
2016/10/14 - 2016/10/15
128位(同エリア336件中)
worldhusiastさん
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<行った所>
セルビア正教大聖堂、リュビツァ妃の屋敷、カレメグダン公園(時計塔、ズィンダン門、聖ルジツァ教会、聖ペトカ教会他)、聖マルコ教会・ロシア正教会、ニコラ・テスラ博物館、聖サヴァ大聖堂、クネズ・ミロシュ通りのNATO空爆跡、ユーゴスラビア歴史博物館・・・他
★
東京から、飛行機を使わず陸路・海路で、ユーラシア大陸を横断する旅行です。
ボスニア・ヘルツェゴビナから、関係があまりよくないと思われるセルビアに入国し首都ベオグラードに到着しました。
ドナウ川とサヴァ川が合流するきれいな景色がある一方戦争の跡があちこちに残り、それが残ってない場所は新たに建物が建設されているため、ヨーロッパでは異色な戦争以前の歴史を感じにくい町でした。
今回は日数の関係で中心部の見所のみ。
1日ちょっとで周れます。
今回寄っていない王宮やゼムンに行かれる場合は+1日必要です。
今回寄った場所はこんな印象↓
<必ず行きたい>
カレメグダン公園内各所見所
<できれば行きたい>
セルビア正教大聖堂 (Saborna crkva)・付属博物館、ニコラ・テスラ博物館、クネズ・ミロシュ通りのNATO空爆跡
<行ってもいい>
聖サヴァ大聖堂・聖サヴァ教会、ユーゴスラビア歴史博物館
<時間があれば>
ブランコ橋、リュビツァ妃の屋敷、クネズ・ミハイロ通り、聖マルコ教会・ロシア正教会
<やめたほうがいい>(訪問時)
ブリストル、ルケ公園、ゼレニ・ヴェナッツ市営市場
86-87日目 ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ
http://4travel.jp/travelogue/11182436
の続きです。
-----------------------------88日目(2016/10/14)---
サラエボからの続き
↓バス
13:34 ベオグラード・バスターミナル
13:54 ホテル チェックイン
14:21 散策開始
14:37 ブランコ橋
15:01-15:14 セルビア正教大聖堂 (Saborna crkva)
15:19-15:41 付属博物館
15:43-16:05 リュビツァ妃の屋敷
16:12-17:40 カレメグダン公園
(時計塔、ズィンダン門、聖ルジツァ教会、聖ペトカ教会他)
17:51 夕食@「?」 ≪ベオグラード泊≫
-----------------------------89日目(2016/10/15)---
9:54 散策開始
10:04 ゼレニ・ヴェナッツ市営市場
10:12 クネズ・ミハイロ通り、ミハイロの像、国立博物館
10:32 新宮殿・旧宮殿
10:41 国会議事堂
10:47 聖マルコ教会・ロシア正教会
(内部 15:30-15:41)
10:57-11:57 ニコラ・テスラ博物館
12:15-12:29 聖サヴァ大聖堂・聖サヴァ教会
12:45 昼食
13:37-13:40 クネズ・ミロシュ通りのNATO空爆跡
13:51 Milosha Pocerca
↓トラム
13:55 Muzej istorije Jugoslavije
13:56-15:06 ユーゴスラビア歴史博物館
15:17 Muzej istorije Jugoslavije
↓トラム
15:28 Glavna poshta
15:30-15:41 聖マルコ教会・ロシア正教会内部
15:49 ニコラ・バシッチ広場
16:19 フレスコ博物館(closed)
16:36 カレメグダン
↓トラム
16:45 本駅前
17:45 ベオグラード・バスターミナル
↓バス
スボティツァへ続く
<写真は飲食店「?」>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 3.5
-
88日目(2016/10/14)
13:34
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボを6時に出発したバスが7時間30分かかってセルビアのベオグラードに到着。
バスターミナルはベオグラード本駅に隣接していて便利。 -
まずは翌日ベオグラードを出発するときのバスをおさえます。
チケットオフィスは降りた場所の南側の通りを渡ったところにありました。 -
長ーい建物。
たくさん人がいるし、明らかに用がない人がチケット売り場の列のまわりをうろついていて何か話しかけている・・・が、みんな無視している・・・
注意した方がいい環境ですね。 -
訪問時の時刻表も掲載しておきます。
今回はスボティツァ経由でブダペストに向かうのですが、そもそもスボティツァ行き自体あんまり本数がないんですね。。 -
13:52
チケットも無事買えて、一旦ホテルへ向かいます。
写真はベオグラード本駅。
ホテルはこの近くにあるのですが・・・ -
ロータリーのすぐそばにありました。
チェックインして荷物を置き、早速観光に出かけます!
ベオグラード・シティ・ホテル
Standard double room
1泊 \6,627+市税RSD 151 -
ホテルから出ようとしたら目の前をバスが通り過ぎたのですが、よく見ると日本の国旗!?
日本が寄付したものらしいですね。
ネットで検索すると、コソボ紛争でNATO軍から空爆や経済制裁を受けた中、100台ほどバスの寄付をしたそうです。 -
お散歩開始。まずは北に歩いていきます。
すると赤いフェンスが・・・ -
実はこれは公園。
隣接するブリストルとルケ公園は難民キャンプのようになってしまっています。
ホテルの人の話によると、主にシリア難民なんだそう。
見た目から察するだけですが、たぶんバスターミナルでふらふらしてたのも彼らでしょう。
駅近くの商店や、両替所などに屯したりしていました。
こちらから何もしなければ大丈夫なような気もしますが、しばらくこのあたりは注意した方がいいかもしれません。
※この写真はブリストルをバスの車内から撮影したものです。外ではカメラも向けない方がよいでしょう。。 -
公園近くのゴミ箱。
子供は何してるの・・・ -
14:37
ブランコ橋が見えてきました。 -
橋の上からはサヴァ川とこれから散策する中心部の見所が見えます。
なお、訪問時は南側の歩道は封鎖されており、北側の歩道しか歩けませんでした。。 -
15:01
まずはセルビア正教大聖堂。
このあたりは高台にあり、さっきまでとは雰囲気が全然違います。
Saborna crkva
見学自由 -
内部撮影は禁止でした。。
中に入ると暗く、イコノスタシスが正面に見えます。
イコノスタシスに描かれている絵は柔らかいタッチで写実的な感じ。
天井は4つに区切られ、それぞれに絵が描かれています。
イコノスタシスや、まわりの柱は立派な石や金のように見えるのですが、よくよく近くで見ると実はペイント。
木に石に見立てた模様をつけていました。
まあ、一見荘厳には見えますが・・・ -
大聖堂の向かいに付属の博物館があります。
こちらも内部撮影禁止。。
チケットを買ってすぐ階段を上り、2階ワンフロアが展示室になっていました。
コソボにあるデチャニ修道院の16~17世紀のイコンは保存状態がよく、聖ニコラ、聖母子の昇天、聖ジョージ、聖ステファンなど、一連の旅行でたびたび目にした聖人のイコンなどがありました。
他に、ドブルン修道院、クルシェドル修道院のイコン、衣装や聖具の展示などがあり、意外に展示数が多くて見応えがありました。
Museum of the Serbian Orthodox Church
入場料 RSD 200 -
15:45
次は教会の斜向かいにあるリュビツァ妃の屋敷へ。
リュビツァ妃というのは、オスマンからセルビアが独立するきっかけになったといわれる自治公国を設立したミロシュ・オブレノヴィッチ1世の奥さんです。
リュビツァ妃の屋敷
入場料 RSD 200 -
入ってすぐの部屋。
19世紀初頭のインテリアで再現された部屋で多目的に使われていたそうです。 -
そこから奥に入ると広い廊下があり、いくつかの部屋につながっていました。
-
左上はリュビツァ妃の部屋とされる場所。
この部屋だけハマム(右上)とHamamcik(小さなお風呂だそうですが、見た目洗面所)がついています。
左下はトルコ風の部屋。
ベオグラードのエンジニア・教授などをしたパヴロ家の家族が一時期住んでいたそうです。
右下は・・・ワンカット余ってしまったので適当に入れてしまいました。すみませんw -
2階に上がってみます。
-
この写真はすべてDrawing room=応接室。
左上は19世紀半ばのもので、古いドイツの様式を取り入れた当時の折衷様式なんだとか。
右上はSecond Empire Drawing room。
左下はバロック・リバイバルの部屋。
どの部屋もきれい! -
16:06
この近くには「?」というベオグラード最古のカファナ(大衆食堂)があります。
名前はズナーク・ピタニャというのですが、クエスチョン・マークというそのままの意味。
後でこちらで食事します。 -
16:12
続いてはカレメグダン公園。
中心地北西にあり、市内でほぼ唯一といっていい歴史的な遺構の残るエリアです。
カレメグダン公園
散策自由 -
公園内をしばらく歩いていくと壁が見えてきます。
ここは高台で、川が三叉路状になっている一画ということもあり、紀元前から要塞があったと言われています。
要塞の壁なのですが、これは18世紀以降のものだそうです。 -
壁に取り付けられたこの門はスタンボル門。
スタンボルはイスタンブールのことだそうで、
この門からイスタンブールまで道が続いていたんだとか。 -
小さな門ですが、内部は日干し煉瓦と思われる造りでオスマンらしさを感じます。
-
そのまままっすぐ進むと時計塔が見えてきます。
また壁があるんですね。 -
左側には戦車が並んでいます。
-
奥に軍事博物館への入口があるのですが、夕方のためすでに閉館・・・
残念でした。 -
仕方がないので周辺の戦車の屋外展示で見たことにしちゃいます。
-
時計塔のある壁を進みます。
なかなか古い感じ。 -
壁の奥は恐らく要塞の中心部だと思いますが公園になっていました。
-
公園の中にぽつりと小さな建物が。
オスマン帝国23代皇帝アフメト3世の娘婿シラーダーリ・ダマト・アリ・パシャのお墓です。
オーストリアとオスマンの戦い(ペーターヴァルダインの戦い)で敗れてしまいます。 -
16:35
要塞の角に来ました。
ズィンダン門と物見塔です。 -
ここも二重の壁になっており、こっちが外側。
こうして見るとまさに要塞ですね。 -
16:41
門の外を少し周ったところにある草ぼーぼーの建物は聖ルジツァ教会。
聖ルジツァ教会
見学自由 -
とても小さな教会ですがなんともいえない空気。
-
イコノスタシス。
絵はかなり写実的。 -
この教会の特筆すべきポイントはシャンデリア。
よく見ないと気付かない可能性もあるのですが、ぶら下がっている細長いものは、すべて銃弾。。
平和のメッセージという意図だそうです。 -
16:43
少し下ったところにあるのは聖ペトカ教会。
聖ペトカ教会
見学自由 -
こちらは明るい印象。
列を作って並んでいますが、普通に奥にある礼拝を待っているだけ。
人気があるということでしょうか。 -
ここからさらに下に行けるみたいです。
-
結構坂が急・・・
下りて来た所にあったのはトルコ風浴場。
中は見学できず。 -
近くにあるこれはカルラ6世門。
広々とした公園にぽつりと残されています。 -
城壁はあんな高い場所にあったんですね。
眺めがよいらしく、特に夕方は最高というので
再び戻ってみることに。 -
坂の勾配!
これはきつい!! -
少し休憩しながら上ったほうがいいですね。。
壁に取り付けられた小さな門は財務相(Defterdar)の門。
パネルによれば、1690年代半ばのものとのこと。 -
ちょうど夕暮れ時で、城壁には人がいっぱい。
-
仲良し四人組!
-
城壁からはサヴァ川がよく見えます。
二手に分かれていますが、どちらもサヴァ側。
奥にドナウ川が流れており、そこに注いでいます。
中央に見える島はヴェリコ・ラトノ島。
大戦争島という名前です・・・ -
上の写真の左側。
ちらっとブランコ橋が見えています。 -
船!
サヴァ川には埠頭があり、旅客便も出しているみたいです。
軽く船旅とかもよさそう。 -
17:48
秋だとこんな時間でもう暗くなってしまいます。
そろそろ戻ることに。
クネズ・ミハイロ通り。
おしゃれ目抜き通りです。
ここは明るいし人通りも多くてまだ安心。 -
17:58
そしてお待ちかねの夕食。
さっき外観だけ撮影した食堂「?」。
メインの通りから少し外れたところにあります。
なかなか店内は渋い! -
ムチュカリツァというセルビア伝統料理を注文。
いくつか種類があるみたいですが、チキン版にしました。
玉ねぎとトマトだかパプリカだかの野菜とチキンとチーズが乗ったスープ。
とてもコクがありおいしい!パンにぴったり。
チーズは少しアルコールな感じでした。
そもそもぬるいのですが、所々冷たくて、恐らくチキンは冷蔵していたものをトッピングしたのではないかと思われます。。
おいしかっただけに、ちょっと残念。
ごちそうさま!
夕食@「?」ズナーク・ピタニャ
ムチュカリツァ RSD 1,050
パン RSD 60
紅茶 RSD 160
★☆★ベオグラード泊★☆★ -
89日目(2016/10/15)
10:04
おはようございます。
なんだか曇っていて肌寒い。。
日が出ると過ごしやすいんですけどね。。
今日も散策開始です。
写真はゼレニ・ヴェナッツ市営市場。
日用品とかを売っているみたい。 -
市場から見える高層マンション・・・
完全に廃墟です・・・
戦争の結果なのか、経済危機で頓挫したのか。 -
10:15
オーストリアやハンガリー風な外観の建物は国立博物館。
残念ながら工事中で入れませんでした。
手前にあるのはミハイロ・オブレノヴィッチ3世の像です。 -
朝のクネズ・ミハイロ通り。
人はまばらでした。 -
10:32
大通りをそのまままっすぐ南のほうへ進むと見えてくるのが新宮殿と→ -
旧宮殿。
隣にあるんですが、向かい合っていないというおしゃれな(?)感じ。 -
パイオニア・パークという小さな公園が隣接しています。
-
道路を挟んで向かいにあるのが国会議事堂。
-
さらに道路挟んだところには聖マルコ教会があります。
聖マルコ教会
見学自由 -
なんかたくさんの人・・・
どうやら結婚式が始まっちゃいそうな雰囲気。 -
ちゃちゃっと見学して外に出ます。
イコノスタシスに最後の晩餐のような絵が描いてあるのは結構珍しいと思います。 -
隅のほうに、"The Mighty"と称されたステファン・ウロシュ4世ドゥシャンのお墓がひっそりと置かれていました。
14世紀のセルビア・ネマニッチ朝の君主です。 -
教会の後方に、小さな教会がありました。
今度はロシア正教みたいです。
Подворье Московской Патриархии
見学自由 -
シンプルな建物に、横長のイコノスタシス。
明るい感じの祈りの場でした。 -
10:57
聖マルコ教会から歩いて10分ほど。
ベオグラードの目玉の観光スポットと思われるニコラ・テスラ博物館に来ました。
ここは毎時ちょうどから45分間、係員の説明で見学するスタイルということなのですが・・・ぎりぎり間に合いました。
ニコラ・テスラ博物館
入場料 RSD 500 -
結構な見学者がすでにスクリーンの前の座席に座って待っていました。
運良く一番前の列があいており、ゲット!
女性ガイドが出てきてようこそ的なご挨拶。
英語ですし、とても聞き取りやすかったです。
まずは15分くらいの動画が上映されます。
生い立ちや成果などの話で、よくまとまっています。 -
続いて参加型の実演コーナー。
何やら柱の周りに集まって、希望者は蛍光灯を持って、スイッチを入れると→ -
蛍光灯が光るー!
といった実験を3件ほどやって、だいたい45分くらいです。 -
その後は隣の展示室へ。
小さく、展示数も少なめです。 -
この球体はニコラ・テスラの遺灰を納めた骨壷なんだとか!
-
12:15
ニコラ・テスラ博物館から歩いて約20分、大きな教会がありました。
セルビア正教会の創立者聖サヴァの遺体がオスマン帝国によりここで焼かれたそうです。
写真以上に見た目が大きく、正教会としては世界最大級なんだとか。
聖サヴァ大聖堂 (Temple of Saint Sava)
見学自由 -
教会の入口。
3つの宗教画と、3つの質素な木の扉。 -
中に入ると、・・・工事中!
1935年建設スタートだそうですが、信者の資金で建設しているからとか、途中戦争があったからとか、いろいろな理由で80年経っても内部はまだ未完成。。
イコンが手前に並べられており、みなさん一つ一つイコンにお祈りをしていました。 -
向かって左側。
正教会によくあるサブ的な祭壇もなく、イコンが並んでいました。 -
向かって右側。
工事現場感w -
大聖堂の脇に小さな教会がありました。
聖サヴァ教会 (Church of Saint Sava)
見学自由 -
こっちは教会っぽくて安心しますね。
絵がとても鮮やか。 -
ドームの部分も絵がきれいです。
-
聖サヴァ大聖堂・教会の周囲はちょっとした公園のようになっていました。
その一角にはニコラ・テスラの像が。 -
他に、案内板に載っていたのは国立図書館と→
-
Karadjordje像。
カラジョルジェ・ペトロヴィッチかと思われます。
興味のある方はW○kipedia先生でw
https://en.wikipedia.org/wiki/Kara%C4%91or%C4%91e -
聖サヴァ大聖堂前の大通りをベオグラード本駅方面に歩いていくと、交差点近くに崩れかけた建物が。。
クネズ・ミロシュ通りの空爆跡
見学自由 -
このあたりだけ交差点に向かい合うようにしてNATO軍に空爆された建物がそのまま残されています。
手前の旗はセルビア防衛省と軍と書かれており、軍の管轄下にあるようですね。 -
確かに軍服らしきものを着た人が警備しています。
2個上の写真の建物のクネズ・ミロシュ通り側には大きな看板が出ていました。
書かれているのはセルビアの軍人ジヴォイン・ミシッチの言葉。
ко сме, тај може,
ко не зна за страх,
тај иде напред
なんだか物騒な言葉です。。 -
続いて、ちょっと離れたところにあるユーゴスラビア歴史博物館へ向かいます。
クネズ・ミロシュ通りのトラムから1本で行けます。
トラム
13:51 Milosha Pocerca→13:55 Muzej istorije Jugoslavije
RSD 150 -
トラムは博物館の目の前に停まります。
この博物館はいくつかの建物が並んでいます。
係員に、まずは正面の建物ではなく、その左奥にあるゲートから中に入ることを勧められました。 -
ということでこちらへ。
これはただの料金所とお土産やさんなのでスルーして奥へ入ります。
ユーゴスラビア歴史博物館
入場料 RSD 400 -
中はちょっとした遊歩道になっていました。
これだけみるとただの公園みたいです。 -
最初の建物はストア・ルームという名前でした。
内部は撮影禁止。。
各部屋がくっついて長屋のようになっておりそれぞれの部屋に展示品が置いてあるのですが、通路の左と右で全然違う展示でコンセプトがわかりづらい。。
最初の部屋の左側は、世界各国から博物館へのギフト。
日本からは歌舞伎人形がありました。
右側は労働運動の展示、赤い旗や当時の新聞など。
2番目の部屋の左側は、権力者の物品。軍服、銃、メダルなど。
右側は学生運動や1941年3月27日のクーデター関連。
3番目の部屋の左側は、レコードやラジオ。
なぜかエッフェル塔のミニチュアも置いてありました。
右側はユーゴ時代の展示。
虐殺の様子を描いた絵があり、見るに堪えません。
最後の部屋の左側は、民族衣装や小物、肖像画など。
右側はユーゴ建国後、戦争裁判、国の再建関連でした。 -
次の建物は、この博物館の目玉と言ってもいいチトーの墓。
ユーゴの初代首相・2代目大統領を務めたあのチトーです。
花の家という名前が付けられており、夫人も一緒に埋葬されています。 -
これがチトーの墓標です。
-
ちょっと見づらいですが、
TITOと書いてあるのが分かります。 -
こちらは夫人のヨワンカ・ブローズの墓標。
-
チトーの葬儀に出席した国。
使節団が来ていない国の方が少ないですね。
北朝鮮からも使節が来たというあたりさすがです。 -
アフリカにありそうな人形がずらり。
これらはバトン。
なんとチトーの誕生日に、民族を超えてユーゴスラビア中でバトンをつなぐリレーイベントがあったんだとか。 -
チトー像。
同じようなのがサラエボにもありました。 -
チケット売り場を抜けて、来たとき一番目に付いた建物へ。
チケット代わりのシールを服かかばんに貼っておけばこちらにも入場できました。
ちなみに、この建物の名前は「5月25日博物館」。
5月25日というのはチトーの誕生日です。 -
入るとすぐだだっ広いエントランスになっており、正面の階段を上って2階が展示室になっていました。
階段を上ると、これまただだっ広い空間。
壁には写真のような絵が描いてありましたが、他には特に何もなし。。
この絵、日本の合戦みたいに見えますね。 -
展示室は今のところ常設がないようで、訪問時はYoung Poland Afterimages of Historyと題した特別展でした。
ただ、展示数も少ない。。 -
いくつかピックアップ。
これは飾り方がアートw
白い壁にぽつんと飾られています。
Debin portret by Dominik Jalovinjski -
こちらは不思議な合成と思われる写真。
解説がセルビア語しかないので、理解できないまま終了・・・
poliska, serija od 24 fotografije, 2012- 2016
by Justina Hmjelevska -
17:14
ホテルに戻り、荷物をピックアップしてバスターミナルへやってきました。
バス乗り場へ入る前にゲートがあります。 -
ゲートを開くにはチケットを買ったときのジェトンが必要なのでなくさないように!ですね。
でも、バスの出入り口をしゃがんで通過すれば勝手に入れます。。
難民と思われる子供がそこから出入りして、バスを待つ人に食べ物をねだっていました。
ねだってくるのが一人とは限らないので、あげないのが賢明ですよね。 -
バスはこちら。
写真は撮りませんでしたが、難民らしき集団と一緒・・・
見た目では判断してはいけないのですが、どうもそんなふうな身なり。
バス
17:45 ベオグラード→20:23 スボティツァ
RSD 1,240 -
途中までサラエボから来たときに通った高速道路を戻ります。
そのときも見た地平線が広がっています。 -
18:37
ドナウ川を通過しているのですが、真っ暗。
都市と都市の間はあまり明かりがありませんでした。
暗くなってしまったので続きはスボティツァ編で。
---------------------------
90日目 セルビア国境の町 スボティツァ
http://4travel.jp/travelogue/11182438
へ続く→→→
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