2020/08/13 - 2020/08/24
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小心者さん
※これは旅行記ではなく、単なる日記です。
本来ここは『旅行記』を投稿するサイトなので、このような私情を記すべきではないと思うのですが、『自分で読み返すための日記』としてこの場をお借りし、記録させていただきます。
数年前に病を発症して以来、私の日々は『病気そのもの』と『薬の副作用』との戦いと化しました。
時には動けなくなり、時には食べられなくなり…
それまでの『当たり前』が当たり前ではなくなりました。
それ以降「多少無理してでも、行ける時に行っとけ」という考えが更に強まりました。
服用する薬が多いため副作用は多岐にわたりますが、中でも最も由々しきものは『食べられなくなる』というものです。
もしくは、「ギリ食べられるが、美味しくない」という忌々しい状態も然りです。
私は人一倍『食い意地』が張っているので、こと『食の楽しみが消え失せる』という事態には生きる意欲を根こそぎ持っていかれます。
5月頃から病状が格段に悪化したのですが、コロナの影響で受診もままならず、ほぼ動けない状態に陥りました。
まさに地獄。『人生からのリタイア』を考えない日はありませんでした。
やっとのことで応急的な投薬を受け、動けるようになった暁には、日常生活が大きな苦痛なく送れることに歓喜し、「もう贅沢は言いません」と3日ほどは殊勝な気持ちで過ごしたのですが、人間とは現金なもので、「動けるうちに行っとけ!」と、よりいっそう焦り始めました。
しかし、そこにきっちり天罰が下って「何も美味しいと思えない」が降臨しました。
例えば、焼肉や鰻の匂いがしても「これは良い匂いってヤツですね」と他人事のようにしか思えず、それが自らの本能に作用することがないのです。
要するに『食欲』が死んでしまったのです。
けれど『動けるようになった私』の反動を止めることは何人たりとも不可能です。
もちろんこの状態は一時的なもので、いつまた動けなくなるか知れません。
主治医から「誰もが狂喜乱舞して動き回るけど、あくまでも一時的な処置だからね」と釘を刺されたこともむしろ逆効果で、狂喜乱舞せずにいられるかい!
歩き回れなくてもいい(そうでもない)。食べられなくてもいい(よくない)。美味しくなくてもいい(かなりよくない)。
ここではないどこかに行きたい!
そういう切実な思いで、『電車一本乗り継ぎなし!』でアクセスできる岐阜市へ行ってきました。
ちょうどいい時に『Go to travel』ありがとう!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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岐阜駅前のコンフォートホテルにチェックイン。
せっかく割引があるのに、どうしても安いホテルを選んでしまう貧乏性です。
チェックイン時には検温に加え、身分証の提示を求められました。
『Go to トラベル用の書類』の要不要もきちんと尋ねてくれます。 -
マジで『目と鼻の先』なので、シティタワーには行きますわな。
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外は命にかかわる猛暑ですが、ここは快適快適。
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岐阜市を好きな理由の一つが『レトロな街並』ですが、中でも問屋街は大好物。
お盆休みで、普段以上にシャッター通りです。 -
達筆すぎてよくわからない。
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脳天を焦がしながら(以下’ハゲ’禁止)『問屋町中央ビル』へ。
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圧巻としか言いようがありません。
窓の配置が不思議すぎ。
中に入ってみたいなぁ。 -
ビルの一角に壁画が出現していました。
とても気さくな作者のおにいさんと出会い、「撮影してくださってありがとうございます」とお礼を言われました。
こちらが言うべきなのに、なんて素敵な方なんでしょう!
完成したら、また観に来たいです。
どうか熱中症にお気をつけください。 -
建物内の通路。
建物内はどれほど魅力的なんでしょうね。
取り壊されないことを切に願います。 -
かつての花街、花園町を散策。
汗が流れ落ちます。 -
更地や駐車場になったスペースが悲しい。
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きっと素敵な家屋が建っていたに違いありません。
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風通し良さげな喫茶店の窓。
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魅力的な建物があちこちに見られますが、数年前に比べて確実に減っていることを実感します。
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ブロックがかわいい!ビスケットみたい。
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壁画のおにいさんに勧められた『玉宮町』を歩いてみます。
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おにいさん曰く
「今はかなり閑散としていますけど」 -
それでもそこそこの賑わい。
但し、歓楽街にはマジで縁がない人生です。 -
翌日。
日中の屋外散歩は焦げるので、『ハートフルスクエア』へ。 -
時節柄、原爆展が開催されていました。
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胸を突かれた写真。
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その説明文
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ちょうどこの二ヶ月後、自宅近くの図書館でこの写真と再会しました。
この後、『平和資料室』も再訪。 -
コンフォートホテルから見下ろす問屋街。
文化遺産に登録してほしい! -
連日38℃越え。
日中の街歩きは、なんら大袈裟ではなく命懸けです。 -
うっかり死なないよう、夕方から街歩き。
後半はディナーが控えているので、意地でも死ねません。
わざわざ金津園(ソープ街)を通って加納地区へ。
客引きのおじさんがちょっと怖くて、目を伏せて歩きます。
ここをじっくり見学したければ早朝に訪れないとダメらしいのですが、私に早起きは至難の業です。
『ひきこもり』は夜型と相場が決まっています。 -
『加納天満宮』
継ぎはぎのある狛犬。 -
『いろは組』と彫られています。
他にも気になるが、夕方だけに蚊が… -
素敵な門扉、発見。
ひょっとして…アルファベット? -
分かりづらいですが、怪しげな作品が並ぶ素敵な入口。
-
中山道を歩く。
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加納宿の本陣跡。
あちこちにこのような碑が建っています。 -
この辺りのトレンドかもしれない、ちょっと難解なアート。
一番上は太陽かな。
一番下は象っぽい。
他は謎。 -
明日も「暑いぜ! 岐阜」
-
創業400年という鰻のお店『二文字屋』。
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一目で恋に落ちた。
-
川面に映る夏空が美しい。
もとい。
夏空が映る川面が美しい。
(どーでもええわ) -
JR岐阜駅前。
シティタワーに上りたいが、既に2日連続ガードマンと目が合っているだけにキビシイ。(豆腐メンタル) -
市電がこんなところに。
昨年、金公園から引っ越してきたらしい。
丸窓がかわいい。 -
夜になってもあまり気温が下がらないので、駅前は閑散としていますが、エキナカはそこそこ賑わっています。
-
翌日も炎天下の中、『柳ヶ瀬』へ向かいます。
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古い商店街が大好物。
にしても、閑散としすぎですね。 -
もう営業してないのかな。
-
意外にも賑わっている一角を発見。
『蚤の市』だそうです。 -
ここも『取り壊された跡』が多くて寂しい。
-
これまた大好きな『アクアージュ柳ヶ瀬』。
今回は絶対に夜にも訪れるつもりです。 -
片側では大きなマンションを建設中。
寂しいけれど、ここが残っていてよかったです。 -
やめなさい。
しかし、『ピンク色』にまぁまぁのこだわりが感じられます。 -
ロイヤル劇場のあるビルを通り抜け。
もちろん劇場まで上ってみました。
昭和の名作を上映しています。
日がな一日ここで映画を観るのも楽しそうですが、大きな音が苦痛なので映画館には入れません。
上映開始後1分もたず退出した苦い思い出があり、それ以来行ってません。 -
家屋も素敵なら、看板も素敵!
懐かしの『ナショナル坊や』に目頭が熱くなります。 -
そのすぐ近くの八幡神社のベンチに腰掛けて少し休憩。
木陰は意外と涼しい。 -
行列のかき氷店『赤鰐』。
最後尾には『終了しました』の看板。 -
昭和レトロな旅館。営業してなくて残念です。
-
『ホテルリソル岐阜』に引越です。
部屋は最上階のツインルームで、ちょっと高級感があり、とても快適。
会員登録したので、1階ロビーでドリンクバー(コーヒーと紅茶)も。 -
浴室も広め、浴槽もゆったり。
アメニティに良い香りの入浴剤もあり。 -
翌朝。
コロナの影響で、朝食はビュッフェではなくお弁当で供されました。
お願いした時間に部屋まで持ってきてもらえます。
おおぅ。朝からそんなに揚げ物は食べられません。
が、部屋で一人のんびり食べられるのは嬉しいです。 -
ホテルが快適だとひきこもるタイプ。根がひきこもりだけに。
そのまんま夜までダラダラ。
外はマジで暑すぎます。 -
翌朝。
「今日は揚げ物少なめですように!」
と、蓋を開けたら…
増えとるがな!
それどころか焼売まで! -
最上階の部屋からの眺め。
このあいだまでいたコンフォートホテルが見えます。
コンフォートでは低層階だったので、なんとなく「ざまぁ」と思います。
意味が解りません。 -
『溝旗神社』までぷらぷらと散歩。
今日も酷暑。なぜ一向に曇らない! -
あまりの暑さにLoftに吸い込まれ、うっかりリュックサックを買ってしまいました。
ドン・キホーテの閉店セールでも無駄なものを買ってしまったので、荷物が増える一方です。 -
次はLoft近くの『ワシントンホテルプラザ』に1泊します。
-
まんまと『飛騨牛と鮎 満喫の夕食!』に釣られて、別のホテルの一泊を削りました。
少しずつ食欲が蘇りつつあります。 -
珍味とお刺身。
飲めないけれど、日本酒に合いそうです。 -
飛騨牛のすき焼き。肉は少ないが旨し。
-
鮎の塩焼き。食べにくいが、うまし。
-
アツアツなら揚げ物だってうまし。
-
満腹なので「ご飯は断ろう」と思っているうちに碗が出てきました。
中身は、おにぎりのだし茶漬け。
これなら食べられる! -
これは余裕。デザートの『きな粉プリン』。
むしろお替りも可。 -
翌日の『郷土の朝食膳』は1階のレストランでいただきます。
朴葉味噌や明宝ハム、ちゃんちゃん焼きなど、岐阜らしいメニューが並びます。
スタッフの方が「コーヒーを部屋にお持ちください」と言ってくださり、ありがたく頂きました。 -
今日は『美殿町』を散策します。
もちろん今日も死ぬほど暑いです。 -
きっと中も素敵に違いない喫茶店。
-
わざとか? と思うほど芸術的に抜けたタイルの柱。
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以前から気になっていた銭湯『のはら湯』です。
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嬉しそうに撮影していると、中から女性が出てこられて
「上がって見学していって」と声をかけてくださいました。
ぅわーい! -
何年もの!?
うっとりします。 -
浴室にまで入れてくださいました。
岩風呂のような造りで、とても気持ちよさげでした。 -
番台の後ろの棚のシャンプーは『常連さんのキープ』でしょうか。
-
ご親切にありがとうございました。
いつかお風呂に入りたい! -
なんか素敵な休憩スペース。
-
ここは…精肉店だったかな。
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ちょっとかっこええ。
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ちょっとかっこええ。
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まだ頑張っていてくれたことに感動しました。
-
ここもやはり、あちこち取り壊されて駐車場になっています。
この壁はどうなっているのか、気になって仕方ない。
木造なの? コンクリートなの? ダブル仕様なの?
窓は生きてるの? -
アートやなぁ。
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『樫森神社』までやって来ました。
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岐阜に来たら外せない『オリビエ』を訪れます。
-
ホテルの朝食も食べたので食欲は皆無ですが、メニューを見ると『ロシア風 サーモンといろいろ野菜のスープ ウハー』とあり、「スープなら食べられそう」と入店しました。
結論として、スープだろうが食べられはしません。 -
どんな時でもデザートは別腹の不思議。
『イチジクのコンポート』。
赤ワインの風味が強く、とても美味しかったです。
食べきれなかった悔しさはさておき、ここのランチはとてもお値打ちだと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- さとぴ。さん 2020/10/24 21:01:06
- ハゲましの言葉。
- 小心者さま、こんばんは。
暑そうですねー。
北海道民、ぜったい無理。
体調がよろしくないのに歩き回って
患者の風上にもおけませんね。
だけど徐々に食欲も出てきたようでホッとしました。
旅行するのがイチバンのハゲみ。。いや薬でしょうか。
大好物オンパレードの岐阜の街並み、ステキでした。
市電の写真も、うっとり。
しかしながら
くれぐれもお体に気をつけてくださいね。
satopi
- 小心者さん からの返信 2020/10/24 23:27:44
- ハゲって言うなー!(号泣)
- satopiさま
ハゲ増しのお言葉(わなわな)を、ありがとうございます。
ていうか、誰がハゲやねん。
いやぁ…岐阜はなまら暑かったです。
愛知県民でも死にそうでした。(なんなら名古屋より暑かった)
そう言えば札幌で、雨の日に「寒いですねー」って言うと
「さ、寒い…だと…?」って返され、道民の気合を感じました。
生意気言ってすみませんでした。
satopiさまもお元気でご旅行されていて何よりです。
『苔の回廊』めちゃくちゃ素敵でした!
またハゲましてやってくださいね。
ていうか、誰がハゲやねん(裏拳)
小心者
-
- kemigawaさん 2020/10/24 08:49:41
- 初めまして
- 岐阜の古い建物は台湾や香港の街並みを彷彿とさせますね。
昭和レトロな感じは心が落ち着きます。
いつも楽しく旅行記拝見させていただいています。
くれぐれもご自愛ください。
- 小心者さん からの返信 2020/10/24 17:39:47
- RE: 初めまして
- kemigawaさん
初めまして!
コメント、ありがとうございます。
> 昭和レトロな感じは心が落ち着きます
もしかして同年代の方なのかな、と嬉しく拝見しました。
(全然違いましたらすみません。汗)
香港はよく知らないのですが、台湾(こちらも初心者)は、あちこちで古い建物に出会えるので大好きです。
早くコロナが落ち着き、また海外に行けるようになればいいですね。
『大阪&京都ぶらぶら散歩』を拝見し、天王寺にすごく行きたくなりました。
今後とも どうぞよろしくお願いいたします。
小心者
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