2022/08/02 - 2022/08/02
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たのちゃんさん
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【プロローグ】
時は昭和50年台の半ばのこと。
この頃は国鉄の赤字がクローズアップされ始めた頃で、いろんな方面で増収策が講じられていました。
いい日旅立ちなど旅行キャンペーン、各種割引切符の発売、そして特別改札に恒例となった年1度の運賃値上げ。
特急列車が着くと、ホームの階段入口では特急券の回収を行っていましたね。これも特改の1つです。(特改:特別改札)
午前と午後とで切符の色や鋏の形を変えて不正乗車の摘発などもありました。
さて、とある国電の車内。
通勤ラッシュもそろそろ終わりという朝の9時頃のこと。
「お手数ですが、お手持ちの定期券、乗車券を拝見いたします」
まだ半分程度立ち客のいる車内をかきわけて、車掌さんがせっせと「特改」に回ってきます。いわゆる「検札」のことです。
今ではほとんど見られませんが、この当時は実に頻繁に検札が行われました。
車掌さんも手慣れたもので、「これは蒲田から乗り越しですね。あと60円です」と細長い切符の束を出し、概算峡と呼ばれるハサミでパチンパチンと目にも止まらぬ早業で4つ5つほど丸穴を開け100円玉を受け取ると同時に40円と切符をちぎって旅客に手渡し、目はもう隣の客の定期を見ています。これで1人あたり20秒程度の接客時間です。
今と違って当時の国鉄は「ありがとうございます」なんて言いません。
1枚売ってナンボの世界です。当時は乗越し切符を売ったり不正を摘発すれば報奨金が出ましたから。
運転士だって危険を発見して非常ブレーキをかけ、間に合えば「人命救助」で表彰&金一封でしたね。
その時です。
客「お手数ですが・・・」
車「??」
客「車掌さんの切符も見せて下さいな」
車「え、この車補ですか?」と怪訝そうに車補の束をその客の目の前に突き出す。
客「あ、これは新しく西日暮里の入った新券ですね。じゃお手数ですが子供の10円乗り越しで5枚切って下さい」
車掌は一瞬悪い客に当たったという顔をするけれど諦め顔で切符に鋏を入れる。
「じゃ50円、お世話様でした」おつりのないようぴったりの金額を渡すのもマニアのエチケット。
逆検札です。
*写真 1986年、4色混合編成の武蔵野線602E 北府中駅
当時は車両の全国広域配転が行われ、今では考えられない混色編成で走っていました。
(先頭からカナリア津田沼、ウグイス池袋、ウグイス池袋、エメグリ松戸、エメグリ松戸、オレンジ森ノ宮 の103系6連)
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2022-9-4 全体に見直しし、ウンチクを追加しました。
よりディープでコアな世界に誘っています。
★私鉄や地方国鉄まで範囲を広げると収拾がつかなくなるため、本稿では基本国鉄/JRの首都圏に限定した内容としているのでご承知おき下さい。
★★地図式硬券は後半36枚目以降に記載しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- JRローカル
-
車掌さんの売る切符もいろんな図柄(様式)があり、関西では駅名が表形式になっている「駅名式」だけですが、関東では地図になっている、いわゆる「図補」が主流です。
図補は『地図式特殊区間用特別補充券』というのが正式の名前です。
写真はほぼ原寸なんですが、私鉄ならともかく、国鉄では限られた面積の中にすべての駅を図示するなんてことは出来ませんね。
そこで行われたのは「よく売れるところを書き、滅多に売れないところは省略する」という荒業です。 -
こちらは千葉支社の成田車掌区の乗務員の発行した、設備符号「W-3」の様式です。山手線の向きが異様に見えますね。
乗務区間が東京ー成田間と我孫子ー成田間、千葉ー銚子間が主体なので、その区間と直通乗り入れしている上野ー我孫子間や横須賀線は全駅が書かれていますが、
距離の離れたところは主要駅しか書かれていないことがわかります。
成田から遠く離れた中央線は高尾までしか書かれていません。
更に地図が、上が北ではなく右が北になっているのが違和感を覚えますね。
まだこの頃、成田空港駅は開業しておりません。 -
駅用の硬券にしろ、車補にしろ地図式乗車券は世界的には珍しく、日本語は漢字圏なので8割の駅名が漢字3文字で収まるので、多数の駅を限られた面積に納められるわけです。
韓国でも一時地図式化を検討したことがあるそうですが・・・表音文字のハングルではローマ字で書いたのと同じことになり煩雑で認識性が悪くなるのでやめたそうです。
写真の券をローマ字で書いたところを想像して下さい。まず文字が入りきれないし、もし無理やり押し込んだら非常に見にくい券面になるでしょう。漢字だと最悪縦書きにするという禁じ手も使えますからね。 -
ではこの「図補」には一体何種類の図柄があるのでしょうか?
JR東日本では、図柄ごとに「設備符号」という英字を与えており、「記事」の下に表示しています。写真では「G」「S」「V」がそれです。
図補を廃止する前の平成4年現在33種類が確認されており、更に路線や駅の開業、駅名改称などにより都度小変更が発生すると改版されるのでフルコンプするには大変な努力が必要となります。コレクターはもう大変????気が抜けませんよ。
JR東海ではわずか5種類です。
*JR東日本 33種類の設備符号
A,B,B-1,B-2,C,D,D-1,D-2,E,F,F-1,G,G-1,H,J,K,L,M,M-1
N,P,P-1,P-2,Q,R,S,T,U,V,W-1,W-2,W-3,W-4
**アイ、オー、X,Y,Zはありません。 -
ぱっと見、同じに見える3種です。え、何がちがうって??
さて、もうここまで来ると「間違い探し」の様相となってきますね。
左から「P」「P-1」「P-2」と3様式。中央線トリオです。
元祖はPで、右の2枚はミニレビジョンアップ版です。
P-1は長野が追加され、横浜線が削除。
P-2は身延線が削除され、東海道線の大磯から先、大阪市内まで追加されています。連絡の富士急行線の小駅が省かれています。
従来はPだけでしたが、乗務員の意見をとリ入れて亜流が派生した例です。
同じ車掌区、同じ線でも電車に乗るのと列車に乗るのとでは売れ筋が違ってきます。 -
これは間違えて逆さに置いて撮影したわけではありません。
地図をよ~く見て下さいな。(;¬_¬)・・・全く同じでしょ!
これは中央線の電車区間用の様式「D」ですが、鋏を入れるには綴じた根本側(地図の下側)よりも先端の開いた上側のほうが入れやすいのです。
立川車掌区では、都心側よりも郊外側のほうがたくさん売れるので、青梅線と中央線松本方面が上に来るような上下逆の様式「D-1」にしました。
青梅線には無人駅も多いので発行頻度が高いのです。
このように車掌区の乗務区間の事情によって図補が変わることもあります。
三鷹車掌区 中央線東京~高尾間 三鷹~津田沼間
立川車掌区 中央線新宿~小淵沢間、青梅線、五日市線 -
これまでJR東日本の図補をいくつかご紹介いたしましたが、JR東海でも5種類の図補を発行しています。JR東海では設備符号を設けてはおりません。
図柄的には自社路線を太線にしています。
祭りや花火など臨時多客イベントで無人駅に出張して発売します。
JR各社では平成4年度ころまでに発券機(車発機)の導入が完了し、非常用予備にしか車補は残されていません。
現在も車掌さんが常時携行しているのは中小私鉄と大手では東武くらいなものですね。
ところでこの写真の券、1ヶ所だけ誤字がありますがわかりますか?
(正解は2枚下へGo!!) -
特別補充券といえば車内での発売だけではありません。
盆暮の混雑時、ターミナル駅の乗換通路に机を置いて近隣駅の応援社員が切符を売っていました。これは「車補」に対し通称、「駅補」と呼びます。
こちらは駅名式(左)と金額式(中、右)の2種類があり、行き先によって使い分けれれていました。首都圏以外の車補はみなこれでした。
駅名式は発駅が自由に設定できる乗車券のほか特急券、グリーン券としても発行出来ますが、金額式は発駅が固定された乗車券のみで、運賃と有効期間が予め印刷されているので扱いやすいという利点がありました。ただ運賃改定があれば残りは破棄して刷り直しとなります。常備券と違い金額を訂正して発行することは出来ません。
設備符号は地図式、駅名式、金額式と別体系になっています。 -
どうです、一種のトリビアでしょ。
全種類をここで並べてみても、だからなに?ってなるので、まず特徴的でネタになりそうなものだけいくつかご紹介いたしました。
蒐集というのは変化を求めるもので、どこで妥協するのかっていうのがその人の線引きになります。それは鉄道だけではなくアパレルでも絵画骨董でもフィギュアでもコレクションはみな同じことですね。
ちょっとでも違ったら欲しくなる、っていう心理の上ででオタク産業は成り立っているのです。
●間違い探しの答え 『小淵沢』が正しいが、『小渕沢』と印刷されている
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写真:これは車内補充券ではありません。単なる片道乗車券で、原券控除、往復、区間変更などは出来ません。無人駅の多い区間で切符を持たずに乗ってきて、車内で券売機替わりに単純な片道切符を売るだけのものです。
(「車補」ではなく「車片」と呼ばれています) -
これまで国鉄/JRに限りご紹介してきましたが、いまだに図補が現役という私鉄の例です。ただし現在は駅発売のみで車掌は発売しません。
東京地下鉄(東京メトロ)では改札外乗換が14駅もあり都営地下鉄との乗継割引も設定されていることなどから改札における乗車変更が多数発生します。
最近では磁気券による精算発行機が各改札に設置され、図補の発行頻度は減少しましたが、障碍者割引など非対応のケースもあり図補は残されています。さすがに車掌による発券はなくなりましたがレアケース対応のため各駅に設備されています。
複雑な路線網に加え、同一駅扱いの箇所も多数存在するため図版は複雑を極めています。更に相互乗り入れをしている5社7路線の地図も上下に記載されていますが西武とJRは記載されていません。。東京メトロ 東西線 乗り物
-
こちらは東京都交通局(都営地下鉄)のものですが、連絡している京王、京急、京成の路線は書かれていません。
現在では戦傷者や介護者などの特殊割引や再収受証明用くらいしか発行頻度は無いようです。
このほか東武鉄道でも車掌は車内補充券を携帯していますが、現在では地図式ではなく駅名式になりました。都営地下鉄 大江戸線 乗り物
-
関東の大手私鉄6社も以前はみな地図式の車内補充券を発売しておりました。
代表して枝線の多い、東武鉄道の本線系統(伊勢崎線)のものをご紹介します。
自社線を太線、連絡会斜線を細線で表現しています。 -
しかし連絡先の駅数が増え、地図に入りきれなくなったため2003年から様式を改め駅名式に変更しました。これだと地図式よりも3割以上収納駅数が増えますが、視覚的に目的駅が見つけられないという欠点がありますね。
「東武ワールドスクエア」がどこか、ぱっとわかりますか?
当然、路線のつながりは知らないとわかりません。
関西地区の車内補充券は伝統的にこのような駅名式が主流でした。
ps:ハッキリ言って駅名式は時刻表見てるみたいでつまんない(個人の感想です)
みなさん、1つ上の地図式と、この駅名式のどちらが萌えますか? -
東武鉄道は。今でも関東大手私鉄では唯一、乗務員が車内補充券を携帯している会社です。
同社は車発機(ハンディーターミナル)は当面導入せず、手書きの補充券、特急券を車掌が持っています。同社は収集家にも好意的で業務に支障ない限り喜んで発行していただけます。
東武では以前は地図式だったのですが。2003年3月以降、駅名式になりノーカーボン紙で入鋏はなくなりました。ハサミで穴をあける代わりに手書きで青〇が書かれています。
左が2020年の「日比谷線虎の門ヒルズ」が開業後の券ですが、2013年のJR直通特急が浦和に停車するようになって久しく経っているのに浦和が入っていません。
その後東武や直通区間に新規開業や駅名変更は無いので2023-5-5に買ってみました。え、なにかへん・・・どこか変わった??
一番左の列を見ると最下段が茂林寺前から羽生になり1列の収納駅数が2つ減っています。右下の東日本線(JR)に浦和がやっと追加されています。
しかし地下鉄(東京メトロ)を見ると、日比谷線の日比谷から先、千代田線の二重橋前から先がばっさりと削除されています。そのためJRの新宿から下に余裕が出来、空白がありますね。
直通乗り入れ先で売れないところは削除というのはよくあることですが、なぜこの時期実施したのかよくわかりませんね。
駅名が印刷されていなくても、もし「日比谷線で六本木に行きたい」という客がいたとしたら「記事」欄に「六本木まで」と書けば済む話ですから。
発行事由蘭から個室が削除され、座指と特座が追記されたので2023-3月よりドア口発売と車内発売の特急加算料金を新設した関係なんでしょうか。 -
では今でも現役で地図式の補充券が買えるのはどのなの?となりますが、野岩鉄道があります。
ただこの会社は変則的で車掌は発券機しか持っていません。
新藤原駅、会津高原尾瀬口駅の2か所の窓口にあります。
連絡運輸を行っている、東武鉄道、会津鉄道、東京メトロの日比谷線と千代田線が網羅されています。ただ東武の獨協大学前が駅名改称前の松原団地のままでした。
当面改版しないようです。 -
<以下付属領域です。逐次記事追加変更予定>
続いて上記以外の国鉄/JRの図補をアルファベット順に紹介してゆきます。
設備符号【F】
発売線区 山手線内回り 赤羽線
設備箇所 池袋車掌区
*当時山手線は、内回りが池袋、外回りが品川の担当でした。
F図補
ー-----------------
コラム 設備符号について
設備とは国鉄用語で「乗車券類を発行箇所に配備する」という意味で、ある駅の窓口Aに入場券が置いてあることを「A窓口には入場券の設備がある」という言い方をします。
国鉄の首都圏本部では、同一様式の乗車券を複数個所に設備することが多かったので、様式ごとに「設備符号」を設けて請求と制作事務の簡素化とミス防止を図りました。
補充券では英字を使っているので「設備符号」
硬券では数字を使っているので「設備番号」と呼びました。
配備されている場所を「設備場所」と呼びます。
役所や民間企業で一般に「帳票番号」「様式番号」などといわれているものと同意味です。JR山手線 乗り物
-
設備符号【H】 真岡線は第三セクター化により1987-4廃止(H図補)
発売線区 真岡線 水戸線
設備箇所 水戸車掌区
H図補
『車補にあまり興味のない方は、下から3枚目までskip↓↓』 -
【余談】硬券の設備番号
[設備符号の話題のついでに・・・。]
写真の乗車券右下の (4)、右上の(908)、特急券の(2050)が設備番号です。
これらの様式の乗車券は特定の1駅だけでなく、あちこちの駅で同じものを売る必要があるからです。東京都区内発の乗車券は都区内の駅だけではなく、国分寺とか市川など周辺の駅でも売っていました。この場合「乗るときには都区内入口の西荻窪(小岩)まで券売機で買ってください」と案内します。その方が運賃も安くなり旅客に有利となるため多く行われていました。
そんな変則な売り方をするかどうかは係員の判断ですが、「〇〇駅には親切な駅員さんがいて、トクするように切符売ってくれたよ」というクチコミが広まり、ひいてはその駅の集客力が増す(増収になる)わけです。
乗車券の請求は駅ごとなので、様式に番号を決めておいたほうが請求する駅も印刷する側も便利です。あらかじめ様式集を駅に配布しておき、駅では
「設備番号908の券を100枚、券番号は1501から1600」というふうに請求します。
印刷場では予め表面だけ印刷しておいた在庫に、裏面へ発行箇所と券番号などを印刷して駅に送ります。その方が納期短縮になります。
通常の硬券では表面に発行駅名が書かれていますが、設備番号つきの券では裏面に印刷されます。(例 ⑫有楽町駅発行 など 12は窓口の番号で、通常表口は1から、裏口は11から番号が付けられていました)
写真上の乗車券は裏を見なくても鋏こんから秋葉原駅発行と推測できます。
改札鋏こんは東京都区内、山手線内の各駅では被らないように配置されていました。
これと同じ鋏こんは大磯駅、日光駅、軽井沢駅、日立駅などです。 -
規程別表より抜粋
日本国有鉄道 首都圏本部 設備番号表(S49-10-1版)より
各駅に配布されている「常備片乗車券」の様式集の一部です。 -
東京山手線内発 地図式 同一図柄で4世代があります
改訂日/発売額 S49-10-1 S51-11-6 S53-7-8 S54-5-20 キロ程
設備番号:1 290円 460円 520円 590円 51-60
2 340円 520円 610円 700円 61-70
3 390円 600円 710円 810円 71-80
4 440円 680円 800円 910円 81-90
S55-4-20から東京山手線内の扱いが東京から101キロ以上に変わり1~8廃止
上記設備番号表の「9」が「1」となり順次繰上げる。
あるある Q:設備番号で一番大きな数字はいくつ?
A:横浜市内から直江津ゆきの1121が確認されています。
脱線したので話を元に戻します。 -
設備符号【E】 身延線はJR東海に移管により1987-10廃止 (E図補)
発売線区 身延線
設備箇所 甲府車掌区 身延駅
E図補JR身延線 乗り物
-
設備符号【J】
発売線区 南武線
設備箇所 矢向車掌区 川崎駅
J図補JR南武線 乗り物
-
設備符号【K】
発売線区 総武線 内房線 外房線 成田線 横須賀線
設備箇所 東京車掌区 品川車掌区 大船車掌支区
東京駅 有楽町駅 新橋駅 浜松町駅 田町駅 品川駅
東京駅旅行センター 横浜駅 大船駅
新日本橋駅 馬喰町駅 飯田橋駅 市ヶ谷駅
これは、図補の末期時代、恐らく一番枚数のたくさん売れた様式かもしれません。
夏休み、冬休みの混雑時期、東京駅などの乗換え通路に多数のブースを設け乗り越しや乗車変更の扱い、自由席特急券、グリーン券などを売っていました。
写真の券は、図補の終焉がささやかれ出した平成4年の7月、東京駅で購入しました。総武地下ホームへのコンコースや中央通路などで複数の駅からの「出張販売」が行われていました。
JRも国鉄も、駅ごとに営業成績を競っており事務室内に実績グラフが張り出されるため、各駅販売2名、呼び込み1名を投じ、熱心に「切符購入」を勧誘していました。これは一番呼び込みの声が大きかった馬喰町駅の発行で、房総特急での海水浴客がターゲットです。
右上に空白スペースがありますが、木原線がいすみ鉄道に移管されたため削除された痕です。
K図補 -
設備符号【L】
発売線区 両毛線 日光線 烏山線
設備箇所 小山車掌区 宇都宮車掌区
L図補 -
設備符号【M】
発売線区 常磐線 水戸線 水郡線
設備箇所 水戸車掌区 平車掌区 原ノ町車掌区
原ノ町駅
M図補 -
設備符号【N】
発売線区 東北線 日光線 高崎線
設備箇所 上野車掌区
N図補JR東北本線 乗り物
-
設備符号【P-2】
発売線区 横浜線
設備箇所 八王子車掌区
P-2図補 -
設備符号【Q】
発売線区 横須賀線 山手線外回り
設備箇所 品川車掌区 大船支区
成瀬、十日市場両駅が開業したとき改版した箇所が不自然に折り返しています。
Q図補JR横須賀線 乗り物
-
設備符号【R】
発売線区 埼京線 川越線
設備箇所 大宮車掌区
R図補JR川越線 乗り物
-
設備符号【S】
発売線区 常磐線(電車区間)
設備箇所 松戸車掌区
S図補JR常磐線 乗り物
-
設備符号【T】
発売線区 武蔵野線 京浜東北線
設備箇所 大宮車掌区浦和支区
T図補JR武蔵野線 乗り物
-
同じく【T】の、京葉線新木場開業後に改版されたものです。
T図補 -
設備符号【U】
発売線区 高崎線 上越線 信越線 吾妻線
設備箇所 高崎車掌区
U図補JR高崎線 乗り物
-
設備符号【V】 足尾線は1989年第三セクター化により廃止(V図補)
発売線区 両毛線 足尾線
設備箇所 桐生車掌区
桐生駅 足尾駅 通洞駅
V図補 -
設備符号【W-1】
発売線区 総武線 内房線 外房線 東金線 久留里線 木原線 鹿島線
設備箇所 千葉車掌区 大原派出区 木更津派出区 安房鴨川支区
錦糸町駅 両国駅 千葉駅 佐倉駅 銚子駅 茂原駅
上総一ノ宮駅 勝浦駅 安房鴨川駅 木更津駅 館山駅
成田駅 佐原駅
設備符号【W-2】
発売線区 総武(快速)線 中央総武緩行線
設備箇所 津田沼車掌区 -
設備符号【W-4】
発売線区 京葉線 東金線 内房線 外房線 総武線
設備箇所 京葉運輸区 蘇我駅 海浜幕張駅
1988年、京葉線の新木場・南船橋開業に伴い新設された様式で、JR化後最後の新様式となりました。1990年に東京まで延長開業された区間が追加されている希少な券でこの1年以内に車発機に置き換わり図補は発売されなくなりました。
1992年に千葉港が千葉みなとに改称されていますが、この改版が行われた券は発行された形跡がありません。印刷されていても、どこかに非常用予備として眠っているのでしょうか。
JRになってから、B-2、G-1、F-1、M-1、W-4の5様式が誕生しています。
民営化により担当乗務線区の変化や車掌の意見を多く取り入れ、使いやすくしたためでしょう。
W-4図補JR京葉線 乗り物
-
これは模擬券で、裏はメモ帖です。
版権の関係で国鉄地紋になっています。
しかしいくら図補は現役でなくなったとはいえ、こんなものを売ってもいいのでしょうか?
設備符号【C】
発売線区 相模線
設備箇所 茅ヶ崎車掌区
茅ヶ崎駅 橋本駅
C図補JR相模線 乗り物
-
これは1973年3月までの旧様式で幅が70mmです。
上記はみな同4月以降の新様式で、幅が10ミリ広がって80mmになり、収録できる駅数が増えました。
1973年4月1日、武蔵野線が開業して電車区間(元国電区間)が215駅から338駅に拡大されたための措置です。
この写真をよく見て下さい。上野の次の尾久駅が書かれていませんね。
尾久は東北本線の列車駅で、電車駅ではないからです。
この時期の図補にはみな描かれていません。
旧D図補 -
ここで懐かしい地図を2題。
上は「国電案内図」
昭和48年3月31日まで電車のドア上に貼ってありました。
ところが、翌4月1日になると下の地図に貼り替えられていました。
エープリールフール?!?!?!
「東京近郊区間」!! この日から営業規則の改訂です。
この区間内は50キロを超えても下車前途無効・・・つまり片道切符で改札から出られない。ただし大回り乗車(迂回乗車)の範囲も増え、30円1日旅行が出来るようになったのです。
該当駅数も215駅から338駅に増えたことにより、車補も幅広に変わり駅で売っている切符も増えた駅に関わるものは、新しくなりました。
この時から地図式乗車券が大幅に増え、小山⇔大月など160キロ770円の地図式きっぷが登場しました。
非電化の八高線や川越線、相模線が電車特定区間に加わったことに当時大いに疑問を感じたわけなんですが・・・(今は電化されました)
カメラが良くなかったので不鮮明な地図でごめんなさい。
高尾、大宮、取手、千葉、大船までだった電車特定区間が、
大月、熊谷、小山、土浦、上総一ノ宮、木更津、平塚まで広げられています。 -
時代は遡って昭和29年、鉄道院時代の車補です。
浅川、与瀬、武蔵野競技場前、下十条、聞いたことのない駅も書かれています。 -
では最後に特異な例をご紹介して締めましょう。硬券の例です。
国鉄の首都圏では、モノクラス化(2等廃止)の昭和44年以降100キロまでの近距離の切符に地図式を意欲的に取り入れました。
これは「電車券」と言われる小さな券面(B型)に、20駅程度までの着駅を表示できるので駅に設備する乗車券の口座(種類)を減らすのに大いに役立つわけです。
運賃改定があっても、発売金額を差替えるだけで地図部分はそのまま使えるというメリットがありました。
ところが昭和61-9-1に異変はおこりました。それまで一本だった運賃が電車特定区間と幹線区間、地方交通線の3ランクに分けられることになり、行き先によって同じ距離でも金額が変わることになったのです。
地図式の場合、在庫は全部廃棄して新たに刷りなおす騒ぎとなりました。
今でも時刻表巻末の対キロ運賃表は何枚にも別かれ、新米の事務員さんでは運賃が容易に正しく計算できない事態となっています。
写真では上が改定前、中と下が改定後で中が電車特定区間の駅、下が列車区間の駅となっています。同じ駅が分けられているのがわかるでしょう。同じ距離でも運賃が50円違います。こういう現象を「口座口割れ」といいます。
で、細線はというと乗車経路に関係なく運賃算出経路しか書かれていません。
その後自動改札が主体となるので近距離券は金額式に移行し、地図式硬券は平成2年の夏ころを最後に廃止されました。 -
基本的に私は地図式乗車券、しかも印刷されて保存性の良い物しか興味がなくそれ以外は集めていませんでした。
券売機のものは数年で印字がかすれ判読できなくなるので、買ったらすぐに撮影したものが残っておりました。
1枚目は裏面の白い非磁気券で、最初から印字が薄く、半年もしたら判読困難に、今では文字の大きな日付さえも読めない状態になっています。
平成15年、JRになっても通過連絡だけは地図式が残っておりました。
JR線内の券は昭和61年以来券売機券は金額式に変わっていました Σ(゚д゚lll);;
最近の券売機や端末発券の切符は、時間が経つと印字が薄くなったり変色するし、蒐集や記念に取っておくのには適さないと思います。
やはり昭和期のものはバラエティーに富んでいて見て楽しいものです。
当時、地図代わりに図補を買って財布に入れておく方も結構おられましたね。 -
『こんなもん、いらんわ~い』(怒)(怒)(怒)↑↑ごみだ~!!ゴミ。
番外!例外!!枠外!!!
こんな写真、ムカっ腹が立つので↑↑ホントは載せたくないのですが、「そんなにヒドいの?」って聞かれたのでとりあえず撮ってみましたよ。
上:昭和58年 国鉄(荒川沖1260円) 39年前
中:平成13年 遠州鉄道(第一通り100円) 22年前
下:平成17年 東京都交通局(上野動物園西園) 18年前
これ見て気づいたけど、地紋のあるほうがマダラに消えますね。インクのある所は残っており、白いところが消えています。
でも白紙の東京都のは変色して褐色。最初は綺麗な白地に黒だったんだけど。
いずれも裏の白い非磁気化券ですが、現在のJRの磁気化券のほうが改良されいくぶん持ちは良くなったみたいです。
感熱紙の退色は、水、油脂、アルコール、可塑剤、有機ガス、紫外線などによっておこるとされており、防止する方法は無いそうです。
汗や皮脂でベタベタの手でさわると数時間で指紋の形で消えます。
60℃以上だと反応して真っ黒になります。
買ってすぐガラス瓶で密閉し冷暗所に置いてもダメでした。瓶に窒素かヘリウムでも入れればまだマシだったのかもしれませんが、簡単には出来ませんからね。
結局、感熱紙は蒐集にはムリポ。┐( -"-)┌...
お目汚し失礼いたしました。
読んでも何のためにもならない旅行記ヽ(`Д´)ノ上野動物園モノレール 乗り物
-
いきなり汚い写真ですみません。背景の汚れみたいなのは地紋です。
これは券売機のきっぷを発券当日ゼロックス(PPC)でコピーしたものをアンバー気味に加工したものです。
当時、デジカメやスキャナはまだ世に無く、画像を簡単に保存するためにはこれしかなかったのです。カラーコピーはまだ出始めで1枚300円もするし置いてある所も少ない。しかしPPCって解像度悪いんですね。
でも、発券から38年経って券面が読めるということはある意味重要じゃないでしょうか。きっとこの画像は殆ど残っていないと思いますよ。
上の2枚はゴム印版のキレート式です。ゴムのスタンプに発色剤を塗って顕色剤の浸みこんだ券紙に押して濃いグレーの発色をさせています。
やがて黄化(茶色く脱色)して1年くらいで消えてしまいます。だからキレート式は定期券には使えませんでした。
一番下はドット印刷のサ-マル式です。サーマルヘッドにデジタル描画させ、感熱紙に発色されています。これは今の切符やレシートと同じですが画素数が200dpi程度だったので小さな着駅名の文字などは荒くて読みにくい。
上の写真のように消失すます。
当時、51キロ以上の券売機券に地図式が登場し知らずに額面で買って大切に保存し、数年後気が狂いそうになった方も少なからずおられたようです。
ある日、千円札が白紙になっているようものですから。 -
東京を代表する「電車の切符」といえばやはりこれだと思っています。
他の地方に行くと、切符はたいてい「・・からxxゆき」の一般式でしょう。
初めて東京に来たとき「なんて合理的なんだ」と思いましたね。
初乗り区間から地図が書かれていて路線のイメージがわかります。
休みのたびにあちこち出かけ、使った切符はもらって帰りました。
片道きっぷに地図式を導入した歴史は意外に古く、文献によると*昭和10年だそうです。山手線の環状運転が始まり乗客が大幅に増え、切符を売る合理化の第一歩だったのでしょう。昔は電車区間、上り方面、下り方面と切符を売る窓口が分かれていましたね。切符の種類が多すぎてとても1つの窓口では売れなかったわけです。
でも最近の近距離乗車券は金額式になり、さらに合理化されると共に券面の面白味と美しきが無くなりました。券売機では近距離きっぷのボタンは30個以内で済んでいるわけです。
これまでに駅で売っていた地図式券の図柄は、該当駅の数x約10種類x運賃・制度改正回数となり膨大な数となりますが、ここでは私がこれまで見て特に印象的だったものを6枚を載せておきます。
上の3枚配置関係、乗換駅がよくっわかります。
鵜原のは、房総半島のカーブの描き方が絶妙です。近隣の駅はもっと単調な絵でした。担当者の遊び心なんでしょうね。
上毛高原のは、新幹線の停車駅を一直線に4駅網羅しています。
*日本交通趣味協会 「地図式乗車券のすべて」s59-10刊 -
乗車券を地図式にする理由として、旅客への案内性向上と駅での口座数削減のメリットがあると言われていました。
では現実に最大何駅まで収納(収録?)できるのか探してみました。
手持ちの中では写真上の新町が最大で(もっと多いのもあるかもしれません)
上から右回りに、吾妻線、上越線、足尾線、両毛線、東北線、常磐線、総武線、東海道線、山手線、中央線、武蔵野線、青梅線、五日市線、小海線、信越線と実に15線区22方面駅の超広範囲にわたっていました。
この絵を見て分岐駅を全部正確に言える人はいないんじゃないか?って状態で、ここまでやると旅客への案内性向上なんて、とても言えないかも。
まあ車内のヒマつぶしに券面を見てここはどこだと、首をヒネった人もいたかもしれません。
一方最低は国鉄では2駅(写真中2枚)、私鉄では1駅(写真下)なんてものあって、もはやコストの高い地図式にする意味も無くなっていますね。 -
最後に懐かしい写真を。まだこの頃は白黒写真でした。
昭和47年の東京競馬場前駅、101系の5連です。
日中は、今鉄道博物館で所蔵されているクモハ40型1両でしたが、平日朝夕の通勤時間のみ武蔵小金井区の101系(S46までは中原区の72系)が使われていました。
この頃、地図式の切符が好きになり集め始めていました。
今、地図式といえば普通乗車券からは姿を消し、たまに記念乗車券などで売り出される程度ですが、車内補充券ならば、会津鉄道や富士山麓鉄道でJRへの連絡券を買えば地図式です。
また富山地方鉄道、小湊鉄道ほかは自社線内だけの地図式車片が売られているので車掌さんに声をかけてくださいな。(ワンマンでは売っていないので、朝夕ラッシュ時の車掌さんの乗る列車で)
駄作に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ご意見、ご感想をコメント欄で賜りたいと思います。
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