日本を出国できない？いきなりのネコブル。～ミャンマー二十七泊の前にちょっこしタイ北部へ～

2020/02/03 - 2020/02/04

自己最長二十七泊に及ぶミャンマーの旅の前にタイ北部を少し回ってみることにした。
ツアーに参加したり、タクシーをチャーターして観光をしたり。タイ北部にはまだまだ見所があり、面白かった。

しかし、福岡国際空港でチェックインするときのいきなりのネコブルには正直参った。
思えば、今回の旅はネコブル続きであった。これがこの後の展開を暗示していたのかもしれない。

※トラブルの軽度のものをネコブルと言う。出典:若竹七海他「マレー半島すちゃらか紀行」（新潮社）

【旅のスケジュール】
福岡国際空港　　～この旅行記～
　↓
バンコク　　　　～この旅行記～
　↓　寝台列車　～この旅行記～
チェンマイ（２泊）
　↓
パーイ（３泊）
　↓
チェンマイ（２泊）
　↓
バンコク
　↓
ヤンゴン（ミャンマー入国）

（2020.03.29追記）

エリア バンコク(タイ)

☆☆☆始発列車到着前の地下鉄博多駅のホーム。☆☆☆

【2020年02月03日（火）、タイ入国。】
福岡市内のホテルにて、午前03時00分に起床した。
あまりよく眠れなかった。荷物を手早くパッキングして行く。
05時30分チェックアウト。
05時50分、地下鉄博多駅で始発の空港行き電車に乗る。

☆☆☆ 国際線ターミナル内のチェックインカウンターのフロアに何台か設置されている秤。私はよく利用する。☆☆☆

午前06時00分の国際線ターミナル行きバス（始発）がめちゃ混みだった。

06時25分スタートのタイライオンエアのチェックインでネコブルが発生。

かなり前にネットで見た覚えがあるルール「タイを30日以内に出国する航空券（もしくはそれに代わる交通手段）の提示」にひっかかる。
このままでは搭乗券を渡してもらえない。
どうしよう。

☆☆☆ 国際線ターミナル内で最もレートの良い両替屋。☆☆☆

陸路でタイを出国する予定であることを説明しても、係の男性にタイを30日以内に出国する航空券もしくはバスのチケットの予約を促される。

仕方なく、チェンマイからの予定を変更し、2月12日のバンコク・ヤンゴン間の航空券をその場で買った。
ちなみに、私が必要な書類を持っていないことが分かった時点でチェックイン手続きは止められて、チェックインカウンターから少し離れたところにあるテーブルに椅子を持って来られ、そこに座らされた。
私より後に並んでいた乗客が次々にチェックインをしている。
私はまるで小学校の教室で放課後に居残り勉強をさせられている小学生のようである。

☆☆☆ 中洲川端商店街にある両替屋。ここの方が福岡国際空港よりもレートは良いが、私は一度も利用したことがない。なんとなく胡散臭いからである。☆☆☆

最初は最も安価と思われるタイ東部のウドーン・ターニーからラオスのパークセーへ抜ける国際バスのチケットを購入しようと思った（昨年8月に一度利用している）。
しかし、実際に使いもしないダミーのチケットを購入するのは憚られたので、急遽予定を変更しチェンマイからバスでの移動を考えていたタイ側のメーソートからミャンマー側のミャワディへ至るルートを諦め、チェンマイから一旦バンコクに空路で戻り、バンコクからヤンゴンへ空路で入ることにした。
その結果、ミャンマーでの滞在日数を一日減らさなければならなくなった。

☆☆☆地下鉄博多駅筑紫口の地下にある両替屋。前の写真の両替屋の次にレートが良い。私は最近よく利用している。☆☆☆

航空券予約サイトでの発券を待ち、メールで受け取ったばかりのeチケット（PDFファイル）をカウンターで見せてようやくチェックインが出来た。かれこれ30分くらいかかった。

ちなみに、タイライオンエアの職員はこのようなことに慣れているのか、終始笑顔で丁寧な対応であった。
東南アジアの有名なバス予約サイトを教えてくれ、そのマニュアルが入ったファイルを貸し出してくれた。

☆☆☆福岡国際空港。昨年5月に撮影。☆☆☆

セキュリティチェックは今日も混んでいる。
この後私は自分の不注意から二発目のネコブルに見舞われてしまう。詳細は割愛させていただく。

二つの大きなネコブル（解決できたためトラブルに至らず）が重なって冷や汗をかいた。

前回出国したとき朝食を取ったカレー屋に入る気力がなく、セブンイレブンの長蛇の列に並んで飲み物と朝ご飯分の食べ物を買った。

07時40分過ぎにゲートへ行くと、タイライオンエアのバンコク行きフライトの搭乗が既に始まっていた。
ギューギュー詰めのバスで機体へ移動する。
B737の小さな機体である。

チェックインの時スタッフが言っていた通り、機内はガラガラである。
日本の若い人（特に女性）が多いのは、大学の春休みの関係であろう。

08時00分までに搭乗が終わる。
その後眠くなり、08時20分頃の離陸のときは意識を失っていた。

アライバルカードを記入し、朝ご飯を食べたらすることが無くなった。

☆☆☆バンコク市内で宿泊したホテル。☆☆☆

12時03分、ドンムアン国際空港に着陸した。イミグレーションはやや混んでいる。

14時10分、バンコク市内のホテルにチェックイン。フロントにいる女性スタッフにサーモグラフィーを顔に向けられ、体温を測定された。
チェックイン時刻は過ぎているが少し待たされた。

17時になるのを待って外出した。
以前よく利用したBTSパヤータイ駅近くのタイ北部料理の店PORWAへ。
最初に頼んだ豚肉のラープがかなり辛かった。
ビールはシンハの小瓶を二本だけ飲む。

コンビニで缶ビールだけを買って帰る。
20時台、テレビがつまらないので早く寝た。
【02月03日（火）、了。】

【02月04日（火）、三つ目のネコブルに気づく！】
バンコク市内のホテルにて、午前04時50分に起床。
夜中に一度だけ目を覚ましてトイレへ行った後、二度寝した。
よく眠れて時差ボケも解消したと思う。お腹がゆるいのは、昨日の夕食のせいであろう。

朝食へ行く前にいろいろ確認をしていたら、昨日のドンムアン空港到着後に自分の不注意からとんでもないミスをしていたことを発見した。
※ このネコブルは、この後タイからミャンマーへ出国した時点で解決したので、ネコブルに止まっている。解決していなければ、私の旅のキャリアの中で最大級のトラブルになっていたであろう。

ドキドキしてその後落ち着かない状態がずっと続く。07時00分からの朝食も、お粥と少しのフルーツだけにした（上の写真）。

このネコブルの結果、今日の予定は全面的に変更を余儀なくされた。

09時40分にホテルをチェックアウト。
スーツケースを夕方まで預けてネコブル解決のため出かける。

午前中いっぱい朝発覚したネコブルの解決のため行動したが、結局解決しなかった。

勝手をよく知っているプラトゥーナム市場界隈へ行き、前に一回だけ食べたことがある雲呑麺の店Bamii Zap 2で汁ありの雲呑麺を食べる。あっさりして美味しい。
マレーシアの雲呑麺と同じ味に思える。

市場中央にあるはずのタピオカの屋台が出ていないので、建物内の店でテーブルに座ってアイスティーを飲んでまったりする。

三つ目のネコブルが解決しないと落ち着かない私。
昨日は悪夢の一日であった。

プラトゥーナムのいつも利用するマッサージ屋でフットマッサージを1時間してもらう。
珍しく男性スタッフに施術された。
歩いてホテルに戻り、15時25分にスーツケースをピックアップ。

☆☆☆この日のホアランポーン駅構内。☆☆☆

BTSとMRTを乗り継いでホアランポーン駅へ。16時過ぎに到着。

駅構内にある荷物預かり所でスーツケースを預け、二階にあるカフェアマゾンで寛ぐ。
私のお気に入りはドブ色をしたアイスミルクティー。

今夜はこれからチェンマイ行きの寝台列車に乗る。

☆☆☆この店の道路に張り出したテーブルは大人気。 この日も欧米人の団体客が大いに盛り上がっていた。☆☆☆

アルコール類が飲める17時を過ぎたので、駅前ロータリーに面したアルコールを供する三軒の食堂のうち、真ん中の511 カフェへ。

一品目の鶏肉とカシューナッツ炒めはいまいちだった。二品目はエビ入りのカオパット（焼そば）。
これもあまり美味しくない。

それでもチャンビアの大瓶を三本飲んでしまう私。

発車1時間前に駅に戻ると、私が乗車するチェンマイ行きの寝台特急が入線していた。荷物を座席に置いて、二度目の買い物へ。
駅前にあるコンビニで買った缶ビールを車内に持ち込むことにした。※
早目にスーツケースを引き取って乗車した。

※ タイ国鉄の規則で現在車内でアルコールを飲むことは禁止されている。良い子は決して真似をしないように。

定刻19時35分に発車した。
ベッドメイキングをしてもらった後、缶ビールを4本飲み干した。ツマミはミックスナッツの小袋のみ。
さすがに酔いが回った。20時台に寝落ちした。
【02月04日（火）、了。】