2008/12/20 - 2009/01/07
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年末のペルセポリスです。ぽくないねー。
イランが中東3大遺跡の最初の地なので、とても良かったです。
エスファハーン以降、ずっとテンション上がりまくりです!
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12/30
今日はペルセポリス日帰り観光です。
シラーズの宿で朝からトントン自炊をしている横でドイツ人がコーヒーを飲む様がまるで王子だったので、以後王子と呼ぶことにする。
タクシーは片道で良かったのに、それを伝えるのが一苦労。
みんな往復で行きたいんだろうな。
シラーズ市内でタクシーをチャーターして片道8USDほど。そのまま待ってもらっていくつか離れた遺跡を回ると30USDほどでしたが、(ツアーも同じぐらい)帰りにまた別のタクシーを捕まえてシラーズまで帰りました。(タクシーは沢山いる)
バスだと乗り換えもあるのでタクシーで良かったです。
ペルセポリスまでは砂漠地帯を走ること1時間、道はとてもよい。 -
正面の階段を上り、最初に現れる門。いきなりその巨大さに圧倒されました。
クセルクセス門(万国の門)です。これがペルセポリスの正門で、行きも帰りもこの門を越えていきます。
人面無翼獣身像ですが、イスラム教徒により顔は破壊されています。 -
ここがペルセポリスで一番かっこいいところでした。
控えの間の役割もあったそう。
ここから儀仗兵の通路、未完成の間を通って、百柱の間へ。
百柱の間に、王様担ぎのレリーフ、ペルセポリスのシンボルである王と牡の戦いのレリーフが。 -
ペルセポリスは中東3大遺跡の一つ。(他は、ペトラとパルミラ)
ギリシャ語でペルシャ人の都という意味。
イランではタフテジャムシード(ジャムシード王の玉座)と呼ぶそう。
紀元前512年ごろ、アケメネス朝に栄えたそうで、宗教的な都として、ラフマト山(慈悲の山)のふもとに置かれ、即位式やノウルーズなどの儀式に使われたんだそう。
石材はラフマト山から。
レリーフには、エジプトからインドまで勢力を伸ばした王朝の栄華が描かれている。
紀元前331年、アレクサンダー大王により陥落。百柱の間より出火し、廃墟となる。莫大なお宝はマケドニアにお持ち帰りされたそうです。
というわけで散策開始。 -
たぶん、儀仗兵の通路から見た謁見の間かと。
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空がとっても綺麗な日でした。こんなに青い空を見るのは久しぶり。。。
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儀仗兵の通路にある双頭の鷲。
ライオンの胴、ワシの頭と翼を持つグリフォン像。想像上の怪鳥グリフォンは、幸運と力の象徴と言われています。
イラン航空のシンボルみたいです。 -
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百柱の間入り口、馬の彫刻
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百柱の間の左手にはお墓が見えます。
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百柱の間
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百柱の間
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百柱の間、中央宮殿の入り口にある王様担ぎのレリーフ。
属州の民が王の御輿を3段で担いでいる様を描いています。レリーフはパルミラへバールベックなど他の遺跡では見れなかったのでかなり印象的。 -
王様
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下の人
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百柱の間
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王勝担ぎのレリーフ
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これが王とライオンの戦いかなー。ちょっと見にくいですね。
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奥に見えるのは王の墓。ここからペルセポリスを一望できます。
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王担ぎ
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王担ぎ一番上。
ゾロアスター教最高神を示す日輪があるらしい。 -
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おそらく、東階段、謁見の間に続く階段にあるレリーフです。
ペルセポリスの最大の見どころです。
貢物を運ぶ属州の人々。インドやエチオピア人などもいて、当時の服装、履物、装備、髪型や、献上物がよく分かるレリーフです。
顔も破壊されていないし、大切に保存されているエリア。
これはアッシリアの人みたいです。 -
貢物する人たちでしょうか。服装が全部違う。
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これは宝庫な気がする。
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宝庫跡。貢物置き場ですね。滅亡時にマケドニアにお持ち帰りされた宝物。
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楔形文字だ!
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タチャラ
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謁見の間
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タチャラ
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タチャラ、冬の宮殿です。
ここは王様のプライベート宮殿みたいです。状態がいいですが中には入れませんでした。周りはぐるりとレリーフで囲まれています。 -
タチャル
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これはアバターナ、謁見の間であろう。
今は12本、昔は36本の柱があったそう。
こうやって見ると小さく見えますが、23メートルもあります。
謁見の間はペルセポリスのメインです。こんな巨大な柱が沢山ある間で、沢山の要人がやってきては王様に貢物をしていたそう。
ちなみに柱の上にはレバノン杉で作られた屋根が渡されていたとか。柱も巨大だが、この間隔に渡すことができる杉って一体どれだけ巨大なんだ。
(当時からの乱獲で、今レバノン杉は若干数千本しか残っていないそうです) -
これは日傘をさしてますね。
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中央宮殿のレリーフかな?
二十八の属州を示す臣民がタレイオス1世の王座を支え、王の背後にクセルクセス1世が控えるの図。 -
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中央宮殿出入口、メディア人やペルシャ人高官が会議に出席、の図 の予感。
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ペルセポリス後半は、見所の一つ、東階段です。
このレリーフも有名です。 -
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ぼやっと見ていて呑み込めていなかったのですが、アフガニスタンあたりからエチオピアまで、とてもたくさんの民が描かれていたらしいです。
こちらのサイトでとても詳しく解説されていました。とても面白いのでこれから行かれる方はぜひどうぞ。
https://tripnote.jp/iran/persepolis/4 -
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リディアというトルコ西側の民だそう。帽子が特徴的ですね。
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今でこそ、色々なところに保護パネルを設けているペルセポリスですが、東階段にはすでにこの当時から保護屋根がありました。
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これはスキタイ、コーカサス、黒海のあたりの民だそう。
織物を献上しています。 -
東階段
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そしてペルセポリス最後は百柱の間、であろうと思われます(完全忘却の彼方)
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最後はアルタクセルクセス2世のお墓
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ペルセポリスを一望します。
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全景。思ったほど大きくはなかったけれど、ガイドブックをよく観ながらゆっくり周って3時間ほどかかりました。これは、夏だったら干からびるな。。。でも12月終わりの今は単純にスカッと晴れ渡って良かった!!!
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最初はたった3時間でいいのかしらと思っていたけど、思ったより小さいので十分でした。
今中東の他の遺跡などもめぐって改めて思うのは、レリーフがとても面白いこと。
ぜひガイドブックを持って歩くといいと思います。 -
そこで派手に?祈る女性。緑のマフラーはムハンマドの子孫を示すという話を聞きましたが、彼女もそうなのかしら??
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右手前から、百柱の間、東階段レリーフ、謁見の間 のはず。
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かつて100本の柱があったという100柱の間拡大。
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左手に宝庫。
大満足のペルセポリスでした。
では、タクシーを拾ってシラーズの宿へ帰ります。
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