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[サン・セバスチャンへ移動]<br />サラゴサからサン・セバスチャンへの移動はスペインらしい乾いた大地の中を進んでいきますが、パンプローナを過ぎ大西洋が近くなって来ると険しい山岳地帯に入っていきます。<br />そこを通り抜けるとビスケー湾に面した世界でも有数の美食の街、サン・セバスチャンです。サン・セバスチャンは別名ドノスティアとも呼ばれています。なぜ地名が2つあるのか?それはドノスティアがバスク語で、サン・セバスチャンがスペイン語だからです。バスク語でドノは「聖」、スティアが「セバスチャン」なので、結局は同じ語源なのです。<br /><br />[サン・セバスチャンのホテル]<br />今回のサン・セバスチャンの宿はAirBnBであまり良い物件がなかったので、Agodaで旧市街のど真ん中にある「Pension Goiko」という所を取りました。旧市街は完全な商業地区であり、AirBnBに部屋を提供できる人は住んでいないからでしょう。Pensionというスタイルで冷蔵庫などは共有スペースに置かれていました。旧市街の中なので、夜バル巡りするには最高ですが、旧市街は一般車両は入ることは出来ないので、チェックイン時には車を最寄りの道路に停めてからスーツケースを引いて200メートルくらい歩くことになりました。アヴィニヨンと同じパターンです。<br /><br />周辺道路は夜は無料で停められるとのことでしたが、午後6時の時点でほとんど隙間なく駐車車両であふれていたのであきらめて広場の地下の有料駐車場に停めました。私が最終的に駐車したのはビクトリア・エウヘニア劇場の前、Boulevard Zumardiaから入る地下駐車場でした。ホテルからは200メートルの距離です。旧市街の周りの道路は一方通行だらけで駐車場の入り口にたどり着くのに苦労しました。<br /><br />なお、ホテルの場所は極めて便利で、値段も100ユーロ程と安かったのですが、残念ながら私たちの部屋のベッドにはダニがいて、家族全員刺されました。サン・セバスチャンのホテル選びは立地とランク、価格をよく吟味した方が良いと思います。<br /><br />[月曜日のサン・セバスチャンはおすすめしない]<br />日程の関係上、我々がサン・セバスチャンに泊まったのは月曜日の夜でしたが、月曜は休業のバルが多く、行きたいと思っていたバルの半分くらいは休みでした。今後、サン・セバスチャンでバル巡りを計画される方は月曜日は避けることをおすすめします。<br /><br />[バル巡りこそサンセバスチャン最高のエンターテインメント]<br />チェックインを済ますと我々も早速バル巡りに繰り出しました。最初に向かったのはBar Sport。サン・セバスチャンでも最高のバルの1つに数えられます。幸い、テーブルが空いたので家族4人で座ることが出来ました。ウニのクリームはやばい、激ウマ。今回の旅行で一番印象に残った一皿でした。生ハムも素晴らしい。地元の発泡性の辛口白ワインでアルコール度数も11度ほどと低め。私はチャコリとサングリアを交互に飲んでいました。家族で4皿ほどの料理、お酒を1-2杯飲んだら30-40分ほどで今度は別の店に移ります。このバル巡りこそサン・セバスチャンの醍醐味です。<br /><br />その後、Atari Gastroteka、Bar Goiz Argi、Gandarias Jatetxea、La Cepaの合計5軒を巡りました。どこの店も美味しそうなピンチョスが並べられ、料金も1軒当り20-40ユーロほど。店員とお客の掛け合いにも活気があり楽しくて仕方ないです。店員も次から次に押し寄せるオーダーを把握し切れていないのか、会計の時に「君、何飲んだっけ?」と逆に聞かれる始末。こういうところ、スペインらしくて好きです。<br /><br />残念ながら1泊だけだったので、バル巡り以外は観光らしいことはしなかったですが、次回は3泊くらいしてもっとバル巡りしたいです。

2019年 フランス~スペイン レンタカーで巡る旅(14) サン・セバスチャン

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2019/04/01 - 2019/04/02

162位(同エリア395件中)

Brad Nomura

Brad Nomuraさん

[サン・セバスチャンへ移動]
サラゴサからサン・セバスチャンへの移動はスペインらしい乾いた大地の中を進んでいきますが、パンプローナを過ぎ大西洋が近くなって来ると険しい山岳地帯に入っていきます。
そこを通り抜けるとビスケー湾に面した世界でも有数の美食の街、サン・セバスチャンです。サン・セバスチャンは別名ドノスティアとも呼ばれています。なぜ地名が2つあるのか?それはドノスティアがバスク語で、サン・セバスチャンがスペイン語だからです。バスク語でドノは「聖」、スティアが「セバスチャン」なので、結局は同じ語源なのです。

[サン・セバスチャンのホテル]
今回のサン・セバスチャンの宿はAirBnBであまり良い物件がなかったので、Agodaで旧市街のど真ん中にある「Pension Goiko」という所を取りました。旧市街は完全な商業地区であり、AirBnBに部屋を提供できる人は住んでいないからでしょう。Pensionというスタイルで冷蔵庫などは共有スペースに置かれていました。旧市街の中なので、夜バル巡りするには最高ですが、旧市街は一般車両は入ることは出来ないので、チェックイン時には車を最寄りの道路に停めてからスーツケースを引いて200メートルくらい歩くことになりました。アヴィニヨンと同じパターンです。

周辺道路は夜は無料で停められるとのことでしたが、午後6時の時点でほとんど隙間なく駐車車両であふれていたのであきらめて広場の地下の有料駐車場に停めました。私が最終的に駐車したのはビクトリア・エウヘニア劇場の前、Boulevard Zumardiaから入る地下駐車場でした。ホテルからは200メートルの距離です。旧市街の周りの道路は一方通行だらけで駐車場の入り口にたどり着くのに苦労しました。

なお、ホテルの場所は極めて便利で、値段も100ユーロ程と安かったのですが、残念ながら私たちの部屋のベッドにはダニがいて、家族全員刺されました。サン・セバスチャンのホテル選びは立地とランク、価格をよく吟味した方が良いと思います。

[月曜日のサン・セバスチャンはおすすめしない]
日程の関係上、我々がサン・セバスチャンに泊まったのは月曜日の夜でしたが、月曜は休業のバルが多く、行きたいと思っていたバルの半分くらいは休みでした。今後、サン・セバスチャンでバル巡りを計画される方は月曜日は避けることをおすすめします。

[バル巡りこそサンセバスチャン最高のエンターテインメント]
チェックインを済ますと我々も早速バル巡りに繰り出しました。最初に向かったのはBar Sport。サン・セバスチャンでも最高のバルの1つに数えられます。幸い、テーブルが空いたので家族4人で座ることが出来ました。ウニのクリームはやばい、激ウマ。今回の旅行で一番印象に残った一皿でした。生ハムも素晴らしい。地元の発泡性の辛口白ワインでアルコール度数も11度ほどと低め。私はチャコリとサングリアを交互に飲んでいました。家族で4皿ほどの料理、お酒を1-2杯飲んだら30-40分ほどで今度は別の店に移ります。このバル巡りこそサン・セバスチャンの醍醐味です。

その後、Atari Gastroteka、Bar Goiz Argi、Gandarias Jatetxea、La Cepaの合計5軒を巡りました。どこの店も美味しそうなピンチョスが並べられ、料金も1軒当り20-40ユーロほど。店員とお客の掛け合いにも活気があり楽しくて仕方ないです。店員も次から次に押し寄せるオーダーを把握し切れていないのか、会計の時に「君、何飲んだっけ?」と逆に聞かれる始末。こういうところ、スペインらしくて好きです。

残念ながら1泊だけだったので、バル巡り以外は観光らしいことはしなかったですが、次回は3泊くらいしてもっとバル巡りしたいです。

旅行の満足度
5.0
ホテル
2.0
グルメ
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配

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  • サン・セバスチャンに近づくと山岳地帯です。まるで道路が山を割って入っていくようなイルルツンの風景。

    サン・セバスチャンに近づくと山岳地帯です。まるで道路が山を割って入っていくようなイルルツンの風景。

  • サン・セバスチャンに着きました。狭い路地が交差し、その両側にバルやお店が並びます。

    サン・セバスチャンに着きました。狭い路地が交差し、その両側にバルやお店が並びます。

  • まず1軒目、Bar Sport。人気店はオフシーズンでも人が一杯。かと思えば誰もおらず気の毒な店も。

    まず1軒目、Bar Sport。人気店はオフシーズンでも人が一杯。かと思えば誰もおらず気の毒な店も。

  • 美味しそうなピンチョスが並びますが、ここではメニューから熱々の料理がおすすめ。

    美味しそうなピンチョスが並びますが、ここではメニューから熱々の料理がおすすめ。

  • 日本語のメニューもあります。名前を読んだだけで美味しそう。

    日本語のメニューもあります。名前を読んだだけで美味しそう。

  • 今回の旅で一番印象に残った「ウニのクリーム」。家族とシェアしたのでちょっとしか口にしてないです。もう一度頼めば良かったです。

    今回の旅で一番印象に残った「ウニのクリーム」。家族とシェアしたのでちょっとしか口にしてないです。もう一度頼めば良かったです。

  • イベリコハム。ハム好きの次女が大満足。ほぼ半分を1人で食べてました。

    イベリコハム。ハム好きの次女が大満足。ほぼ半分を1人で食べてました。

  • 肉の串焼き。こちらは肉好きの長女のお気に入り。

    肉の串焼き。こちらは肉好きの長女のお気に入り。

  • サングリア。バルセロナではほどんど見かけないサングリアをここではよく飲んでいます。飲んで、歩き回ってなので、度数低めのお酒の方がいいですね。

    サングリア。バルセロナではほどんど見かけないサングリアをここではよく飲んでいます。飲んで、歩き回ってなので、度数低めのお酒の方がいいですね。

  • フォアグラ焼き。美味いとしか言いようがないです。

    フォアグラ焼き。美味いとしか言いようがないです。

  • 2軒目のAtari Gastroteka。カウンターに4人で潜り込みました。子供にはカウンター高がありすぎましたけどね。

    2軒目のAtari Gastroteka。カウンターに4人で潜り込みました。子供にはカウンター高がありすぎましたけどね。

  • ブルーチーズの乗ったピンチョス

    ブルーチーズの乗ったピンチョス

  • 生ハムのピンチョス

    生ハムのピンチョス

  • リゾット。今回の旅行で唯一食べたお米料理。美味いです。

    リゾット。今回の旅行で唯一食べたお米料理。美味いです。

  • ステーキ!

    ステーキ!

  • 3軒目、Bar Goiz Argi 。エビやタコ、イカの料理で有名。

    3軒目、Bar Goiz Argi 。エビやタコ、イカの料理で有名。

  • タコの串焼き。

    タコの串焼き。

  • ミートボール

    ミートボール

  • イカのソテー

    イカのソテー

  • 4軒目、Gandarias Jatetxea。

    4軒目、Gandarias Jatetxea。

  • 店員も客が何を食べたかあまり把握してないです。わいわい、ガヤガヤ、隣の客とも打ち解けて楽しいです。

    店員も客が何を食べたかあまり把握してないです。わいわい、ガヤガヤ、隣の客とも打ち解けて楽しいです。

  • ウナギの稚魚のピンチョス

    ウナギの稚魚のピンチョス

  • 生牡蠣。美味しくておかわりしました。

    生牡蠣。美味しくておかわりしました。

  • 5軒目、La Cepa。<br />生ハムが美味しいと評判のバルです。

    5軒目、La Cepa。
    生ハムが美味しいと評判のバルです。

  • 評判の生ハム。肉の塊から切りたてだと香りが違います。

    評判の生ハム。肉の塊から切りたてだと香りが違います。

  • スペインオムレツ。これと生ハムとチョコリで何時間でも過ごせそう。

    スペインオムレツ。これと生ハムとチョコリで何時間でも過ごせそう。

  • ホテルの近くの小さなスーパーで買ったイチゴ。赤ちゃんの握りこぶしくらいもある大きなサイズで、それが2段も詰まってわずか2ユーロ。バスクの食の豊富さがわかります。

    ホテルの近くの小さなスーパーで買ったイチゴ。赤ちゃんの握りこぶしくらいもある大きなサイズで、それが2段も詰まってわずか2ユーロ。バスクの食の豊富さがわかります。

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