３年ぶりの日本ツアー（9）広島から札幌へ　鮨屋とバーのある幸福

2022/07/19 - 2022/07/19

宇都宮と日光を訪れたあと、私たちはそれぞれ、大阪と広島で所用を済ませました。そのあと広島で合流。これで、役所への届けなどの所用はすべて終了。私はついでに広島で病院に。日本の総合病院の素早さに驚嘆しました。診察を受けて検査をしましょう、となってすぐに尿検査、血液検査、レントゲンとすすみ、１時間もしないうちに結果も出て・・・オーストラリアなら一週間で済むかどうか？

さて、日本滞在の後半は、いつもの通り食い倒れ旅です。夏まっさかりの日本、とてもじゃないけど西日本や南で過ごすのはきつい。というわけで北海道からスタートです。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

最寄りのJR五日市駅まではタクシー、そこからJRで移動です。

通勤通学客に混じってJRで広島駅まで行き、そこからは空港リムジンで移動します。

空港ターミナルビルと空港駐車場を繋ぐ連絡歩道橋の下、なにやら不思議な工事風景が・・・何のための柱？とそのときは思いましたが、実はこれ、“地球・一個の球体のために” という壮大なタイトルが付いた「広島県所有」の美術作品だったそうです。広島空港民営化に伴う空港リニューアル計画によって移設するんだとか。

さすが広島、牡蠣屋がありました。

なにこれ？？？
レストランと書店が同居、牡蠣料理を待つ間に本選び、がコンセプトだそう。商売人っていろいろかんがえるものですね。

広島空港には、ビジネスレザーファクトリーという牛本革専門店があって、いつもいいなぁ、素敵だなぁ、あれ欲しいなぁ、と見とれます。今回もしばし見とれてから、ラウンジへ。

八天堂のくりーむパンでちょっと虫養い。

またまた、さすが広島、待合室にこんな看板が。大阪にはタイガースの看板はなかったと思いますが・・・

これが今日の機体ですね。着々と出発準備中なのでしょう。

無事、定時に飛び立ちました。

オーストラリアと違って日本は狭い。あっというまに北海道が見えてきました。

きれいな空と雲が広がっていました。

いやー、さすが広い。わが家の近所でもこんな感じのところがあり、やはりちょっと本州とは違いますね。

新千歳空港に到着です。航空自衛隊千歳基地が見えます。

まず迎えてくれるのはサッポロビール・クラシック。

さらに歩くと、黒ラベル。

荷物を引き取りにいくとこんな広告が。ああ、飲みたい、サッポロビール。

お昼を食べようとターミナルビルの３階食堂街へ。おお、市電！と思いましたが、これは実車ではなくてM100形のレプリカだそうです。サイズは四分の三らしい。

今日のお昼ご飯は、スープカレー。食べたことがないから、どんなものか、と。結構な人が待っていますが、行列式ではなくて記名式なので、名前を書いてちょっとぶらぶら、30分後くらいに入店となりました。

子どもっぽい字で書かれた注文の仕方がテーブルに置いてあります。

飲み物はもちろんこれ。あれだけ煽られたらこれを飲まずにはすません！

「初めての人はオリジナルからスタートしましょう！！」なんて書いてありますが、「初めてでおしまい」になりそうだし、二人なんだから、スープは２種類にしよう！ということで、チキン焙煎カレーにはエビスープ。説明にあったように、味が濃厚、思い切りエビ。ちょっと失敗だったかな。

八百屋の野菜カレー、なるものにはオリジナル。辛さはどちらも15倍、なかなか辛い。

味の方はなんてことはない。可もなく不可もなく。八百屋というほど野菜たっぷり、でもない。まぁ、スープカレーってこんなものだよ、ということは判りました。それが目的だったので、それで十分。二人で4190円なり。

スープカレーを学び、お腹もおきたのでリムジンバスで札幌市内へ。二人で往復する予定なので、ちょっぴりお得な4枚つづり回数券を買いました。

バスを待つ間、整理案内を担当していた方とのんびりと世間話。真冬の寒いときの苦労話とか、なかなか楽しいひとときでした。

札幌のホテルは、ジャスマックプラザホテル。南七条西三条、温泉があるのが選択理由なのはいつもどおり。「昭和の男性御用達のビジネスホテル」という感じでした。

この日の夕食は、4年ぶりのすし善本店です。札幌に来たから、ではなくて、ここともう一軒の寿司屋に行きたいから札幌に来たのです。日本酒を飲んで、つまみの刺身から始まって握りまでを堪能しました。ごめんなさい、料理写真はありません。目の前に来たお寿司をすぐに食べもせずに写真を撮るのは私たちには無理なのでした。

満腹したらお次はバー。私たちが住むオーストラリア・アデレードには日本でいうところの「オーセンティックバー」なんてないので、日本の、それも都会に来たらせっせと行こう。

今回は食事をした店で聞くのではなく、前から言ってみたかったバーへ。ここでもやっぱりサッポロビールが前面に。

懐かしい、ニッカの広告板も健在でした。

お目当てはここ、BARやまざき。

札幌のバー文化を根付かせたと言われている山﨑達郎さんは、わが家が愛読していた漫画「バーテンダー」にもちょっと名前を変えて登場しています。他のメディアでも見たことがあり、一度は来てみたかったのです。

すでに亡くなられたその方の後を継いで、息子さんがバーテンダーとして盛業中でした。経営者が若くなると、当然店の雰囲気は若くなり・・・私たち、すでに還暦を迎えた酒飲みシニアにはちょっと馴染まないかな。

大都会の夜の楽しみはバーホッピング。というわけで河岸を変えた先はこちら。BARやまざきの近く、そして山﨑さんのお弟子さんが独立して開いたお店です。

カルヴァドス、久しぶりに飲みました。

アイラモルト好きの連れ合いはこちら。
都会はいいですね、バーがたくさんあって。
この日はこれでおしまいです。