2017/05/31 - 2017/06/01
23位(同エリア105件中)
Halonさん
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オデッサ発キシニョウ行きの安いバスを選んだら知らぬ間に沿ドニエストル共和国に入っていた。ここは未承認国家。以前はここからモルドバに入国すると国境でスタンプを貰えず首都の役所に要出頭だったが、幸い今はスタンプ付きの滞在許可書をくれた。もし経由したくなければ南回りの240ブリグナのバスを選ぶべし。
モルドバに入り人の対応は良くなった。英語も少し通じる。
【交通】
5/31 Odesa 7:30 ⇒ Kishinev 11:40 ミニバン 197グリブナ
6/1 Kishinev 8:15 ⇒ Iasi 12:10 ミニバン 154.5レウ
【宿泊】
5/31 Funky Mamaliga Hostel ドミトリー 88レク(Booking.comで予約)
【地理】ティラスポリ:13万人、標高26m キシナウ:79万人、標高85m
【為替】1グリブナ≒4.3円、1レウ≒6.1円、1ユーロ≒124円
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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7:30 ミニバスは定刻に出発。
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7:44 郊外のバスターミナルを通過。
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8:45 ウクライナ側の検問所。トイレに行ったついでにこっそり写真を撮ったらしっかり見られていて注意された。
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9:00 川を越えたらモルドバ。と思っていたのだが、実は沿ドニエストル共和国だったのだ。ケビンコスナーを若くしたようなきりっとした制服の審査官が乗ってきて乗客全員のパスポートを回収。
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15分後、戻ってきたパスポートにスタンプは無く、香港と同じような紙(滞在許可証)が挟んであった。滞在許可は10時間のみ。
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右手に線路が走っている。
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Тирасполь=ティラスポリ、ようこそティラスポリへ。
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街の入口にあった見張り塔。悪の巣窟に入っていくような。
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9:46 ティラスポリのバスターミナルで客が数名が降りた。
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ロシア正教会入口の鐘楼。
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通りでは両替屋をよく見かける。
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信号機が薄っぺらなボード。財政逼迫か?でも本国モルドバより所得水準は上らしい。
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右に見える競技場。左は畑しかない♪
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ドニエストル川を渡った先に見えてきた赤屋根はベンデルイ城。
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道端に塹壕のようなものが見える。
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10:09 ドニエストル川の西岸にあるベンデル(ティギナ)市のバスステーションに停車。
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テントの下に装甲車がいる。
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製粉工場前を通過。
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町の北西にある出境検問所ではここでも若くてハンサムな審査官が乗ってきた。前席の乗客がパスポートを出すのにもたついたので「この人のようにパスポートと滞在許可証を揃えて出しなさい」と審査官がやさしく指導。その際、僕のパスポートがお手本にされる。10分ほどでパスポートが無事に戻り一安心。滞在許可証も回収されずに戻ってきた。
10:23 モルドバ側のアネニイ・ノイに入る。 -
モルドバに正式に入国。ここでもパスポートに直接スタンプは押されず、1か月の滞在許可証が渡される。モルドバとしてはこんな国境は認めたくないので、少し前までは滞在許可証すら貰えなかったようだ。その場合、後日キシニョウの役所に出向いて入国スタンプを貰わないと出国時に罰金300レイを取られる。
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10:48 ようこそモルドバへ。
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途中でいくつかの田舎町とキシニョウ空港を通過。
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11:41 キシニョウの北バスターミナルに到着。
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まずはルーマニアのヤシ行きバスを確認したら154.5モルドバ・レウ。
北バスターミナル バス系
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次に両替屋を探して道に出たら「ヤンキーゴーホーム!」とすれ違い様に言われてびっくりしたが、俺ってアメリカ人に見えるのかなと思い悪い気はせず。両替屋は二カ所あったがどちらも1ユーロ=20レウでレートが悪いので10ユーロだけ交換。モルドバのお札は一回り小さく色も単色。
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再びバスターミナルで明朝のヤシ行きを購入。チケットには名前とパスポートNo.を記入される。買ったあとで出発地点がここではなく南バスターミナルだと知る。窓口のおばさんが日本円の「コインをくれ」と言うので5円玉をやったら喜んでいた。お返しにそこらに転がっていたモルドバのコインをくれた。
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北バスターミナルから中心部まで約2kmを歩く。
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花屋が軒を連ねている。
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中心部には銀行のビルやらショッピングモールが並んでいる。
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宿泊代が残ってないので5ユーロ追加で両替。そこで各種のお札が揃ったので銀行内で記念撮影。左下はヤシ行きのバスチケット。
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お土産にする予定の1レウ札だけ新札に換えてもらった。窓口のお姉さんは最初は身構えていたが、近くの男性が通訳してくれたので意思が伝わり交換してくれた。
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分かりやすい歯医者の看板。
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1989年8月31日通り。いったいこの日に何があった?モルダビア語が国語と宣言された言語の日。
1989年8月31日通り 散歩・街歩き
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素敵なアイリッシュパブ。
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予約済のホステルはブッキングコムの地図とは道向かいにあったので10分ほど探し回った。グーグルマップの表示は合っている。
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Funky Mamaliga Hostel ドミトリー 88レク(Booking.comで予約)
良い点:ファンキーな中庭。見晴らしのいい二階。
悪い点:シャワーの温度調整が難しい。スタッフがキッチンを占有する時間が長い。 -
同宿の日本人に案内してもらい軍事博物館を見学。見学者は僕ひとりだったので序盤は受付のおばさんに同伴されて見てまわる。中世から近代にかけての展示はつまらなかったが、後半は実によかった。ソ連時代にいかに弾圧されてきたかを小国らしい恨み節たっぷりに展示、演出されている。ドラマチックなBGM、各所にある再現ジオラマがまるで演劇を見ているようでインパクト大。途中から英語の解説板が付いていたので、よほど外国人に訴えたいのだろう。
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入場料10レク。中庭の兵器の見学は無料。
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軍事博物館から2ブロック北西に進むと青空市場が見えてくる。
中央市場 散歩・街歩き
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惣菜屋のお姉さんが気さくに話しかけてくる。赤いおかずを食べさせてくれた。
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アイスクリーム 2レク。
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市場内のチーズ屋ではよく試食をさせてくれる。一切れが結構大きいので試食だけで満足してしまう。
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お揃いの衣装を着た男女。なにかのイベントかな。
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コンサートホール。
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警備会社の前に置かれた鉄兜。
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市内随一の見所とされるキシニョウ大聖堂。1836年建設。内部は撮影禁止。
ナステレア大聖堂 寺院・教会
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大聖堂前の鐘楼は1830年に建設。1960年に破壊された後、1998年に忠実に再現された。
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大聖堂の正面入口に建つ凱旋門(勝利の門)。
勝利の門 建造物
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シュテファン大公の像は勝利の門の西側にある公園内に立っている。
シュテファン大公の像 モニュメント・記念碑
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地球の歩き方に”一見アラブの王宮風”とあったので探して見に行った。中央の屋根がネパールの木造王宮風に見える。建物の前にはカピトリンウルフの像。
国立考古学歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の前庭にある紀元前の石像。
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博物館の左隣は国立美術館。
国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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Sf. Cuvioasa Teodora de la Sihlaという教会から着飾った人が大勢でてきた。
St. Teodora de la Sihla Church 寺院・教会
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背筋が伸びた美人に見とれる。ヨーロッパ最貧国とは思えないゴージャス感。
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内部を見学できた。主祭壇は3段の小型イコノスタシス。
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天井画が見応え十分。
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イスラムの影響を感じる建築。
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聖パンテレイモン正教会。モルドバでは通行人が教会の前で祈る姿を複数見かけた。みな胸の前で十字を切って頭を下げている。
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ミハイ・エミネスクという詩人の像。なにか辛そう。
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公園でチェスする人周りに大勢の外野が集まる。特にこのおばさんがうるさくて笑った。
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アーチと尖がり屋根が素敵な三階建ての民家。
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明日は朝から出国するので所持金全てを買い物で使い切る。
ハム150gで24.5レイ≒150円でウクライナより随分高い。こんな価格差があるからモルドバ住民もウクライナに肉の買い出しに行くそうだ。
メークイン500gが3レイ、キューリ3本が2レイ
ビールだと思って買ったものは痛恨の麦ジュース、8レイ。 -
この日は同室の日本人に作り置きのカレーをご馳走になった。これがなかなか美味かった。
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6月1日(木)
南バスターミナルまで歩いても行ける時間に出発。でも9番トラムが10分おきに来ることが分かり乗ることにする。写真は途中にあった永遠の記念碑。Eternitate Memorial Complex -
9番トラムの運賃は2レウだが手持ちのコインをかき集めても1.4レウにしかならず。それでも乗って車掌に全部差し出す。車掌は憮然として受取りチケットはくれない。だが「降りろ」とも言われなかったのでそのまま乗車。座るのは申し訳ないのでずっと立っていた。
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南バスターミナル(Autogara Sud)に到着。予約したバスの一本前のバスがまだ停まっていたので、乗れるかどうかダメ元で聞いてみればよかった。
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周辺はブドウ畑。
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8:15発のヤシ行きに乗り込む。
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湖沿いの静かな村。車内に流れる音楽はインドネシアポップスのように聴こえる。モルドバは「恋のマイアヒ」が生まれた国と聞いたが、その手の音楽を聴く機会は無かった。
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8:58 ロゾバ村のバス停を通過。路面は悪い。
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白馬とブドウ畑の村。
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10:14 国境近くのウンゲニ経済特区を通過。ウンゲニからスクレニまで川沿いを北へ15㎞ほど大きく迂回。
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10:30 線路を横切る。線路沿いのキリスト像には両側に鉢植えがかけてある。像の上に鳥、下にドクロの彫り物。屋根付でお地蔵さんのように見守ってくれている感じ。
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10:39 出国審査開始。
11:04 出国審査が終わりパスポートを返却。バスにいながら出国できるのは楽。 -
国境地帯の免税ショップにしばらく停車。
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11:16 国境の橋を渡る。川幅50m足らずのブルート川で隔てられている。川に合わせて国境も激しく蛇行している。
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ルーマニアの検問所。
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12:03 ヤシのバスターミナルに到着。
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