2025/12/10 - 2025/12/11
31位(同エリア338件中)
たっくん&ゆうすけさん
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2025年,サウナシュラン殿堂入り,ミシュランガイドでは「1ミシュランキー」を獲得,オールインクルーシブ,静岡県伊豆市・天城湯ヶ島温泉にある登録有形文化財の旅館【おちあいろう】の旅行記(ブログ)です。100%源泉かけ流し(加水加温なし)の内湯付き客室【早蕨(さわらび)】に宿泊。
https://www.ochiairo.co.jp/
最寄りの伊豆箱根鉄道「いずっぱこ」修善寺駅から送迎があります。今回は,機動隊のエース・M君と二人旅。
「おちあいろう」の口コミはこちらから。
https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15272869
まずは【早蕨】の客室(56.80㎡)を動画でどうぞ。
https://youtu.be/rpQRO1ZtrJA
旅行記の構成は以下の通り。()内は写真の枚数。
【 "Ekiben" at Shin-Osaka Station 】(1)
【 Mt. Fuji from Tokaido Shinkansen 】(1)
【 OCHIAIRO RYOKAN in Yugashima Onsen 】(2)
【 Tangible Cultural Properties @Ochiairo 】(15)
【 Room "SAWARABI" @Ochiairo 】(11)
【 Tale of Genji, Chapter 48 "SAWARABI" 】(1)
【 hot spring "HOSHI-NO-YU" 】(2)
【 hot spring "TSUKI-NO-YU" 】(2)
【 thermal spring "TENGU-NO- YU" 】(2)
【 Riverside Barrel Sauna 】(1)
【 Suspension Bridge over KANOGAWA Riv. 】(1)
【 Complimentary Bar Lounge @Ochiairo 】(6)
【 Amusement Room @Ochiairo 】(1)
【 Comic Books Room @Ochiairo 】(1)
【 Dinner @Ochiairo 】(9)
【 Breakfast @Ochiairo 】(1)
【 Shop @Ochiairo 】(1)
【 Unagi no Bando @Mishima Sta. 】(1)
【 Restaurants @ASTY Mishima south 】(1)
2025年12月10日(水),岡山始発の「ひかり506号」で,新大阪11:48発,三島13:57着。
伊豆箱根鉄道(いずっぱこ)駿豆線に乗り換え,三島14:08発,修善寺14:49着(片道550円)。
修善寺駅北口(改札口を出て右側)15:15発の送迎車(アルファード)で,15時40分頃には【おちあいろう】に到着。
復路は,いずっぱこで,修禅寺12:59発 三島13:36着。 三島駅南口前すぐの「うなぎの坂東」を13:45から予約しておきました(当日予約)。
新幹線は,三島15:46発,新大阪17:57着の「ひかり517号」岡山行きを利用。「スマートEX」で予約して,ひとり往復 33,540円(グリーン車)。
【おちあいろう】の客室【早蕨】の宿泊料金は、直予約の「おちあいろう記念日プラン」で一泊総額 188,000円(2名1室,夕朝食付,キャンセル料は宿泊20日前から,入湯税 300円込)。通常の「基本プラン」だと182,000円でした。
「基本プラン」でもオールインクルーシブで,修善寺駅からの往復送迎に加え,夕食時の飲み物やラウンジでの飲食等が宿泊料金に含まれます。「おちあいろう記念日プラン」では更に,レイトチェックアウト(11時→12時)とアニバーサリーケーキ(または季節のフルーツ盛り合わせ)が付きます。
【おちあいろう】のチェックインは15時,通常のチェックアウトは11時です。客室数は,「別亭 石楠花(しゃくなげ)」1棟+本館と眠雲亭の客室が16室。
本館と眠雲亭の客室のうち,本館の「青水沫(あおみなわ)」、眠雲亭の「紅梅」と「早蕨」の3室は,100%源泉かけ流し(加水加温なし)の内風呂付。他の客室は「加水加温あり」です。また,本館の「山櫻花(やまざくら)」と ,眠雲亭の「浮舟」は露天風呂付、眠雲亭の「紅梅」と「常夏(とこなつ)は内風呂に加えて露天風呂付、本館の「青水沫」のお風呂は半露天です。
【おちあいろう】の建物は,「造形の規範となっているもの」として,国の登録有形文化財に登録されています。文化財登録名称は『眠雲閣落合樓』で,『玄関棟』など7件が登録されています。いずれも昭和8-10(1933-1935)年頃の建築です。
宿泊した客室【早蕨】は,登録有形文化財『眠雲閣落合樓 眠雲亭』2階の客室。「眠雲亭」の各客室(「紅梅」「常夏」「浮舟」「早蕨」「松風」「桐壺」)には,源氏物語に因んだ桐板透彫欄間が用いられています。
表紙写真は,「おちあいろう」の玄関。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 新幹線 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【 "Ekiben" at Shin-Osaka Station 】
2025年12月10日(水),非番のM君と11時半に新大阪駅で待ち合わせ。【おちあいろう】に直行するため,昼飯は駅弁で。新大阪駅の『旅弁当』(在来線改札内店舗を利用)では全国各地の駅弁が手に入りますが,北海道や北陸のものに食指が動きます。
(写真左上)
「越前かにめし (1,550円)」
(写真右上)
「北前廻船丼 かに・いくら・うに (1,680円)」
(写真左下)
「北空に輝く海鮮ななつ星 [1,590円)」
個人的なおすすめは「北空に輝く海鮮ななつ星」かな。うに,いくら,サーモン,蟹,蝦夷あわび,甘海老,帆立。7つの海の幸を幕の内弁当風に楽しめる旭川の駅弁。旭川駅とともに新大阪駅が主要販売駅だそう。
M君は「北前廻船丼」を選択。福井駅,京都駅,新大阪駅で販売されている駅弁です。エキマルシェ 新大阪 ショッピングモール
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【 Mt. Fuji from Tokaido Shinkansen 】
今回の富士山はチラ見せ?
ひかり506号(富士市 依田橋町(よだばしちょう)付近を走行中)より,2025年12月10日13:51撮影。まもなく三島駅に到着します。富士山 自然・景勝地
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【 OCHIAIRO RYOKAN in Yugashima Onsen, Izu city, Shizuoka pref. 】
修善寺駅北口15:15発の送迎車で,15:40頃「おちあいろう」に到着。途中,伊豆縦貫道を利用するため,修善寺の温泉街は通りません。写真は「おちあいろう」の正門。
明治7(1874)年,「眠雲樓」として創業。湯ヶ島温泉を流れる本谷川と猫越川(ねっこがわ)が落ち合い(合流し),狩野川(かのがわ)の起点となる景勝地に位置することから,明治14年に逗留した山岡鉄舟(1836-1888)により「落合樓」と命名されました。現在は「おちあいろう」。天城の山々に抱かれる個性派温泉旅館。オールインクルーシブ,サウナシュラン殿堂入り,1ミシュランキー ,登録有形文化財の宿。 by たっくん&ゆうすけさんおちあいろう 宿・ホテル
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「おちあいろう」全体の見取り図
『眠雲閣落合樓』として,下記の7件が登録有形文化財に登録されています。
①眠雲閣落合樓 玄関棟
②眠雲閣落合樓 住居棟及び廊下
③眠雲閣落合樓 応接棟
④眠雲閣落合樓 本館
⑤眠雲閣落合樓 眠雲亭
⑥眠雲閣落合樓 配膳室階段棟
⑦眠雲閣落合樓 紫檀宴会場
館内の登録有形文化財を巡るツアーが毎日,開催されています。17時または翌朝10時にフロント前に集合。 -
【 Registered Tangible Cultural Properties @Ochiairo 】
[登録有形文化財 ①眠雲閣落合樓 玄関棟]
昭和8(1933)年築の入母屋造,平屋建,桟瓦葺の玄関棟。黄色(柚子色)の冬用の暖簾が掛けられています。 -
玄関の設え,欄間の彫刻にも品格が感じられます。
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凛として雅。玄関脇の一室を使った生け花に目を奪われます。
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玄関棟の「待合」
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玄関棟「待合」の窓から
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[登録有形文化財 ②眠雲閣落合樓 住居棟及び廊下]
玄関棟から東に向かう廊下と連絡する旅館主の居宅。地下に浴室を置く三層構造で,現在は「おちあいろう」の一棟貸切の「別邸 石楠花(しゃくなげ,547㎡,最大定員12名)」となっています。
100㎡を超える専用露天風呂,サウナシュラン殿堂入りの囲炉裏をモチーフとしたサウナ,リビング,ダイニング,3つのベッドルーム等を備えています。 -
[登録有形文化財 ③眠雲閣落合樓 応接棟]
建築面積18㎡の小規模な洋館。柱型柱頭部と入母屋破風の妻面に漆喰レリーフが施されています。
現在は中庭を囲む回廊から中庭側に張り出す形で建っています。 -
応接棟1階の「読書室」
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マッサージチェアが置かれている応接棟2階の「剣ヶ峰」
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[登録有形文化財 ④眠雲閣落合樓 本館]
中庭を東と南から囲むように建つ木造2階建ての本館。
1階には東から南へ,「茜」「椿」「葵」「菫(すみれ)」「山櫻花(やまざくら)」の各客室,
2階には東から南へ,「青水沫(あおみなわ)」「青藤(あおふじ)」「山吹」「竜胆(りんどう)」「露草」の各客室が並びます。 -
[登録有形文化財 ⑤眠雲閣落合樓 眠雲亭]
敷地の南に建つ木造2階建の眠雲亭。数寄屋風の意匠で,瀟洒な雰囲気をもっています。
1階には,東側から順に,「紅梅」「常夏」「浮舟」の各客室が,
2階には,東側から順に,「早蕨」「松風」「桐壺」の各客室が並びます。
写真は,眠雲亭の明り取り窓。
(写真左上)2階客室・早蕨(源氏物語 第48帖)
(写真右上)1階客室・紅梅(源氏物語 第43帖)
(写真左下)1階客室・常夏(源氏物語 第26帖)
(写真右下)1階客室・浮舟(源氏物語 第51帖)
宿泊した「早蕨」の客室につきましては,後ほど改めて取り上げます。なお,本館と眠雲亭では敷地に高低差があり,本館2階が眠雲亭1階と同じ高さになります。従って,眠雲亭の1階はエレベーターでは「2階」,眠雲亭の2階はエレベーターでは「3階」と表示されています。 -
[登録有形文化財 ⑥眠雲閣落合樓 配膳室階段棟]
眠雲亭と紫檀宴会場(次の写真)を接続する建物で,附属的な建築ながら,天井板には樹齢千年を超える屋久杉を使用するなど,材料も良質なものが吟味されています。
北半が階段室,南半が配膳室になっています。階段の奥行のない方が客用,奥行きのある方が配膳用ということです。 -
[登録有形文化財 ⑦眠雲閣落合樓 紫檀宴会場]
眠雲亭の北側に建つ紫檀宴会場は,木造2階建,入母屋造,桟瓦葺の大建築です。
2階には,108畳に及ぶ大宴会場「紫檀」があります。1階は現在は宿泊客の「食事処」などになっています。 -
舞台とは反対側,出節の紫檀の柱や框で構成された床構え。紫檀の巨木は,希木,銘木と呼ぶべきものでしょう。
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紫檀宴会場の洗練された付書院
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【 Room "SAWARABI" @Ochiairo 】
「早蕨(56.80㎡)」は[登録有形文化財 ⑤眠雲閣落合樓 眠雲亭]の2階客室。10畳の和室には,東と南の二方に縁側が巡らされているため,感覚的には15畳大ぐらい。 -
「早蕨」の縁側と縁側からの眺め
写真右下は本館を見下ろしていますが,眠雲亭と本館との高低差がよくわかります。 -
アニバーサリープランのフルーツ盛り合わせが届きました。6千円の追加で,ケーキかフルーツ盛り合わせが付き,チェックアウトタイムが延長されます(11時→12時)。
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ミニバー
冷蔵庫内はフリー。
お茶は,ドリップコーヒー,ぐり茶(緑茶)のほか,ティンク(TYNK)のハーブティー(RELAX TEA, ENERGY TEA)。
それに伊豆銘菓・猪最中と富士見堂のおかき。 -
加水加温なし・源泉かけ流しの「早蕨」の内湯
シャワーの水圧がかなり低いことだけが難点です。洗髪は大浴場でやるのが無難。 -
窓を開けることができます。朝日を浴びながらの温泉内湯も乙なものです。
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バスアメニティは,ハンドウォッシュを含めてワフィト(Waphyto)。
洗面台にはピーディー(p/d)の
・クレンジングオイル
・ウォッシュ
・ミルク
・ローション
タオルは食事中に補充されます。歯ブラシ,ハンドタオル,レザー,櫛,ヘアバンドも用意されています。 -
浴衣に加えて,パジャマも提供されます。
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「早蕨」のベッドルーム
枕元にコンセント(アウトレット)があります。 -
上品な色合いのステンドグラスからも,朝日の差し込むベッドルーム(カーテンで遮光もできます)。
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源氏物語に因んだ「早蕨」の桐板透かし彫り
元は欄間を飾っていたものでしょう。 -
【 The Tale of Genji, Chapter 48 "SAWARABI" 】
画像出典:『源氏物語(東京大学本)』(東京大学総合図書館所蔵)
https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/collection/genji
https://da.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/portal/assets/83eac5f5-5cb6-1e49-856d-892a19e037c3?pos=4
源氏物語第48帖,宇治十帖の4帖目『早蕨』。
『君にとて あまたの春を つみしかは つねを忘ぬ はつわらひなり』
『この春は たれにかみせん なき人の かたみにつめる みねのさわらひ』
君にとてあまたの春を摘みしかば 常を忘れぬ初蕨なり(阿闍梨)
この春は誰にか見せん 亡き人の形見に摘める嶺の早蕨 (中の君)
父の八宮のみならず,姉の「大君」まで亡くした「中君」が,例年通り,父の師である阿闍梨様から届けられた初蕨を,今年は一体誰に見せたらよいのか(もう自分一人しかいないのに)と,嘆きつつ謝意を表するお歌です。阿闍梨様の朴訥とした歌に対して,なんと哀しくも美しいお歌でしょうか。
「形見」は「亡き人の遺品」ではなく,ここでは広く「亡き人を思い出すよすが・よりどころ」という意味です。そして,蕨を入れたかご「筐(かたみ)」と掛詞になっています。
中君は匂宮と結ばれて宇治から都に移りますが,匂宮は(亡き大君に思いを寄せていた)薫と中君の関係を警戒し始めます。二人の貴公子に愛された姉妹の恋愛模様。大君にそっくりな中君の異母妹「浮舟」は,まだ物語には登場していません。 -
【 hot spring "HOSHI-NO-YU", outdoor bath & sauna 】
森の気配に包まれた「露天風呂」と「星サウナ」のある「星の湯」。写真は「星の湯」へのアプローチと「星サウナ(スクエアバレルサウナ)」。 -
「星の湯」の「露天風呂」。写真右奥が「星サウナ」です。
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【 hot spring "TSUKI-NO-YU", indoor bath & tearoom sauna 】
「内風呂」と茶室をモチーフにした「サウナ」のある「月の湯」。写真は,「月の湯」の更衣室と「内風呂」。各社のミニ缶ビール,牛乳とコーヒー牛乳,富士ミネラルウォーターも用意されています。 -
「月の湯」の「茶室サウナ」。サウナの下を流れる造りの水風呂は,川の水を使用しています。
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【 thermal spring "TENGU-NO- YU", open-air bath, cave bath & sauna 】
狩野川を臨む「露天風呂」,湯けむりに包まれた「洞窟風呂」と「天狗サウナ」のある「天狗の湯」。「天狗の湯」は,水着や湯浴み着を着用して入る混浴サーマルスプリング。サウナは温泉が流れ込む造りで,水風呂は自然の川の水を使用。写真奥が「天狗サウナ」,右手の岩壁の向こう側が洞窟風呂。
泉質は,カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)です。
訪問時,以下のような時間帯で運用されていました。
15:00~24:00: 星の湯/男性、月の湯/女性、天狗の湯/混浴
05:00~11:00: 月の湯/男性、星の湯/女性、天狗の湯/混浴 -
サウナに加え,硫酸塩泉の源泉かけ流し,3つの風呂も楽しめる「おちあいろう」です。
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【 Riverside Barrel Sauna 】
狩野川の畔に立つ貸切の「バレルサウナ」(75分, 1人1万円)。船着場から天然の川の水風呂へ。
その他、別邸「石楠花」には,「囲炉裏サウナ」が設えられています。
https://pdshotels.com/pw/archives/lp/oar_shakunage -
【 Suspension Bridge over KANOGAWA Riv. 】
狩野川にかかる吊り橋を渡って対岸へ。M君はブランコで遊んでます。 -
【 Complimentary Bar Lounge @Ochiairo 】
ラウンジの利用時間は,15時~24時,6時~11時。 -
ラウンジでいただいたお着き菓子とお茶
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オールインクルーシブですから,ラウンジでの飲食も込み。
生ビール,赤ワイン,白ワインのサーバーがあり,冷えたスパークリングワイン(LOUIS DE GRENELLE Saumur Grande Cuvee Brut)も用意されていました。 -
ウィスキー,ジン,ウォッカ,焼酎などのほか…
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地ビールも各種。
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ソフトドリンクは,
■順造選のジュース
■KIMINOの YUZUスパークリングジュース,
■友桝飲料の スワンサイダーと 蜂蜜れもん
■コーヒー,びわ茶,ぐり茶など。
コーヒーは客室に持ち帰れます。
さらに,おつまみ(乾き物)各種と,椛島氷菓のジェラート(チョコレート,小倉ミルク,あまおう)。
M君は「都こんぶ」が好きであることが判明。「都こんぶ+赤ワイン」のマリアージュだって?w 「味噌汁+シャンパン」よりは良さそうやな。 -
【 Amusement Room @Ochiairo 】
ビリヤード台,卓球台,テーブルサッカー(フーズボール),エアホッケーなどを楽しめる「娯楽室」。ラウンジの地下にあります。 -
【 Comic Books Room @Ochiairo 】
ラウンジの隣にある漫画室。 -
【 Dinner @Ochiairo 】
夕食は,[登録有形文化財 ⑦紫檀宴会場]の1階にある食事処で。17時半または19時半開始。19時半でお願いしました。
海老芋 黄柚子 生姜餡
いきなりグツグツと煮立った熱々の料理。濃厚そうに見えますが意外と淡白で,お腹が温まります。生姜と柚子の香りも食欲をそそります。 -
インクルーシブのドリンク各種
M君と二人で,グラスシャンパンと日本酒を全種類いただきました。 -
初冬盛肴
旬魚 小袖寿司
手長海老 丸いも 浜名湖海苔
鴨 醤油煮 牛蒡
旬魚はカマスです。 -
黒毛和牛 胡麻豆腐 芹 椀
胡麻豆腐が最上級の牛脂のごとくまったり,且つあっさり。肉への火の通し方も,これ以上は望めないでしょう。たっぷりと添えられた「はしり」の芹の食感が,早くも初春を予感させます。 -
本日のお造り
尾長鯛とアオリイカ。尾長鯛(ハマダイ)は焼霜で。沖縄ではアカマチと呼ばれている魚ですね。細かく包丁の施されたアオリイカの,噛まなくても口の中で解(ほど)けていく感触も心地よい。つま一式をのせたりしないのは,「あさば」さんの料理との共通点か。 -
雲子 椎茸 唐墨 天麩羅
雲子が苦手なM君には,太刀魚の天麩羅を用意してくださいました。唐墨塩でいただきます。 -
蟹 にゅう麺 酢橘
地元で水揚げされた金目鯛から出汁を取った蟹にゅうめん。さっぱりとした酢の物としての位置づけでしょうか。
丸盆は「桜総皮(そうかわ)盆市松」。山桜の樹皮を用いて作られる秋田県角館の伝統工芸「樺(かば)細工」の製品です。 -
本日鮮魚 炭火焼き 蓮根
メインの焼き物は金目鯛。皮はパリパリ,身はジューシーで絶妙の焼き上がり。炭火焼きの値打ちがあります。M君が「レンコン,旨っ!」と声を上げる。 -
天城自然農法米
蕪 軍鶏炭火焼き
甘味(と夜食)
夜食は,おそらく韓国人従業員の兄ちゃんがM君に,「こちらは腹減った時,食ぇ~」と言って渡してくれたそうなw(←M君談)。 -
【 Breakfast @Ochiairo 】
朝食は,7時半,8時,9時,9時半開始のいずれか。8時からお願いしました。
駿河湾産桜海老の南蛮漬け,わさび海苔や地元野菜のごはんのお供に,もずく酢,天城産平飼い卵のだし巻きと紅姫あまごの炭火焼き,修善寺老舗豆腐屋のがんもどきなど。季節野菜がたっぷり入った味噌汁が美味。ご飯と味噌汁と漬物だけでも,幸せだなと思わせてくれるような,そんな朝食でした。
「あさば」さんの朝食と同様,山葵と削り節も用意されます。 -
【 Shop @Ochiairo 】
おちあいろうの売店にて。
好きな小箱を選んで,飴(600円)や富士山型の角砂糖(富士山シュガー,700円)を入れてもらいます。ちょっとしたお土産にいいですね。
12時にチェックアウトして,しばしラウンジで寛ぎ,12時半発の送迎車で修善寺駅へ。
いずっぱこで,修禅寺12:59発 三島13:36着。 -
【Unagi no Bando (Eel Restaurant) @Mishima Sta. 】
https://www.unagi-bandou.com/
ランチは三島駅南口から徒歩1分の【うなぎの坂東】で。13:45から当日予約しておきました。写真は鰻3/4匹の「うな重 梅(4,070円)」。ビールと「しらすおろし(495円)」もいただいたので,ご飯は半量でお願いしています。肝吸いが付きます。
M君は鰻1匹の「うな重 桜(4,620円)」を。
ふっくらと香ばしく焼き上げられた鰻は最高(個人的には関西風の方が好みですが),タレの甘さは良いがもう少ししょっぱくてもいい感じ(追いダレをするとますます甘さが勝ってしまう),鰻の質に相応しく米も更に旨ければと思いました。今月22日から,一部メニューの価格改定が告知されています。うなぎの坂東 グルメ・レストラン
-
【 Restaurants @ASTY Mishima south 】
三島駅の南口には,けっこうお店がありますね。写真は「まるごと駿河湾 三島駅店」と「肉豆冨とレモンサワー 大衆食堂 安べゑ アスティ三島サウス店」。
デザートに,新幹線の車内で「スジャータアイスクリーム(ピスタチオ)」を。グリーン車のモバイルオーダーサービスで470円,店舗販売で450円です。M君が気に入って往復で2個食べた! ピスタチオの風味が濃厚で人気商品なのも頷けます。
あっという間の1泊2日旅行でした。「おちあいろう」はサウナだけではなく(オレ自身はサウナーではありません,サウナから3分で出て来る口),料理も,オールインクルーシブ旅館としてのサービスも,登録有形文化財として建物それ自体もすばらしい宿でした。
「おちあいろう」といい,赤湯温泉の「山形座 瀧波」といい,ミシュランガイドは目の付け所がいいですね。
了アスティ三島 (アスティ三島サウス) ショッピングモール
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