2020/11/04 - 2020/11/11
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悠遊人(ゆうゆうじん)さん
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(写真は伊江島/タッチュー)
沖縄に来るのは今年の正月以来。
その後、コロナで今日までコレナかった。例年30-40日前後は沖縄とその離島を含め過ごしていますが、今回は久しぶりに八日間の短期訪問でした。なお勝手ながらタッチューは沖縄のモンブラン(白い山)と名付けさせて頂きました。
◎旅は追っかけるだけではなく、先方から誘われるものもある。地図を開けばどこかが声を掛けてくる。今回は名護からの誘いです。どうもパンデミックが収まらないと、ゆっくり旅もできません。
・美らの海流れ来たのはメラネシア
・生ビール今日はお褒めの味がする (タッチュー登山後)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩 バイク バニラエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まずは那覇に飛びます。きれいな夕焼けが見えました。
那覇市内に入り、いつもの沖縄料理やさんに向かったのですが、残念なことにこの店はコロナ禍で閉鎖しておりました。大変残念です。一気に楽しみの3割がぶっ飛んだ感じです。(泊TR.) -
今回は名護中心に廻ろうと思い、翌日から名護の市内に宿を構えます。(3泊G.R.)
天気があまりよくないので、予定外の海洋公園に向かいます。いままではいなかった(?)カエルが迎えてくれます。 -
まずは美ら海水族館です。
海洋公園自体は入場無料なのですが、「美ら海水族館」は入館料が必要です。チケットはコンビニや道の駅で買えば¥200ほど安くなります。 -
ジンベエザメは二匹とも元気でした。昨年よりは若く小ぶりになりましたが、たぶん正月に会ったジンベエたちでした。
●ジンベイは涼しすでに甚兵衛着ているし -
マンタもあいかわらず元気です。
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おきちゃん劇場のイルカやゴンドウクジラもたいそう元気で安心いたしました。最近沖縄で過ごすペースは1日1か所廻ることと、ゆっくりゆっくり。
前方の島が伊江島で尖った山(イルカの後ろ)が明日向かう山城(タッチュウ)です。 -
翌日もやはり天気が悪く、伊江島は明日向かうとし、今日は名護城跡を廻ります。
ここは日本でも一番早く桜の咲く場所で知られています。1月には咲きます。
ただ問題は長~い階段です。300段以上はあるでしょうか。 -
ひんぷんガジュマル
推定樹齢300年
道路の真ん中にどっかりと立っています。 -
イチオシ
4日目にやっときれいに晴れました。
これで今回の第一目的地「伊江島」に渡れます。
本部港からフェリーで30分、やはり晴れれば気分はルンルン。
港でさっそくレンタバイクを借り、島巡りです。 -
伊江島はその北に伊是名島、伊平屋島と続きますが、私はこれらを三伊島と呼んでいます。琉球王朝はこれらの島から王様が誕生しました。
第一尚氏、尚思招とその子尚巴志は伊平屋島、第二尚氏尚円王(金丸)は伊是名島出身です。伊江島からも第二尚氏の始祖尚円王の縁戚が按司を務めておりました。(伊江氏-末裔の朝雄氏は沖縄開発庁長官を務めた) -
ニャティヤ洞
戦時中はたくさんの島民が避難した洞窟ということです。伊平屋島のクマヤ洞窟を思い出しますが、こちらはチャート層ではなく、琉球石灰岩の海蝕洞でした。
※クマヤ洞窟 https://4travel.jp/travelogue/11442518 -
湧出(ワジィ)
上部は琉球石灰岩層から成り、下部のチャート層との間から湧き出る地下水があり、今でも利用されています。さらには(宮古島で紹介した)地下ダムの計画をしているようです。基盤は島尻層泥岩ではありませんが、成功してほしいものです。
※宮古島の地下ダム(後半に記載)
https://4travel.jp/travelogue/11586795 -
よくみるとバッタが停まっていますよ。落ちたら大変、崖下の海まで約100m以上はあります。ワジイの名前(湧水の意味)があるように、湧水があるため、海の水は特に綺麗です。
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島で一番、伊江ビーチ
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さあ、この岩塊の成立ちを問う、が今回の訪問の主なテーマです。
名は山城です。地元では「タッチュー」と呼ばれています。高さはわずか172m、伊江島唯一の山です。なぜ真っ平らな島にここだけ突き出しているのでしょう?
まずは頂上まで登りましょう。まるで富士山に登った気分です。(富士山に登ったことはありませんが)
本部の海岸からはまるで火山のように見えますが、なんとチャートの塊でした。しかもその褶曲状況から相当古い。どうもこの岩帯は、昨年訪ねた伊平屋島のクマヤ洞窟を構成するチャートの続きと思われます。多分三畳紀あたり、それほど古い地層が沖縄にあることにビックリです。そもそも本部から辺戸岬に至る沖縄北西部は新生代の琉球石灰岩ではなく、古生代から中世代石灰層~チャートなのです。アンモナイトも出ます。おセッカイながら、沖縄には時代のはるか異なる二種の石灰岩層があるのでした。 -
山城頂上 階段が頂上まで続いています。傾斜は見ての通り、きついところは60度以上。しびれます。頂上からは360度廻りが見渡せます。前方は海中公園方向です。コチラから見える(SE方向)ように、アチラからもこのタッチュウはよく見えるのです。
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同じく頂上から(NW方向)
島も地球も丸く見えました。伊江島はとても豊かな、恵まれた島のようです。地下ダムが完成すれば万々歳です。
なおこの島の西側約2割ほどは米軍基地に占領されており、滑走路が民間を含め2本もあるほど重要な位置にあるようです。
(帰ったらモンブラン食おう) -
首里城瑞泉門
さて那覇に戻ってきました。宿は「おもろまち」(3泊AL.&那覇GR.)
ここは米軍から最近返還された地区、現地の人は観光客の多い国際通りには行かず、メインプレースのあるこちらに集まってきます。まずは首里城へ向かいます。 -
燃え尽きた正殿跡
城はすべて焼け落ちたわけではありません。正殿、北殿、南殿が消えたのです。(これらは世界遺産の対象ではない) 世界遺産の「遺構」が残ったのは幸いでした。
入場料は今までの半額¥400
●首里城に来てあらためて火事で失ったものの大きさを感じました。なんと惜しいことをしたものです。あの城を再建するのに、いったいどれだけの時間と金と苦労をした人達がいたのか考えさせられました。誰も責任を取らず、のうのうと寄付金を集めている無神経さは如何なものか。再建するにしても、台湾で集めた台湾檜700本はもうない。大量の赤い瓦はどうする。漆職人は・・・またまた同じことを繰り返していくのだろう。 -
城の一番の高台、「東のアザナ」です。
女官居室など、今まで入れなかった正殿裏へ入れるようになったのは吉かも
次の日は朝から県立博物館へ
ちょうど沖縄の岩石展が開かれていたのです。学芸員と専門的な話ができるかと期待していたのですが、あいにく不在のため会えませんでした。ただいろいろ資料を用意して頂き、少し沖縄の地学的知見が広められた感じがします。 -
帰りは国際通りから、公設市場を抜け、桜坂へ
ここには「桜坂劇場」という古い映画館があり、古くていい映画を上映しています。ちょうど見たいのが二本あったのですが、今日は帰京日、時間がありません。
今回見た映画はおもろまちで「鬼滅の刃」とりうぼうで「ポルトガル、夏の終わり」どちらもよく眠れました。最近は最後まで見れる映画がありませんね。どんだけ商業主義に乗せられているか、マインドコントロールされているか気付いたほうがいいですね。
●沖縄人のはなし
沖縄人は実は歩くのが大嫌い。私などは10分歩くのは当たり前で、なんの苦痛も感じないのですが、沖縄人は5分歩くなら車で行くという人種なのです。
今回も高速バスで名護に着いたとき、(歩いて10分ほどにあるであろう)ホテルの場所を尋ねたら、わざわざ5分歩いて自分の車に私を乗せ、ホテルまで送り届けてくれたのです。沖縄人はこのように親切な方が多いのですが、とにかく自分の足で歩かないので、道を聞いてもわからない。近くのバス停やコンビニや市役所さえどう歩いていけばいいのか説明できないのです。ホテルのフロントでさえこの調子ですが、悪気はありませんのでどうぞ大目にに見てやってください。長寿日本一もはるか昔の話になってしまいましたね。 -
朝の牧志平和通り
観光客が私だけーってどんだけー。
総じて那覇の町は静かでした。いつも通っていた大切な沖縄料理の店は閉鎖してしまいましたが、多くはなんとかギリギリ頑張っているようです。コロナには早くお引き取り願いたいものです。沖縄は薩摩藩に、日本政府に、米国に、中国にいつもイジメられてばかり、宮古島や石垣島も心配です。正月は八重山に向かうことにします。
〇予算概略
・交通費(Air,レンタバイク1日含む)約¥14,000
・ホテル代7泊8食 ¥42,000
・入場料 約¥4,000
合計 (8日間) ¥60,000ほど
※次回は紅葉を目指します。
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