2017/10/28 - 2017/11/01
64位(同エリア204件中)
じんさん
秋の北イタリア、ポー側流域の3都市を巡った旅の記録。
妻がまだ行ったことがなかった「ラヴェンナ」と「パドヴァ」への旅行を計画。せっかくなので旅の動線上にあった「マントヴァ」も追加。マントヴァには1年前の夏の旅行時に日中数時間だけ滞在。今度は1泊してみることにした。
ラヴェンナはエミリア=ロマーニャ州にある古代ローマ時代から中世にかけて繁栄した町。内部に色鮮やかなモザイク装飾が施された「初期キリスト教建築群」が世界遺産に登録されている。
パドヴァはヴェネチアと同じヴェネト州にあり、歴史は古いけれどいろいろと支配体制が変わってきた都市。古い植物園「オルト・ボタニコ」が世界遺産に登録されているが、それ以外にも教会などの数多くの古い建築物が残っていて、1日ぐらい宿泊して見て回っても見たらないほど観光リソースのある町。特に予約必須の「スクロヴェーニ礼拝堂内に描かれたジョットのフレスコ画」は必見。
ラヴェンナもパドヴァも10年ぐらい前にヨーロッパにいた時に寄り道して行ったことがある町だったけれど、それぞれ見そこねた部分もあって少々心残りだったところもあり。特にパドヴァの方は植物園ぐらいしか見てなかったのでほぼ初訪問と言ってもいいぐらい。ベネチアやミラノの陰に隠れているせいか、見所が多い割にはガイドブックなどではあまり取り上げられていないのはもったいないと思う。
旅程:
1日目 マントヴァ
https://4travel.jp/travelogue/11318580
2日目 ラヴェンナ
3~4日目 パドヴァ
移動手段:車
ラベンナでの行程:
・サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 (Basilica di Sant'Apollinare in Classe)
・サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂 (Basilica di Sant'Apollinare Nuovo)
・ネオニアーノ礼拝堂 (o degli Ortodossi)
・ラヴェンナ考古学博物館 (Museo Arcivescovile di Ravenna)
・ガッラ・プラキディア廟堂 (Mausoleo di Galla Placidia)
・サン・ヴィターレ教会 (Basilica di San Vitale )
ラヴェンナでの夕食:
「Ristorante La Gardela」
関連旅行記:
2007年夏 ラヴェンナ
https://4travel.jp/travelogue/10284782
表紙写真:
土産物屋の窓に飾ってあったモザイクタイルの猫
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 (Basilica di Sant'Apollinare in Classe)
6世紀に完成した教会。名前の通り、ラヴェンナにはなく隣の自治体のクラッセにある。それでも世界遺産「“ラヴェンナ”の初期キリスト教建築群」の構成資産の一つに登録されている。確かラヴェンナ市街にある構成資産に入るには入館料が取られた記憶。ここも同じかと思いきや無料だった。教会の横にある駐車場も休日は無料とのこと。それを知らずに券売機で駐車券を買ってしまった後、わざわざ近所のおじさんが出てきて後続の旅行客に説明してくれた。親切な人だけれどもうちょっと早く出てきてくれれば…。サンタポッリナーレ イン クラッセ聖堂 寺院・教会
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教会内部は袖廊の無いシンプルな作り。6世紀のものだしね。身廊左右を飾る絵はフレスコ画。
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後陣(アプス)に描かれたモザイク画。草原を表してる緑のモザイクタイルが好きだな。
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預言者モーゼ。
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羊たち。
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アプスの左横、側廊の突き当たりにあるモザイクタイルの床。
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モザイクタイルの床。後陣部分のモザイク画もこんな感じでタイルが敷き詰められている。
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ラヴェンナへ移動しホテルへと向かう。
ラヴェンナ市内で路上駐車する際は青枠内に停める。平日は有料、週末は無料。駅前の通りはちょっとガラの悪そうな人たちが歩いていたので一晩停めておくのには躊躇したけれど、結果的に何事も無かった。 -
今回、ラヴェンナで泊まった「Hotel Palazzo Galletti Abbiossi」。
ラヴェンナを観光するにはロケーションばっちりのホテル。18世紀に建てられた貴族の家を改装。レセプションの女性が一組一組丁寧に受け付けるもんだから、チェックインにこの上無いほど時間がかかった。 -
泊まった部屋。1階で中庭に面している部屋だったけれど、通常窓にあたる部分に観音開きの大きな扉が付いていて、部屋が中庭の駐車場に直結しているような作りになっていた。こんな構造になっているのはこの部屋だけなのかもしれないけれど、馬小屋か物置を改装したかのような部屋に感じた。部屋自体は綺麗で清潔感もあって文句無し。
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中庭部分にある駐車場。泊まった部屋はこの右側の白い扉のところ。この日はあいにく満車でここには停められなかったので仕方がなく路駐させておくことになった。その代わり、路肩に1週間停められる上にZTLも走行可能な許可証(バウチャー)を2EURで販売していたので購入。日曜から月曜までの1泊だけだけれど、旅先で駐禁取られると面倒なので。ちなみに中庭にはレンタルサイクルもあったので後で借りて市街の観光に利用。ラヴェンナでは見所を全部徒歩で見て回っていると結構距離があるので、ホテルで自転車の貸し出しがあると重宝する。
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ホテルの朝食で取ったケーキと見たことのないフルーツ。このフルーツは柿みたいな味がして美味しいのだけれど、ヌルッとした硬質な種が沢山入ってて食べづらかった。。。
朝食自体はハムやチーズなどもあり、イタリアにしてはバリエーションが豊富な朝食だった。 -
ラヴェンナの旧市街を散策開始。
まずはホテルから歩いて1、2分のところにあるサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂へ。ここで街中にある以下の5箇所の施設を見て回れるコンビチケットを購入。大人一人9.5 EUR。
・サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂 (Basilica di Sant'Apollinare Nuovo)
・ネオニアーノ礼拝堂 (o degli Ortodossi)
・ラヴェンナ考古学博物館 (Museo Arcivescovile di Ravenna)
・ガッラ・プラキディア廟堂 (Mausoleo di Galla Placidia)
・サン・ヴィターレ教会 (Basilica di San Vitale ) -
一見、サンタポリナーレ・イン・クラッセ教会と同じ作り。ただ、こちらは身廊の両サイドがフレスコ画ではなくモザイク画でびっしりと飾られている。
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身廊の側面を飾るモザイク画。
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天使に囲まれるイエス・キリストのモザイク画。
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窓枠にもモザイクによる装飾が施されている。
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続いて、ホテルで自転車を借りてネオニアーノ礼拝堂へ。
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建物は小さいけれど、内部全面にモザイクタイルによる装飾が施されていて圧巻。
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丸い天井に描かれた聖人たち。
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聖人の一人。オデコのあたりがテカってたり、結構細かいデザイン。
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続いてお隣の考古学博物館へ。
前にラヴェンナに来たときは何でかここの入り口がよく分からなくて立ち寄れなかったところ。館内は写真撮影禁止だけれど、単に考古学的資料を取り扱ってるばかりでなく、モザイクタイルで装飾された部屋などもあって、他の教会施設同様に見応えがある。 -
続いてまた自転車に乗ってサン・ヴィターレ教会とその庭にあるガッラ・プラキディア廟堂へ。この間の移動も結構距離があるので自転車でやって来て良かった。ただ、昔夏に来た時は観光客なんてほとんどいなかったのに、時期的なせいか人通りが多くて途中降りて歩かないとならなかった。
写真の門は出口になっている。入り口はこの門の右横の通りの突き当たり。10年前はこの門の左からぐるっと回って行った先から入った記憶。 -
まずはガッラ・プラキディア廊堂へ。
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ちょうど団体の観光客が入ってしまったので外で暫く待つ。中は狭いことは知っているので。サザエさんのエンディングよろしく、建物の大きさに対して意外と大勢の人が入れるものだと感心しながら眺める。
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ようやく団体さんも出始めてきたところで中に入る。
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ここの青い天井はよく記憶に残っている。昔は照明がもっと暗くてそっちの方がより神秘的だった印象。
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PCの壁紙に使えそう。
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続いてサン・ヴィターレ教会へ。
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サン・ヴィターレ教会の中。
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右側がモザイクタイルで飾られた部分。
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正面から。ここがラヴェンナ観光でのクライマックス。逆に言えば、ここを最後にして見て回るのがお勧めルート。
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モザイク画で描かれた聖人たち。
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壁一面にモザイク画。
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教会出口のところにあるお土産屋でじっとこちらを見る猫のモザイクタイルの置物。この店先に停めていた自転車を取りに行った時にようやく気付く。
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ラヴェンナの夜。
旧市街中心のポポロ広場など数カ所でワインフェスティバル開催中。有料でアレコレ試飲ができるらしい。ワインの種類が多過ぎて何だか分からず、雰囲気だけ楽しんでトライはせず。 -
夕食はResaurant Gardelaへ。ネットなどで目星をつけていたお店。予約は無しにオープンの時刻ぐらいに直接お店へ。店内は1階と2階があって、2階席の方に座る。入店した時点ではまだ客は少なかったものの、出てくるときには満席状態。
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Cappelletti ravennati al ragù tipico。
ラヴェンナでは伝統的な料理、カペレッティ。チーズ包のパスタにミートソースを絡めた料理。これをプリモでオーダー。見た目通りの味。飽きが来るので量はこの半分ぐらいでいい感じ。 -
Strichetti di pasta fresca al ragù e piselli。
こちらはパスタが生のファルファッレで、チーズの包んでいないカペレッティのようなもの。 -
メインで注文したラム肉のステーキ。
何かお肉が食べたいと思ってメインディッシュにオーダー。クセが無くて美味しかった。分量的にこれの半分ぐらいをイメージしていたのだけれど、プリモに頼んだカプレッティ同様に量が多くて、途中でお腹いっぱいになってしまった。 -
ランプステーキ。こちらも量が多過ぎて食べきれず。
赤ワイン飲んでコペルト払って一人20~25EUR。
続いてパドヴァへ。
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