2019/12/29 - 2020/01/03
524位(同エリア1273件中)
じんさん
2019/2020の年末年始、5泊6日で四国4県を車で巡った旅の記録。
旅の2日目、この日は朝から夕方まで、鳴門にある大塚国際美術館を見学。その後は香川県の高松へと移動するのみ。
前日より宿泊していた鳴門公園内の旅館「公園水野」さんから大塚国際美術館までは車で約5分。噂では美術館の館内はかなり広いらしく、見学に何時間もかかるとの話だった。なので、時間には十分に余裕を持ったスケジュールにしておいた。
チケットは前日の夜になってから前売り券を手配。同館の公式サイトで買うと一人当たり140円安くなる。そもそも大人一人3300円という入館料自体が美術館としては破格。されでも、ここに所蔵されている作品の内容からすれば、このチケット代も決して高過ぎるとは言い切れない。
ここには原寸大で複製された世界の名画たちが多数所蔵されている。単に同じ画法で複製したのではなく、全て陶板を使っているところが特徴。いずれもオリジナルの所有者に許可を取ってから制作。陶板なので展示されている作品を実際に手で触れられるし、空間ごと再現している作品があったり、現実では揃えるのが難しい作品を一同に飾ったり。まさに芸術のテーマパークと言った感じだ。妻と二人、これまで見て回ったヨーロッパの思い出を振り返りながら、時を忘れて見学してきた。ヘトヘトになりながら。
表紙写真:陶板で再現されたスクロヴェーニ礼拝堂の実物大複製(大塚国際美術館)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バチカン美術館、「最後の審判」のあるシスティーナ礼拝堂(の複製)
かつてバチカンに行ったのだけれど、唯一の心残りがこの作品を身損ねたこと。ちなみに、この「最後の審判」のあるバチカン美術館の入館料を調べると16ユーロする。 -
「最後の審判」(以後、「複製」という言葉は省略。)
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米津玄師さんの描いた「檸檬」の絵。
ちょうど1年前、NHKの紅白歌合戦で「檸檬」を歌唱したのがここ、大塚美術館にある「システィーナ礼拝堂」からの中継だった。 -
スクロヴェーニ礼拝堂。
本物はイタリアのパードヴァにある市立博物館の中にある。現地で見学するにあたっては予約が必須で、16EURのパードヴァ・カードを使って見学した。
パードヴァの旅行記(2017):
https://4travel.jp/travelogue/11318721 -
大塚国際美術館における「スクロヴェーニ礼拝堂」の出入り口はこの壁画の下にある扉。
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側面の絵も忠実に再現。
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スペインで活躍した画家、エル・グレコの「聖三位一体」。
陶板で出来ているので、上の鳩の部分が光が反射してしまった。ちなみにプラド美術館の入館料は15EUR。
マドリードの旅行記(2017):
https://4travel.jp/travelogue/11327353 -
エル・グレコの大祭壇衝立画。
左下の絵だけがルーマニアにあり、他の絵はスペインのプラド美術館に所蔵。本物は分散してしまっているものをまとめて復元させたものらしい。 -
イタリアのポンペイ遺跡にある「秘儀荘の壁画」。
ポンペイ遺跡はナポリからヴェスピオ周遊鉄道に乗って40分行ったところにある。この壁画を見るには11EUR(2015年当時)の入場料を払って遺跡に入り、この「秘儀荘」は広い遺跡の中をひたすら歩き回った先の建物の中にあった。壁画は欠けてる部分もそのまま再現。
ポンペイの旅行記(2015):
https://4travel.jp/travelogue/11040033 -
イタリア、ラヴェンナのサンヴィターレ教会にあるモザイク画「ユスティニアヌス帝」
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同じく「テオドラ皇后」
ラヴェンナの市街を中心に点在する教会など8カ所の物件が「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」として1996年に世界文化遺産に登録。サンヴィターレ教会もその一つ。ラヴェンナも好きな町の一つだけど、中でも一番のお気に入りの場所がこのサンヴィターレ教会。5箇所の建物を見て回れる周遊チケットで大人一人9.5EUR(2017当時)。
ラヴェンナの旅行記(2008,2017):
https://4travel.jp/travelogue/10284782
https://4travel.jp/travelogue/11318709 -
ラファエロ作「アテネの学堂」
本物はヴァチカン宮殿にある。 -
ダ・ヴィンチの「受胎告知」
イタリア、フィレンツェのウフィッツィ美術館に所蔵。 -
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」
これもウフィッツィ美術館。 -
ボッティチェリの「春」
フィレンツェの旅行記:
https://4travel.jp/travelogue/10959126 -
「アレクサンダー大王の戦い」
ドイツ・ミュンヘンのアルテ・ピナコテークに所蔵。
学生時代に「何か難しいジグソーパズルがやりたい」と、この絵のA1サイズのジグソーパズルをやり遂げたことを思い出した。 -
ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」
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ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」(開帳時)
スペイン・マドリード のプラド美術館にある本物は開帳されたままだが、ここにある陶板複製品は一定時間ごとに開いたり閉じたりすている。群像的に数多のキャラクターを描いてるところがボスの絵に良く見られるところ。
初めてボスという画家を知ったのはリスボンの国立古美術館所蔵の「聖アントニウスの誘惑の祭壇画」を見た時。もっと言えばその絵に書かれていた奇怪な鳥の絵だった。「聖アントニウスの誘惑」については、ダリなど数多くの著名な画家も題材にしていていて、興味深いテーマの一つ。
ボスとの出会いを書いたリスボンの旅行記(2008):
https://4travel.jp/travelogue/10303419 -
レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」修復後のレプリカ。本物はイタリアのミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にある。ツアー以外でここに入るためには予約が必須。12EUR(2016年当時)を払って実質15分程度の見学時間しか許されない。修復後の2015年ぐらいから写真撮影がOKとなった。
ミラノの旅行記(2016):
https://4travel.jp/travelogue/11203568 -
「最後の晩餐」修復前。修復後の復元と部屋の対面に配置して展示。本物と違って椅子に座って好きなだけ見学できる。
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レオナルド・ダ・ビンチ「モナリザ」
本物は言わずもがなパリのルーブル美術館に所蔵。ルーブルでは大勢の客の中、後ろの方から覗き見るのがやっとだったけれど、ここでは目の前に立って見られる。今現在のルーブルの事前予約チケットは17EUR。
パリの旅行記(2007):
https://4travel.jp/travelogue/10210641 -
レンブラントの「夜警」
本物はアムステルダムの国立美術館に所蔵。 -
ベラスケスの「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」本物はプラド美術館所蔵。2018年に日本の各地で開催されていたプラド美術館展のポスターに使われていた絵。
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ルーベンスの「キリストの昇架」
本物はアントワープ(アントウェルペン)のノートルダム大聖堂に所蔵。フランダースの犬のネロ少年が憧れていた絵として有名。
アントワープの旅行記(2007):
https://4travel.jp/travelogue/10189320 -
フェルメールの「地理学者」
本物はフランクフルトのシュテーデル美術館に所蔵。
思い起こせば人生で最初に見たフェルメール作品だったかもしれない。 -
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
本物はオランダのデン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館に所蔵。日本人に大人気の作品。大塚国際美術館にはこの絵の少女になり切れるコスプレコーナーも。本物、見に行きたかったなぁ。 -
ジュリオ・ロマーノ作「巨人族の没落」
本物はマントヴァのテ宮殿の中にある「巨人の間」に描かれている壁画。テ宮殿の入館料は2017年当時は12EUR。大塚国際美術館では部屋の1面だけ描かれているが、本物は部屋の四方・天井全てに絵が描かれている。将来的に完コピを目指してそう。マントヴァ自体も良い街だった。
マントヴァの旅行記(2017):
https://4travel.jp/travelogue/11318580 -
モネの「睡蓮」
本物はパリのオランジェリー美術館に所蔵。陶板だからこそできる、屋外展示。ただ、屋外なだけに天気が悪かったのが残念。
パリの旅行記(2012):
https://4travel.jp/travelogue/10749210 -
ゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」
本物はプラド美術館に所蔵。確かプラド美術館では並べて展示されてなかったはず。個人的には絵そのものというよりも、この2つの作品が存在する理由がミステリアスで興味深い。 -
ゴッホの「ひまわり」
連作として7作品あり、1点は消失。現存する6作品はそれぞれ別々の美術館などに所蔵されているが、ここ大塚国際美術館では一つの部屋に飾られている。写真の絵の本物は損保ジャパン日本興亜美術館に所蔵。 -
ゴッホの「ひまわり」
本物はドイツ・ミュンヘンのノイエ・ピナコテークに所蔵。同美術館の目玉作品の一つ。 -
ゴッホの「ひまわり」
太平洋戦争時に日本にあり、アメリカの空襲を受けて消失してしまった作品。 -
ゴッホの自画像。
本物はオルセー美術館に所蔵。耳切事件後のサン=レミ=ド=プロヴァンス時代の作品。耳が切れていない側を描いている。 -
ゴッホの「オーヴェルの教会」
本物はオルセー美術館に所蔵。 -
カミーユ・コロー作「真珠の女」
本物はパリのルーブル美術館に所蔵。中学校時代にこの絵の模写を描いたので記憶にある作品。ダ・ビンチのモナリザと同じポーズ。 -
ミレーの「落穂拾い」
本物はパリのオルセー美術館に所蔵。オルセーには2回訪問。2回目の時はこの絵は貸し出し中で見られなかった。
パリの旅行記(2008,2012):
https://4travel.jp/travelogue/10210283
https://4travel.jp/travelogue/10749210 -
ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
本物はオルセー美術館に所蔵。 -
クロード・モネの「ラ・ジャポネーズ」
本物はボストン美術館に所蔵。 -
ムンクの「叫び」
本物はオスロ国立美術館にあり、他のムンク作品と共に展示されている。オスロ国立美術館では通常は写真撮影がNGながらも、この「叫び」のある部屋だけは撮影OKだった。同じような表情をしてツーショットを撮るのが定番。
オスロの旅行記(2016):
https://4travel.jp/travelogue/11141750 -
フランツ ・マルクの「黄色い牛(牝牛)」
本物はニューヨークのグッゲンハイム美術館に所蔵。芸術家サークル「青騎士」のメンバーの一人。ミュンヘンのレンバッハハウス美術館では彼らの作品を数多く所蔵していた。 -
ジャコモ・バッラの「鎖に繋がれた犬のダイナミズム」
初見の絵。パッと見た感じ、ウナギ犬に見えた。本物はニューヨーク・バッファローにあるオルブライト=ノックス美術館に所蔵。 -
ジョアン・ミロの作品群。
スペインのマヨルカ島に、ミロのアトリエ跡に建てられたミロ美術館がある。
マヨルカ島の旅行記:
https://4travel.jp/travelogue/11233451 -
ピカソの「ゲルニカ」
本物はスペイン・マドリードのソフィア王妃芸術センターに所蔵。本物は人が多くてゆっくり見られないけれど、ここなら椅子に座って時間かけて見てられる。
スペイン・マドリードの旅行記(2018);
https://4travel.jp/travelogue/11327353 -
大塚国際美術館での滞在はたっぷりと5時間ぐらいはいただろうか。ヘトヘトになりながら高松へと向かう。
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