2009/01/07 - 2009/01/10
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コロコロパッカーさん
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真冬の東トルコ、大体寒い写真です。絵は寒々しいですが、イランを離れて自由を謳歌しています。
2009年
★1月7日 イランマークーからドーウバヤズッド国境越え、ワンヘ
1月8日 ワンからビトリスへ ビトリスから夜行バス移動
1月9日 シャンルウルファ着、ハラン観光、夜行バス移動
1月10日 ハタイからシリアへ国境越え
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イラン側の旅行記はこちら
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11706594/
1月7日
イラン側で手続きし、通りかかったタクシーに拾われイラン側のゲートへ。
イラン側のゲートが閉じるとトルコ側のゲートが開く、という国境を越えました。中間地帯は50cm
アシューラのためか今日国境を超える人はほとんどいないらしい。
係員が来るまで待たされた。その間私を監視するのは近所の子供のみ。トルコ、めちゃくちゃ緩いな。
とりあえず、チャドルを脱ぐ。
パスポートコントロールを済ませ、ドルムシで起点となる街ズーバヤズッドへ移動。30分の移動で300円とな。物価が高くなってきた。 -
ではズーバヤズッドに向け移動しましょう。
国境付近も雪が積もっていました。
イラン以上に真っ白な雪景色でした!トルコといえば地中海沿岸地方のイメージが強い。まさかこんな雪深い地方があるなんて。
寒いのはカフカスで慣れたけど、やっぱ寒いものは寒かった。冬のトルコは大変です。 -
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アララト山が見えてきた!
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左、アララト大、右、アララト小。
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大きいほうのアララト山。5137mもあるんだって!もちろんトルコ最高峰。
旧約聖書でノアの箱舟が漂着したとか。
前方は草原か。夏は緑に覆われるのかな。秋は黄金色?見てみたいな。冬はもういい。 -
小さいアララト山。キュチュク。こちらが富士山と同じぐらいの3896m。
30分程度でドゥーバヤズッドという変な名前の国境の町へ。ここを経由しVANに行きます。
ドゥーバヤズッドは辺境の町で、地図も小さかったため何もない小さな街だと思っていたら、意外や意外、そこそこ発展していてにぎやかな町でした。
通りは雪でぐちゃぐちゃ、人込みもすごい。(残念ながら写真なし)
トルコに戻ってまず感じたのは、物が多い!ということ。
スーパーがある!ちょっとした商店だって品揃えが豊富!果物の種類もたくさんある。 -
さっそくロカンタでお肉を食べた。もう羊の心配をしなくていい。
ひき肉のトマト煮に卵が乗っている煮込み。しみるーーー。
スープだけで3種類もあってびっくりした。ああ、レンズ豆のスープ!
次から次へと運ばれてくるおかず。なんでこんなに近いのにこんなに食文化が違うんだ。
おいしいトルコのふわふわパンも食べ放題。
トルコの人は、人懐っこい!懐かしのフォルムのグラスに入ったチャイをサービスしてもらった。
チャイでさえ濃くておいしい・・・ -
腹ごしらえをしたら11:00発のミニバスでワンに向け出発。
すぐ山に入る。当然雪景色。途中鄙びた村を通過。一体何がどうなってこんな辺境に住むことになったのか、ストーリーが気になる。(写真なし)
山を越えると右手に巨大なヴァン湖が出現。真っ白な世界の中に浮かぶ湖は信じられないほど濃紺。(翌日の写真参照。)
湖が見えたらヴァンの街までもあとわずか。
車中では老若男女皆ケータイ片手。トルコは自由でいいなぁ。 -
美しいワン湖に見入っているうちにワンの街に到着。
この街もまたとても大きく、まとまりのない近代的な大小の建物が乱立する街。
この地方はかつてウラルトゥ王国として栄え、アルメニアやらアッシリアやらアラブやらロシアやらクルドやら、色んな国・民が入ってきた場所らしい。1917の停戦まで、旧ヴァン地区はロシアの支配下だったそう。複雑な歴史があるようです。 -
オトガル(バスターミナル)ではなく、ミニバス乗り場で降ろされる。
ちょっと困っていたらおじさんたちがすぐ集まってきて助けてくれた。
5分ほど歩いてバザールへ。にぎやか。
午後になり気温が上がったことで雪が溶けだして道はシャーベット状の雪でぐしゃぐしゃ。
ホテルの名前を言えば町の人が行き方を教えてくれる。
最初に聞いた子がちょっと間違えて遠回りになったけど(笑) ほぼ迷わずに到着。チェックイン。
階段無しの5階の部屋しかなく他の宿にしようと思って何気なくTOO HIGHと言ったら値下げしてくれた。どっちかって言うと値段じゃなくて5Fが高いって意味w -
すぐにワン城に向かいます。
スーパーのおじさんがわざわざ乗り場まで引率してくれました。世界のfollow me、トルコでも健在。
ちょこちょこ泊まりつつ20分ほどでヴァン城へ。
ロンプラに、石を投げる子がいるから気をつけろとしつこく書いてあった。
きっと嫌な思いをしたのだろう。
確かに雪合戦している子がいるが・・・気付かれませんように。 -
この時点で15:30。絵に描いたような曇天模様。
600mの雪道、ひとけもないし子供も怖いし、雪も降ってきそう、眺望も期待できないので直前でUターンして帰りました。そういうところは一切無理しません。
途中、女子に人気があるというモスクから出てきた女の子たちにメルハバと声をかけてみました。雪の中、ご苦労様。
ちょっと古い色合いの服装をしていて、イランで見た今時女子学生とはちょっと違う。目鼻立ちがしっかりしていてきれいな顔立ちだった。 -
帰りに拾ったミニバスは、来るときと同じバス。車掌のおじさんが「もういいのか?」みたいなこと言ってた。
車内の人に地図を見せて、ここで降りたいと意思表示。伝わってるのか伝わってないのか分からない反応だったけど、下車するときにちゃんと行くべき道を教えてくれた。助けてもらってばっかりだな。
せっかくなのでメインストリートを歩きつつバス会社地帯へ。
安心のJET社が良かったけれど、このあたりは地元のVANGOL社やBEST VAN TOURが強いらしい。有名どころだとMETRO社しかなかった。
METRO社はあまりいい評判はなかったけれど、ヴァン支店の紳士は親切だった。もう1軒のバス会社も根気強く付き合ってくれた。トルコの人、いい人。 -
明日の予定を考えつつ、コンタクトの在庫があと1セットなので超おしゃれなメガネやさんへ。値段は2000円と、安い方だったがあいにく売り切れ。トルコで補給しておかないと、次は中東、大丈夫かな。
(私のコンタクトはもう20年ぐらいずっと2weeks アキュビュー。世界各地で安定的に補給できる信頼のブランドです。って、そんな情報いらんか。)
写真は揚げた粉に蜜をまぶしたもの。インドからイエメンまで色々なところで見るやつで、安定の激アマ風味。このあたりのお店でよく見た。
ここのはチュロみたいに溝が入っている仕様で、食感がサクサクしていてよい。
おじさんがピンクの紙をくれて、セルフで取るスタイル。思いっきり嚙んだら甘い蜜がこぼれてきた!あっっっまーーーーい!!
その横で、別のおじさんがお買い上げ。甘党だなー。
その後久しぶりにドイツの面々とビデオチャット。
ずっとコネクションが悪かったり忙しく動いてて久しぶりに会話したせいか、3時間も話し込んでいた。
8時に出たらすべてのロカンタと店が閉まっていた。雪降ってるし、人いないし、怖いから早く帰ろうとしても雪で走れず。宵っ張りのイランと比べるとヴァンの夜は早いらしい。
というわけで晩御飯もくいっぱぐれたので、イランでスリにあった子にもらった電熱コイル(!)で湯を沸かして、グルジアで会った女の子がやっていたチキンキューブスープで夕ご飯とす。電熱コイル・・・すごい懐かしい。20年前はよく持っている人がいたかも。 -
ワンのホテルアスラの部屋。女性におすすめとして、ロンプラに載っていました。
イスタンブールでならドミの値段でシングル。とてもいい部屋でヒーターもテレビも付いているのに風呂がない。流しだけついてた。トイレは共同。共同のシャワーもありません。 -
1/8
ホテルから見た景色。6時半ごろ起きてしまった。
例の電熱コイルでコーヒーを飲んで、さらに実験を思いつく。
余ってたパスタをポキポキ切って保温で茹でよう作戦。20分ほどで食べられるぐらいになったので、もっていたチキン、昆布、オニオンの3種のスープ出汁で味付け。我ながらすごいサバイバル飯だな。 -
ワンの街です。
一昨日は夜行列車に乗ったし、昨日もシャワー無しの宿だった。明日、明後日は連続夜行バス移動のつもり・・・ということは、はっ!?5日間風呂に入れず!?なんとしてでも今日シャワーを浴びないといかん。
意を決して部屋の流しで髪を洗う!が!水しか出ない!
そんな時は!!電熱コイルーー。ここでも役に立った。
薄めながらなんとか洗髪に成功。
すっきりしたところで時計を見ると8時を過ぎていた。確かタトヴァン行きのバスが9時発だったような・・・・慌ててパッキングして出発。
すぐ近くにあったBEST VAN TOURに行くと、今日行きたかったビトリスまでのバスチケットを買えるとのこと。お金を払って送迎バスに飛び乗る。ぎりぎりセーフ。
5分ほどでVANのオトガルへ。立派なバスに乗り換えて出発。 -
ヴァンの街を出発します。
それにしても、久々のトルコ。
ワンの街そのものは繁華街もあるし、イランから来ると断然町もウエスタナイズされていて物も豊富でした。
テヘランも都会だと思ったけれど、やっぱりトルコは1歩先を行っているなといった感じ。
女の子たちも髪の毛のおしゃれをして、自由気ままに歩いていたのが印象的。スカーフもしてなかったな。
ケータイ屋のお兄さんもおしゃれ。スリムスーツにネクタイ姿。
(反米のイランはノーネクタイ)
テレビではミニスカートのお姉さんが出演していて、日が暮れたあとも男女が一緒に歩き、ネオンも近代的。
そして文字がアルファベット!!なんとなくでも分かるだけ、いい!
モスクの形はトルコスタイル。
人々は穏やか。
つまりトルコ、落ち着くーーー! -
トルコはイランと比べるとネット屋さんの数も多い。そして早い。しかし喫煙可なのがいやー。
こんな田舎でも、割と大きいお店だった。あと、東部ってこともあるのか、ネット屋さんに女子がいなかった。
ヘッドセッドの調子が悪くて兄ちゃんたちががんばってくれた。
ネットカフェは旅人に親切な場所だったな。 -
ヴァンを出発して走り出すとすぐに雪山とVAN湖。今日は昨日と打って変わって晴れているのでVAN湖日和です。
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ワン湖には他にも見所があるそうですが、この雪ではどこにも行かれない。
ロンプラに湖南岸の景色がとてもいいと書いてあったので、この区間を昼間に走るを楽しみにしていました。
真っ白な雪山と濃紺のVAN湖をいていると、まるで南極にいるかのような気分になります。行ったことないけど。 -
30分ほど湖畔をぐにゃぐにゃ進む。
時々夏の間に営業しているであろうカフェやキャンプ場もあるけど、湖岸まで雪が積もる今、ほとんどのお店が無人のよう。
木々も枯れて寂れた雰囲気ではあるものの、天気もだんだん良くなって、最高のドライブ日和でした。 -
ワン湖(ヴァン湖)はトルコ最大の湖で、大きさは琵琶湖の6倍。
流れ出る川がないので塩分濃度が高く、洗剤無しでも洗濯ものがきれいになるのだとか。
川が流れ込むあたりにしか魚は住めない。
日に7度、色を変えるとか・・・素敵ですね。 -
そういえば、左右の目の色が違うワン猫というのが有名だそうだけど見られなかったな。
ワンネコ。犬かネコかわからない。 -
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濃紺の湖。
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湖とは思えない景色!
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ときどき民家。
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夏の景色を見てみたい。
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ヴァン湖に別れを告げます。真っ白な山、丘を越えてどんどん山の奥の方に入っていきます。
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10時ごろ。そろそろビトリスかなと思ったら、軍の検問。
丘の上を見ると、トルコ風トーチカがある。おぅ、そういう場所か・・・
全てのトラック、バスをチェックしているので1時間ほど時間がかかった。
その間、乗客はコーヒーとレモン水のサービス。
みんな普通に落ち着いていた。
東トルコは検問が多く時間がかかると聞いていた。この先、大丈夫かな?? -
検問を超えると、このルート一番の高所へ。
左手が雪山の絶景となる。 -
峠を越えると再びVAN湖。
湖に沿って大きく広がるタトヴァンの街。
ロカンタやお店も多くにぎやか。路地の先はヴァン湖に繋がっている。
数時間過ごすのに良さそうな街。
ここでミニバスに乗り換えると思いきや、バスはそのままビトリスまで行ってくれるとのこと。
みんな下車しなかったのはそういうことか。
慌ててトイレにだけ行って出発。 -
山岳地帯から一転、湖が凍ったの?と思うくらいフラットな平地が続く。
いくつか工場を越えて、やっとビトリスの看板が出てきた。
ビトリス新市街をこえ、30分ほどで城壁のある旧市街へ。
13時頃ビトリス着となりました。
ご覧頂きありがとうございます。
ビトリス編へ続く。
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