日本百名山「四阿山（あずまやさん）」日帰りソロ登山

2022/06/19 - 2022/06/19

日本百名山２４座目〈四阿山（あずまやさん）〉標高　2,354m・日帰りソロ登山・山裾では、レンゲツツジが最盛期を迎え、頂上付近では、桜の花が咲いていました。

四阿山は標高2354ｍ、嬬恋村と長野県須坂市・小県郡真田町の県境にそびえ、上信国境では浅間山に継ぐ高い山です。火山活動は古く、200万年前ごろから活動をはじめ、最後の噴火が30万年前といわれています。

花の百名山・根子岳から眺める四阿山の山容は、噂通リ素晴らしかったです。

【行き】　東京　6:28発ー（北陸新幹線・はくたか551号 金沢高さ行き）ー7:52着　上田　8:15発ー（上田バス　西菅平行き）ー9:10着　ダボス　9:20発ー＜山行＞

＜山行＞　 菅平ダボスバス停 - 菅平牧場管理場駐車場 - 展望台 - 根子岳 - 四阿山 - 中四阿 - 里宮分岐 - 菅平牧場管理場駐車場 - 菅平ダボスバス停

【帰り】＜山行＞ーダボス　16:35発ー（上田バス　上田行き）ー17:30着　上田　18:02発ー（しなの鉄道しなの鉄道線 普通 軽井沢行き）ー18:47着　軽井沢

エリア 菅平高原(長野)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

6:28発　東京駅・北陸新幹線・はくたか551号 金沢行き
乗車率は、１～２割程度とガラガラ状態。

東京駅 駅

軽井沢駅を過ぎると、右手の車窓に１週間前に登った浅間山が現れる。

軽井沢駅 駅

7:52着　上田駅。東京からやく１時間半の新幹線旅。

上田駅 駅

上田駅のロータリーに設置されている気温計は、２２℃と蒸し暑い。

３番バス停より西菅平行きバスが出発する。

上田駅 駅

西菅平行きのバスは、季節運行も含め１１本あります。

上田駅 駅

8:15　上田バス・西菅平行きバスが到着。上田駅バス停ー（上田バス　西菅平行き）ー 菅平ダボスバス停間の運賃が、大人・片道５００円は格安で助かります。

上田駅 駅

上田市街地を抜けると山道に突入。

途中に菅平ダムを通過。

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

ダムは意外と大きかったです。高さ41.8メートルの重力式コンクリートダムで、かんがい・上水道・水力発電を目的とする、長野県営の多目的ダムである。ダム湖（人造湖）は、菅平湖。

菅平ダム <菅平湖> 名所・史跡

しばらくすると高原レタス畑。

9:10着　菅平ダボスバス停。上田駅より約１時間。

ダボスの丘 自然・景勝地

バス停に設置された案内看板。

ダボスの丘 自然・景勝地

バス停には公共WCあり。用を済ませてから山行スタートです。

ダボスの丘 自然・景勝地

9:15　登山開始。先ずは、明治大学セミナーハウスを目指します。

バス停から目の前に案内看板がありました。

最盛期を迎えたレンゲツツジ。

バス停から数十メーター歩くと、ここから３Km先の分岐までは、ほぼ直線。

最初の目標にしていた明治大学セミナーハウス。

セミナーハウスの道挟んだ向かいには、良く整備された芝生のグランド。ラクビー部の夏の菅平合宿で使っているでしょう。

グランドを過ぎると、雑木林に突入するが、「クマ出没注意」の看板あり。慌てて熊除け鈴を取り出し、装着。

今日のルートの根子岳ー四阿山です。

視界の遮られた雑木林を抜けると、直線道が現れる。

直線道路の途中にネットでも確認していた通行料料金所が遠くに見えてきた。料金番人がいる。

菅平牧場 名所・史跡

料金所手前に料金看板。大人200円を払い、菅平牧場管理道路を通過する。料金は、行きだけで帰りは不要でした。片道１００円換算となります。

菅平牧場 名所・史跡

菅平牧場の料金所。オジちゃんが一人で登山者の通行料と駐車場代の徴収をしていました。

菅平牧場 名所・史跡

花の百名山・根子岳、日本百名山・四阿山の看板あり。ワクワクです。

菅平牧場 名所・史跡

ここが牧場であることが判る。

菅平牧場 名所・史跡

牧場では、「つつじ祭り」開催中。

菅平牧場 名所・史跡

赤オレンジの色が鮮やかです。

菅平牧場 名所・史跡

登山する前に道草です。この時はサングラスを装着していましたが、この後片側のレンズが外れ、紛失した。

菅平牧場 名所・史跡

牛が放牧されていました。

菅平牧場 名所・史跡

菅平牧場の脇道を直進しています。

菅平牧場 名所・史跡

牧場の売店。ソフトクリームなどが食べられます。ここまでに汗だくなので、食べたかったが、下山のお楽しみとした。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

ここが、分岐点。左：根子岳、右：四阿山となります。左側を進みます。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

登っていると牧場の木柵沿いに登っていきます。

擬木の階段がしばらく続き、山道になる前にウンザリ。

でも満開のレンゲつつじが癒してくれます。

鮮やかな赤色の花も綺麗です。

10:15　牧場展望台。バス停から約1時間。ここまでは、一般観光客が登ってきていました。ここを過ぎると登山道となり、風通しの悪い森林帯に入ります。

蒸し暑い森林帯を抜けると熊笹の草原。

高原の風が吹き、涼しいかった。写真を自撮りする余裕も出る。

根子岳は、花の百名山だけあって、花が多いです。

11:30　根子岳登頂。

根子岳 自然・景勝地

山頂には、360°の山々の名前が刻まれていました。

根子岳 自然・景勝地

眼下見広がる菅平高原。山の斜面に白く四角い物体は、ソーラーパネル。再生化エネルギーは重要ですが、何となく自然環境破壊しているような気がします。

根子岳 自然・景勝地

天気が良いので、多くの登山客が登ってきています。

根子岳 自然・景勝地

デニシュパンでエネルギーチャージして、四阿山に向かう。巨大な岩の脇に登山道（ピンクリボン）がありますが、ここで迷っている方が多くいました。リボンの他に、石にスプレー（左下）があるので、迷わにと思います。

根子岳 自然・景勝地

本日のメインデッシュとなる日本百名山・四阿山の山容を眺めるポイント。手間に熊笹の草原が広がり、森林帯の深緑のコンスラストが美しい。急勾配の崖を下り、森林帯を登り返します。

しばらく見とれる景色です。

四阿山 自然・景勝地

黄緑色の部分は、芝ではなく熊笹。

四阿山 自然・景勝地

このルートには珍しい岩山。

見頃時期は過ぎたようですが、イワカガミが群生していました。

流石、花の百名山です。

下って来た根子岳を振り返ると、初夏の爽やかな光景が広がる。

根子岳 自然・景勝地

さぁーここから四阿山への登り開始。急勾配・蒸し暑さ・スクランブル発進してくる虫達との闘い。今回も防虫加工されたワークマンのアミアミ上下を着ているので、虫達の抑えは大丈夫。

標高を上げていくと桜の花が咲いている。まさかと思いきや、他の登山者も桜に驚いていました。

６月の関東甲信越地域で、桜を見るのは初めてです。

登山道から先週登った浅間山。北西側から見る浅間山。

森林限界を過ぎて、四阿山・山頂部が見れてみます。山頂に繋がる登山道に、多くの登山客が見えます。山名の由来は、どこから見ても山の形が四阿（あずまや。四方吹き下ろし屋根の小屋）の屋根説、日本武尊が東征からの帰り、鳥居峠の上に立って東を振り返り、弟橘姫を偲んで『吾妻はや』と嘆かれた説などがある。

四阿山 自然・景勝地

山頂最後のアプローチに、半分崩れかかっている木道階段。ガタガタです。

四阿山 自然・景勝地

山頂手前の祠。

四阿山 自然・景勝地

人工工作物の石積みの中に、小さな祠。

四阿山 自然・景勝地

13:20　日本百名山２４座目・四阿山に登頂。山頂標高２，３５４ｍの標柱と大きな祠があります。菅平ダボスバス停 の山行開始より約4時間。自分で作成した登山計画より１５分遅れ。
頂上360°動画：https://www.youtube.com/watch?v=RO7DIF9b834

四阿山 自然・景勝地

山頂標高２，３５４ｍの標柱。

四阿山 自然・景勝地

高い位置に設置されている祠で記念撮影。天気が怪しくなってきました。

四阿山 自然・景勝地

急いで山ランチです。今日は、荷物を軽量化するためバーナー、ポケットストーブ、アルコールストーブ類は持たず、山専ボルトのお湯で、カレーメシと100均キャン★ドゥ550円コーヒードリッパーで山コーヒーを堪能する。旅行記末にコーヒードリッパー比較を掲載。

四阿山 自然・景勝地

サクサクとカレーメシを食べて下山します。腹へっつた～。

四阿山 自然・景勝地

今日も山コーヒーが至福の時です。

四阿山 自然・景勝地

山ランチをしながら浅間山を眺め。

四阿山 自然・景勝地

浅間山の反対方向には、経由してきた根子岳の山容が綺麗です。

四阿山 自然・景勝地

菅平高原の眺め。

四阿山 自然・景勝地

頂上からの広角写真。

四阿山 自然・景勝地

13:47　下山開始。約２７分間の山ランチ終了。

下山案内看板も整備されています。

中四阿・小四阿を経由して下山。

ダボス牧場登山口方向に下山。

根子岳の真横まで下山してきた。

牧場管理事務所方向に下山。

四阿山を振り返る。短時間に一気に下山してきた。

菅平高原が緑に囲まれている。

レンゲつつじの花園を下山。

川渡りあり。

15:11　菅平牧場まで降りてきた。下山開始して、休憩なしで1:24で一気に下山。

菅平牧場 名所・史跡

放牧されている牛達を眺めながら歩く。

菅平牧場 名所・史跡

右：四阿山、左：根子岳のツーショット。

菅平牧場 名所・史跡

フェンス際に集まる牛達。遠くから見たら、乳しぼり体験のイベントでもやっているように見えた。牛達も人間を怖がらず、興味津々状態でした。

菅平牧場 名所・史跡

牧場売店に到着。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

名物のソフトクリームを購入。食べる方が勝り、写真を撮るの忘れた。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

この売店のカウンターに置いてあったので、四阿山の山カードを頂く。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

カード裏面には、山データの他、警察からの登山アドバイスなどが掲載。

菅平牧場 売店 グルメ・レストラン

15:55　菅平ダボスバス停まで無事下山。
16:35発　菅平ダボスバス停　ー（上田バス　上田行き）ー17:30着　上田駅　18:02発ー（しなの鉄道しなの鉄道線 普通 軽井沢行き）ー18:47着　軽井沢。電車の下で、一人登頂祝杯ハイボールでした。

上田駅 駅

軽井沢のスーパー・ツルヤで自宅用の長野土産を調達。選んだものは、ツルヤオリジナル商品・長野県産食材とした。左から。
・信州味噌マヨ風　デリシャス・デップソース
・（上）信州市田柿ジャム・（下）信州とまとジャム
・信州白桃ドライフルーツ
・信州産シャインマスカットドライフルーツ

活動データ
時間　６：４６、
距離　１５．２Km

登山ルート
菅平ダボスバス停ー根子岳ー四阿山ー菅平ダボスバス停

チェックポイント
菅平ダボスバス停ー根子岳ー四阿山ー菅平ダボスバス停

今回の登山オススメ・ギアー山コーヒードリッパー
山行でも軽量・ガサばらない・美味しいコーヒーを求めているうちにドリッパーが、６種類も集まってしまいました。スノーピーク(snow peak) フォールディングコーヒードリッパー「焚火台型」、取引価格が3,600～3,800円と手が出ないでいたが、キャン★ドゥより440円でスノーピーク「焚火台型」と同じステンレス製が販売。

今回の登山オススメ・ギアー山コーヒードリッパー
キャン★ドゥ　ペーパーレスコーヒードリッパー重量37.4ｇ　550円が、アウトドアには向いてそうです。軽くて、美味しいコーヒーが飲めます。一押しです。デメリットは、出しガラの豆の粉片付けが、少し面倒です。

今回の登山オススメ・ギアー山コーヒードリッパー
バネタイプは、アメリカンコーヒーのように薄い。自分好みの濃さを出すには他のドリッパーの1.5倍入れる事になり、経済的にポリポリ。

今回の登山オススメ・ギアー山コーヒードリッパー
キャン★ドゥより440円でスノーピーク「焚火台型」と同じステンレス製が販売。このタイプのペーパーフィルターは、三角タイプなのでこれ専用にペーパーフィルターを用意する必要がある（＝他のドリッパーのペーパーフィルターが異なる）。

今回の登山オススメ・ギアー山コーヒードリッパー
キャン★ドゥ・折り畳みシリコン製ドリッパーは、重量65.2ｇ。これも美味しいコーヒーが飲めます。変形自在なのでバックパックに詰め込めることが出来ます。