東欧12カ国巡り５Ж旧市街とショパンと水の宮殿

2017/05/17 - 2017/05/19

ワルシャワと言えば見事に復元された旧市街とショパンのイメージ。予約した宿と旧市街が離れていたこともあって、街がとてもフラットでだだっ広く感じた。
市の南東にあるワジェンキ宮殿がとても堪能できた。

【交通】
5/17 Krakow 0:05 ⇒ Warszawa 4:45 Polskiバス 17ズウォティ(473円)
5/18 Warszawa 19:15 ⇒ Lviv 4:35 Denysivka Autoバス 52.92ズウォティ(1,606円)
【宿泊】
5/17 Łucka Stay ドミトリー　30ズウォティ(Booking.comで予約)
【地理】ワルシャワ：172万人、標高82ｍ
【為替】1ズウォティ≒30円、1ユーロ≒124円

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 2.0

5月17日(水)
4:30　夜が明けてワルシャワ市内に入る。

4:56、摩天楼の前にバスが停まった。

文化科学宮殿 建造物

朝の静寂に建つ三日月ビル。少し寒いのでカッパを着て歩く。

宿まで歩いて30分。受付は高層マンションの21階にあるはずだが、インターフォンに反応が無い。

警備員の話では12時にならないとスタッフが来ないらしい。でも中には宿泊者がいるはずだから｢そんなはずはない｣と暫く粘っていたが、諦めて先に外出することに。

まずは1km東のノジク・シナゴーグへ。さすがにこの時間はまだ開いてないので外観のみ。

ノジーク シナゴーク 寺院・教会

公園を通りぬけホテルでトイレを借りる。

ソフィテル ビクトリア ワルシャワ ホテル ホテル

大統領宮殿とポニャトフスキ像
ユゼフ・ポニャトフスキ：ナポレオンの指揮下、ワルシャワ、クラクフを奪還した英雄（wiki要約）。

ポニャトフスキ像 モニュメント・記念碑

王宮広場

王宮広場 広場・公園

洗礼者ヨハネ大聖堂

洗礼者ヨハネ大聖堂 寺院・教会

ここはステンドグラスが素晴らしかった。

8:30 ワルシャワ旧市街広場はまだ人も疎ら。戦後もとどおりに復元された建物は思ったより小さかった。

旧市街広場 旧市街・古い町並み

広場から北に進むと砦の先にバルバカン。

バルバカン 史跡・遺跡

さらに北へ。聖母訪問教会

装飾は少ないけど趣のある内装。

キュリー夫人の像。

新市街広場

新市街広場 広場・公園

Kościół pw Stygmatów św Franciszka

聖霊教会 寺院・教会

王宮と川沿いの庭園。

旧王宮 (旧王宮博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

聖アンナ教会は見ごたえのある内装。外観は撮るのを忘れた。後で撮ろうと思うとだいたい忘れる。

聖アンナ教会 寺院・教会

アダム・ミツキエヴィッチ像。ポーランドを代表する国民的ロマン派詩人であり、政治活動家（wiki）。

ショパンのベンチ。ボタンを押すと革命のエチュードが流れた。

ヴィジトキ教会

ヴィジトキ教会 寺院・教会

ワルシャワ大学のミュージアムがあった。

ショパンやその家族に関する展示が多い。

この辺にショパン家のサロンがあるはずなのだが。The Academy of Fine Artsに迷い込んだ。

チャプスキ宮殿 (美術アカデミー) 城・宮殿

先に聖十字架教会へ。

聖十字架教会 (ワルシャワ) 寺院・教会

ちょうどミサの最中なので邪魔にならないよう見学。

この柱にショパンの心臓が納められている。

ショパン家のサロンが見つかった。一階にファストフード店が入っていて気付かなかった。ここはショパン一家の第３の住居。

ショパン家のサロン 史跡・遺跡

側面の入口から入ったら残念なお知らせが。一般公開はやめてしまったようだ。美術の学生のふりをすれば階段を上がれそうだが無理するのはやめる。

ワルシャワ大学の構内へ。

ワルシャワ大学 建造物

構内に入ると正面奥にカジミエシュ宮殿が見えてくる。

カジミエシュ宮殿 城・宮殿

向かって右側（南側）にショパン一家の第２の住居跡があった。玄関横にプレートあり。1817年から1827年まで住んでいた。

さらに構内を巡る。宮殿のような建物があった。Pałac Kazimierzowski

宮殿の一階はアフリカのバティックを展示中。内装を見て回るだけでも面白そうだが、二階は会議中で立ち入り禁止と言われた。

ポーランド科学アカデミー前のコペルニクス像。コペルニクスはポーランドのトルン生まれ(1473年)だった。

コペルニクスの像 (ワルシャワ) モニュメント・記念碑

遅い昼食はマネキンというレストランで外の席で食べていた男性と同じチキン、オニオンとキノコ入りナレシ二キ（ポーランド風クレープ）を注文。

マネキン (ワルシャワ店) 地元の料理

だが八角に似た独特の味付けとチキンのぱさぱさ感で口が飽きて完食できず。向こう1年間は食べたくない味だ。ビールも500cc飲んだのでお腹はパンパン。合計16+7.5ズウォティ(693円)。

店の内装が奇抜。隣の男性はジャムたっぷりのホットケーキを食べている。

マンションの入口に戻り、21階の部屋番を押すと今度はドアを入れた。エレベーターで21階の部屋まで途中のドアもフリーパスで受付に入室。1泊30ズウォティを払い部屋の鍵と各ゲートのパスワードを渡される。

部屋は5階にあり、その後スタッフと会うことはなかった。明日の10時になったら部屋のポストに鍵を入れてチェックアウト。荷物は預かってもらえない。こんな仕組みの宿は初めてだが、午前中にスタッフがいなかった訳がようやく分かった。

ドミトリーは6人部屋でギリシャ人女性が二人とあとで日本人女性二人が入ってきた。彼女たちも朝からマンションに入れず20kg以上あるバックパックで動きがとれずスタバで数時間を潰したそうだ。
別の部屋にはインド人学生やウクライナから出稼ぎに来た学生、クロアチア人船員などが滞在。共用キッチンで知り合った。

「テントウ虫のマークのスーパーは安い」と聞いていたが、こと僕が買う品目はちっとも安くない。

スーパーの向かいの八百屋でジャガイモを買ったら端数をおまけしてくれた。1.5ズウォティ/kg

肉屋のショーケースからハムを選んで切り売りしてもらった。212gで3.39ズウォティ(100円)

その他、ビール(500cc)が2.35ズウォティ、ケフィア・ヨーグルト400gが1.49ズウォティ

日本人二人が買ってきたハニービールと甘い中身の東欧ギョーザを味見。代わりに切り売りのハムを提供する。ヨーロッパのドミトリーはキッチンでの交流が楽しい。

5月18日(木)
10時前にチェックアウト。ズウォティが余ったので両替所で米ドルに交換。ポーランドではユーロより米ドルのほうが手数料がやや高い。

イグナツィ・パデレフスキ像(Ignacy Jan Paderewski)：高名なピアニストである一方、ポーランドの初代首相を務めた(Wiki)。

40分歩いてワジェンキ公園に着いた。

ワジェンキ公園 広場・公園

公園内の池に面してワジェンキ宮殿がある。

ワジェンキ宮殿 (水上宮殿) 城・宮殿

向かって左奥の別館でチケットを貰おう。僕は知らずに本館へ行ったら係員が持っていた１枚を渡してくれたが、他の人は先に貰っていたようだ（木曜は無料）。

1689年にポーランドの貴族ルボミルスキにより建造。
1764年にポーランド最後の国王ポニャトフスキに買い取られ、夏の離宮に改築。

ワジェンキとは浴場のこと。入ってすぐBathing Roomと解説された部屋がある。かつては錫製のバスタブが二つフロアーに置かれていた。

隣はBacchus Room。もともと入浴後の休憩室として造られたが、のちに肖像画の展示部屋となった（解説板）。

暖炉の柱は３つの頭を持つ犬。

Solomon Room (1892)

二階にも明るい小部屋が多数。

まるで美術館のように絵画が展示してある。

装飾が美しいライフル。クラクフのヴァヴェル城で見たのも同じタイプ。

この宮殿だけに45分かけてじっくり鑑賞。

ナチス占領時代にいくつかの部屋の絵や内装が消失したが、戦後20年かけて修復された。

園内をクジャクが散歩している。

水辺には野外ステージもある。

リスもいた。

続いてはホワイト・パビリオン。

先ほど貰ったチケットを提示すれば入館できた。

オリエンタルな調度品が並ぶ。

壁の絵も中国風。

見学に20分かかった。

Old Orangery。ここは閉まっていたので庭園だけ見学。

園内にはショパンの像などもあったらしいが広すぎて行き忘れた。

地下道がそのままバーになっていた。

郵便ポスト。

holy saviour church

祈る人々。

ワルシャワ工科大学。

キャンパスではバーベキューパーティーをやっていた。

19世紀中期に作られたワルシャワ最古で最大の水道局。

街の南西部に広大な敷地を有している。

ワルシャワ西駅に近いバスターミナル（Dworzec Autobusowy Warszawa）からリヴィウ行きバスに乗る。

明るいうちは景色を見ようと思っていたのに、すぐに眠りに落ちていた。気がついたらウクライナ国境。