2019/04/25 - 2019/05/06
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あこちゃんさん
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今日はペルセポリスに行ってきます。宿の人からペルセポリス半日ツアーを7.5ドルでどう?と勧められました。私は基本的にツアーはあんまり好きじゃありません。自分のペースでゆっくり見て歩きたいので。明日イスファハーンに移動するので、夜行バスのチケットを買うために、カーランディーシュ(バスターミナル)に行く予定です。ついでに、そこの隣からペルセポリス近郊のマルヴダシュトへ行くローカルバスに乗って行こう!と決心したのはいいのですが・・・・
結論から言えば大失敗…心から後悔しました・・・
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7時に朝食をいただきます。
バスターミナルまで徒歩で45分とgoogle mapは言っているので、頑張って歩いていくことにします。
ところが自分の方向音痴をすっかり忘れていて、45分歩いて気が付くと宿の側に戻っていたりして・・・
行ったり来たりして変なアジア人…と思われていそう。
なんとかgoogle mapに<バスターミナルだよ>と保存したところに来たのにそれらしいものがないのです。
どうして~~
そこらじゅうの人に聞いたり、間違えてメトロの切符売り場まで行ったり(かなり遠かった・・・)一体何人の人に聞いたことか!
それなのに誰1人知らないし、そもそも英語が通じない・・・
宿を出て2時間たってしまうし、雨が降ってくるし・・・
半泣きになりながら、また次に聞いた人にも「そんなところ知らない」、と言われ途方に暮れていると「マダム!」との声が。
振り返ると小学校高学年くらいの男の子がニコニコ笑っているではありませんか。
ものすごくきれいな英語で話しかけてきました。
「どうされましたか?」
もう、ここぞとばかりに訴えました・・・
「明日夜行バスでイスファハーンに行きたいので、チケットを買いたいんです。
ここの側に長距離バスターミナルがあるはずなのに、誰に聞いても知らないって言うんです!」
男の子は「僕に任せてください!」と頼もしいことを言って、すぐそこのバス停に止まっていたバスの運転手に「このマダムがバスチケットを買いたい、と言っているのですが」と尋ねるではないか!
そして私に「マダム、あの人から買いましょう。お金を払ってきてください」とおっしゃる。
違うんです!私が買いたいのは明日の夜行バスのチケットなんです~~
少年もなんとかわかってくれたけど、イスファハーン、がわからないみたい。「マダムの言っている地名がわかりません、それは日本語の発音なので」
慌てて歩き方の、イスファハーンの英語表記を見せます。
やっとわかってくれたようで、「大丈夫ですよ。僕が誰かに聞いてきますから」と言って2人で連れ立ってあっち、こっちと歩いていろいろな人に聞いていきますが、やっぱり誰もわからないようです・・・
なんか少年に申し訳なくなってきた頃、1人のおばさんと少年がものすごい勢いで話し出しました。
「マダム、わかりましたよ!」
と言って私を手招きます。
一緒に横断歩道を渡って少し歩くと「マダム、あそこですよ」
と言って少年が指さしたところにバスが沢山止まっているではありませんか!!
なんてことでしょう!
私が迷っていたところからすぐのところでした・・・
(なのにどうしてあれだけ大勢の人に聞いたのに皆さん知らなかったのでしょう?)
少年は私をバスターミナルの建物が見えるところまで連れて行ってくれると「それでは僕は家に帰ります」と言って戻っていくではありませんか!
ここでそのまま彼を帰してはおばさんの名が廃る、というものです!。
でもお金を渡すのは失礼な気がして、こういうときのために持ってきていた、新品のボールペンを2本と、チョコレートをお礼に渡しました。
少年はかなり驚いていて「本当にいただいてもいいのですか?」とうれしそう。
「あなたがいなかったら私はチケットを買えなかったし、今日ペルセポリスに行けなかったから!!」と重ね重ね丁重に、何度もお礼を言ってお別れしました。
道々彼にどうしてそんなに英語が上手なの?と聞いてみると「僕はいつかアメリカで勉強したいのです! だからおとうさんに英語を習っています」と嬉しそうに言っていました。
「そう、いつか夢がかなうといいね・・・」とても少年に真実を告げることはできませんでした。
いや、来年の大統領選挙次第では、いつか本当に彼の夢がかなうかもしれませんしね。 -
無事に明日の午後11時発、イスファハーン行きのバスチケットを買うことができました。バスターミナルの隣から、マルヴダシュト行きのミニバスが出ています。私が乗り込むと、最後の1人だったらしくすぐに出発しました。
料金は3万でした。
マルヴダシュトで降りてあたりを見渡しますが、なんとタクシーが1台もいないではありませんか!
バスの運転手のおじさんが降りてきたので「タクシーがいないんですけど」
と相談すると、おじさんはタクシー(黄色)ではなく、そこら辺の車に声をかけて、この女性がペルセポリスに行きたいと言っているんだけど、誰か乗せていってくれないか、と頼んでくれたのです!
ところがその交渉中に黄色のタクシーが到着したので、私は自分の希望を運転手のおじさんに伝えます。「ペルセポリスとナグジェ・ロスタムとナグジェ・ラジャブの3か所に行きたいのですが」
もちろんタクシー運転手は英語が話せませんのでバスのおじさんが伝えてくれます。
でも「ペルセポリスだけだ。ほかの2か所はペルセポリスから別のタクシーをひろって行きなさい」とのこと・・・
まあ10万だというし、それで手を打つことにします。
ペルセポリスに到着しました。
皆さんの記事で、結構小さいカバンも預けなくてはならないことはわかっていました。それもかなり歩いてから「これはダメ。入り口で預けてきて」と言われるらしいですね。でも私はいろいろ入っているこのカバンを預けるよう言われたら、ものすごく困るなあ~~と、ダメもとでイチかバチか自分の運に賭けることにしました。ドキドキしながらチェックしているおばさんの前を通り過ぎようとしたのですが、やはり呼び止められてしまいます。でも飲み物はこっそりカバンの中に隠しておいたからか、カバンを持ったままぐるっと回らされてチェックされましたが、「行っていいよ」と言われました。よかった・・・
この写真のずっと手前で入場料を払います。そしてこの突き当りくらいで荷物チェックをされるのです。かなりキビシイでしょ? -
こちらは向かって右側の階段。使用禁止です。
反対側の階段で上に登っていきます。 -
ここが遺跡の入り口です。
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これは有名ですね!
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高台に上って遺跡を見下ろしてみました。
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こんなふうに坂道の途中で休憩している人もいます。
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ここは有名な「アパダーナ 東階段のレリーフ」です。
劣化しないように上に屋根があります。 -
こんなふうに。
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ペルセポリスには2時間半滞在しました。
気のすむまでゆっくり隅々まで見て歩きました。 -
次に、ナグシェ・ラジャブに向かうことにします。
ペルセポリスを出てタクシーを見つけようとしますが、1台もいません。
そこに「タクシー?」と声をかけられます。
うなずいて値段交渉を始めますが、向こうは強気の値段設定で攻めてきます。
「え~~高過ぎ!いいもんね~~向こうのタクシーに聞いてこようっと」
と言うと「あのタクシーはみんなお客さんが帰ってくるのを待ってるんだよ」とのこと。
確かに!
足元見られてますな・・・と思いましたが仕方ありません。
2か所見て、マルヴダシュトに戻る条件で40万・・・
ペルセポリスの入場料20万。他の2か所は8万と20万。
え~~それじゃあ宿の7.5ドルツアーの方がよかったような気がします。
あとでウィリアムさんから聞いたのですが、7.5ドルは入場料込み、だったそうです・・・
昨日あんなに大変な目にあった甲斐がなかったような・・・
この写真は、ナグシェ・ラジャブの入り口です。 -
でも見るところは1か所しかなく1分で終わってしまいました。
これで8万って・・・
ウィリアムさんのツアーにはここは含まれていなかったそうです。
うんうん、わかります。 -
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これでおしまいです。
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次は、ナグシェ・ロスタムです。
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ここもこれだけです。
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シラーズに戻ることにします。
マルヴダシュトからのミニバスはすべての席が埋まるまで出発しません。な、なんと私が乗ってから出発したのは45分後でした・・・
あ~~ツアーにしておけばよかった・・・(3.5万)
キャリーム・ハーン城塞のそばにあったへんな像。 -
ジュース屋さん
街のいたるところにあります。 -
草履屋さん
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コーンを炒めたもの
とにかく全部入れてもらいました。
チーズとか、上にのせるポテトとか、スパイスとか。
それを鍋でじっくり炒めるとチーズがとろけてコーンと混ざっておいしくなりました(7万) -
スパイス屋さん
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洋服用の布地屋さん
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ノンアルコールビールだわ!うれしい~~
と思って飲んでみると、炭酸パイナップルジュースでした・・
どう見てもノンアルコールビールに見えるんですけど・・・
こちらの食べ物は何もかも甘い・・・
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この旅行記へのコメント (4)
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- pedaruさん 2024/05/20 06:30:03
- 女性一人旅、しかもイランとは
- あこちゃんさん おはようございます。はじめまして
憧れはあるけどイランなんてハードルが高すぎて、口にも出せません。
同じ一人旅でも、ヨーロッパなどとはレベルが違います。
なぜイランなのですか?困難に立ち向かうのがお好きなんですか?(笑)
少年に助けられたはいいけれど、バス一つ乗るにも難しいのに、よくやりますね。
私なら、自分に言います、これは人生の金字塔だと!!一人でイランに行ったなどと、皆に自慢しまくります。
解説も面白いので、次も見せて頂きます。尊敬のまなざしで・・・
pedaru
- あこちゃんさん からの返信 2024/05/20 09:45:47
- Re: 女性一人旅、しかもイランとは
- pedaruさま、コメントありがとうございます。
pedaruさまのスコットランドの旅行記、たいへん感慨深く読ませていただきました。
私も2015年に訪れたのですが、スカイ島の美しさに心を奪われてしまいました!
必ず再訪するぞ!と心に誓ったのですが、フルタイムで働きつつ、3人の子育てをしつつ、さらに夫の母と一緒に暮らしていたので、なかなか難しかったです(それでも年2回は海外には行っていましたが)
ちなみに義母に旅行に行くのを伝えるのはなかなか大変でした。(夫は単身赴任で14年ほどいませんでした)
今日こそ言おう・・と思いつつも、躊躇してしまい、ついつい出発の前日になったりして、それでも意を決して伝えに行き・・
「お義母さん、あの、あの、えっと、明日から旅行に行ってきますね」
「え?どこに行くの?」
「…えっと・・・その・・・あの・・・・・ちょっと、アフリカに・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
でも仕事を辞めたので、ぜひ!ぜひ!再訪したいと思っています。
pedaruさまの旅行記は本当に参考になりました。
ありがとうございます。
ちなみに、イランより、先月訪れたヨルダンの方がず~~っと大変でした!!イランの人たちはみなさま本当にやさしい方が多かったです。
-
- ないはん男前さん 2019/06/28 18:02:04
- 懐かしいく読ませて頂いてます。
- あこちゃんさま
初めまして。 イランの旅行記、懐かしく、読ませて頂いてます。
私も、個人行動が好きで、ツアーは余り利用したくない方です。
ただ、ペルセポリスは、個人で行くには不便なので、偶々宿に泊まっていたインドネシア3人組が申し込んでいたツアーに便乗させてもらいました。ペルセポリスに限らず、やはり、このような遺跡は、ガイドさんに案内して頂いた方が、より楽しめます。それに、宿で紹介してくれた運転手兼ガイド氏は、気さくでとても気の利く人でした。おまけに、チェックアウトの際に、ツアー代も合わせて精算したら、何故か、ツアー代、僅か2ドル・・・になってました。
イラン、また行きたいけど、航空券も高くなってるし、今の状況では、暫くお預けかな、と思っています。
ないはん男前
- あこちゃんさん からの返信 2019/06/28 18:45:50
- Re: 懐かしいく読ませて頂いてます。
- コメントありがとうございました!
そうですね、どなたかのせいでいささか状況が不穏になってきていますね・・・
しかし、ペルセポリスはホント、失敗でした!
英語も話せないのに自分でもよく行くな~~と思いますが、これもまた旅の醍醐味ということで!
夏にまた1人旅に行きますので、旅行記頑張りますね!
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