東京単身赴任時代の思い出　猪苗代から裏磐梯へ

2001/05/15 - 2001/05/16

　コロナ巣ごもりの間にパソコンのＨＤを整理をしていたら、東京単身赴任時代の写真の一部がデジタルアルバムに残っていた。５０代初めの３年間で全く異なる仕事に苦労したが、休日は息抜きで花のお江戸を歩きまわり、時には東北や北関東にも足を延ばした。


　２００１年５月１５日～１６日
　娘の修学旅行の間を利用してカミサンが上京。会津地方へ１泊２日の小旅行に出た。万歩計も東北は学生時代から２７年ぶりで２回目。

　【行程】
　東京（新幹線）→郡山（レンタカー）→野口英世記念館（猪苗代）→芦ノ牧温泉大川荘（泊）→塔のヘツリ→会津若松→裏磐梯スカイライン→裏磐梯五色沼→郡山→帰京

エリア 福島

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

　カミサンと東京駅で合流し郡山へ。ここでレンタカーを借り、最初に訪れたのが猪苗代湖畔の野口英世博士の生家。

　野口英世（清作）は明治９年、福島県猪苗代の貧農の家に生まれた。清作が１歳半の時に左手に大やけどを負い不自由となったが、母親や恩師の支援によりその苦難を克服し、努力と精進で世界に誇る大医学者になった。
　子供の時にこの伝記に感動し、何度も読みました。

野口英世記念館 美術館・博物館

　「志を得ざれば、再びこの地を踏まず」
　英世が１９歳で上京するときに柱に刻んだ決意文。

　　子供時代に野口英世の伝記を読んでいたく感動し、一度は訪れたい場所でした。

　野口英世の母堂、シカ女。

　年老いたシカ女は、文字を習いアメリカにいる英世に手紙を出しました。そこには長い年月会うことができない英世に、一目会いたいという気持ちが切々と綴られています。
　
「はやくきてくたされ　はやくきてくたされ　いしよのたのみてありまする」
（早く帰って来てください。早く帰って来てください。一生のお願いです。）

　伝記のこの下りは涙ながらに何度も読みました。

　～写真はネットから拝借

　敷地内の荒いものをした小川。
　母シカがここで洗い物をしている時に、籠から出た幼子清作が囲炉裏に落ち、大火傷を負った。

　南会津芦ノ牧温泉の大川荘に宿泊。水が流れる玄関ロビーでは琴の演奏、渓流を見下ろす露天風呂がよかった。

会津芦ノ牧温泉 大川荘 宿・ホテル

　翌日は芦ノ牧温泉から車で３０分の「塔のへつり」へ。

塔のへつり 自然・景勝地

　長い年月をかけて自然が作り出したこの渓谷は、塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。

　阿賀野川沿いの断崖にくり抜かれたように出来た通路を歩きました。

　塔のへつりから会津若松へ。訪れたのは会津若松鶴ヶ城。

鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡

　新緑に包まれた城はとても美しい。

　城内にあった土井晩翠の「荒城の月」の詩碑

　会津若松鶴ヶ城

　会津若松鶴ヶ城

　純白のつつじが美しかった。

　会津若松から裏磐梯へ向かう裏磐梯スカイライン。雪が１ｍ以上も残っていた。

　磐梯山登山口
　２７年前の学生時代、周遊券を使った大旅行の途中で登った。この時は桧原湖から登り猪苗代へ下り、小さな民宿に泊まったっけ。

　新緑の五色沼散策

青沼 自然・景勝地

　新緑の五色沼散策

五色沼湖沼群 自然・景勝地

　新緑の五色沼散策

弁天沼 自然・景勝地

　新緑の五色沼散策

　新緑の五色沼散策

　新緑の五色沼散策

五色沼自然探勝路 公園・植物園

　新緑の五色沼散策

　新緑の五色沼散策

毘沙門沼 自然・景勝地

　毘沙門沼から柳沼までを往復。
この後、郡山から新幹線で帰京しました。
　

この旅行記へのコメント （2）

• pedaruさん 2022/02/14 06:21:00

  野口英世の生家

  万歩計さん　おはようございます。
  
  何度か他の人に言ったかもしれませんが、私が野口英世の生家を訪れたときに、お姉さんがまだお元気で、お話を聴いたことがあります。
  偉大な人の姉なのに、野良で働くような恰好をしたその辺にいる婆さんでした。
  高校生の時、外国へ行くような気持ちで出かけた会津でした。磐越西線は蒸気機関車だったころです。
  万歩計さんが綺麗な奥さまと訪問したときは、まだ囲いもない生家だったと思います。他の人の写真を見ると、ガラス張りの立派な覆いがかぶさり、景観に違和感がありますが、いかがなものかと？
  
  pedaru

  万歩計さん からの返信 2022/02/14 09:10:22

  Re: 野口英世の生家

  　pedaruさん、おはようございます。何時もありがとうございます。
  
  　pedaruさんに言われてGoogleで野口英世の生家の写真を調べてみました。
  　一瞬最寄りの駅舎かと思うハコモノ。シカさんが洗い物をした小川はどうなったのだろう。保護するにしてももっとやり方はないのか！センスのかけらもない（苦笑）。
  
  　昔の子供雑誌や読み物には偉人の伝記がよく載っていました。特に野口英世は子供心に感動して、何冊も読んだ記憶があります。最近の子供は野口英世の話を知ってるのでしょうか。子供を含め若い人たちの読み物やＴＶ番組はバーチャルリアリティー的なものが多く、生の人間の生きざまとかを学ぶ機会があるのでしょうか。
  　おっと、またジジイの愚痴が出ました。
  
  ※「綺麗な奥さまと…」。カミサンにお褒めがあったと伝えときます。
  
  　　万歩計