今は昔　スンダ海峡からボゴール 世界１の花を見た

2000/05/01 - 2002/03/01

今は昔のことですが、仕事で訪れた国での旅行の思い出を綴ってみました。今ではずいぶんと変わっている、あるいはそのままかも知れません。

仕事や余暇でジャカルタからスンダ海峡やボゴールに出かけた時の光景です。世界一の花を見ました。

エリア ジャワ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 旅行の手配内容: 個別手配

ジャカルタの我が家からの光景。

ジャカルタからは各地に鉄道がでている。しかし、移動はもっぱら飛行機か車であった。

ここへも車である。
ジャワ島最西端のLabhanの町、スマトラ島とジャワ島間のスンダ海峡を眺めました。
最も狭い海峡幅は26km。

この静かな海岸が2018年12月にクラカタウ火山の海底噴火による津波で300人以上が犠牲になったばかり。

ジャワ島からスマトラ島方面を眺めればなにやら島のようなものが確認できます。それは、1889年に巨大噴火した巨大な海底カルデラを形成したクラカタウ火山が残した中央火口丘anak krakatau（クラカタウの息子）を含むクラカタウ諸島でした。

世界最大の花が数年ぶりで開花したとのことだったので、ジャカルタから南東の避暑地ボゴールへ高速道路で向かいます。

ボゴール 2001/8/3
オランダ統治時代に栄えたという高原の避暑地ボゴール。
ボゴールという街自体がオランダ人居留地として発展した歴史がある。

ボゴール宮殿。
オランダ総督府が1950年に大統領の離宮となった。
鹿の姿が広大な庭に見られました。

ボゴール宮殿 現代・近代建築

乗り合いバスはやはりアジアだ。

避暑地にはこちらの方が似合いそうだ。

唯一の見所のボゴール植物園。
東洋最大規模・最大栽植種を誇る巨大植物園。
この植物園も元々は蘭印総督府の庭園だったそうだ。

ボゴール植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

なんて植物なんだ？

気根が密集している

動く植物なのか？

ジャングルにある木なんだろうな

花のような葉のような植物。とにかくここには数多くの熱帯植物が見られます。

2001年8月3日である。多くの人が集まってきてました。
ショクダイオオコンニャクは、サトイモ科・コンニャク属の植物。
別名スマトラオオコンニャク。
インドネシア、スマトラ島の熱帯雨林に自生する。7年に一度2日間しか咲かない、世界最大の花。

世界最大の花で、ただでさえデカくて気持ち悪いのに、汲み取り便所の匂いに喩えられるほどめっちゃ臭いという。

花が咲いたら2-3日程で枯れてしまうとのこと。
訪れた時は3日目くらいで匂いはほとんど感じられなかった。
しかし、地面から直接に花弁のようなものが広がり強大な雄蕊のようなものが突き出す姿は特異中の特異である。

ジャングルでこれに出会ったらさぞ驚くだろう。腐肉のような匂いはもちろん昆虫をおおびき寄せるためのものである。

この花の写真を売っていた。見るタイミングが難しいので生写真は人気が合った。もちろん数枚ゲットしました。

幹から直接実を付けるナンカ。英語でジャックフルーツ。ほのかに甘い歯ごたえがある。