マトカ渓谷で春ハイキング＠北マケドニア共和国

2019/03/23 - 2019/03/23

マケドニア２日目はスコピエ郊外のマトカ渓谷にハイキングに行ってみました。
興味のあったマケドニア。街歩きだけではなく、自然を感じる場所にも行ってみたい。

マケドニアの景勝地と言えばアルバニアとの国境に近いオフリド湖なのでしょうが、スコピエから日帰りするには厳しいです。（不可能ではありません。）

当初は、スコピエの宿に荷物を置いたまま１泊２日で行くのも良いかと思っていましたが、ちょっとバス移動にも飽きていたので、地球の歩き方にも紹介されているスコピエ郊外のマトカ渓谷に行ってみることにしました。

普通の路線バスでアクセスできて、しかもそのバスが１時間に１本ほど走っているので便利です。

エリア スコピエ(北マケドニア共和国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
朝日と共に起床しました。

さて、今日は郊外のマトカ渓谷にハイキングに行きます。
運動靴を履いて、小さなザックを背負って。
ザックの中には、タオル、帽子とウインドブレーカー。
念のため傘も入れていこう。

スコピエの交通ターミナルはまとまっているので旅行者にはわかりやすい。
鉄道駅 ー 中長距離バスターミナル ー 近距離及び市内バス乗り場です。
簡単に近距離及び市内バス乗り場に到着したのですが、切符はどこで買えばいいのかな？
このバスの中なんですって！？　案内ブースで聞いた後、さらに周囲の人に確認しちゃいました。

市内バスの２回券は、チャージ式の交通カード料金も含んで150DEN。
カードは乗車時に車内の読み取り機にタッチします。
ターミナル出発時はがらがらだった車内。途中からどんどん混んできました。

１時間ちょっとで終点に到着しました。

乗車してきたバスです。
バスターミナル～マトカ渓谷を往復しているので、乗り降りし損なう心配がありません。

マトカ渓谷へはこの道を先に歩いていくのですが・・・、

奥にダムの堤体が見えます。
その上にダム湖があって、その上流部がマトカ渓谷と呼ばれるエリアのようです。

でも、この辺りの流れもとても綺麗。
バス停の側にはキャンプ施設や、遊歩道、カヌーの練習所などがありました。

ダム湖へ到着。
深い渓谷をせき止めた、思いのほか幅が狭いダムでした。
両側の崖の切り立っていること！

その上流は・・・う～ん美しい。

静かな湖面（ダム湖面）と、荒々しい岩肌。
スコピエ市民の、自慢の景勝地というのも納得です。

遊覧船も走っています。
良いなあ。後で乗ってみようかなぁ。

でも、まず左岸の散策路を歩いてみましょう。

左側にダム湖を見下ろしながら・・・。

黄色い花越しの湖面。
この花はマンサクかなぁ？

湖畔の散策路は、途中までは歩きやすく整備されていて、サンダル履きの女性も歩いていましたが、次第にこのようなハイキングコースに変わって行きます。
（振り返って下流方向を撮影）

春の日差しの中、のんびり歩くのには最適のアップダウンの少ない路です。

いろいろな花も咲いていて楽しいハイキングです。
濃い紫色のスミレ。

日本では庭にも植えられているこの植物の名前は何と言ったっけ？

崖に咲く黄色い花は・・

線香花火を束にしたような可憐な姿でした。

ハイキングコースはまだまだ続いていましたが、湖が終わり川になるあたりで引き返します。
上流を見ると緑豊かな山腹ですが、下流は両側が切り立った岩崖です。

桜と湖と遊覧船。

ダムに近い観光ステイション（？）へ戻って来ました。

ここには、教会、ホテル、レストラン、売店、公衆トイレなどの施設がまとまっています。
トイレは無料で利用できました。

「すぐ出航するよ～」と呼びこまれて、遊覧船に乗り込みました。
奥の鍾乳洞まで行くコースだそうです。

湖の航行だから波もなく、船首に立って写真を撮るのも良いですね。
この回は私を含み乗客は５人。呼び込みをしていたわけです。
ガラガラで快適です。

船はあっという間に、先ほど歩いてきた所まで走って行きます。

水面が白くなっている場所が認められますが、その理由はのちほど。

鍾乳洞に到着です。
てっきり船で洞窟に入っていくと思っていたのですが、ここで船をおりて・・・

鍾乳洞の入口まで、階段を登って行きます。

鍾乳洞の入口。通常は施錠されている状態です。
ボートキャプテンがカギを開け、電気をつけてくれます。
「足元に気をつけてゆっくり見てください」と。

案内（ガイド）はしないようです。
では、入ってみましょう。

いったん下って、次に登った先にいろいろな鍾乳石が見られました。
しかし・・

このライトアップは如何なものか？
色をつけなくてもいいよねぇ～。

見学できる範囲もそれほど広くなく、鑑賞に値するような美しい鍾乳石もないので、

わざわざ入洞する必要はないかも知れません。
しかし、この鍾乳洞はこの下に凄いものを秘めています。

下の方に水面が見えるのですが、これが地下の巨大な湖につながっているそうです。
地底湖は広く、深く、外国のダイブチームが調査しているのですが、その全貌はまだ解明されていないのだとか。

水面が泡立って見えるのは、その地下湖から水が湧き出している場所なのです。
その噴出箇所を見ることができました。すごい湧出量でした。

のんびり下って行きます。

乗船所のすぐそば、崖に残る・・・

褶曲のすごいこと。
クライマーの姿もありました。

ボート乗り場の看板には、４００DENとの表示がありましたが、請求されたのは３９０DEN。
なぜ１０DEN（＝２０円）安かったのかは不明です。

カヤックのレンタルもありますね。
楽しそうに２人艇に乗っている人たちも多かったです。

こちらがチケット売り場でした。
今回は乗船した後に、ここで支払いました。

桜咲く下のハイキング＆クルージング。
春の半日をスコピエの郊外でゆっくり過ごしました。

てくてく歩いてバス停まで戻って来ました。
この付近も本当にいい雰囲気です。

バス時刻までちょっとカフェで休憩しましょうか。
おお、観光地価格だね～。

スコピエのバスターミナル側の食堂で、白いんげん豆のトマト煮（タフチェグラフチェ）100DENを持ち帰りしてきました。
今日の夕食は、タフチェグラフチェと、茹でたジャガイモ（私の旅先での定番料理）と果物など。ビールは500ml。これで充分です。
今日は一日１回レストラン未達成です。