木津川水系ダム巡りの旅-水の恩恵を受ける者が行く-(2019/4/20)

2019/04/20 - 2019/04/20

今回はなぜか草津から車に乗って木津川水系のダムを巡るドライブ旅。
瀬田川洗堰を見てから信楽を越えて難所三田坂にできたバイパスを抜けて伊賀上野へ。
淀川の恵みを受けている大阪人として一度見に行くべきだろうと木津川水系のダムを巡りながらダムカードをゲットしていく旅。
当時は木津川水系のダムのうち高山、布目、青蓮寺、比奈知、室生ダムは「2巡目」の手作りカードがあったのでそちらの回収も行っていく。

エリア 赤目・名張(三重)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅は草津から。新快速に乗って草津へやってきた。やはり滋賀県でも屈指の都会だけあり彦根や八幡よりも都会らしくなる。
早速草津駅前のウェイクに乗って出発。
ただ草津から伊賀方面へは新名神以外は微妙な道が多い。
そこで瀬田川洗堰のダムカードも兼ねて一旦大津市に入ることに。

瀬田川洗堰の跡…ではなくこちらは明治に建設された南郷洗堰の跡。建設当初の南郷洗堰は手動でいちいち開閉していたのだとか。

こちらは現在の瀬田川洗堰。当たり前だが瀬田川の方が水位は低い。

水のめぐみ館アクア琵琶に立ち寄る。豪雨体験施設は故障中のようだったが「ここにも」瀬田川洗堰の模型はあった。
「ここにも」と書いたのは柴島にある水道記念館にも瀬田川洗堰の模型があり、幼い頃はよく水道記念館の瀬田川洗堰を操作して瀬田川を氾濫させていた思い出があるからだw
ともかく、琵琶湖の恩恵を受けている大阪府民としては訪れて損の無い施設。
この日訪れる全てのダムは最終的には淀川水系なので全て筆者の生活に関係しているのだが特に琵琶湖というのはその象徴である。

瀬田川洗堰のダムカードゲット!
ここからは大石を経由して甲賀市に入る。
しばらく走るとびわこ京阪奈線の予定区間に入るが…こんなとこに鉄道通して採算合うのか?
かつての難所の三田坂も今やトンネルで楽々通り抜けられる。
トンネルを抜ければ伊賀上野の街はすぐそこ。王将で昼食を食べてダム巡りが本格的にスタート。

まずは上野遊水地へ。上野遊水地は長田、木興、小田、新居の4遊水地の総称。
そのうち比較的アクセスしやすかった木興遊水地へ行く。遊水地なので普段は水は溜まっておらず田園地帯が広がる。

上野遊水地のダムカードは名張にある木津川上流河川事務所でもらえるのだが時間の関係で取りに行けなかったので後日回収

次に滝川ダムのダムカードをもらうべく伊賀建設事務所へ。意外に狭い道を走らされたw
なおダム本体に関してはこの時は時間の都合で行っておらず、後に再訪という事になっている。
続いては名阪国道を走って布目ダムへ向かう。名阪国道は山添まで走ることに。オービスとネズミ捕りは怖いが流れに乗ってしまえばさほど怖さは感じない。それよりも工事で夜間対面通行になっていた中国道の方がよっぽど怖かったw(その時の様子は山陰旅行3日目の旅行記をチェック)
山添で降りてからも意外に長い。途中でツーリングの一団とも多くすれ違う。

ということで布目ダムに到着。天皇陛下(現上皇陛下)即位30年記念カードももらえた。

満水に近いらしい。ここなら飛び込んでも死ぬことは…あるから飛び込み禁止

次は高山ダムを目指す。布目ダムからはそう遠くないのだが高山ダムのダム湖が広いので一瞬方向を間違えて戻ることに…
そして道中にはこんなものが(この写真は再訪時に撮影)
これじゃお酒を飲んで安全運転に見えるぞw狙っているとしか思えないが意外にネットを検索してもこの看板は出てこなかった。
見た目的にかなり古くからありそうに見えるが…

そして高山ダムに到着。ここは関西でも比較的知名度の高いダム。

やはりアーチダムは美しい。しかもここは全国でも珍しい重力式アーチダムだ。

管理事務所前から眺めるとその美しさはより一層際立つ。それにしても強固な岩盤があって初めてこの水量を貯めることができるのだと考えさせられる。
高山ダムからは南山城村高山地区を進む。この辺りの道は狭く離合にも難儀する道も多い。

気付けば名阪国道を潜り抜けて三重県に入り名張市の桔梗が丘付近。この辺りまで来ると次の目的地の比奈知ダムも近い。
この辺りはかつて某バイトで何度も来ていることもあり道はよく知っている。

ということでさほど迷うことなく比奈知ダムに到着。

ところで写真に写っているダムカードが通常のものと違うことにお気付きだろうか。
これは、通常のダムカードとは別に水資源機構木津川ダム総合管理所が期間限定で配布していた手作りカード。
木津川ダム総合管理所が管理していた高山、布目、青蓮寺、比奈知、室生ダムの通常のカードを集め終わった2巡目の人に配布していた。
筆者は以前室生ダムと青蓮寺ダムのダムカードを収集していたので比奈知ダムで1巡目制覇。ということでここからは手作りカードに移行する。
ちなみに後の再訪というのはこの期間限定カードの配布が終わるという事で終わる前に布目、高山、室生ダムに行ったついでに川上ダムや滝川ダム、さらに写真だけ撮って取りに行っていなかった上野遊水地のカードを収集するためのもの。

余談ながら2巡目をコンプリートすると室生ダムで初瀬水路のダムカードがもらえた。現在では入手不可能である…多分。
木津川ダム総合管理所は比較的期間限定のダムカードを多く作っているのでまた配布される機会もあるかも。

なお通常版のダムカードもある。こちらは管理事務所へ行けば誰でもいつでも(24時間という意味ではない。配布時間は守ること)手に入れることができる。
ちなみに比奈知といえば某弾幕ゲームの聖地ともいわれている。
比奈知の集落そのものは一度訪れたことがあるので道もよく知っている。友人からは「なぜこんなとこの道知ってやがるw」と言われたがそれは某バイトの成果(苦笑)
…そんなに歩き回る仕事じゃないはずなんだけど

青蓮寺ダムに到着。ここは再訪になるので手作りカードが目的だがせっかくなので天皇陛下カードももらうことに。
実に3年ぶりの再訪である。以前は名張の街へ歩いて戻ったのであるw

青蓮寺ダムもアーチ式ダム。見た目の美しさは高山ダム同様だが、意外にも天端のみを歩くとあまりきれいにアーチを眺められる場所は無い。
きれいに見える場所がいくつかあることは知っているが今回は時間の関係で天端付近のみ。

管理事務所の横にはインクラインがあるが謎のケーブルカーらしきものがあった。多分管理用であり一般人は乗れない…はず。

水の排出はダム本体ではなく横の小さな小屋から行っていた。もちろん災害時などは本体からも吐水する。

上流にはダム湖が広がる。ここも人家に近いこともあり人々に親しまれ知名度も高いダムだ。
ここからは伊賀上野でスーパー銭湯に入りまた三田坂を越えて信楽へ。
前述している通り伊賀から草津へはどの道も微妙なので信楽からは新名神に乗って草津に戻った。

草津駅前でラーメンを食べて大阪…ではなく友人宅のある彦根へ一緒に戻る。彦根に泊まって今回の旅は終わり。