大好きフランス vol.6 Périgueux ガロ ロマンの趣きのままの町

2016/08/04 - 2016/08/04

7月30日 パリ泊
7月31日～8月12日 ボルドー泊 <=5日目です
8月12日～8月14日 ルルド泊
8月14日～8月16日 ビアリッツ泊
8月16日～8月18日 スペイン、サンセバスチャン泊
8月18日～8月20日 サン ジャン デュ リュズ泊
8月20日～8月21日 シャルルドゴール空港近く泊

待ちに待った三年連続三回目フランス旅行。毎回行くエリアを変えていますが、その度に好きな所が増えていきます。今回は南西部のアキテーヌ地方を中心に、以前スペインで行かなかったサンセバスチャンの街へも脚を伸ばすことにしました。

エリア ペリグー(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

おはようございます。今日は電車(各駅停車のter)で、ボルドーから少し北東にあるPérigueux (ペリグー)という市へ日帰りします。

ボルドー サン ジャン駅 駅

一時間半程でつきますが、あまり電車が頻繁に出ていないので、日帰りの場合は予定を調べておくと良いです。あとボルドー駅は大きいですが、駅の窓口は混んでいるので、時間がないときほど機械がおすすめです。TER チケット販売機でチケットを買っていると、フランス人の方に機械で定期券を買いたいのですが、と質問されました（笑）。本当に一人旅していると道や何かを尋ねられます。25歳以下、65歳以上は割引がある時間帯も電車によりありますよ。

ペリグー駅到着。ボルドー近郊は電車の車窓からでも葡萄畑が見えていいですが、今日は今回のフランスに来て初めてのどんより日。ただまち歩きにはこれくらいでちょうどいいですね(それでも25℃以上ありましたから)。

さぁ、どちらにいったらいいのか。今回は超調べ好きな私ににあわず、訪れる町の地図は宿が変わるときのみしか準備していませんでした。

おぉ ルネッサンスの町、ローマの町、まっすぐか。

市役所です。相変わらずフランスの市役所は景観が素敵。

あぁ奥にお目当てのSt-Front 大聖堂が見えます。実はこの前に観光案内所を見つけて、地図をもらいました。親切な方でした。ペリグーの観光案内所のサイトの写真、素晴らしいです。
http://www.tourisme-perigueux.fr/?lang=en

あ、でも、今日はまだ朝ごはん食べていなかったから。。。

こちらのブランジェリーでプレーンブリオッシュとコーヒーを。全部で２ユーロちょっと。優しくて量もちょうどいい。

ボルドーのアパートは朝ごはん付きで4000円くらいなのですが、今日は起きる時間を間違えて食べられませんでした。オーナーの方が「あら、食べていかなくて平気？」と聞いてきましたが、この後の電車が数時間後で、ランチを向こうで予約しているし、あまり遅くにボルドーに帰りたくなかったので。

こちらのパン屋さん。フランス南西部のチェーン店らしいです。

http://boulangerie-firmin.com/notre-offre.html

街中に歴史的なものだとする案内があります。この道の名前の由来、歴史など書かれております。

趣きある。。。と思っていたら軍事博物館か。まぁフランスは軍事の歴史もすごいですしね。

Cathédrale St-Front またの名をペリグー大聖堂は、ローマン建築。サンティアゴ コンポステーラ巡礼の土地として、繁栄をもたらしたLe Puy St-Frontをまつり建てられたそう。

サン フロン大聖堂 寺院・教会

この塔の部分の高さは、フランス南西部で一番高いそう。

では入りましょう。

ここにも聖アントワンがいます。前回のボルドー編で少し彼について触れました。

ジャンヌダルクへのお礼の言葉が刻まれています。

いつも守ってくださり感謝

勝利をあらためて認識します 1914 ー1918

感謝 全ての愛と信頼の名において

ジャンヌダルク。こちらの像は特に美人なような気がいたします。

パリをご存知ならどこかに似ていると思われるかも。この大聖堂が19世紀に大改築された際に、ドーム部分と尖塔部分が建築士によって加えられました。それがパリのサクレクール寺院の発想に結びついたらしいです。面白いですね。

素晴らしい大聖堂でした。こちらもボルドーの大聖堂たちのように世界遺産に1998年に登録されていますが、とても静かでゆっくり時間を過ごせました。

この町、とても趣がありますよね。

お昼のレストランの場所を確かめにウロウロしていたら

人懐っこくて、私にすり寄っていきました。meow

よ、よりすぎよぅ！

（からだをなすりつけ)Bonjour と言われた気が(笑)。

その白猫ちゃんが歩いていた建物を見上げたら、3階の右側の窓からも美形猫ちゃんが顔を出しておりました。

ペリゴール地方はくるみを始めナッツ類やヌガーなども大変有名です。歯があまり丈夫でない私はどちらも余り食べられませんが。。

小さい路地をジグザグ

ここもいいなぁ。朽ち具合。

このホテルは、歴史的建造物でとれません。

川が見えます。

さぁレストランへ向かいましょう。

こちらがレストラン入口。食べ終わった後に撮りました。夏なので外で食べるからここが入口なのかも。

Le Clos Saint Front :
http://www.leclossaintfront.com/fr/le-restaurant-2

オンライン予約しました。

Maitre d' の方に、なんとBBCのカメラがいて、撮影したいのですがいいですか、と聞かれました。注文をしているシーンや食べ物が運ばれてきたところなど、撮影されました。

テラス席、セッティングは最高です。片言の日本語をmaître d' の方はご存知でした。

今日のカクテルを。イチゴの酸味がいいですね。

Amuse-boucheです。黄色のはパイ生地にスモークサーモンが。甘みと塩味のいいかんじ。右はマッシュポテトの上に自家製燻製ハム。

続いてビーツのビジソワーズ。

Baguette

この前菜はおもしろかった。地元の白キノコにアサリをクレームフレッシュとだしで調理したもの。

メインはドルドーニュ川でとれる白身魚とココナツで炊いたご飯。

大変格式高い感じのレストランですが、サービスは肩がこらず、いやすい。でもお値段の割に感動値は余りなかったかも。

さぁお腹いっぱい。散策再開。

St-Front 大聖堂を川側から。

ここで雨が降り出しました。でもこのアングルも好き。

鴨さんたち。

こちらの教会も世界遺産。小さいですが

サンテティエンヌ ド ラ シテ教会 寺院・教会

大雨になったと思いきや、こちらを出る頃には止んだ通り雨でした。

ローマ ガロ(ガリア)はこのペリグーでは四世紀には衰退しましたが、このような塔、廃墟、ヴィラ(生活様式)、は町中に残っており、その後サンティアゴコンポステーラで栄え、ペリグーがこの地域の経済成長のシンボルとなりました。この塔は1世紀終わりごろに建てられたと言われております。

ヴェゾンヌの塔 建造物

塔の周りは緑の道

ヴェゾンヌの塔 建造物

花もたくさん植えられ、道案内看板と花を愛でていると。。。.

緑の中にこんな立派な考古学博物館が現れます。月曜日と祝日にかかる月曜は休館です。

私は電車の時間が有るので、一時間強しかいられませんでしたが、展示の仕方が独特(まるでシーンの中に自分がいるよう)です。子供もたくさん。残念ながら私が行った2016年は日本語オーディオガイドはありませんでした。

これは地面を温める方法で、二世紀のローマン様式の居住地に使われたそう。

2世紀終わり頃のヴィラの様子。

このVesunna博物館は,ガロ ローマのヴィラ(domus)を大きさや雰囲気で体感できるところです。

外にでできました。これは、城壁の一部です。

Courtine du rampart du bas empire.

ペリグーはとてもよかったですよ。何故あんまり日本の方に知られていないのか、勿体無い。是非、ゆっくりされるといいと思います。露店で名物のフォアグラ缶を購入しました。

では電車でボルドーに戻ります。

読んでいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （3）

• ももんがあまんさん 2018/01/23 11:57:10

  二冊目の旅行記・・・ペリグー・・・

  　こんにちは、dankeさん、お久しぶり。
  
  　淋しかった「ペリグー」の旅行記・・やっと二冊目が出来ましたね。
  
  　ペリグーの街並みは、適度に旧くて良い感じで、路地や広場もたくさんあるし、美しい「サン・フロン教会」や、ローマ遺跡などの見どころもたくさん有って、おまけに、レストランもたくさんの｢食通の町｣・・・魅力のある町なのに、日本人は、あまり、行ってないようですね・・・チト残念、ワタクシもお勧めしたい町です。
  
  　　　　　　　　　　　　　　by ももんがあまん

  dankeさん からの返信 2018/01/23 22:18:28

  Re: 二冊目の旅行記・・・ペリグー・・・

  ももんがあまんさん、
  
  お久しぶりです。旅行記を見て下さりコメントもありがとうございます。
  
  自分が旅行記を書く直前は、同じ地域の他のトラベラーさんの旅行記を見ないようにしているのですが、たしかにペリグーはいまだにももんがあまんさんの旅行記だけでしたね。びっくりです。口コミはあるから、行かれた方は勿論いらっしゃるのでしょうけれど、私もペリグー、おすすめします。市のサイズも市、なんだけど、観光するには旧市街とローマンシテ地域がうまく整備されているし、確かに美食の都市で小さい広場にはカフェやレストランが木々の間に建てられているし、古いのだけど清潔で趣きがある。私はペリグーはシャルトル並みに好きになりました。ももんがあまんさんのように、「脚」がある方は、ペリゴード地方の周辺の都市周り、お城巡り、川沿いの美観、も堪能できますしね。
  
  私のように、SNCF派は、電車やバスで行きやすい、行けるかも重要な要素です。アキテーヌTERの地図で行けそうで、見所の多そうなところも選んだりします。ペリグーはまさに私の拠点、ボルドーからアクセスしやすかったというのも選んだ理由です。この後ラ ロシェルやサルラにも日帰りしましたが、ボルドーに日帰りは私にはキツかったです。
  
  
  
  

  dankeさん からの返信 2018/01/23 22:24:59

  Re: 二冊目の旅行記・・・ペリグー・・・

  すみません、誤字です。
  
  「この後ラ ロシェルやサルラにも日帰りしましたが、ボルドーに日帰りは私にはキツかったです。」
  
  は
  
  「ボルドーからサルラ日帰り観光は」と書きたかったのです。