3年ぶりの日本ツアー（１）3年ぶりの飛行機旅

2022/07/04 - 2022/07/05

私が最後に日本に行ったのは2019年10月。その次の予定は2020年4月でした。しかし、COVID-19のせいで居住国オーストラリアは、市民権または永住ビザを保有する者の海外渡航を厳格に制限し、親の死に目にすら会えない状況となりました。また、この国は連邦制であることから、州を超えての移動にも制限がかかりました。国内線ですら、それぞれの州の許可がなければ搭乗できなくなったのです。

それらの規制も今は撤廃され、日本でもオーストラリアからの帰国者は入国後の隔離も必要なくなった、ということで今回、３年ぶりに日本に行くことにしました。本来なら7月などという時期に行きたくはないのですが、諸般の事情でこれ以上先延ばしにするわけにもいかず・・・・日本の条件（ワクチン、検査、アプリ導入など）はめんどくさい、の一語につきますがそれも仕方がないと諦めて。

3年ぶりの飛行機旅、アデレードからシドニーへカンタス航空の国内線で、シドニーから羽田へは日本航空での移動です。

空港ターミナルに入るのも実に久しぶり。この混雑がなんだか嬉しく思えた初日となりました。

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 2.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日のアデレード発は12時50分、ということでまず朝のうちに自家用車で空港に行き、チェックインして大きなスーツケースを二つ預けておきました。その後改めて自宅近くのバス停から出発。

わが家近くから空港まで直通のバスはないので、ここで乗り換えです。大きな交差点の角にあるのは、ヒルトンホテル。

といっても、有名なヒルトンホテルではありません。このあたりはヒルトン、という地域なのです。世界的チェーンのヒルトンホテルはアデレードの中心部に堂々と建っています。

それにしても、ガソリンの高いこと。リッター2ドル40セント近く、200円を超えています。戻るまでに少しは下がるかな？

とっくに、車内でのマスク着用義務は解かれていますが、車内表示はそのままになっています。このときは車内はがらがらでしたが、混んでいるときだと半分くらいの人、特に年配者はマスクをしています。

実に久しぶりのアデレード空港です。連邦制国家なので、COVID-19の流行がひどかったときは、州間移動も禁止されていましたから。

出発便がたくさんあるこの時間帯、以前と同じ、あるいはそれ以上に保安検査前には人だかりが。

1.5ｍ離れましょう、という施策は継続中です。でもこの混雑ではとうてい無理。

一方、カンタスラウンジの方は、わりと空いていました。

昼前になると、サラダやスープも提供されます。ただし、国内線ラウンジでは、アルコール飲料はお昼の12時にならないと出てきません。

とりあえず、ハムとチーズと野菜を挟んでトーストしたサンドイッチ、スープなどでお昼ご飯。12時になるのを待って生ビールやスパークリングワインを頂きました。

こちらがこの日の飛行機です。

いよいよ搭乗開始。

空港内でのマスク着用は任意ですが、機内では義務となっています。なので、搭乗口でマスクや手拭きなどのパックが配布されていました。

無事にシドニーに到着。ターミナルビルの中になんで飛行機が？

それは、動く歩道の周りのカバーでした。

同日乗り継ぎだと、日本まで荷物がスルーで行くのですが、今回のように一泊する場合は、いったん荷物を引き取らなければなりません。ああ、なんて面倒な。荷物を引き取り、タクシーでホテルへ。若い運転手は２時間も待っていたそうで、そのあげくに、近くのホテルか・・・と落胆しきり。ろくな接客をしませんでした。

ホテルは、ノボテルシドニーインターナショナルエアポート、シンプルで、値段の割には広い部屋のホテルです。

外は大雨だし、元々空港付近には大した店もないので夕食はホテルのレストランからのルームサービスで済ませます。ここは注文は部屋に置いてあるQRコードを読み取ってオンラインでするシステムでした。

さて、翌朝。まだ雨の残る中、再びシドニー空港へ。ご覧の通り、ガラガラです。

こんなに空いているのをみるのは初めてです。

本当に、ガラガラ。ブースの多くは閉めたままです。

免税店も、客も店員もとても少ない。

出発までのひとときは、ラウンジで。

朝が早いと、温かい料理はまだできていません。

パンやペストリーはすでに数種類そろえられています。

国際線のラウンジは、時間に関係なく酒類が、それもかなりバラエティ豊かにそろえられているのがいいところです。

そのうち、ベーコンとスクランブルエッグが出てきたので、クロワッサンと合わせてとりあえずの朝ご飯です。

ブランドショップの多くや、奥のほうの土産物屋などは閉まっています。客もコロナ以前とは比べものにならないほど少ないし、仕方のないことです。

相変わらず雨が降り続けています。

今回は日本航空なので、非常口席をとっています。

機内ではマスク着用が義務づけられています。このままで９時間、ちょっとつらいなぁ。

雨のシドニー空港の向こうに、シドニータワーを見ながら離陸開始。

さて、窓を見ると下にこんなスイッチがついています。実はこのボーイング787、窓には従来の手で下ろすシェードはありません。窓の遮光はこのボタンで調節します。これが俗に電子シェードだの電子カーテンだの言われているものです。

アメリカで、自動車向けに自動防眩リアビュー・ミラーを開発するGentex社により開発されたジェル状のエレクトロクロミック材料を使ったシステムです。詳しい説明はGentexのサイトにあるでしょうし、こんなわかりやすい記事もあります。

http://orgchemical.seesaa.net/article/440409009.html

全部の窓をCAさんが一斉に操作できるので、閉めたままの人にいちいちあげて下さいと言う必要がないのはいいですね。

一回目の機内食。牛肉、JALそばその他。ワインなどもらって、ちびちびとやります。

その機内食が出たころ、まだ私たちはオーストラリア上空・・・・ほんと、この国は広い。

二度目の機内食。ふにゃふにゃペンネ、チョコレートケーキ、フルーツ。

航路図を見るとこんな感じ。日本が見えて来ました。

電子シェードを下ろした状態で、夕日を見るとこんな感じです。

日本の大地を肉眼で目でみるのは超久しぶりです。

3年ぶりの羽田空港が見えました。

羽田国際空港に無事到着。しかし、ここから先の長いことといったら・・・そもそも、着陸から飛行機を降りるまでの時間がこれまでよりずっと長い。アプリの登録なども全部してあったので、確認作業そのものはあっさり終わりましたが、とにかく長い距離を歩かされました。アプリの画面を見せろ、と言われた場所ではなかなかWi-Fiの電波がつながらないし・・・

へとへとになってようやく入国、荷物を引き取り、ATMでお金を下ろし、どうにかこうにか今夜の宿泊地へ。

それは北千住。ホテルはココグランというところにしました。日本について最初の夕食は何がなんでも鮨でなければなりませぬ。下調べはしてみたものの決め手に欠けていたので、ここはフロントの方に聞いてみることに。すぐ近くの「にぎりの一歩」というお店を予約していただきました。（写真はありません）感じのいいお店でした。まずは刺身をおまかせで。「マスターズドリーム」という生ビールのあとは天狗舞に三千盛に明鏡止水。いい品揃えです。鮨もメニューのほとんどを食べてしまいました。なんてったって「超」久しぶりですから。2万円もしないお勘定にびっくり仰天。