イラン２　聖地ゴムとカシャーン

2008/12/20 - 2009/01/07

イラン一周旅行

エリア ゴム(イラン)

テヘランより１３５ｋｍ、マシュハドに次ぐシーア教の聖地、ゴムにやってきました。
バスターミナルではなく、町の北東、ハフタード・タン広場で降ろされる。
この道端がテヘラン行きやカシャーン行きバスの集客地だったみたい。
タクシーで10分ぐらい先にある聖廟へ立ち寄る。

ゴムの街もレンガ造りの家が並んだ砂漠特有の黄色い感じの街で、ますますいい感じ！！一気にアラビアの雰囲気！

いきなり聖地です。8代エマーム　レザーの娘、ファティメの廟。
サファビー朝時代のもので、黄金のドームが本廟。
近隣諸国からも人が集まる聖地です。

こういう聖廟は、モスクと違って異教徒は入場できません。
しかし外側からでも十分すごい！巡礼者相手のお土産屋さんもおもしろい。
こういったものがテヘランでは全然見ることができなかったので、やっとイランに来たことを実感できました。

黄金の玉ねぎ。中には入れないけど十分に雰囲気を堪能しました。

これこれ、イランでしょう！ドームはいつもすごいことになっていて、イランにいると首が疲れます。

お祈りグッズも色々売っていました。
もの珍しかったのはモフルという素焼きの焼き物。
クルアーンが刻まれていて、いっぱいお祈りしたら額にモフルの跡がつくってやつ。
いっぱい五体投地した人のおでこの圧勝だと思うけど。

きらきらだ。

ミナレットもモザイクが素晴らしい。
イランとウズベキスタンは私の聖地だ。

イランの指導者が着ている着物。和風な茶色で、ターバンを着用してます。この人がみんなの前で説教をしたり、質問に答えたりするみたいです。

黄色系が混ざっていて鮮やか。

テヘランとは違ってチャドルの女性がとても多かったのが印象的。だいぶ保守的な町だったのかな。

バザールの屋根がドームになっていて、それが連結している様子に驚きました。
っつってもトルコなどにもそういう場所がまだ残ってますよね

しばしゴムの街並みを

ゴム

ゴム

ゴム

ゴム　タクシーかな。目覚まし時計。海外タクシーあるあるですね。

ゴム
これだけ見ると、インドやパキスタンよりもよっぽど発展している様子がうかがえます。

ゴム
こんな商店、日本の駅前なんかにもありそう。

ゴム

ゴム

ゴム

そのまますぐにカーシャーンに移動します。カシャーンへや、砂漠の中を２、３時間ほど。近い、と思ってしまう。2時間。
真っ赤なカーテンの、気味の悪いバスでしたが、短い移動でもジュースとお菓子がちゃんと出ます。これぞイラン風サービス。

今日はカシャーンで一泊。
キャシャーンはキャビール砂漠西のオアシス都市だそうで、周囲にはカナートが発達している。
アケメネス朝からサファビーの王に愛された町。

こちらも路上で下車し、タクシーでホテルへ移動。
一休みして、散歩してみます。
すでに日暮れ近かったのであまり観光をすることはできませんでしたが、あまり大きくもなく庶民的なバザールと静かなモスクが印象的でした。
バザールのメイン通りはとても長く、曲がり角だらけ。

らくだのターメリック引き？バザールの中のスパイスやさんにて。らくだは帰宅してました。

小さい町のバザールはすごく庶民的。
モスクなどが点在して、ゆっくり散歩するにはいい町。
この町は、絨毯やタイル、シルクなどの伝統工芸も有名なんだとか。

焼きたてだ。

マスジェデソルターニイエに行こうとしたら、間違えてたどり着いた場所。
たまねぎの部分が土色なのが素敵。
土壁の旧市街とよくマッチしていました。マドラセイエ・アーガー・ボゾリクという神学校。

色のあるタイルも好きだけど、土色も砂漠らしくていい。

内部です。

夜ごはんは、バザールで買った野菜パスタを自炊。
手羽を買ったらちょっと毛が残っていた。外国ですね。あ、クリスマスだからか。
タイでガイヤーン、インドでタンドリーチキン、イランで毛が着いた手羽先。なんだかんだで毎年クリスマスにチキンだ。

明日はいよいよ憧れのエスファハーンへ！

12月26日　
朝ごはんに、米を炊いた。イランは米も良く食べる。パラパラで、あまりよくない。それでも炊き立てはおいしい。
野菜の種類も少ないし、外食できるところも少ない。食べる楽しみが削がれる国だった。
タクシーでバスターミナルへ行って、バスでエスファハーンへ。
途中砂漠や山を越えて、イメージのイランへ・・・

ほんとにこの砂漠の中にエスファハーンがあるのか！？ってほど、砂漠の中へ。
エスファハーン編へ続く