ミニ！さようなら～高岡大和

2015/04/29 - 2015/04/29

またまた百貨店閉店のニュースが入ってきました。

今度は、富山県高岡市の「大和高岡店」です。
2019年8月25日に閉店することになりました。

金沢に本店を置く大和は
北陸を代表する地方百貨店として
富山県や新潟県にも店舗網を広げていましたが
2010年に新潟店、長岡店、上越店、小松店を閉店。
現在は、金沢本店、富山店、高岡店の
3店舗体制となっていました。

このとき残った３店舗は
そのまま存続していくんだろうと思っていましたが・・・
高岡店は厳しかったのでしょうか？

確かにボクが訪問した2015年4月29日は
ゴールデンウィーク中の祝日なのにも関わらず
店内は閑散としていました。

そんな大和高岡店ですが・・・
1937年に金沢に本店を置く百貨店、丸越
（名鉄丸越百貨店⇒めいてつ・エムザ）の高岡店として開店。
1943年から大和の高岡店となり、
1994年に開業した再開発ビル「御旅屋セリオ」に
キーテナントとして移転して現在に至っています。

2010年から売場を縮小し、
2012年から閉業時間も短縮するなど
業績改善のための施策を図っていましたが・・・
残念ながら閉店が決まってしまったようです。

今回は、高岡に行く予定はないので
２０１５年４月に行った
「北陸新幹線で行かない①富山編」から抜粋して
https://4travel.jp/travelogue/11005638
「ミニ！さようなら～高岡大和」として再編集しました。

店内の写真はほとんどありませんのでご了承ください。

エリア 高岡(富山)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: JALグループ ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は2019年8月25日に閉店する
大和高岡店を振り返るために
2015年4月29日に訪問した時の様子を
ダイジェストでまとめてみました。

高岡の街には赤い路面電車が走っています。

高岡大和のある御旅屋通り商店街は
立派な全面型アーケード街ですが・・・
祝日というのに閑散としています。

シャッターの降りたお店も多いのが悲しい。

御旅屋通り商店街入り口に高岡大和はあります。
シースルーエレベーターが印象的な
真新しい建物です。

1994年開業の再開発ビル「御旅屋セリオ」のキーテナントです。

さぁ正面入口から入っていきましょう！

全面ガラス張りで３階まで吹き抜けの
アトリウム広場が明るいです。

まずはフロアガイドをチェックです。
地下１階地上８階建てですが
大和の売り場は地下１階から５階と
８階のレストランに縮小されています。

１階の案内所でフロアガイドをいただきます。

冊子型ではなく、各フロアマップを１枚にコピーしたもの。
やっぱりちょっと厳しいのかな？

ちなみに僕のフロアガイドコレクションには
フロアごとに１枚ずつのフロアガイドもありました。
こちらも手作り感満載です。

全フロアが百貨店時代のものですね。（2010年の売場縮小前？）
このころのフロアは・・・
地下：おいしい食品の街
　　　生鮮、惣菜、地元銘菓、全国銘菓、和洋種
１階：おしゃれ雑貨の街
　　　婦人雑貨、化粧品、商品券、インフォメーション
２階：レディスカジュアルの街
　　　婦人服飾、ヤングカジュアル、インナー
３階：レディスファッションの街
　　　婦人服、プレタポルテ
４階：メンズファッションの街
　　　紳士服、用品、ゴルフ、特選サロン、外商
５階：ふぁみりーの街
　　　子供服、呉服、宝飾、時計
６階：暮らしの街
　　　家具インテリア、美術、電気、家庭用品、催事ホール
７階：ふれあいの街　
　　　レストラン街、友の会承り
８階：カルチャーの街
　　　友の会カルチェー教室、友の会サロン、屋上プレイランド

１階：おしゃれ雑貨の街
　　　婦人雑貨　化粧品　宝飾

ちなみに緑の部分が大和で
赤い部分は専門店街の「セリオ」です。

１階はやっぱり化粧品ですよね。
すっきりした売り場が百貨店らしいです。

カネボウと資生堂の日本を代表する２社が出店しています。
かつてはマックスファクターやソフィーナ、
コーセー、ゲランも扱っていたようですが・・・

２階　レディスカジュアルの街
　　　婦人服　スポーツ

23区、Jプレス、エンスウィート、マックレガー、
ソニアリキエルコレクションなど
百貨店ブランドがそろっています。

３階　レディスファッションの街
　　　婦人服

百貨店フロアは縮小されても
きちんと婦人服は２フロアを維持しています。
ランバンコレクション、ミラショーン、レリアン、
詩仙堂、ダナパリ、ヒロコ・ビス、レオナールなど
２階よりちょっと大人の女性向けですね。

３Ｆには喫茶モロゾフもあります。

４階　メンズとギャラリーの街
　　　紳士服　家庭用品

２３区オム、ダックス、インターメッツォ、
シンプルライフ、EXクラブなど
地方百貨店のメンズ御用達ブランドがそろっています。
トロージャンがあるのが大丸系ですね。

かつて６階にあった家庭用品は４階と５階に分散。
４階ではタオル、スリッパなどを扱ってます。

５階　ふぁみりーとくらしの街
　　　子供服　家庭用品　呉服

かつての５階と６階をこのフロアに集約しています。
それによって家電は廃止されました。

でも老舗地方百貨店のプライド！
きちんと特選呉服サロンは残っています。

分散された家庭用品は
和陶器、洋陶器、キッチンなどが５階です。

6階　文化と生活を楽しむ街

かつてのリビングフロア（くらしの街）は大和ではなくなり
北日本新聞カルチャーパーク高岡、ほくでんエコスポット
ほくぎんポイント倶楽部サロン（高岡市美術館サテライトギャラリー）
三協立山ECO&リフォーム、国際ソロプチミスト高岡、
高岡熱中寺子屋 事務局、フリースペース、
オタヤこども食堂など地元企業の施設になっています。

７階　お食事と交流の街
　　　レストラン街　トラベルサロン

レストラン３店舗のほか、
ニュージャパントラベル、高岡市国際交流センター
高岡市オタヤ市民サービスコーナー
富山県旅券センター、高岡市観光協会があります。

７階レストラン街の顔触れは、
「レストランダイワ」「たづむら」「小嶋屋」の３店舗のみ。
ちょっと前までは「浪花鮨」もありました。

もっと前は「玉寿し」や「天松」
「バイキングレストラン」もあったようです。
さらにロイヤルルーム「万葉」もありました。

8階　ふれあいの街

高岡子育て支援センターあいあいルーム
セリオスカイガーデンです。

セリオスカイガーデンは
こんな気持ちいい庭園が広がってます。

まぁデパ地下に行ってみましょう！

B1階　おいしい食品の街

生鮮、惣菜、和洋種、パンは「ドンク」です。

銘店は、モロゾフ、コンチャロフ、フーシェ、ユーハイム、
ヨックモック、レスポワール、文明堂などのほか
中尾清月堂、とぎや、志乃原、引網香月堂、
大野屋など地元の銘店も揃っています。

ということで買っちゃいました。

と言いたいところですが・・・
高岡大和では、車で友人を待たせていたので何も買ってません。
これはそのあと行った富山大和です。

最後にもう一度、高岡大和を目に焼き付けておきましょう。

おまけの１枚。
高岡市開町４００周年記念マスコットキャラクターの
利長くんと一緒に・・・

いよいよ閉店セールもはじまっちゃいました(>_<)

大和の店舗一覧からも
高岡店が消えちゃうんですね(>_<)

そして・・・・
高岡大和「閉店ファイナルセール」です。

高岡大和は２０１９年８月２５日で閉店します。

さようなら～
これまでありがとう！

この旅行記へのコメント （2）

• ちいさん 2019/05/10 08:40:49

  高岡

  またデパートがなくなるとのことで、コメントさせて頂きます。
  北陸地方は金沢以外厳しいのでしょうか？
  haraboさんのブログを見ても、デパート以外のアーケード街も寂れていましたね。
  これではデパートどころの騒ぎではありません。
  高岡はまだ行った事がないのですが、地方の都市はどこも淋しい感じがありますよね。
  このブログを見ていると、日本の将来が大変不安になります。
  私はマイナーな町が好きです。
  私も色々と仕事で行くのですが、もう少し町をゆっくり見ていきたいと思います。
  

  haraboさん からの返信 2019/05/10 11:29:46

  Re: 地方は厳しいですね

  ちいさん、こんにちは！
  コメントありがとうございます。
  
  北陸の百貨店では金沢、富山、福井だけになってしまいますね。
  百貨店は1県1軒になってしますかも。
  あるいは百貨店のなくなる県も出てくるかもしれません。
  
  高岡も雰囲気のある素敵な町でしたが
  中心部の商店街は厳しそうです。
  郊外のモールに行ってしまうのでしょうか。
  新幹線ができたので金沢や東京まで行ってしまうのかもしれません。
  
  富山大和が頑張っている富山市でも
  商店街は閑散としていました。
  
  僕が考えるに棒大手スーパーが
  郊外に大きなモールを作って
  地方都市をダメにしているような気がします。
  
  アメリカではそんな郊外モールが
  いま衰退し、コーストタウンモール化していると聞きます。
  日本でも遅かれ早かれそんな時代が車もしりませんね。
  
  そうなる前に地方都市の中心部の復活と
  百貨店の再興を願います。
  
  それでは～
  harabo