2019/03/22 - 2019/03/22
34位(同エリア132件中)
れいろんさん
ユーゴスラビア連邦崩壊にともない、1991年に独立したマケドニア。
マケドニア旧ユーゴスラビア共和国名前で国連(や日本など)に承認されていました。
マケドニアいえば、アレクサンダー大王で有名な古代マケドニア王国を思い出すのが当然。
すると、南接するギリシア共和国が「「古代マケドニア王国」はお前の家だけにあったわけじゃないだろ? むしろ俺の家にあっただろ?」言い出し、「お前は国の名前を変えろ! 古代マケドニアの「ヴェルギナの星」をモチーフにした国旗も変えろ!」と。
・・・・理不尽じゃん?
しかし、経済的、政治的な問題を解決するためもあり、
今年の(2019年)2月から北マケドニア共和国に国名が変わりました。
隣国の干渉で国名を変えざるを得ないなんて・・・。
確かにギリシア共和国は、エーゲ文明、古代ギリシア、ヘレニズム(※)、ローマ帝国・・・数々の古代文明の発祥や発展の土地だというのは歴史的な事実!
(※ マケドニア王国はヘレニズム文明の中に入ります。)
しかし、その全ての名前を、自分以外が使うのは駄目だというのでしょうか?
プライド高すぎ~~。(IKKOさん風に読んでください。)
では、国名が変わったばかりの「北マケドニア共和国」の首都スコピエへ。
写真はマケドニア考古学博物館の地母神像です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
国境からスコピエのバスターミナルまでは30Kmありません。
あっという間にスコピエの街並みが見えてきました。 -
スコピエ市内を流れるヴァルダル川。
-
市街地へ入ってきました。
所々で乗客が下車して行きます。
おや、スコピエにも立派な城塞があるんですね。 -
スコピエは「銅像の町」とガイドブックに説明がありましたが、本当でした。
町角に町角に大きな銅像が見えました。
スコピエでは3泊します。 -
予約していたのは「アパート ホテル カロニス(Апарт Хотел Калонис )」
しかし、「れいろん用に広くてきれいな部屋を用意した」と言われ、来た道を戻って、鉄道駅のほぼ斜め前のアパートに案内されました。
案内してくれた女性スタッフはこの部屋の位置がわかっておらず、一度、下の階の同じ場所のドアの前まで行くような状況だったので、経営者は別、受付業務をアパート ホテル カロニスが(予約サイトには知らせず)代行しているみたいです。
本当に広くてきれい! -
アパートホテル・カロニスのフロントでは、「あそこはカード決済は別システムだよねぇ」とのことで、「宿泊費は今日ここへ来る別のスタッフに支払ってください。何か不明な点があったらアパート ホテル カロニスに電話してください。」
何時にその人が来るの?「1時間のうちに来ます。」
3泊するのだけど、清掃は入るの?「集金に来る人がお答えします。」
写真は玄関の正面のリビング。 -
ええ~、私はサービスのある「アパートホテル」を予約したんだよねえ。
ここって(個人所有の)アパートメントじゃん?
この事実と、この後のいろいろな不備を予約サイトのbooking.comの口コミに投降したのですが、今、現在「アパート ホテル カロニスに確認中」とかで、表示されていません。
(booking.comの口コミは信用できると思っていたのに、案外、駄目かもしれないと思い始めています。)
リビングから右側のドアを進むと -
これも綺麗なベッドルーム。
大きなクローゼットもここにありました。 -
ベッドルームの窓からのヴュー。素晴らしい!
-
リビングの手前右側には折り畳み式のダイニングテーブルセットがあって、ちょっと隠れるような場所にあるのはフルキッチン。
食器や調理器具、洗剤や布巾など、全てそろっていました。 -
ペットボトルのお水はホテルの案内に記載されていたサービス=当然の権利。
ですが、ハーブティや紅茶、クッキーなどは予想外でした。
このアパートだけのものかもしれません。 -
バスルームは玄関を入って右側のドア。
清潔で機能的でした。(シャワーのみ)
このアパートの設備については何の文句もないのですが・・・。
全く別の場所での宿泊になるなら、事前にそのことを知らせるべきじゃないのかなぁ。 -
そろそろ一時間たつんだよなぁ。
こういう時間、無駄なんだよ! ちょっとイライラしてきます。
リビングのソファやクッション、可愛らしい。 -
きっとこの部屋のオーナーが来るのだろうけど、女性スタッフは「1時間以内にきます」と言った時点で、そのオーナーの都合など確認していなかったもんな。
そうしたら、SMSでも送ってくればいいのに。
リビングの先には小さいバルコニーがあり、2客の椅子とティーテーブルも置かれています。 -
バルカン半島で一番楽しみにしていたスコピエ。
たっぷり3泊とったのに、幸先悪いです。
バルコニーからの眺め。左(北北東)方面。 -
もう、待っていられないよ。
とりあえず今日の分のアメニティはあるし、宿泊費だってチェックアウト前に集金に来なければ支払わないもんね!(クレジットカード情報はホテルが持っているんだから、そこにチャージすれば良いじゃん!)
バルコニー正面は駅の側の電車だまり。
車両の点検や修理、清掃もこの場所で行なっているようです。 -
写真はアパートの外観。
素敵な部屋は満足なのですが、放置されて不愉快。
時間が無駄無駄無駄無駄無駄~!(ジョジョ風に読んでください。) -
まず、鉄道駅と隣接するバスターミナルの見学へ。
明々後日のセルビア・ニシュ行のバス時刻の確認もしましょう。 -
赤いダブルデッカーのバスは観光用ではなく、普通の市内路線バスです。
乗ってみたいじゃん! -
VEROという大型のショッピングセンターに行ってみましょう。
駅前のホステルの中庭には猫が沢山? -
黒白ちゃん、お出でお出で~。
-
VEROショッピングセンターは1階が駐車場、その真上の2階以上に店舗が入っていました。
国内では地方都市のイオンなどに見られる構造です。 -
1階から2階へは緩いスロープのエスカレーター。
カートのまま乗れるのがいいですね。 -
エスカレーターで登った先は広いホールになっていて、
-
ホールに面して大きなスーパーマーケットがありました。
これは便利。帰りに寄りましょう。
1階へ降り、ATM何台も並んでいるキャッシングコーナーでマケドニア通貨を引き出しました。
室内の明るい場所にあるので安心して利用できます。 -
まずは遅めの昼食にします。
ヴァルダル川に出て左折、Phillip II of Macedon通りの橋の側に船の形のレストラン・バー(Kafe Sidro)。
橋の先の右岸には重厚な建物群が並んでいます。 -
スコピエは1963年の大地震で80%以上の建物が崩壊したといわれていて、その重厚な建物も歴史のあるものではないそうです。
Phillip II of Macedon通りの橋から下流はすかっと広い広い。 -
ガイドブックにも載っているオールド・シティ・レストラン(Стара Куkа Ресторан)に到着 。
伝統的な民家(1軒屋)のレストラン。
一日1回レストラン。今日も達成できます。 -
メニューは英語併記です。
お店の名前も英語だもんね。 -
注文はビールと定番マケドニア料理いうセルスコ・メソ(煮込み料理)。
-
陶器の器に入ってぐつぐつと出てきたセルスコ・メソ。
かっこいいホールスタッフが給仕してくれました。
このレストランではパンは別料金だったので注文しませんでした。 -
セルスコ・メソは、豚肉、マッシュルームを煮込んだシチューで、ここのものはチーズもたっぷり。
不味いわけではないのですが、ぼんやりした味つけで、豚肉の臭みを感じてしましました。残念。 -
お会計は2品で610DEN=1250円位。ビールが120DEN=250円だって?
コソボの感覚でいるとびっくりします。 -
お腹も満たされたので、マケドニア考古学博物館へ行きましょう。
川沿いの散歩道は雰囲気が良く、傾き出した太陽の光が川面に反射して綺麗です。 -
橋の両側に彫刻が並ぶアート橋(Мост на уметноста )。
夜のライトアップが美しいらしい。
ヴァルダル川の左岸には・・・ -
こんなローマっぽい空間も出現!?
この門(?)の奥がMother Teresa Square(Плоштад Маjка Тереза)かな。
マザーテレサはここスコピエ生まれです。 -
その先にはマケドニア広場(Macedonia Square(Плоштад Македони?・а ))と
とオールドバザール方面を結ぶStone Bridge(Камен мост )の姿が。 -
マケドニア考古学博物館(Archaeological Museum of Macedonia。)
入館料は150DENと200DENで350DEN=700円位
ちょっと驚いてしまったところ、「だいたい5ユーロよ」と言われてしまいました。
200DENは最上階の黄金の部屋のチケットだそうです。 -
まあ、西欧なら5ユーロは安いですよね。(無料の曜日や時間帯もあったりしますが。)
1階はホールの左右に展示室があって、正面に階段があります。
「右の部屋から見ると良いわよ。」 -
アドバイスに従って右側の展示室に入ると、ずら~りと金貨の並ぶ棚!!
バルカン半島は古代ギリシアやローマ帝国の地。
多くの遺跡からの出土品は素晴らしいものがあります。 -
コイン(金貨)の表面の模様は様々で見応えがあります。
-
こちらはケンタウルスみたいです。
-
時代が進むとキリスト教のモチーフのものも現れました。
ほんとうにずらーっと金貨が並んでいるのには圧倒されます。
北マケドニア共和国、すごいい! -
これは何だろう。
-
単に石がばらまかれているの?
これらは全て玉髄(=カルセドニー=透明度の高い石英)のようです。
埋葬品だったのかなぁ。 -
2階の展示室に上がります。
順路に従ってみていきましょう。
女性のお尻を模った焼き物。 -
おお、あなたたちに逢いたかったのよ~。
地母神像。数体が並んでいました。 -
地母神像。表紙にしたものです。
心惹かれるユニークさ。 -
美しい模様が描かれた土器。
-
石や貝の加工品。
ネックレスや腕輪などの装飾品と、ナイフなどの道具類。 -
石・貝・青銅などが素材のアクセサリー類。
-
革のベルトに石のビーズをつけたものの。
-
遺跡をそっくり入れたのでしょうか。
床のモザイクが美しい。 -
別料金(200DEN0)は必要な展示室には、貴重(高価)な品が並び、落とされた照明のした、その輝きを放っています。
この紅玉髄(カーネリアン)や碧玉(ジャスパー)のネックレス。
(どちらも同じ鉱物=二酸化ケイ素(SiO2)(=石英も同じ)です。) -
黄金の仮面と手甲。 デスマスク??
別料金が必要な展示室に入る所に特段のチェックはないのですが、展示室内は係官が巡回していて「チケットはありますか?」と確認されます。 -
この紅玉髄(=カーネリアン)のねっとりとした輝きはすごい。
石好きとしてはどれか一つ欲しいところです。 -
一階に降りて、左側の展示実に。
ここには彫像や壁画など「大物=大きいもの」が展示されていました。 -
可愛い。
-
碑文もありました。
紀元前1世紀くらいのものとか。 -
一番奥に棺も展示されていました。
ほとんど損傷がみられないのですが、レプリカじゃないよねぇ。 -
マケドニア考古学博物館、見応えがありました、
-
ヴァルダル川にかかる石橋。
-
その周辺に大きな彫刻の数々が。本当に大きいです。
オスマン帝国時代に造られたという石橋を渡って、左岸、街の中心エリアへ行きましょう。 -
橋の基部からのマケドニア考古学博物館。
建物は大きいですが、展示室は1階と2階(+2.5階)のみでした。 -
右に目をやると、中央にはスコピエに入ってくるときに見えた城塞が。
-
川を渡った先の北マケドニア共和国の国旗とマケドニア広場の銅像。
丘の上にMillenium Cross。 -
勇ましい銅像(アレキサンダー大王の像らしいのですが、ギリシャへの対応でその名前がつけられないとか?)
-
マザーテレサ記念館(Memorial House Mother Teresa= Спомен куkа на Маjка Тереза) へ行きましょう。
奥はSt. Constantine and Helen(Св. Константин и Елена)ですね。
正教の教会です。新しい塔を建てているのか、修復なのか。 -
マザーテレサといえばインドのイメージ。
ですが、マザー・テレサ(アグネス・ゴンジャ・ボヤジュ)は、1910年、ここスコピエ生まれなのです。
マケドニア地方では正教徒が主体なのですが、彼女の両親は信仰心の厚いカトリック教徒で、アグネスは18歳の時にアイルランドのロレト修道女会に入り・・・ -
基礎教育を受けた後、修練女として1931年にインドのダージリンに赴任して、初誓願のときに選んだ修道名がテレサで、1937年の終生誓願を宣立以降「シスター・テレサ」と呼ばれることになったとのこと。(Wikipedia参照)
-
マザーテレサ記念館のある場所が彼女の生家跡ではないそうです。
記念館への入場は無料です。
ドネイション・ボックスにはいろいろな国の通貨が入れられていました。
私も少し入れていきましょう。 -
展示室にはマザー・テレサが使ったベッド、身の回りの品、写真や直筆の手紙などが置かれています。
ガイドブックには「出生証明書」の存在が特筆されていますが、尊いのは、彼女が生まれたことではなく、その生き方なので、さほど関心はありません。 -
シスター・テレサは、1948年に教皇の特別許可を得て、カルカッタのスラムで活動を開始し、1950年に「神の愛の宣教者会」を設立、「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、病気の人、必要とされることのないすべての人、愛されていない人、誰からも世話されない人」のために、その生涯をささげました。(WIKI参照)
4travelでも、ボランティアで、マザーテレサの活動に関わっている人達の旅行記があげられていましたね。(すごく尊いと思います。) -
2階には礼拝堂とテラスがありました。清楚な礼拝堂でした。
マザー・テレサ記念館の隣には、正教の教会 Church "St. Constantine and Helena", Skopje(Св. Константин и Елена )があります。
様々な信仰の人達が生きるバルカン半島です。 -
暗くなって来たので、ヴァルダル川沿いのライトアップを見ていきましょう。
マケドニア広場へ戻りました。 左に明るいのは、美しい石橋。
正面の建物は・・・ -
マケドニア考古学博物館です。
-
ヴァルダル川沿い、明るくて綺麗でした。
-
ライトアップされたアート橋。
橋の上を歩いて彫刻を眺めると、ちょっと怖い雰囲気です。
夜は陰影が強調されるので、昼間より怖いですよ。 -
さて、VEROショッピングセンターのスーパーに寄っていきますか。
明日はどこへ行こうかなぁ。
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