三年連続三回目大好きフランス vol.1 Paris

2016/07/30 - 2016/07/30

7月30日 パリ泊 <= ここです
7月31日～8月12日 ボルドー泊
8月12日～8月14日 ルルド泊
8月14日～8月16日 ビアリッツ泊
8月16日～8月18日 スペイン、サンセバスチャン泊
8月18日～8月20日 サン ジャン デュ リュズ泊
8月20日～8月21日 シャルルドゴール空港近く泊

待ちに待った三年連続三回目フランス旅行。毎回行くエリアを変えていますが、その度に好きな所が増えていきます。今回は南西部のアキテーヌ地方を中心に、以前スペインで行かなかったサンセバスチャンの街へも脚を伸ばすことにしました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2015年の九月始め、私は両親とのフランス約一月の旅をパリで締めくくりました。また来たい。違う地域にも行きたいけれど、アルザスやブルターニュにもまた来たい。とにかくまた戻ってくる。と、私に思わせる魅力がフランスにはあります。両親にこの角度からエッフェル塔を見てほしくて、ここへ。

そして母が興味のあったモネのすいれん絵画を鑑賞しにオランジュリー美術館へ。

へ。来た。

でも無情にも公式サイトでスイレンコーナーはやっていない、というのが出ていたのに、勘違いして来てしまい、入口にて撃沈。わー、ごめんなさい。これが今年こそはオランジュリーにきたいという願いになります。

父が旅の最後に何かお茶でもご馳走をしたいと提案してきたので、モンパルナス駅前のビストロでランチを終えた私達は、行くはずだったオランジュリー美術館から引き返して、シャンゼリゼを練り歩き、マカロンで世界に名をはせるラデュレへ。

ラデュレ (パリ シャンゼリゼ店) カフェ

15分程待ち一階のお席へ通されました。そう、見えるのはシャンゼリゼ通りです。

余り店員さんの評判が芳しくないと聞いていましたが、私達の店員さんは適度に親切でした。しかし、余りにもスイーツを頼みすぎて誤解さたのか、もうひとつのパウンドケーキがきません。まぁ三人でスイーツ三皿、飲み物三人分頼んだので自然といえば自然かも知れないけど、そのうちの一皿がマカロン四つだから、それを分けるのかと思われたとしても不思議ではありません。

ティーポットに紙ナプキンに添えてあるチョコに、全てにラデュレが。

マカロン四種類。私はカフェ味が好きです。

レモンスポンジケーキ。もう一つスポンジケーキを頼んだのは、向こうとのミスコミュニケーションで伝わっていませんでしたので、丁寧に謝ってくれました。でもマカロン四つとスポンジケーキ一つを三人でシェアしたので確かにお腹には丁度良かったです。

この後凱旋門前で写真を撮って、両親は今日帰国なので空港へ。

私は両親を空港に送った後、空港近くのこのホテルに泊まり、翌朝の帰国便に備えます。このホテルも大変気に入ったので、今年のフランス旅の締めくくりに使いました。これはロビー。無料ドリンク一杯、アップルパソコンも使い放題、部屋にはタブレットも完備、映画も沢山種類があります。

2015年の旅はここまでで..

シチズンM パリ シャルル ド ゴール エアポート ホテル

さて満を持して?2016年夏も来ましたフランス！私の去年の夏フランス旅から今年まで、フランスは何回ものテロに見舞われましたが、警備体制が変わったことを実感したのはパリ以外の地方都市でした。まぁ私がパリに一泊しかしていないので公平に見られなかったこともあるでしょうがね。

去年も母と泊まったミストラルホテル。何故かフォートラのホテル名表示が間違っていますね。二回目ということ、お友達を紹介したことで少し優遇してくれました。

ミストラル ホテル ホテル

シングルで88ユーロ、当日払い、SNCFモンパルナス駅まで徒歩六分、最高の立地です。部屋は狭いけど一泊なので十分。

水周りもきれい。

ホテルに紹介してもらったところでランチ。フランスについて、一時にチェックインさせてもらって、まだ食べていません。私は東カナダからなので、フライト時間は八時間なのですが、時差は六時間あります。

まずはロゼワインで乾杯！テラス席で一人でくつろぎます。

フィレミニョンとポレンタ。うん、80点かな、なんて。

さてパリ宿泊は今日のみ。張り切って、これまた去年行けなかったモンパルナス墓地へ。だってホテルから目と鼻の先なのです。

モンパルナス墓地 建造物

墓地プラン表。

墓地をオープンにする、この明るさ。

気持ちの良い並木の左右に墓地が並びます。きちんと区分けもされている。

きたぞ、フランスただいま！！ 墓地で叫ぶ私:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):

ももんがあまんさんも撮っていられました。なんて可愛いお墓でしょう。

さぁ去年入館できなかったこちらへ！

夏の間土曜日はこちらは六時半まで開館しているので、それを狙っていたのです。でもフランスに到着する日に余り予定は詰め込みもできないし、墓地にもいってゆっくりたし..でもシャワーでさっぱりした後いこう！と急いだ挙句、地下鉄コンコルド駅からオベリスク広場に出る階段でこけました。旅の初日にスマホが壊れてしまいました。でもカバンの一番外側に入っていたこの私のもう古くて買い替えようか考えていたスマホが新品のミラーレスカメラを守ってくれたのです。

オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

なんとか五時半までにチケットを買え、通常11ユーロより安い6,5ユーロで鑑賞できました。ただし鑑賞時間に限りができますが。

でもスマホが時計代わりだった私は時間さえわからなくなり、その時にとった手段がミラーレスの時計で時間を確認することです:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):

素晴らしいモネの睡蓮にまだまだ色々動悸している私。

曲線をうち展示されています。長いのです。

近づいてみます。あまり接近しすぎて警備員さんに注意されている方がいました。でもガラスにも入っていないし、十分近づけます。

モネは知る人ぞ知る、白内障にかかり彼の色彩感覚が絵が描かれた年代によりわかると言います。暗めの濃い色彩のものが晩年のものらしいです。でも描くのをやめなかった。

この柳とも素敵だな。

四方八方にモネの睡蓮が曲線に展示してあり、上からは太陽光がさす。さすがフランス、計算されています。

さてここからは睡蓮の間をでます。画家にこだわらず私が好きかな、と感じた作品だけを載せます。

Pierre-Auguste Renoir
Pêches (vers 1881-1882)

ルノワールはあまり好きな画家ではありませんが、この桃と次の絵はいいかな。

Pierre-Auguste Renoir
Jeunes filles au piano
(Vers 1892)

Alfred Sisley
Le Chemin de Montbuisson à Louveciennes
1875

恥ずかしながらシスレーの絵を初めて意識して鑑賞しました。彼は常に雲の動き、そして空が画題の中心であったというらしく、すばらしいです。私も雲の動きがある絵が好きです。

Claude Monet
Argenteuil
1875

このモネの絵も美しい。睡蓮を好んだ彼に通じる絵の構図ではないでしょうか。

Marie Laurencin
Portrait de Mademoiselle Chanel
1923

この画家、Marie Laurencinが新人画家の時に既に時の人であったシャネルが、自画像を描いてほしいと頼んだとか。しかしシャネルは余りに彼女のこの絵に憤慨して絵そのものを拒否、買い取らなかったらしいです。

ただ私がこの絵に一番今回ひかれたのは、緩い倦怠感といいますか、そこです。鳥や犬はこの画家が度々絵を描く際に付け加えた平和などの象徴だといいます。

Maurice Utrillo
La Maison Bernot
1924

Maurice Utrillo
Rue du Mont-Cenis
1914

今回拝見したユトリロの作品で一番好きなもの。wizさんのようにユトリロが描いた約100年前のモンマルトルの昔と今を比べてみるのも面白そうです。

Maurice Utrillo
La Mairie au drapeau
1924

Maurice Utrillo
Église de Clignancourt
Vers 1914

なんだかんだいってオランジュリー美術館を楽しみましたが、夜いくはずのビストロの情報をスマホにしか入力していなかったので、ホテルに帰りホテルのパソコンで予約キャンセルしないと。まだこの辺を散歩したい気持ちを残しつつゲーテ駅へ向かいます。

夕飯の予約を無事キャンセルして、お昼も遅かったので、ディナーは急遽ホテル近くの飲み屋さんでサーモンクロックムシューとペリエを。実はクロックムシュー初めてです。またもテラス席で道行く人々をみながら、ゆっくりパリの夕べをすごします。明日は朝いよいよボルドー発です！

読んで下さりありがとうございました。（*^_^*）

この旅行記へのコメント （10）

• コクリコさん 2016/11/19 22:10:38

  サン・ジャン・ド・リュズ!

  dankeさん、お久しぶりです!
  
  dankeさんのオシャレで楽しい旅行記始まりましたね!
  
  旅程を見ていたらサン・ジャン・ド・リュズに私も8月18日にいました!
  でも私たちはバイヨンヌに3泊して18日はバイヨンヌから日帰りで午前中サン・ジャン・ド・リュズ、お昼からビアリッツに行ったのですれ違いかな。
  午前中のサン・ジャン・ド・リュズは雨でした。
  
  それではまた来ます!
  バリはやっぱりいつでも楽しいですね♪
  
  dankeさんの写真、マリー・ローランサンのシャネルに変わったのね。
  素敵です。

  dankeさん からの返信 2016/11/20 01:28:16

  Re: サン・ジャン・ド・リュズ!

  コクリコさん、
  
  お久しぶりです！
  
  フランスバスク地方、よかったですよね。バイヨンヌはビアリッツに泊まった際の家のご夫婦のご好意でドライブがてら通ったのみで私は行きませんでした。が、やっぱりまた違うフランスの一面を見られました。
  
  サン・ジャン・ド・リュズはこれでもかというほどすごい人でしたね、連日の夏の終わりのセールでは私も路地を歩き回り買い物を楽しみました。
  
  ビアリッツとサンセバスチャンでは花火も見られました😊
  
  では私もコクリコさんのところに後でお邪魔しますね。
  

• ぶどう畑さん 2016/11/16 22:10:59

  始まりましたね！

  dankeさん
  
  ぶどう畑です。
  
  フランスに来て、ウキウキしているdankeさんの様子が伝わってきます！
  
  私も、来年のGWにかけて、ドイツからTGVでパリに足を伸ばそうかなと考え中。
  まだ、妄想している段階ですが。
  
  またまた両親の足跡を辿ろうと、フランスは、ベルサイユに行くのが目的です。
  両親の参加した南仏＋パリの短い日程のツアーの中で、残るはベルサイユのみ。
  母には「まだ、ベルサイユに行ってないの？」とよく言われたものです。(^^;
  
  それから、もし、5月に行ったら、オランジェリーは観たいと思っていました。
  以前、パリに行った時は、オランジェリーが修復中（遺跡が見つかった？）で、閉館中でした。
  展示されているのは、モネの絵だけではないんですね。ふむふむ。
  
  ボルドーって、どんな街だろう。楽しみです！
  

  dankeさん からの返信 2016/11/20 01:21:55

  Re: 始まりましたね！

  ぶどう畑さん、
  
  いつもありがとうございます☺ やっと私の本拠地?フランス旅行記にとりかかりました。
  
  ドイツからtgvでパリですか。いいですね。オンラインで簡単に事前予約できるので、とても便利ですよね。アルザスにも寄られますか?
  
  私はあまりベルサイユ宮殿に興味はありませんが、庭は見てみたいなぁ。
  
  オランジュリー美術館はサイズも私には大きすぎずちょうどいい、展示している絵も私好みでした。また行きたいくらい。
  
  ボルドーは本当に私のお気に入りの都市になりました。ストラスブールくらい大好きです。

• pedaruさん 2016/11/16 06:28:56

  三年連続

  dankeさん　おはようございます。
  
  フランスを心から愛するdankeさん、三年連続がそれを物語っています。
  
  パリの墓地散策、いいですね〜　ここも異国情緒たっぷりです。
  オランジュリー美術館、モネの部屋の素晴らしいこと、２０年以上前に行きましたが
  少しも変わらず、睡蓮が枯れもせず咲いていますね。
  
  ローランサンの絵やラベルの曲はパリの香りがしますね〜、いつか行ってみたい街です。
  
  pedaru

  dankeさん からの返信 2016/11/17 13:16:00

  Re: 三年連続

  pedaruさん、
  
  いつもありがとうございます👍
  
  オランジュリー、20年前に行かれたのですね。確かにモネの睡蓮はかれることなく根強く咲いていますね。彼の心も相当な忍耐があったと思います。いくら庭を愛していたとはいえ。。。
  
  墓地のあり方について考えさせられました。開放感がありますね。そしてなんでも美的感覚があるフランス。
  
  そうです、本当はもっと頻繁にフランスに行きたいです。

• wiz さん 2016/11/15 19:12:41

  Orangerie

  dankeさん、Bonsoir (Bonjour) !
  
  オランジュリー、リベンジできて良かったですね!
  そして、カメラも無事で良かった＾＾
  
  dankeさんのローランサンのお写真を見て思い出しましたが、
  20年以上も前に長野にあったマリー･ローランサン美術館に行ったなぁ・・
  なんて、思い出し検索してみたら、なんと閉館しちゃったそうです。
  
  オランジュリーのシスレーはあの１点だけでちょっと寂しいけれど、
  モネのアルジャントゥイユの舟の絵も爽やかな感じで好きです。
  
  ユトリロのモン・スニ通りは、
  モンマルトル博物館近くのモン・スニ通りに立って北の方角を見ると
  （絵の中の）左前方の建物が今も絵と似たような感じで見えるんですよ♪
  クリニャンクールの教会も今も健在です!
  dankeさんも、いつか時間があれば是非・・!
  
  　　　wiz

  dankeさん からの返信 2016/11/16 09:53:56

  Re: Orangerie

  Bonsoir wizさん
  
  メッセージ、ありがとうございます。やはりフランス最高です。
  
  ローランサンの美術館が長野にあったなんて、すごい。へぇ。でも彼女もCoco Chanelほどじゃなかったかもだけれど、きっと媚びなかったんでしょうね、二人のやりとりを見てみたかったです。その後もう一度描かせてほしいと打診したらしいね。
  
  シスレーとユトリロ、wizさんの旅行記に触発されて好きになりました。特にシスレーが好き。☺
  
  クリニャンクールの教会はまだ確かにいったことがありません。本当にパリは行っても行っても見所が山ほどですね。モン・スニ通りもまだ行ってないなぁ。

• ももんがあまんさん 2016/11/14 23:11:43

  猫のリカルド

  　今晩は、dankeさん。
  
  　モンパルナス墓地の、猫のお墓、今も健在なのですね、とてもうれしいです・・・今は、本物の、２匹の子猫と暮らしてますけど・・・
  
  　モンパルナスの「ミストリアルホテル」、もし、今年の旅が、無事に出発していたら、最初の2日、泊まる予定で予約したホテルでした・・・パリとしては、手頃な値段で、良い感じですね・・・結局、キャンセルしてしまったけど・・・残念！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　by ももんがあまん

  dankeさん からの返信 2016/11/15 08:32:46

  Re: 猫のリカルド

  ももんがあまんさん、
  
  メッセージありがとうございます。はいはい、ももんがあまんさんのところの子猫ちゃん達、しっかり覚えていますよ。あんな風にパソコンの上にのられたり顔をのぞかれたりしたら、もうお手上げですね。ももんがあまんさん、かなりメロメロになってらっしゃるでしょうね😆
  
  そうです、お墓の猫ちゃんも健在でした。墓場まで美術館のようなパリの街並みはやっぱりすごいですね。
  
  モンパルナスの、あれ、ミストラルホテルです。なぜフォートラベルがカタカナでミストリアルとしたのかは不明ですが.. 施設登録はもうできないみたいですが、訂正もできないのかな。次回行かれるときはご連絡を。もしかしたらご紹介でなんらかの優遇があるかもです。