目指せ「日本ご都合100名山」　関西編　その１　大台ケ原＆大峰山

2021/11/09 - 2021/11/12

日本百名山制覇は無理だから、自分が登った山100個を勝手に「My日本100名山」にしてしまおうという素晴らしい企画！ でも基本的には有名な山に登りたいぞ！
今回は関西の山を、私のモットーである「楽は楽しい」で歩いてみた。

表紙写真は大峰・八経ヶ岳

エリア 大台ヶ原・上北山(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

今年の4月、お付き合いで奈良県の３山に登った。

https://4travel.jp/travelogue/11689151

で、思ったのが、あと大台ケ原と大峰山と御在所山を登れば「紀伊半島の有名どころほぼ終了」じゃん。

北海道と九州は遠いので手付かずで残っているが、遠過ぎて「山登り」のために走る気にはなれない。っていうか、この夏に北海道を旅行ついでに2-3山登ろうと思ったら、連日の30℃超えで「そういう気分」になれなかった。

さて山登りといえば天気が最重要。

サンデー毎日な私は、週末しか旅行出来ない勤労者諸君の幸せを考慮して、混雑を助長しないためにも週末は引き籠っている。だからたいてい日曜の夜か月曜日の早朝に出発するのだが、先日の群馬県遠征時と同じく月曜日は雨！　しかも土砂災害注意報が出ちゃうレベル。

で、出発は9日火曜日と決めたが、関西は朝まで、東海地方は昼過ぎまで「まとまった雨」の予報。天気予報を信じて、朝6時に出発、昼過ぎに大台ケ原到着を目指す。

暫く美女とお話ししながら走ったが、進展が無いので追い越した。
写真の黄色円内の長いものが何だか分かったら凄い！

雨の新東名高速を西に向かって走ると、静岡を過ぎた辺りから小降りになり、浜松では青空が見え始めた。写真はたぶん三重県のSＡだと思うが、9時には「おお、やった～・・」的な青空が広がった。

ナビ様の仰せの通りに走ったので記憶が定かではないが、名阪国道の「針」から370号・169号線を延々と走った。紀伊半島は広いで～

こういうのって、たいていつまらないよね～・・・

って、思いながらも寄ってみる。

だ～れも居ないし、どうもこの建物内を通過しないといけない雰囲気・・・当然有料？

有料は全然OK なのだが、料金に相当しないつまらなさで「あ～・・来なきゃ良かった」っていう雰囲気を関係者に伝わらない様にする努力が苦痛だ。

だから入らなかった。

こういうところに「カレーののぼり」を上げてるところで終わってる。

毎回失敗する「油断していてスーパーコンビニ空白地帯に突入」の予感がして、この日は早々と、怪しげな地方スーパーで買い物。

大滝ダムだったっけかなぁ、ここの展望施設は「なんだこりゃ」的感動建築物。

「これは上ってみなくっちゃ・・・」と小雨の中行ったら・・・閉鎖中！

この辺りは、紅葉これからっぽい。
ここから標高が上がるので期待出来るかも。

いよいよ大詰め感、満載！

14時には大台ケ原駐車場に到着・・・あれれ凄い霧！？

もしかしたらこの後晴れるかもしれないから、一番高い「日の出ヶ岳」だけでも登っとく？

さすがに日本でも指折りの降水地域。

大台ケ原最高峰の日の出ヶ岳までは、ほんの40分。

たいていこういうのがあるんだけど・・・知らない山ばっかり。

富士山が見えるって、マジか？

現実は天気が悪くて何も見えず。

ところが途中ですれ違ったグループが「だいじゃぐら、何も見えなかったね～・・・一番楽しみにしてたのに」とか喋ってた。
「だいじゃぐら、ってなんだ？」

結局、晴れることは無く何も見えないまま駐車場に戻った。まぁ一番高いところに登ったしいいか～・・・と思いながらもスマホで検索したさ「だいじゃぐら」

な、なんなんだ？　この写真は！？　・・・すっげ～じゃん！　

「だいじゃぐら」の写真みて、ここで車中泊決定！　食材は完璧だし！
心配なのは、明日、「だいじゃぐら」を2時間で往復して、次の大峰山の登山口まで走り、紀伊半島最高峰の「八経ヶ岳」を往復出来るのか？

この駐車場は標高が1000mを越え、しかも風が強くなっ来て、とっても寒そう。次の大峰山に向かう途中で車中泊を決めていたが、「だいじゃぐら」の写真を見ちゃったんじゃぁ、降りるわけにはいかない。ちなみに漢字では「大蛇ぐら」って書くそうです。

この日も刺身をつまみに一杯やりながら・・・

牡蠣を一袋入れて、豪華鍋。

刺身も半分くらい投入！
体が温まった勢いで寝る・・・まだ19時。

夜中は今シーズン最大の寒波が到来とかで、気温はぐんぐん下がるし、風は強くなってクルマが揺れるし、雨は降って来るし・・・もう最低。って、シフォンがいなくて良かった、みたいな。

朝方はほぼ零下！　しかも風が強い。

天気も今イチ・・・寒いし、どうしようかなぁ？

朝、モタモタしていて6時15分に出発。登山道はしっかり整備されているので飛ばす、8時半までには駐車場に戻りたい。が、この後、本格的な「山歩き」が控えてるので足に無駄な負担は掛けない様に注意。

などと、つまんない心配をしてたら、若いカップルが行動開始。分岐点まで着いて行った…ってほんの2分。

神武天皇に見守られながら・・・

1時間で噂の「大蛇ぐら」に到着

日本の観光地って安全確保のために柵やロープが張られていて白けるけど、ここは柵が無かったら、毎日何人も落ちちゃいそうな勢い！

誰も居なかったから、ご朝飯にした。ちょっと油断するとお茶もオニギリも落ちちゃいそう。

大蛇の背中に跨ってる気分なのかなぁ・・・大蛇ぐら

ここで「映え」な自撮りをすると落ちるで！
大蛇ぐらの下には、不本意ながら落としてしまったペットボトルやおやつ、ストック・・・もしかしたらスマホも何台か落ちていそう。

駐車場に戻ったのは8時40分、直ぐに次の「八経ヶ岳」に向かって出発。

このトンネルを出たところが登山口らしい。

何故かこのトンネル、照明が一切無くって不思議な感覚だった。試しにちょっとヘッドライトを消したら・・・マジで真っ暗！

この写真は、ヘッドライト点灯中です。

10時ちょうど、登山口駐車場着。
ここから「八経ヶ岳」往復は、参考タイムが6時間。それだと戻って来るのが16時だから、ちょっとでも遅れると薄暗くなってしまう。

10分後の10時10分に駐車場を出発。軽量化のためにコンデジ。
途中で参考タイムより遅れていたら、その時点で戻る覚悟で行く。私はあきらめが良いので、そういうの得意。岩手山・鳥海山・八甲田山で頂上直下まで登るも「天候や時間切れ」で諦めている。

人生は、それだと大成しないことも証明してる。

え～・・山小屋があるんだ！？

かなりの急坂を40分、ようやく尾根に出た。

昔の修行僧？

さすがは日本百名山、標識は整備されてるが・・・

道は分かり易いかと思うと、何処でも歩けちゃうところもあって間違えちゃう方も多いらしい。

ありゃりゃ・・・寒いと思ったら霧氷じゃん

赤い実が良いアクセント

朝方は冷えた様だが、この時点で３℃くらいかな。

必死で歩いてる分には汗をかくくらい。

ほとんど曇り空だったが、時々青空が覗く。

ここまで、かなり飛ばしたので時間的には・・・

「霧氷の写真を撮る」ほどの余裕がはあったんだけど、手袋のままコンデジって、ムズイで～

12時20分、弥山の山小屋着。

家を出る時から「弥山」が読めないで、みやま？　ややま？　とか思ってたら「みせん」って読むんだってね・・・そりゃ分からんわ！

天気は今イチ。
雪にならなきゃいいけど・・・

時々青空…みたいな。

弥山から最高峰の「八経ヶ岳」までは20分ほど。
誰も居ないぞ～・・・

12時40分、紀伊半島の最高峰に到着・・・さみ～！
セルフタイマーで撮ったので不自然。

山頂で食べるべく、奈良県名物を買って来たが・・・

も～・・凍ちゃいそう！

由緒ある山なんだね・・・きっと

寒そうな動画もあります。
https://youtu.be/sPthxUC9oa0

いかにも滑りそう。
誰も歩いてないから、こんなところでコケたらヤバいで～・・・

下山中は天気が好転したが、見えるのは知らない山ばっかり！

偉いお坊さんのところで、３人の青年と逢った。

上りは必死だったから気が付かなかったが、山頂付近の登山道は・・・

、かなり荒れてたみたい。

14時40分、駐車場に戻った。

往復4時間30分は、けっこう優秀かも

靴やストックはこの滝で洗え・・・と？

この後、比叡山と伊吹山の「楽々登山」に向かいます。

華が無い登山日記が「4トラ旅日記」として相応しいかは疑問だけど、「誰かが見ていてくれないと」本気になれないので、100山登るまで軽く見守ってやって下さいな。

この旅行記へのコメント （16）

• jamokaさん 2021/11/27 13:04:39

  下山は滑りそう

  登るのにちょうど良い季節になりましたね～♪これは温まったまま、直ぐ下山のパターンですかね
  樹氷きれいなので青空の下行きたくなりました！
  これは宿題終わるまでは黙々と登るピークハンター化ですね୧(＾ 〰 ＾)୨

  ほいみさん からの返信 2021/11/27 14:25:46

  RE: 下山は滑りそう

  こんにちは。
  
  確かに寒いくらいの方が登るのは楽ですが、妙な緊張感がありますね。宿題は提出方法を工夫すれば、既に90％は終了してます。ヒンシュクを買う覚悟なら、近所の山を入れて終わりにしちゃうことも。
  
  ここからは「自分との闘い」です・・・間違えた「良心との戦い」です！
  
  ほいみ
  
  

• picotabiさん 2021/11/27 11:19:10

  万札。

  じゃないかと思いましたが。答えもうでてます?

  ほいみさん からの返信 2021/11/27 12:04:41

  Re: 万札。

  こんなもん、本気で答える方は居ません！？
  
  万札10枚に匹敵すると思われる、ナマハゲが落としていった「幸運の藁」です。picotabiさんになら8割引きでお譲りします。
  
  

  picotabiさん からの返信 2021/11/27 12:23:55

  Re: 万札。

  みんな答えてないから、なんのことかほいみさんがわかってくれるかちと不安でした。
  
  藁でしたかー! ミツコをおいかけてたなまばけのですよね。
  8マン円ですか笑　幸運はこのあとありました?　それ聞いたら買おうか決めよう。
  
  万札はワタシの願望です。

  ほいみさん からの返信 2021/11/27 14:08:12

  RE: Re: 万札。

  いやいや、picotabiさんには8割引きの2万円です。割引が有効なのは今日中ですからご注意下さい。ミツコ笑（藁）、幸運を呼びますよ〜
  実は最終日、素晴らしい幸運があったのです。
  
  ほいみ

  picotabiさん からの返信 2021/11/27 14:25:56

  Re: 万札。

  ミツコ藁　8割引で2マン円。今日限り。
  としても
  
  >実は最終日、素晴らしい幸運があったのです。
  
  さすが静岡のイケズ～
  
  

  ほいみさん からの返信 2021/11/27 16:50:57

  Re: 万札。

  そうなんだよ～・・・ナマハゲ藁の養分は吸い切ってあるってわけさ。
  御在所山での「ナマハゲパワー」をお楽しみに！
  
  ほいみ

• 熟年ドラゴンさん 2021/11/27 00:25:14

  大蛇嵓と書きますよ。

  　嵓は大きい岩のことですね。
  
  　六甲山の荒地山という所に「七衛門嵓」というリュックを背負っては通れない岩の隙間もありますよ。
  
  　お知らせまで。

  ほいみさん からの返信 2021/11/27 07:57:45

  Re: 大蛇嵓と書きますよ。

  そうそう、検索すると「大蛇嵓」って出るんですよね。４トラメンバーじゃ読めないだろう…ってことで平仮名にしときました。大蛇の背中に乗ってる意味なのかなぁ・・・大蛇鞍？の「関西弁」かと思ってました。適切なアドバイスをありがとうございました。
  
  そうか～・・・大岩の関西弁か！？
  
  ほいみ

• ちちぼーさん 2021/11/26 00:50:36

  怖すぎ、寒すぎ

  ほいみさん、こんにちは。
  
  大蛇ぐら、なんなの！怖すぎでしょ！！
  それなのに、そこでご飯ですか？
  私は、置き去りにされたザックの気持になって「置いて行かないで・・・」って泣いてました。
  
  もう、霧氷の時期なんですね。
  でも寒そう。
  往復6時間を4時間半で。さすがの健脚ですね。
  
  ちちぼー

  ほいみさん からの返信 2021/11/26 08:19:21

  Re: 怖すぎ、寒すぎ

  おはようございます。
  
  そうそう、おろしたザックを何処に置こうか迷いました。斜めってるところに置くと、落っこちちゃいそうだし。ここって週末には次々に人々が訪れるはず、いったいどいう状況になってるんでしょうね。キャーキャー言いながら自撮りしてるのかなぁ？
  
  霧氷は山頂付近だけでしたが、この朝に寒波が襲来したという話でした。これからは寒いので裏山しか行けません。一人だと、休むことも無くひたすら歩いちゃうんです…だれか止めてくれ～‥みたいな。
  
  ほいみ

• くろねこだりゅんさん 2021/11/25 13:41:30

  大蛇ぐら

  確かjamokaさまがあの先っぽでポーズをとられていたような…
  高い場所が苦手な私は写真だけでもう怖くて"(-""-)"
  
  紀伊半島ってとても暖かいイメージがありますけどやはり山間部はそうとう温度が下がるのですね　
  もう霧氷ですか…秋を通り越して冬の景色。立派すぎるくらいに育って、柿の葉寿司も凍る勢い。
  立ち止まると一気に冷えそうです。
  標準タイムを2時間巻けるのは（それも一山登った後）流石。
  
  
  最後のお写真、洗い場なのに立ち入り禁止のコーン…
  どうやって洗うのか不思議です。
  
  
  
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2021/11/25 13:57:23

  RE: 大蛇ぐら

  こんにちは。
  
  大蛇ぐら、そうそう、後からjamokaさんが行ったところだ…って気が付きました。あんなところがあるなんて、まったく知りませんでした。鎖が無かったら、かなり怖いです。あの角度が、もっと急だったら近付けないし、もっと穏やかだったら怖くないし・・・しかも岩が微妙に滑りそう。
  
  丁度この夜に今シーズン最強の寒波が来た様で、大峰山は零下だった様です。立ち止まると寒いので、どんどん登ってどんどん降りて来ました。駐車場のおじさんが「あんた、今から登って明るい内に帰って来られるの？」って心配してくれましたが、降りて来たら「本当に登ったの？」だってさ。山頂の柿の葉寿司の写真を見せて上げた。
  
  あの洗い場は、クルマに乗ってから撮ったのですが、たぶん降りる道があるんでしょうね。それとも簡易水道みたいに水を引っ張ってるかも。とにかく早く町に行って食料買って、ビール飲むんだ〜…の勢いで出発しちゃいました。
  
  紀伊半島の山登り、まったく知らない？土地なので、旅行ということでも楽しいのですが、山頂から知ってる山や町が全く見えないのは寂しいです。
  
  ほいみ
  
  

• チーママ散歩さん 2021/11/25 12:37:46

  こんにちは。

  師匠こんにちは。
  
  すごい世界をまた冒険なさっていますね。
  前回・・・・
  雪山は独りでは登らない。
  そう言ってご家族を安心させたのに。
  霧氷ができる程度の気温の山なら、OKよと。
  奥様から了解得ましたか？
  すでに冷凍庫の世界ですよ。
  
  お昼の時点でもあの真っ白な景色。
  すごく素敵な霧氷の華を見せていただける
  こちら側としては、嬉しいのですが。
  お体とケガが心配です。
  何かあったら、ちゃんと動画のスイッチONだけは
  忘れずにお願いしますね。
  
  「My日本100名山」
  茨城の富士山も入れたら・・・
  もうほとんど制覇されたんじゃないですか？
  できれば　泣けるほどきれいな夕日・そして
  お星さまの世界を中心にメルヘンチックな
  世界を冬の間は見せて欲しいな。
  師匠にとっては「だり～」でしょうけれど。
  見守るというか目が離せません。
  何しでかすか・・・。　
  お気をつけて遊んでくださいね。
  
  

  ほいみさん からの返信 2021/11/25 13:17:58

  RE: こんにちは。

  霧氷は滑らないからいいんだよ。
  百名山は登山道がしっかり整備されてるから、季節を選べば、そんな危険はないよ。防寒雨具、非常食、LED、スマホはお忘れなく。
  
  ＞奥様から了解得ましたか？
  生命保険に入ってるから、寝たきり老人になってしまうよりはお互いの幸福かも。
  
  
  最近、Goproを頭？に付けて、自転車やバイク・スキーや山登りしてる方がいるけど、何時か衝撃的な映像が撮れるんでしょうね。TV局が高額で買ってくれても受取人は、やっぱ奥さん？
  
  My100名山・・・近所の山や茨城富士山クラスを入れれば、もう行ってるかもね。
  「泣けるほどきれいな夕日」って、怪しいフレーズ、どこかで聞いたことあるぞ！？
  
  そうそう、この冬は伊豆や箱根からの夜景に挑戦してみようかと。
  
  ほいみ