのこと。
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もっとも、この日の目的はこちら。このために朝に来たのでした。
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弘前城には、蓮池壕とよばれる壕があります。東内門外橋(唯一の石橋)の北側にある壕です。もともとは、本丸の西の防御のために、岩木川の河岸段丘の崖下に備えた壕です。本丸は段丘の崖の上にありますから、その標高差17メートル。そこに咲き乱れるこの蓮は大賀蓮、別名を古代蓮といいます。
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その名の通り、弥生~古墳時代の遺跡から発掘された2千年以上前の蓮の実からとった3粒の種のうち、1粒だけ育成に成功した物です。「世界最古の花・生命の復活」として世界的なニュースとなり、育成した植物学者大賀一郎博士にちなみ命名されました。
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弘前公園緑地課のある役人が大賀一郎博士の親戚だったそうです。当時、「古代蓮の北限」は岩手とされていたため、親戚から譲って欲しいといわれた博士は「弘前で育つかどうかはわからんが、それでもいいなら」と分けてあげたのだとか。
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無事、見事に育ちましたね。
当然、当時はここが北限でした。(現在の北限は北海道北見市です) -
ちょうどあじさいも見頃でした。
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花筏を泳ぐ動画がよく話題になる鴨ですが、もちろん夏もいます。
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完全に人慣れしていてこんな風にすぐそばをとことこと。
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別のお濠に咲く、こちらは睡蓮ですね。
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小さな花です。
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弘前公園、ごく一部を歩いただけですがとてもきれいに清掃・整備されています。この日もそこかしこで作業をしている人たちを見かけました。当然ながら有料区域もありますが、開園時間以外は柵や門のあるところ以外は無料で散策可能。おまけに、弘前市に住所がある65歳以上、小中学生、外国人留学生などは無料。
これだけ立派な公園が無料、地元の人たちは朝の散歩のコースに苦労することはありませんね。
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