カルカソンヌ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 リュベロンから一気にカルカッソンヌに向かいます。約280キロ、3時間の道のりです。<br /> しかしこの日、高速道路走行中に車に突然「AdBlueを補充しないと1000キロ以内にエンジンがかからなくなります」と警告ランプが点灯しました。「AdBlueって何?オイル漏れ?エンジントラブル?」何のことやらわからずに軽いパニックに。<br /> 私の借りたフォルクスワーゲンはディーゼルエンジン車だったのですが(ヨーロッパではいまだにディーゼルエンジン車が多数派)、実はAdBlueというのは尿素水のことで、排気ガス浄化のためディーゼルエンジンは常に燃料(軽油)とともに尿素水を消費していくらしいのです。そのため定期的に尿素水を補充していく必要があったのです。そしてヨーロッパのガソリンスタンドには確かに「AdBlue」と書かれた尿素水補充用のホースがおいてありました。もちろん有料です(5ユーロくらいでした)。そして車の燃料の注ぎ口に並んで尿素水用の注ぎ口もありました。普通そんなの知らないですよねえ。<br /> いわゆる「クリーン・ディーゼル」と呼ばれる技術で元々はあのカルロス・ゴーン「被告」(笑)の日産が開発した物だとか。幸いネットで検索して自己解決しましたが、知っている人はかなりの物知りだと思います。<br /> さて、無事到着したカルカッソンヌは中世の城壁が残る街で、フランス人にはモン・サン・ミッシェルに次ぐ人気がある世界遺産です。「シテ」と呼ばれる城塞内の街とその外側の街に分かれますが、今回AirBnBで確保した部屋はシテのすぐ外側、ビューポイントとして有名な「ポン・ヴュー」(古い橋)のたもとでした。幸い宿のすぐ近く、Quai Bellevue沿いに無料駐車スペースがあってパーキングには苦労しませんでした。<br /> 観光は翌日に廻し、まずは今日のディナーを食べに予約していたガレット(クレープ)店「Creperie Le Ble Noir」へ(Tripadvisorではカルカッソンヌで第4位、4.5点)。午後8時からの予約でしたがすでに満員でした。リンゴから作ったシードルというお酒とともにガレットやクレープを楽しみました。シードルはアルコール度数は5度くらいで、最初グラスで頼みましたがクセになり、おかわりを。最初からボトルで頼めば良かったです。<br /> 宿への帰りにポン・ヴューから夜景の城塞の写真を撮りました。なお昼間にポン・ヴューから写真を撮る時は午前中は逆光になるので午後に撮った方が良いと思います。<br /> 翌朝は朝食を仕入れに「Bimas」という店に。パン屋というよりはパンも焼くケーキ屋、ショコラティエという感じ。クロワッサンとともにコーヒーもオーダーしたのですが、コーヒー用カップの蓋はない。宿まで蓋のないコーヒーカップを歩いて持ち運ぶハメに。クロワッサンは美味しかったです。専門店で買えばフランスで外れはないですね。<br /> 宿からカルカッソンヌのシテ内にあるコンタル城を目指して歩きます。入場券は事前にネットで購入していたので優先的に入れました。特に夏場の観光シーズンは猛烈に混むらしいので事前購入をおすすめします。チケット売り場もあるナルボンヌ門の前には駐車場も整備されていますので、車で来る場合はここに停めた方が便利だと思います。<br /> メインゲートであるナルボンヌ門からシテ内に入るとそこは街になっており、土産物店やレストラン、カフェが多数軒を連ねます。我々はプロヴァンスのスイーツなどを専門に扱う「Autrefois Terroir」というお店でクッキーやベルランゴ飴を買いました。アヴィニヨンにも支店がありました。ここはオリジナルブランドで製品を作っています。

2019年 フランス~スペイン レンタカーで巡る旅(9) カルカッソンヌ

9いいね!

2019/03/29 - 2019/03/30

125位(同エリア223件中)

Brad Nomura

Brad Nomuraさん

 リュベロンから一気にカルカッソンヌに向かいます。約280キロ、3時間の道のりです。
 しかしこの日、高速道路走行中に車に突然「AdBlueを補充しないと1000キロ以内にエンジンがかからなくなります」と警告ランプが点灯しました。「AdBlueって何?オイル漏れ?エンジントラブル?」何のことやらわからずに軽いパニックに。
 私の借りたフォルクスワーゲンはディーゼルエンジン車だったのですが(ヨーロッパではいまだにディーゼルエンジン車が多数派)、実はAdBlueというのは尿素水のことで、排気ガス浄化のためディーゼルエンジンは常に燃料(軽油)とともに尿素水を消費していくらしいのです。そのため定期的に尿素水を補充していく必要があったのです。そしてヨーロッパのガソリンスタンドには確かに「AdBlue」と書かれた尿素水補充用のホースがおいてありました。もちろん有料です(5ユーロくらいでした)。そして車の燃料の注ぎ口に並んで尿素水用の注ぎ口もありました。普通そんなの知らないですよねえ。
 いわゆる「クリーン・ディーゼル」と呼ばれる技術で元々はあのカルロス・ゴーン「被告」(笑)の日産が開発した物だとか。幸いネットで検索して自己解決しましたが、知っている人はかなりの物知りだと思います。
 さて、無事到着したカルカッソンヌは中世の城壁が残る街で、フランス人にはモン・サン・ミッシェルに次ぐ人気がある世界遺産です。「シテ」と呼ばれる城塞内の街とその外側の街に分かれますが、今回AirBnBで確保した部屋はシテのすぐ外側、ビューポイントとして有名な「ポン・ヴュー」(古い橋)のたもとでした。幸い宿のすぐ近く、Quai Bellevue沿いに無料駐車スペースがあってパーキングには苦労しませんでした。
 観光は翌日に廻し、まずは今日のディナーを食べに予約していたガレット(クレープ)店「Creperie Le Ble Noir」へ(Tripadvisorではカルカッソンヌで第4位、4.5点)。午後8時からの予約でしたがすでに満員でした。リンゴから作ったシードルというお酒とともにガレットやクレープを楽しみました。シードルはアルコール度数は5度くらいで、最初グラスで頼みましたがクセになり、おかわりを。最初からボトルで頼めば良かったです。
 宿への帰りにポン・ヴューから夜景の城塞の写真を撮りました。なお昼間にポン・ヴューから写真を撮る時は午前中は逆光になるので午後に撮った方が良いと思います。
 翌朝は朝食を仕入れに「Bimas」という店に。パン屋というよりはパンも焼くケーキ屋、ショコラティエという感じ。クロワッサンとともにコーヒーもオーダーしたのですが、コーヒー用カップの蓋はない。宿まで蓋のないコーヒーカップを歩いて持ち運ぶハメに。クロワッサンは美味しかったです。専門店で買えばフランスで外れはないですね。
 宿からカルカッソンヌのシテ内にあるコンタル城を目指して歩きます。入場券は事前にネットで購入していたので優先的に入れました。特に夏場の観光シーズンは猛烈に混むらしいので事前購入をおすすめします。チケット売り場もあるナルボンヌ門の前には駐車場も整備されていますので、車で来る場合はここに停めた方が便利だと思います。
 メインゲートであるナルボンヌ門からシテ内に入るとそこは街になっており、土産物店やレストラン、カフェが多数軒を連ねます。我々はプロヴァンスのスイーツなどを専門に扱う「Autrefois Terroir」というお店でクッキーやベルランゴ飴を買いました。アヴィニヨンにも支店がありました。ここはオリジナルブランドで製品を作っています。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.5
ショッピング
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • 走行中にこんなメッセージが出たらさすがにビビります。インターネットがあって良かったです。自分で原因を調べられたので。

    走行中にこんなメッセージが出たらさすがにビビります。インターネットがあって良かったです。自分で原因を調べられたので。

  • 評価の高いクレペリエです。シーズンオフにもかかわらず満員。小さな店なので予約した方が良いです。男性が一人でフロアサービスしていたので、サービスはやや遅め。でも美味しかったです。毎日フランス料理よりはこういうクレープなどを組み合わせた方が変化があっていいと思います。

    評価の高いクレペリエです。シーズンオフにもかかわらず満員。小さな店なので予約した方が良いです。男性が一人でフロアサービスしていたので、サービスはやや遅め。でも美味しかったです。毎日フランス料理よりはこういうクレープなどを組み合わせた方が変化があっていいと思います。

  • リンゴのお酒シードル。クセになり、旅行中はしばしば飲んでいました。アメリカでも手に入りますが、フランスのスーパーとかで買えば価格は3分の1。ビールより安いくらいです(逆にビールはアメリカよりも大分高い。日本に近いかも)。甘口とドライがありましたがあまり変わらない。ドライでも結構甘みがあります。

    リンゴのお酒シードル。クセになり、旅行中はしばしば飲んでいました。アメリカでも手に入りますが、フランスのスーパーとかで買えば価格は3分の1。ビールより安いくらいです(逆にビールはアメリカよりも大分高い。日本に近いかも)。甘口とドライがありましたがあまり変わらない。ドライでも結構甘みがあります。

  • ニース風サラダ。旅行中は生野菜が不足気味になるのでありがたいです。

    ニース風サラダ。旅行中は生野菜が不足気味になるのでありがたいです。

  • ハムと卵のガレット。ガレットはそば粉で作ったクレープですね。甘くないので主食になります。

    ハムと卵のガレット。ガレットはそば粉で作ったクレープですね。甘くないので主食になります。

  • こちらはデザートのクレープ。

    こちらはデザートのクレープ。

  • 夜にポン・ヴューから撮った夜景の城壁。時間と体力があれば夜にシテを歩くのもいいかと思いますが、私は体力が残っていませんでした。それに3月末でも夜はかなり寒かったです。

    夜にポン・ヴューから撮った夜景の城壁。時間と体力があれば夜にシテを歩くのもいいかと思いますが、私は体力が残っていませんでした。それに3月末でも夜はかなり寒かったです。

  • ポン・ヴューから見る城塞。午前中は逆光になりますので、午後の方が撮影には向いています。

    ポン・ヴューから見る城塞。午前中は逆光になりますので、午後の方が撮影には向いています。

  • Pâtisserie BIMAS<br />パン屋というよりはケーキ屋ですが、クロワッサンは美味しかったです。

    Pâtisserie BIMAS
    パン屋というよりはケーキ屋ですが、クロワッサンは美味しかったです。

  • 堂々たるコンタル城入り口。平日午前中だったので空いていましたが、団体客もドンドン入ってくるので、団体客の先を歩いた方が良いです。

    堂々たるコンタル城入り口。平日午前中だったので空いていましたが、団体客もドンドン入ってくるので、団体客の先を歩いた方が良いです。

  • コンタル城からは街が見下ろせます。地理上の要害に当たるため、中世には多くの攻城戦の舞台となったそうです。

    コンタル城からは街が見下ろせます。地理上の要害に当たるため、中世には多くの攻城戦の舞台となったそうです。

  • コンタル城にはコンサート会場もあります。

    コンタル城にはコンサート会場もあります。

  • シテの外壁。城塞が二重になっています。保存状態も良いです。

    シテの外壁。城塞が二重になっています。保存状態も良いです。

  • シテ内の商店街。歩行者しか通れませんが、活気があります。

    シテ内の商店街。歩行者しか通れませんが、活気があります。

  • Autrefois Terroir<br />高級志向の食材店です。プロヴァンスに何店舗かあるようです。スイーツが充実。

    Autrefois Terroir
    高級志向の食材店です。プロヴァンスに何店舗かあるようです。スイーツが充実。

  • ベルランゴ飴。素朴ですが、フルーティーで美味しい飴ちゃん。

    ベルランゴ飴。素朴ですが、フルーティーで美味しい飴ちゃん。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • とろろんさん 2023/01/17 16:54:09
    エンジンかからなくなりました。
    同じく在米で
    フランスとスペインを22年の夏にレンタカーを利用しました。
    そして同じく途中でAdBlueの補充の警告ランプが点灯しました。
    AdBlueってピーンとこないですよね?
    私たちは呑気なものでエンジンがかからなくなってしまいました。
    なんとかピンチを脱出しましたけど
    Brad Nomuraさんのようにすぐにネットで調べればよかったです。

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