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 我々は土曜日にバルセロナ入りし、その日はサッカー観戦とショッピングに費やしました。翌日曜日はガウディの作品を回りました。何しろバルセロナでは日曜日は多くの商店が休みになるため、ガウディの作品を巡るしかなかったからです。できれるならばバルセロナで日曜日を過ごすスケジュールは避けることをおすすめします。<br /><br /> バルセロナには4つの主たるガウディの作品があります。サグラダ・ファミリア教会、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラです。我々はカサ・ミラを除く3つを回りました。<br /><br /> いずれも事前にネットで予約していきました。サグラダ・ファミリア教会は生誕の門に登れるチケットを1ヶ月前に買いましたが、早い時間から売り切れていくので、私が確保できたのは11時でした。なのでその前にグエル公園に行こうと、こちらは8時半のチケットを買いました。<br /><br /> 実は3/31はフランス、スペインが夏時間に切り替わる日でした。日曜の早朝に時計を1時間進めることになります。つまりこの日は1日が23時間しかなく、睡眠時間が実質1時間減ってしまったわけです。それでも眠い目をこすりながら、グエル公園に向かいました。公園に着いたのは8時45分頃でした。運良く近くに路駐できるスペースを見つけ、印刷したチケットを見せて中に入りました。<br /><br /> グエル公園には早い時間にもかかわらず、すでに大勢の観光客が来ていました。日曜日はガウディ見物くらいしかすることがないのも理由でしょう。<br />私はガウディの建築物を見るのは初めてでしたが、曲線の使い方は独特です。今ならコストが合わずにこんな作り方は出来ないでしょう。大勢の人と共に朝の散歩をしたという感じでした。<br /><br /> その後、一旦車をホテルに置き、タクシーでサグラダ・ファミリア教会に向かいました。一目見た時にその大きさ、デザインの異様さに度肝を抜かれました。普通のカメラでは全体が収まらないサイズです。事前にチケットを買っていたので、特に行列に並ぶこともなく、時間通りに入場できました。<br /><br /> エレベーターで生誕の門に上るとバルセロナ市街が一望できました。そこからどうすればいいかよくわからず、我々は階段を降りてきてしまったのですが、もう少し一番上の渡り廊下でゆっくり過ごせば良かったです。<br /><br /> その後、カサ・ミラの前で写真を撮り、カサ・バトリョへ向かいました。しかしこの時うちのヨメがスリの被害に遭ってしまいました。背中に背負ったリュックに入れておいた財布を盗まれてしまったのです。カサ・バトリョの入り口でリュックが空いていることに気づき、中の財布だけ見事になくなっていました。おそらくカサ・ミラの前で写真を撮っていた時にやられたんだと思います。<br /><br /> 背中に背負ったリュックに財布を入れるなど、バルセロナで一番やってはいけないこととガイドブックにも書いてあります。まさに盗んでくれと言わんばかりの格好だったわけです。バルセロナはスリ天国だと改めて気づかされました。<br /><br /> 幸い、パスポートは専用のケースに入れて首から吊っていたので無事でした。クレジットカードや免許証はなくなりましたが、現金も財布に入れていたのは90ユーロほどで、大部分は別にしていたので被害は最小限で済みました。クレジットカードも私が別にもう1枚持っていたのでそのまま旅を続けることができました。<br /><br /> 気を取り直して(急に気分が変わるものではありませんが)、カサ・バトリョへ行き見学しました。ここのチケットはかなり高いのですが、オフィシャルサイトで買うよりも、barcelonaturisme.comという観光サイト経由で買った方が安いです。公式サイトのより安い値段で、優先入場のできるチケットをゲットできました。<br /><br /> その後、カタルーニャ広場、ラ・ランブラ通りと散策します。2年前にここでテロがあったことを思うと平和の大切さが身に滲みます。ラ・ランブラ通りではAmolinoというアイスクリーム店でジェラートを食べました。マカロンをトッピングして、花のように盛り付けたジェラートはとても美味しかったです。<br /><br /> そして午後7時半に予約していたディナー付きのフラメンコのショーへ。Tablao Flamenco Cordobésと言う店ですが、こちらもbarcelonaturisme.com経由で予約した方が安かったです。ディナーはスペイン料理のバフェ。これがなかなか美味しかったです。日曜日はあまり良いレストランも開いていないので、良い選択だったと思いました。<br /><br /> 9時から約1時間のフラメンコも素晴らしかったです。想像以上に力強いステップ。最前列で見たので迫力満点でした。基本は撮影不可ですが、最後の数分は撮影OKになりました。惜しむらくはサマータイムの影響もあって、途中で眠くなってしまったこと。子供達は2人とも途中で寝てしまいました。<br /><br /> ちなみにバルセロナには乞食も多い。道ばたで地面に頭をこすりつけるようなポーズでお金をねだっています。普段はお金を恵んだりはしないのですが、この日は自分たちがスリ被害に遭って落ち込んでいたこともあり、少額ですが差し上げました。すると不思議なことに心が軽くなりました。自分が落ち込んでいる時こそ他人に善を施す。すると自分の心が救われて気持ちが楽になるんですね。自分にとって新たな発見でした。まさに「情けは人のためならず」なんですね。

2019年 フランス~スペイン レンタカーで巡る旅(12) バルセロナ(ガウディ、フラメンコ)

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2019/03/30 - 2019/04/01

3550位(同エリア6871件中)

Brad Nomura

Brad Nomuraさん

 我々は土曜日にバルセロナ入りし、その日はサッカー観戦とショッピングに費やしました。翌日曜日はガウディの作品を回りました。何しろバルセロナでは日曜日は多くの商店が休みになるため、ガウディの作品を巡るしかなかったからです。できれるならばバルセロナで日曜日を過ごすスケジュールは避けることをおすすめします。

 バルセロナには4つの主たるガウディの作品があります。サグラダ・ファミリア教会、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラです。我々はカサ・ミラを除く3つを回りました。

 いずれも事前にネットで予約していきました。サグラダ・ファミリア教会は生誕の門に登れるチケットを1ヶ月前に買いましたが、早い時間から売り切れていくので、私が確保できたのは11時でした。なのでその前にグエル公園に行こうと、こちらは8時半のチケットを買いました。

 実は3/31はフランス、スペインが夏時間に切り替わる日でした。日曜の早朝に時計を1時間進めることになります。つまりこの日は1日が23時間しかなく、睡眠時間が実質1時間減ってしまったわけです。それでも眠い目をこすりながら、グエル公園に向かいました。公園に着いたのは8時45分頃でした。運良く近くに路駐できるスペースを見つけ、印刷したチケットを見せて中に入りました。

 グエル公園には早い時間にもかかわらず、すでに大勢の観光客が来ていました。日曜日はガウディ見物くらいしかすることがないのも理由でしょう。
私はガウディの建築物を見るのは初めてでしたが、曲線の使い方は独特です。今ならコストが合わずにこんな作り方は出来ないでしょう。大勢の人と共に朝の散歩をしたという感じでした。

 その後、一旦車をホテルに置き、タクシーでサグラダ・ファミリア教会に向かいました。一目見た時にその大きさ、デザインの異様さに度肝を抜かれました。普通のカメラでは全体が収まらないサイズです。事前にチケットを買っていたので、特に行列に並ぶこともなく、時間通りに入場できました。

 エレベーターで生誕の門に上るとバルセロナ市街が一望できました。そこからどうすればいいかよくわからず、我々は階段を降りてきてしまったのですが、もう少し一番上の渡り廊下でゆっくり過ごせば良かったです。

 その後、カサ・ミラの前で写真を撮り、カサ・バトリョへ向かいました。しかしこの時うちのヨメがスリの被害に遭ってしまいました。背中に背負ったリュックに入れておいた財布を盗まれてしまったのです。カサ・バトリョの入り口でリュックが空いていることに気づき、中の財布だけ見事になくなっていました。おそらくカサ・ミラの前で写真を撮っていた時にやられたんだと思います。

 背中に背負ったリュックに財布を入れるなど、バルセロナで一番やってはいけないこととガイドブックにも書いてあります。まさに盗んでくれと言わんばかりの格好だったわけです。バルセロナはスリ天国だと改めて気づかされました。

 幸い、パスポートは専用のケースに入れて首から吊っていたので無事でした。クレジットカードや免許証はなくなりましたが、現金も財布に入れていたのは90ユーロほどで、大部分は別にしていたので被害は最小限で済みました。クレジットカードも私が別にもう1枚持っていたのでそのまま旅を続けることができました。

 気を取り直して(急に気分が変わるものではありませんが)、カサ・バトリョへ行き見学しました。ここのチケットはかなり高いのですが、オフィシャルサイトで買うよりも、barcelonaturisme.comという観光サイト経由で買った方が安いです。公式サイトのより安い値段で、優先入場のできるチケットをゲットできました。

 その後、カタルーニャ広場、ラ・ランブラ通りと散策します。2年前にここでテロがあったことを思うと平和の大切さが身に滲みます。ラ・ランブラ通りではAmolinoというアイスクリーム店でジェラートを食べました。マカロンをトッピングして、花のように盛り付けたジェラートはとても美味しかったです。

 そして午後7時半に予約していたディナー付きのフラメンコのショーへ。Tablao Flamenco Cordobésと言う店ですが、こちらもbarcelonaturisme.com経由で予約した方が安かったです。ディナーはスペイン料理のバフェ。これがなかなか美味しかったです。日曜日はあまり良いレストランも開いていないので、良い選択だったと思いました。

 9時から約1時間のフラメンコも素晴らしかったです。想像以上に力強いステップ。最前列で見たので迫力満点でした。基本は撮影不可ですが、最後の数分は撮影OKになりました。惜しむらくはサマータイムの影響もあって、途中で眠くなってしまったこと。子供達は2人とも途中で寝てしまいました。

 ちなみにバルセロナには乞食も多い。道ばたで地面に頭をこすりつけるようなポーズでお金をねだっています。普段はお金を恵んだりはしないのですが、この日は自分たちがスリ被害に遭って落ち込んでいたこともあり、少額ですが差し上げました。すると不思議なことに心が軽くなりました。自分が落ち込んでいる時こそ他人に善を施す。すると自分の心が救われて気持ちが楽になるんですね。自分にとって新たな発見でした。まさに「情けは人のためならず」なんですね。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
グルメ
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー タクシー
旅行の手配内容
個別手配

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  • グエル公園。朝9時前ですが、すでに観光客がいっぱいです。夏になったらどれほどの人が詰めかけるんでしょうか?

    グエル公園。朝9時前ですが、すでに観光客がいっぱいです。夏になったらどれほどの人が詰めかけるんでしょうか?

  • グエル公園の有名な波打つベンチから。

    グエル公園の有名な波打つベンチから。

  • 巨大すぎるサグラダ・ファミリア教会。本当に圧倒されました。

    巨大すぎるサグラダ・ファミリア教会。本当に圧倒されました。

  • 生誕の門を登ったところから見るバルセロナ市街。

    生誕の門を登ったところから見るバルセロナ市街。

  • カサ・ミラ。ここで写真を撮っていた時にスリ被害に遭いました。

    カサ・ミラ。ここで写真を撮っていた時にスリ被害に遭いました。

  • カサ・バトリョの屋上。本当にガウディは異端の建築家ですね。実用性とデザイン性を究極まで突き詰めたんですね。

    カサ・バトリョの屋上。本当にガウディは異端の建築家ですね。実用性とデザイン性を究極まで突き詰めたんですね。

  • カサ・バトリョの中です。曲線使いは徹底しています。

    カサ・バトリョの中です。曲線使いは徹底しています。

  • カタルーニャ広場です。

    カタルーニャ広場です。

  • ラ・ランブラ通りのアイスクリーム店Amorino。

    ラ・ランブラ通りのアイスクリーム店Amorino。

  • 花のような盛り付けと言い、マカロンを乗せることと言い、アイディアがいいですよね。もちろん味も良い。

    花のような盛り付けと言い、マカロンを乗せることと言い、アイディアがいいですよね。もちろん味も良い。

  • Tablao Flamenco Cordobésのスペイン料理のバフェ。期待以上に美味しかったです。バフェでディナーを食べた後、フラメンコの会場に席を移動します。ディナーを食べた人に優先的に前の席を割り当ててくれます。

    Tablao Flamenco Cordobésのスペイン料理のバフェ。期待以上に美味しかったです。バフェでディナーを食べた後、フラメンコの会場に席を移動します。ディナーを食べた人に優先的に前の席を割り当ててくれます。

  • Tablao Flamenco Cordobésの迫力満点のフラメンコ。踊り手は男女合わせて5-6人でした。力強いステップには驚きです。

    Tablao Flamenco Cordobésの迫力満点のフラメンコ。踊り手は男女合わせて5-6人でした。力強いステップには驚きです。

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