晴れおじさん「ちょっとそこまで」お出掛け日記(宮城県北)

2018/05/12 - 2018/05/12

私の住む山形県と隣の宮城県を繋ぐ国道は、南から順に国道１１３号線、国道２８６号線、国道４８号線、国道３４７号線、国道４７号線の５路線あります。
このうち国道３４７号線については、銀山温泉方面に右折するまでの個所は何度も走っているけれど、その先に進んだことがなく、私が県境を越えたことがない唯一の路線でした。
この路線は、一昨年から冬季間の通行止めが解消されて通年通行ができるようになったと聞いていましたが、今回思いついて初の県境越えで宮城県北地域までドライブして見ました。
晴れおじさんの「伊達な旅」の記録です。

エリア 古川・大崎・加美(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

国道３４７号線を東進して銀山温泉方面に分かれるところまで来ました。
ここから先は、初めて走ります。

あれが二ッ森かな？

ヘアピンカーブのある山道を延々と進んで、ようやく大崎市に入りました。

まずは、「道の駅三本木」でトイレ休憩。
トイレが近くなったアラ還おじさんには、道の駅は有難い。

用を済ませた後、同じ敷地にある「亜炭記念館」を見学。

ロビーに亜炭の地層が展示してあります。

展示室では、模擬坑道で採掘風景を再現していました。
こんな時代もあったんだ。

再び車を走らせて最初の目的地「三本木ひまわりの丘」に到着。
夏は一面にひまわりが咲くというこの丘も、この時季は、菜の花で覆われています。

こんな看板があったので、写真撮影の前に昼食を摂ることにしました。

プレハブの簡素な建屋。
写真を撮っていたら、向かいの卵直売所からオバサンが出てきて、「お食事ですか？　さあ、どうぞ。」

１３時を過ぎているからか、中に先客はなし。

「卵かけご飯」５００円。
ご飯のおかわり自由。残った卵は「お持ち帰り」してくださいとのこと。

薬味は、刻み葱と鰹節。醤油は各種あり、「お好みで選んでください」。
卵の黄身の色は濃くて、さすがに新鮮でした。
卵二個でご飯を二杯食べて、残り四個は持ち帰りにしました。

菜の花が咲く丘に戻って写真撮影。

同上

居合わせた観光客は、家族連れやカップルなど１０人足らず。
のんびりと観賞できます。

菜の花をズームアップ。

さっきの食堂のオバサンの話では、菜の花は間もなく刈り取られ、ヒマワリに植え替えされるとのこと。
間に合って良かった。

さて少し逆戻りして、加美町(旧・中新田町)の「東北陶磁文化館」に初めて入ります。前夜、４トラの口コミを読んで、入って見たくなりました。

土曜日なのに客は私一人。
受付で入館料３００円を払ってから、スタッフが展示室の照明を点けてくれました。

素晴らしいコレクションで、写真撮影も、クローズアップでないスナップならOKとのこと。

東北各地の陶磁器が展示されていましたが、その中で、地元加美町「切込焼(きりごめやき)」の三彩磁器は、特に秀逸で気に入りました。

つい、クローズアップに近い写真を撮ってしまいます。
イエローカードかな？

続いて、同じ旧・中新田町のバッハホール(加美町中新田文化会館)を再訪。
昭和５６年２月に落成したこのホールは、当時、全国的に有名になり、晴れおじさんも、昭和の時代に一度見学しています。

正面入口は閉まっていて照明も落ちていましたが、「開館しております」の貼り紙。

事務室に回ったら、見学OKで、スタッフが簡単に施設概要を説明してくれました。

ホールの後側にも音響を良くする工夫がされています。

目玉のパイプオルガンは、ホールが主催する教室の生徒さんが自由に練習できるようにしているとのことで、偶然やってきた女性の生徒さんが練習を始めたので、暫し鑑賞させてもらいました。

演奏曲は、やはりバッハの曲のようでした。

さらに逆戻りして旧・小野田町の「やくらいガーデン」に立ち寄って見ましたが、メインは薔薇ガーデンのようで、時期尚早。入園料も７００円と高額なので、次回に見送りました。

近くには、日帰り入浴施設、お土産センター、コテージなども整備されていて、家族連れの行楽地として利用価値が大と思われました。

ここで国道３４７号線を引き返すのを中止して、山道を通って国道４７号線に移り、この道の駅に立ち寄り。

一昨年に続いて２度目の立ち寄りをした目的は、

これ、ロイズのチョコレート。
ここ旧・岩出山町(現在は大崎市の一部)は、かつて住民の一部(伊達藩士族の子孫)が北海道に移住、現在その地でロイズのチョコレートが作られている縁で、道の駅の中に直営売場が設けられています。

買い物を終えて、鳴子温泉経由で帰宅。

今日のお出掛けは、ちょっと伊達な(粋な)旅になりました。

完