2008/12/20 - 2009/01/07
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酒好きのあなたなら一度は聞いたことがあるシラーズ、赤ワインのシラー種の原産地とい噂がありますが、言い切っている文章は見たことがありません。
シラーズはペルセポリスへの基点としても有名な町。イスラム教徒にとっては重要な聖廟もあり、イラン人観光客にも人気の街でした。
バラと詩の町、という素敵な別名もあるシラーズ。
この街にいた間天気がよくて、町は活気があって、魅力的な建築物もたくさんあったので、イランの中でも明るい記憶の残る街です。
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12/29 エスファハーンから夜行バスで6,7時間ほど。23:30に乗って、朝6:00には着いてしまいました。夜行にしては短い移動です。
ドイツ人とタクシーをシェアして宿へ移動。
たまたま入った宿が旅行者に人気のキッチン付きのお宿(SADEE?一人5500)で、宿の人も親切でした。
お昼まで寝ておきます。 -
歩いて街に入るとまず飛び込んでくる城壁。四つ角にある塔の模様が綺麗。
正式名称はキャリームハーン城塞、もともとはサンド朝時代の居城だそう。
そしてサンド朝の建物は頑丈だそうで、二度の地震でもびくともしなかったそう。 -
テヘランからは600kmの距離。
標高が1600mとかなり高いので、一年を通じて穏やかな気候だそう。
確かに、とても過ごしやすい町でした。 -
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川を渡ってエマームザーディエアリーエブネハムゼへ向かいます。
シラーズの近郊には、ガシュガーイ族などの遊牧民も暮らすそうです。
この地方の女性はチャドルの下にインドのサリーみたいなカラフルなドレスを着ていたのですが、もしかしたら遊牧民の出身なのかもしれません。 -
聖廟エマームザーディエアリーエブネハムゼ。長すぎる・・・
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イランでは絶対運転できない、止まれのマークさえ私には読めない。
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シラーズモスクの特徴は、このかわいらしいたまねぎ形のドーム。モザイク模様もかわいくて素敵。
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薔薇が置かれた石碑。聖廟は巡礼地。
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中庭にはオレンジの木。小さくてアットホームな雰囲気なのが魅力。
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このモスクの中は総鏡張りで、落ち着けません。。。自分が万華鏡の中にいるみたい。
でも来ている人たちは本を読んだりおしゃべりしたりして、とってもくつろいでました。 -
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入り口でイラン式のチャドルを借りて入場。イランのチャドルはとても長いベールのようなもので、洋服と、膝ぐらいの丈のコートに、これ1枚を羽織って歩く女性もいました。ベールとコートが別々になっているチャドルよりも便利?
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男女別の部屋にはそれぞれコーランの本棚があります。
お祈りするもよし、のんびりするもよし。 -
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シラーズで一番重要なシャーチェラーグ廟。異教徒は入れません。
835年にシラーズで殉死したエマームレザーの弟の廟。
内部は鏡張りだそう。先ほどの長い名前の聖廟は、この廟の小さい版みたい。 -
その昔、シラーズをエスファハーンのようにしたいという思惑があったそうです。
サンド朝の建築にはミナレットが低いという特徴もある。 -
聖廟周りのロータリーの様子。この辺りは旧市街のバザールになっていて、すごい賑わい。
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なんと素敵な壁!
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バザール入り口です。
半分はお土産やさん。中に行くと狭くてごちゃごちゃ! -
服屋街を越えて、喧噪の中キューイジュースで休憩です。
キューイのシーズン、贅沢な~
加糖して激甘に。
贅沢といえば、ざくろは本当に絞りたて100%。種を入れるので少し渋さは残る。日本では決してお目にかかれないよね?? -
コーンは、残念ながらまずうございました。(油、イランのスパイス、マヨ入り)
多分塩だけでいいやつ。 -
サンド朝時代の美しいシラーズのバザールは、天井が高く、どこも綺麗な装飾がついていて凝っていました。
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お願いして入り口からちょっとだけ覗き込んだシャーチェラーグ廟を見学。
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樹木の生えた広い庭が素敵です。
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チャドルをたなびかせ颯爽と歩く女性がかっこよかった。
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そこから古い地区へ。
このひっそりとした町でにぎわっていたのはやっぱりバルバリーやさんだった。 -
古い町並み。
派手な店もなく、昔に戻ったような風景! -
時代劇か?
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Jameh Atigh Mosqueだと思います。
この門の塔も低いです。こうして見ると、地域ごとにモスクに結構色々な特徴があるのが分かります。もっと言えば国ごとにも違うし、モスクは面白い! -
もともとは894年建造だそうですが、地震で崩壊し現在のものはサファヴィー朝のもの。
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Jameh Atigh Mosque
中央に、カーバ神殿を模した神の家があります(1351年) -
自由恋愛かっぷる。
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このモスクを探すのに、グーグルマップを見ました。
フィットネスジムとかモールとかがあって、7年ぐらい前に地下鉄も開業したみたいで、シラーズもだいぶ変わったんだと思います。
この旧市街はそのままだといいな。 -
旧市街
バザールに戻って夕飯の買い出し。
シラーズは葉物野菜の路上セット販売があって、自炊派にはうれしい。しかも八百屋より安い。
薄茶色の髪の毛のアジア系の子供からセリ・ニラ・ネギのハーブセットを買いました。値段なんと10円!八百屋だとその3倍はします。
この子、なかなか堂々とした客裁きでした。今頃いい商売人になっているといいな。
シラーズはモンゴル系が多いらしく、チャドルを被ったアジア系の女性をよく見ました。
おじさんからニンニクを、八百屋のお兄ちゃんからピーマンをもらいました。※西アジアあるある、「くれる」。 -
もうひとつマドラセを見ようとしたら閉まっていました。
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ぐにゃぐにゃ道のバザールを戻って、マスジェテバキールへ。
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今日最後はマスジェテバキール、私がシラーズで一番好きな場所です。
日が暮れてしまったので、翌日また行きます。夕日が差す時間がとても素敵でした。 -
柱とアーチが美しい祈りの場
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中庭はタイルで囲まれています。
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圧巻。
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ライトアップ
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アシュラーというお祭り期間が始まったイラン。街のいたるところで鎖を体に打ちつけながら練り歩く黒服集団を目にしました。正義が悪に敗れた悲しむべき日として、シーア派にとってはとても重要な儀式であり、この時期は祝い事は禁止なのだとか。
この先1週間ぐらい続き、クライマックスには交通機関も半分ぐらいストップしていました。
しかし、1000年以上昔の人の殉教を未だに自分のことのように嘆き悲しみ偲ぶこの風習、正直日本人には理解できません・・・ -
テレビかなんかで見たことがあったので結構感動。
生歌にナレーションが入って人々を鼓舞していく仕組み。
関係ない者からすると正直うるさいが、ナレーションの煽りにより人々が熱狂していく効果があるみたい。
子供も参加しています。鎖の痛みで顔をゆがめている人はいません。
このあとフリが早くなっていくそうです。
一瞬だけど、音付
https://youtu.be/O4I9eyTEuWI -
たまたま飛び込んだSAADAホテルが、日本人に人気宿でした。おじさんたちがとっても親切で、キッチンも使えて場所もよくなかなかよかったです。
シラーズではシロタク強盗が多発していました!!!!
私が会った日本人男性だけで2人も被害者がいました。乗り合いの無許可タクシーでやられるみたいです。 -
晩御飯は自炊シェア飯。
もう、あるものでなんとかしなくてはいけないから。
キャベツのマッシュルーム炒めとトマトライスにしました。
お肉系で簡単に手に入るのは鳥か羊のみなのですが、せっかくなのでベジタリアン生活。それはそれでなんとかなるものなのですが、コクが出ないのでマギーのお世話になってしまうのが難。 -
12/30
ペルセポリスに行った帰りに、まだ明るかったので城壁の中の宮殿と、昨日日が暮れてしまってよく見えなかったマスジェテバキールにもう一度行ってみた。 -
ああ、うつくしい。
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ちょうど西日が差していい感じです。
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素敵。
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シラーズで一番綺麗だったマスジェテバキール。
写実的なタイルを隅々まで敷き詰めて作られています。 -
1773年完成、サンド朝の代表建築です。メナーレも低いです。(反対にヤズドは高いミナレットが特徴)
エイバーンが二つしかないのが特徴。
北のエイバーンには鍾乳型のドームやカラフルなタイルがあり、真珠のアーチと呼ばれているそう。 -
色とりどりのタイルが本当に素敵です。
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幾何学模様が多い中、シラーズでは草木、鳥など、写実的な柄のタイルを観ることができました。どことなく中国の匂いがするのは、シルクロードの影響でしょうか。。。
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鍾乳型の祈り場。
アーチ部分だけでなく柱も美しい。 -
こちらは昨日見た城壁の内部。キレイな庭園がありました。
オレンジの木がたくさん植えられていて、水場もあります。 -
木造の建物の内部にはイラン風ステンドグラス。
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偶像崇拝禁止のイスラム圏だけあり、ステンドグラスも模様オンリー。
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カラフルな光が映って美しい。
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古い写真です。イランと言えばウェイトリフティングなど力系のスポーツが強いイメージ。
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帰りに昨日と同じバザールで買い物。
昨日も会ったアジア系の男の子が遊んでて、私のことを覚えていた様子だったので、「今日は仕事無いの?」と日本語で話しかけてみた。
彼はペルシャ語で「終わっちゃった」と、多分言っていた。完璧に意思疎通していたと思う。
仕方なく八百屋へ。イランの八百屋には、パクチーやネギ、パセリなどが山盛り並んでいる。そしてやっぱり結構高かった。
今日は王子みたいなドイツ人旅行者もごはんをシェアすると言っていたので、メニューを構築。ドイツか、芋にするか。 -
宿に帰って調理を開始したら、宿の人がじーっと見ながらメモを取り出した。
二品作っていたんだけど、途中でめんどくさくなって1品にまとめてしまったので、訳の分からん作り方のメモになっているはず・・・すまん。
もちろんおすそ分けを。
今日のメニューはポテト、オクラ、安かったマッシュルーム、ナスのトマトカレーと、キャベツとほうれん草の卵炒め。旅行中こんなに野菜を取れるのは奇跡。
野菜がおいしい国で良かった。お肉無くても全然大丈夫、レストランも高くてあまりおいしくないからね。
シラーズでカレーのスパイスを買ったのが初めてのカレー作りでした。
当時は日本風に小麦粉を入れるもんだと思ってた。
スパイスと小麦が主張しすぎた。
その後10年ぐらいして日本もすっかりスパイスカレーブーム。もうちょっとマシに作れるようになりました。
今日はモスクで会った日本人女性がネットで知り合った日本人女性を伴って宿を訪ねてきてくれたので、大人数で食事。(そのモスクで知り合った女性はフォートラにもいたw 狭い世界。)
そして夜は、またしてもアシュラーの大行列がやってきた。いつまで続くのか、出国まで。
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