季節が変わる時に黒海沿岸のブルガスに滞在→サマータイムが始まった

2019/03/29 - 2019/04/01

世界遺産「古代都市ネセバル」に１泊滞在した後は、黒海沿岸の交通の要衝ブルガスへ移動しました。

最初、黒海沿岸３泊（ネセバル１泊、ブルガス２泊（日帰りソゾポル））、ソフィア３泊（可能ならリラの僧院の宿坊で１泊）と考えていたのですが、３月末のブルガリアがとても寒かったため、簡素なリラの宿坊に滞在する気がなくなってしまいました。
では、どうしましょうか？
オフシーズンのネセバルが思いのほかのんびりしていて良かったこと、ソゾポルに素敵なペンションを見つけたことから、ソゾポルにも泊まってみることにしようかな。

ネセバル～ブルガス～ソゾポル～ネセバル～ソフィア（２泊）で周ることにします。

この旅行記は３月２９日～３０日と３月３１日～４月１日、2回のブルガス滞在をまとめたものです。

エリア ブルガス(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ネセバル旧市街からブルガスのアウトガーラ・ユクまでは1時間弱。
バス代６Lvはバス車内で車掌さん（運賃徴収係員？）に支払います。
この日のホテルはアウトガーラ・ユクから300ｍ弱、徒歩で５分かかりません。

Hotel Bulair（Хотел Булаир ）
アウトガーラに到着する直前、バスの車窓からも確認できました。
歴史のある建物をリノベーションしているようで、外階段や玄関部分などの雰囲気が面白いです。

部屋は広くて、天井も高くて良い感じですが、寒いです！　
エアコンがあるので、すぐ暖房を入れましたが、天井が高いのでなかなか温まらないです。

部屋の窓からはBulair通りがのぞめます。
ブルガスからのバスはこの通りを走りました。

大きなデスクがあるのですが、頭上の照明が暗すぎて筆記作業はできませんでした。
（そのことをレセプションに話したところ、2度目の滞在時は部屋を変えてくれました。）

バスルームは狭めでシャワーのみです。
ハンドシャワーなのでOKです。

曇りで寒い日ですが、とりあえず雨は落ちてこないようなので、市内観光へ出かけましょう。

ピンクの建物は考古学博物館です。
Historical Museum of Burgas（Исторически музей Бургас）

Aleko Bogoridi　通りに面しています。
グーグルマップには図書館（Library Peyo Yavorov（РЕГИОНАЛНА БИБЛИОТЕКА ПЕЙО ЯВОРОВ））と記載されていますが・・・

地球の歩き方に記載された「考古学博物館」が正しいようですね。

敷地内（外庭）には紀元前12世紀から6世紀に建造されたドルメンが展示されていました。
（説明版ありました。）

石舞台古墳そっくりです。

こちらはギリシア、ローマ時代の石棺でしょうか？
彫刻が施されておらず、シンプルなので、違う時代のものかもしれませんね。

博物館の外庭です。

大理石の柱の基部？、頭部？　が、こんなふうに置かれていたりして・・・。

なかなか素敵な外観の博物館でした。
（入館しませんでした。）

Aleko Bogoridi 通りは歩行者天国のショッピングエリア。
服や靴のお店、お土産屋さん。レストラン、カフェなどが並び、ぶらぶら歩きが楽しい場所です。
でも、今日は平日。そして、とても寒いので、のんびり歩きの人は多くありません。

テイクアウト専門店も多く、特にピザが人気のようです。
1枚買ってみました。2.50Lｖ。
購入後、店頭に置いてある辛いソースやマヨネーズで、自分好みの味に調えます。
熱々なら美味しいのかなぁ？

食べきれななあと思っていたら、コイツが寄って来ましたよ。

ブルガスの目抜き通り、Aleksandrovska 通りを北上していくと、

大きな広場に出ました。
聖キリル・メトディー教会（Church St.St. Kiril and Metodiy（Св. св. Кирил и Методий ））へ行こうとしていたのですが、歩きすぎてしまったようです。

方向を修正して聖キリル・メトディー教会（Church St.St. Kiril and Metodiy（Св. св. Кирил и Методий ））の側面に着きました。

こちらが正面。
19世紀から20世紀初頭にかけて建てられたという正教の教会です。

内部も見学させていただきましょう。

聖母子像のタペストリーと、下には銀のラミナ。

振り返るとファサードの内側には・・・

古い絵が残されていました。

静かに見学することができました。

Aleksandrovska 通りに戻りました。
ちょっとカフェで休んでいきましょう。カプチーノ＝ 3.50Lv.

合席をお願いしてもいいですか？
（この仔がいるのが見えたので、ここでお茶することにしたんですよ。）

せっかくですから、少し遊びましょうよ。

私のカメラのストラップ、気に入ってくれたのね？
合席できて嬉しかったよ。ほっこりティータームをありがとう。

ブルガス鉄道駅に寄って行きます。
写真は駅舎の北側面です。

内部は天井が高くて、ドアの木枠が素敵でした。

切符売り場もレトロで良い感じです。

そしてブルガス駅は大好きな終着駅。

曇り空の下、列車止めが寂しそうですね。

ブルガス駅の正面です。
高い時計塔、素敵ですね～。

駅正面の南側にはアウトガーラ・ユク（南バスターミナル）。
新しい建物みたいね。

で、これで「BURGAS」と読みます。
ブルガリアでは、地名をブルガリアの文字（キリル文字）で表記することが法律で定められているということです。（ラテン文字との併記はOK）
最初の文字は「ｂ」なんだか「６」なんだか・・・。

バスターミナルターミナルで明日のソゾポル行、明々後日のソフィア行のバス時刻を確認します。
ブルガリアのバスはネットで時刻チェック＆購入できるのですが、ネットで出てこない便もあるので、できれば直接確認しておくほうが良いですね。

ソゾポル行のバスは30分後ごとにあるとわかったので、明日の出発時刻は明日考えます。
もう少しブルガスの街を歩いてみましょう。
街角にこんなモザイクの魚たちがいましたよ。

翌日。晴れました～。
海に朝散歩に行きましょう。

晴れているけれど、今日も風が冷たいです。
この道の右側は税関（Mitnitsa Pristanishte Burgas（Митнически пункт Пристанище Бургас ））のようでした。
国際港ですもんね。

左側は公園があって・・・
魚の骨型の駐輪スペース。

すぐ、ゴールデンビーチと呼ばれている海岸に出ました。
黒海～。

海鳥の足跡も。

長いBurgas Bridge（Бургаският Мост ）。
今は桟橋としては使用されておらず、釣りの足場や散策に役立っているようです。

Burgas Bridge の先には

大きな貨物船。
朝の黒海沿いの散歩、素晴らしいです。

その横の海浜公園（The Sea Garden（Морска градина ））は、花盛りでした。
もうすぐ４月、春ですよ～。・・・まだ、寒いけれど。

朝散歩、楽しかったです。

Hotel Bulair の宿泊費には朝食が含まれているので、朝食ルームで・・・

朝ごはんをいただきます。
選択できる飲み物と卵料理。カフェオレとオムレツをお願いしました。
出来立てオムレツ、美味しかったです。

さて、ソゾポルに行ってきます。
30分ごとに出ているミニバス（4.50Lv）で出発～。

ソゾポルから戻った日も Hotel Bulair に泊まるので、スーツケースは預けて来ています。
小さなバックパック１つなので、ミニバスでも楽々。
次の旅行記はソゾポル編になりますが、ソゾポルから戻った後のブルガスに続きます。→

→３月31日。サマータイムが始まりました。
ソゾポルからブルガスに戻って来ました。
翌日のソフィア行のバスの乗車券を買っておきましょう。

乗り場も確認しちゃいます。
更に、サマータイムが始まった事の確認と、現在時刻の確認も！

Hotel Bulair に戻って来ましたよ～。
館内に昔の写真がはってありました。古い建物好きとしては写真に撮っておきます。

この日は日曜日。
Aleko Bogoridi 通りもとても賑やかでした。
私もアイスクリームなど食べあるきながら、ぶらぶら歩きを楽しみます。

ブルガスを代表するHotel Bulgaria Burgas。ランドマークになっている高層ホテルです。
ちょうど大規模な改修中で休業していました。

Aleksandrovska 通りを広場まで歩いてきました。
奥の建物は裁判所（Court of Appeal((Апелативен съд Бургас ))だそうです。

広場の中心にこんなものがありました。噴水かな？
これも魚を模しているのでしょうか。（大きな魚＝前が頭、後ろが尻尾。）

マンホールも海のモチーフ。
上から時計回りに、漁の銛（？）、魚の群れ、帆船、オリーブの葉（？）

この日の夕食は、テイクアウトしてきた鳥の手羽先を中心とした部屋食です。
苺も市場で買ってきました。（これで1.60Lｖ 1kg=4Lv。）
ビールは1.50Lv。

鳥の手羽元＋手羽先を揚げたもの。
下にはフライドポテトとそばめし（ご飯＋短い麺）2.50Lv、安いです。
ボリュームたっぷり。

さて、今日はソフィアへ移動します。バスは７時10分発。
駅舎の時計塔と、修復工事中のHotel Bulgaria Burgas。
昨日からサマータイムになっているのに、まだ、時計塔は冬時間を表示しています。

さようならブルガス。
オフシーズンの黒海沿岸の町は、どこものんびりしていて良かったです。

ソフィアへはおよそ6時間。（切符は前日に購入済み。20Lv。）
舗装状態の良い高速道路を一路西へ。

遠くに雪をかぶった山並みが見えてきました。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2019/08/03 17:46:01

  ぷくぷくのニャンコ♪

  こんにちは、れいろんさん
  
  れいろんさんの旅行記は、都市名があまりにもマイナーな場所が多いため、
  読む前に、何処だ？？って地図で見てから読まないと、あまりイメージができなくて…
  本当に世界の隅々まで歩いてますね。
  でも、やっぱりその街を知るには歩くのが1番！
  自分の足であちこち行くと、発見もあるし覚えるし、
  旅行記にするときも、いろいろな思い出が蘇りますよねー♪
  
  ホテルの外観が素敵な上に、お部屋も広々して使いやすそう。
  オムレツもめっちゃ美味しそう。
  でも、1番はやっぱりカフェのニャンコかな。
  もふもふしたふくよかさが可愛いわー♪
  
  毎日暑い日が続きますが、お体ご自愛くださいね。
  
  たらよろ

  れいろんさん からの返信 2019/08/04 09:27:21

  RE: ぷくぷくのニャンコ♪

  たらよろさん、おはようございます。
  
  コメントありがとうございます。嬉しいです。
  
  ブルガスのカフェの茶虎猫。ゆったりのんびり猫でした〜。
  私としては、珍しくテラス席でカプチーノなんか飲んじゃいました。
  私が隣に座っても（ちょっと警戒していましたが）、席を立つこともなく、最後は一緒に遊んでくれました。
  
  ホテルは、たらよろご夫妻がけっして選ばないような安ホテルですが、大好きな古い建物、公共交通利用に便利な立地で良かったです。
  特に、フロントで英語が問題なく通じたのが助かりました。
  
  たらよろさんのモルジブ旅行記続編、毎日、首を長くして待っています。
  旅行雑誌のような素敵な滞在は、私の知っているモルジブ（ダイビング合宿）とは、全く別ものです！！！
  「たらさんの愛情あふれる撮影で、綺麗なよろさんがなお活きる」という、とても素敵な写真満載ですもの。
  
  では、また〜。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん