
2016/07/18 - 2016/07/20
170位(同エリア528件中)
worldhusiastさん
- worldhusiastさんTOP
- 旅行記332冊
- クチコミ181件
- Q&A回答16件
- 889,167アクセス
- フォロワー87人
<行った所>
バーニャ・バシ・ジャーミャ、シナゴーグ、セルディカの遺跡、聖ペトカ地下教会、聖ネデリャ教会、聖ゲオルギ教会、国立考古学研究所付属博物館、ナショナル・アート・ギャラリー、国立民俗博物館、奇跡者聖ニコライ・ロシア教会、青空市場、聖ソフィア教会、アレクサンダル・ネフスキー寺院、国立歴史博物館
★
東京から、飛行機を使わず陸路・海路でユーラシア大陸を横断する旅行です。
クーデターのため1日カットしたトルコの観光。
ソフィアで日程調整を行い、1日多く観光できることに!
結論から言うと、1日多くなって正解。
じっくり見て周るには、ソフィアは1日半程度必要みたいです。
とはいえ、ソフィアの観光地はそんなにたくさんなく、しかもほとんどが狭いエリアに並ぶように続きます。
よって、一筆書きに近い形で周ることが可能です。
72日目はソフィアの観光地をほぼ順繰りに見学し、74日目は72日目に閉館で見学できなかった博物館を周りました。
(73日目はリラの僧院一日ツアーだったので別の旅行記で。)
72日目は月曜日だったのですが、博物館の多くは月曜休みなので注意です。
訪れる際は、ソフィア中心地の一筆書き観光で1日、少し離れたところにある国立歴史博物館で半日、リラの僧院で1日みればよいでしょう。
ブルガリアの歴史を簡単にまとめると、
古代 トラキア時代(ソフィア=「セルディカ」)
BC4 アレクサンドロス3世(大王)に征服
BC1 ローマの属州に
681 ブルガリア王国建国
1396 オスマンに支配される
1878 ブルガリア公国→王国
1946 ブルガリア人民共和国(ソビエトの衛星国)
1990 現在のブルガリア共和国
なので、ギリシャ、ローマ、イスラムもあるし、キリル文字もあるという変わった国なのです。。
観光的にはいろいろな文化が垣間見れておもしろいかも。
71日目 イスタンブールからヨーロッパ側スタート!
http://4travel.jp/travelogue/11155055
の続きです。
-----------------------------72日目(2016/7/18)---
ソフィア観光
・バーニャ・バシ・ジャーミャ、シナゴーグ
・セルディカの遺跡
・聖ペトカ地下教会
・聖ネデリャ教会
・聖ゲオルギ教会
・国立考古学研究所付属博物館
・奇跡者聖ニコライ・ロシア教会
・青空市場
・聖ソフィア教会
・アレクサンダル・ネフスキー寺院
・国立歴史博物館 ≪ソフィア泊≫
-----------------------------73日目(2016/7/19)---
リラの僧院・ボヤナ教会ツアー
http://4travel.jp/travelogue/11155057 ≪ソフィア泊≫
-----------------------------74日目(2016/7/20)---
・アレクサンダル・ネフスキー寺院の地下のイコン博物館
・聖ソフィア教会の地下博物館
・ナショナル・アート・ギャラリー
・国立民俗博物館
14:05 ホテル出発
14:28 セルディカⅡ駅
↓メトロ
14:31 ソフィア中央駅
15:20 ソフィア中央駅
↓列車
テッサロニキへ続く
<写真はアレクサンダル・ネフスキー寺院>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 4.0
-
72日目(2016/7/18)
10:21
おはようございます。
この日はソフィア一日観光。
宿泊したアレーナ・ディ・セルディカから歩いて約10分。
まずはイスラム教寺院バーニャ・バシ・ジャーミャへ。
浴場(バーニャ)に隣接しているためこの名前がついているようです。
しかも温泉だったようです。
バーニャ・バシ・ジャーミャ
見学自由 -
がらーん。。
中は工事中!?
ミンバルはあるけど足組みがいかにも工事中だし、ミフラーブもはがされたように見える。。 -
天井もご覧の有様。
見学しちゃってごめんなさい。。 -
近くにはユダヤ教寺院のシナゴーグもあります。
内部見学不可でした。。 -
ジャーミャの近くにはおしゃれ建物が。
ソフィア歴史博物館というそうですが、この日はお休みでした。。
2016年5~9月は、月曜以外の11時~19時にあいているようでした。 -
ヨーロッパ各地でよく見るペットボトルに水を汲んでいる光景。
看板によると、ミネラル分を多く含む水が湧き出ているとのこと。
近くのモスクにかつて温泉浴場があったと書きましたが、今でも湧き出しているということなんだとか。
ちなみに1リットル当たりカルシウムが48.81mg、マグネシウムが5.47mgなので、硬度は約144と立派な硬水。
飲みたい方はご自由に。。 -
10:49
そのすぐ近くにはセルディカの遺跡が。
ここは地下鉄セルディカ駅に隣接しており、出入り口は写真右奥にあります。
ちなみにメトロ1号線ではセルディカ駅、2号線ではセルディカⅡ駅と表記されていました。
ちょうどここが乗換えポイントです。
セルディカの遺跡
見学自由 -
セルディカの遺跡の航空写真パネル。
こんなのが首都の中心部から発掘されるとかすごい・・・!
ちなみに、”セルディカ”は古代のソフィアの名称ですが、この遺跡のほとんどは4~6世紀の古代ローマ時代のもののようです。 -
いくつかピックアップしてみます。
これは浴場跡。
見てお気づきの通り、そこそこ修復されている感じ。
内部は大理石のタイルだったようですが残っていません。 -
紀元後4~6世紀の行政長官の家の跡。
12の部屋と中庭つきという豪邸だったようです。
この写真は中庭。 -
セントラルヒーティングシステムの”ハイポコースト”も完備!
冬でもあったかだったんですね。 -
駅の構内にも遺跡跡が見えましたが、中には入れませんでした。
-
11:01
駅の出入り口付近にあるのが聖ペトカ地下教会。
写真を撮っているのは遺跡エリアと同じで道路より一段下のため、あまり地下っぽく見えませんが。。
14世紀、オスマン時代に建てられたもの。
イスラム全盛期にキリスト教の教会を建てたのはさぞかし大変だったことでしょう。。
聖ペトカ地下教会
見学自由(なはず) -
中に入ってみると、薄暗く、洞穴のような雰囲気。
この時は柵がされて中には入れず、翌日再チャレンジしたのですが結局入れずじまいでした。。
もしかしたら「見学自由」じゃないのかも。 -
受付のあるエリアではお祈りグッズやお土産品を売っていました。
まぁ少しは雰囲気を味わえたかな!? -
半地下エリアから地上エリアに戻ってきました。
左寄り正面の建物が旧共産党本部です。
しかし、気になるのは道を蓋するドームみたいなもの。。 -
あれが何なのかは旧共産党本部前にある再び地下道へつながる出入り口を入ってみるとわかります。
-
なんとここにも遺跡跡が!
地下道の一部と化しています。。 -
随分と大胆な保護の仕方ですね。。
-
さっきの屋根の下はこのようになっているのでした。
風が通り抜けないので暑い! -
11:26
地下道を通り抜けマリア・ルイザ通りに戻り、お次は聖ネデリャ教会にやってきました。
大きすぎてうまく写真が撮れない!!
聖ネデリャ教会
見学自由
カメラ撮影代 BGN 5 -
北西の角から撮ってみました。
雰囲気は分かるものの、正面じゃないので結局よくわからない。。 -
とりあえず中に入っちゃいます。
なんとも厳かな雰囲気! -
イコノスタシスは金色でまとめられています。
中央上の十字架にはイエスの磔刑の様子が描かれています。 -
出入り口側はこのような感じ。
壁一面に絵が描かれています。 -
11:43
すぐそばにある聖ゲオルギ教会へ。
4世紀ごろローマ時代に建てられたものでソフィア最古の教会だそうです。
さっきの遺跡と同じ時代と考えるとすごいですね。
建物に囲まれていてまるで中庭にあるみたい。。
聖ゲオルギ教会
見学自由 -
この教会は内部撮影禁止でした。。
そして入口に行動派の物乞いがいて非常にうっとうしい。。
入口のパネルには日本語でこんなことが書いてありました。
「本聖堂のお土産物をお買い求めくださいますと神様の祝福を受けると共に文化遺産の保存にご協力をくださることになります」
イタリア語やスペイン語でも書いてありましたが、入場料は不要だけどお土産1個くらい買っていってねということのようです。 -
というわけでお買い上げ!
パンフレットと絵葉書です。
天井のフレスコ画や、内部の雰囲気がわかるでしょうか。
内部はとても小さく円形になっており、屋根が円錐型のドームになっていました。
茶色い木製のイコノスタシスの中央はカーテン付でその奥では司祭と思しき人がお祈りしていました。
実質的に見学できる聖所エリアは円の半分弱ほどです。
某歩き方によればフレスコ画は10~14世紀のものだそうですが、相当ぼんやりしていて歴史を感じさせます。
パンフレットには、セリム1世の時代にモスクに転用されキリスト教の壁画の上にイスラム様式としていたようで、ブルガリア復帰後の修復時に3層の絵を発見したとのこと。
小さいけど、苦難の歴史がつまった教会だったわけですね。。
アーメン。
パンフレット BGN 2
絵葉書 BGN 2 -
ちなみにこの教会の裏手にはローマ時代の浴場跡がありました。
-
教会を取り囲む建物は、ホテルや省庁などが入っているのですが、その一角は実は大統領府だったりします。。
兵士が二人並んでいるところにはブルガリア共和国大統領と書いてあります。 -
12:03
大統領府の目と鼻の先には考古学博物館がありました。
月曜日でしたが、ここは開いていました。よかった。。
国立考古学研究所付属博物館
BGN 10 -
中は発掘品などが悠々と並べられています。
-
紀元前10~6世紀、鉄器時代の展示とか。
-
「有史以前の時代」の展示とか。
-
容器の破片には卍マークが!
ブルガリア中央北部ロヴェッツ地方のDevetaki洞窟出土だそうです。 -
ブルガリア中央西寄りのスリヴェン地方のカラノヴォ・テル(丘)の展示スペースがありました。
-
いろんな土器たちが展示されていました。
これは動物の格好の・・・何だろう。
容器らしいけど、どこから何を出し入れするのか。。 -
青銅時代の展示。
道具と武器がたくさん! -
入ってすぐの展示室の2階回廊にはキリスト教の壁画が並んでいました。
ちょっと考古学っぽくないですが。。
こちらはクラペッツにある聖ペトカ教会の壁画。 -
1階にあったこちらはソフィアにあるその名も聖ソフィア教会のモザイク。
エデンの庭を描いたものだそうです。
この教会は地下遺構がありそこにもモザイクがありました。
後で立ち寄ります。 -
たーらこー たーらこー(違
※紀元前4世紀の”すねあて”(greaves)です。 -
11~12世紀のレリーフたち。
双頭の鷲とかライオンとか、ウズベキスタンやらイランやらを思い出します。。 -
世界遺産のマダラの騎士像のレプリカもありました。
いつか本物も見に行けたらいいな。 -
12:56
お昼の時間です! -
この店はいわゆるファストフードで、ガラスケース越しに指差して注文できます。
ちょっと暗い写真になってしまいましたがキョフテにしました。
肉団子にはハーブが入っていておいしい!
スープはトマトベース。ややぬるいけど、仕方ないかな?
ごちそうさまー。
ランチ@トロップス・フーズ
キョフテ BGN 4.38
ネスティー BGN 1.65 -
13:38
旧共産党本部の裏にあるこの黄色の建物。
ナショナル・アート・ギャラリーと国立民俗博物館が入っています。
この日はお休みだったので、別日に再訪問しました。
ナショナル・アート・ギャラリー 入場料 BGN 6
国立民俗博物館 入場料 BGN 5 -
まずはナショナル・アート・ギャラリーへ。
期間限定でDimitar Kazakovの絵画を展示していました。
内部は撮影禁止。。
ネットで画像検索すると分かると思いますが、独特のタッチで、ともすると病的な印象を受ける絵ばかり。。
女性は大体面長、裸体が多い印象。 -
こちらも特別展モノ。
Ivan Mrkvickaとブルガリア人画家の絵画の展示。
こちらは写実的なものが多く安心しますw
ブルガリア民族衣装を着ている人の絵や市場、風景など。
日本人のポートレートもあってちょっとおどろき。 -
併設されている国立民俗博物館は日本ブルガリア協会の寄付によるサポートを受けているそうです。
民族衣装や布地、ベルトなど、よくある展示が多くありました。 -
ブルガリア各地の衣装のパターンを並べよう!という相当マニアックな体験コーナーもw
そもそも地域の名前がわからなくてなんかすみません。。 -
ブルガリアっぽい!
こういうのを身に着けてバラを摘んでいるイメージがあります。 -
13:46
博物館の並びにある聖ニコライ・ロシア教会。
ロシアからの移民の心の拠り所として建てられたものだとか。
ロシア正教の教会でブルガリア正教とは違うそうですが、目立って違うような感じはありません。。
ここは内部撮影禁止。
とても小さく、しかも改装工事中でした。。
奇跡者聖ニコライ・ロシア教会
見学自由 -
13:55
聖ソフィア教会に向かう手前、オブジェが並ぶ不思議な空間が。 -
ここには小さいですが青空市場がありました。
フリマみたいな感じでしたが。。 -
13:59
すぐそばにある聖ソフィア教会へ。
もともと6世紀に建設され、モスクなどに転用された後、20世紀に復元されたそうです。
聖ソフィア教会
見学自由 -
内部もレンガ積み上げ仕様。
よく古代遺跡の教会跡でレンガ積み上げ仕様を見かけますね。
基礎部分しか残っておらず想像が難しいですが、きっとこんな感じだったのでしょう。 -
なかなか重厚感があります。
-
床を見ると一部ガラスになっていて下が見えるようになっていました。
・・・モザイク? -
実は地下遺構があり、入ることができます。
ここも月曜休館だったので、別日に再訪問しました。
聖ソフィア教会地下博物館
入場料 BGN 6
カメラ撮影代 BGN 15 -
これが思ったより大きい!
迷路を歩いているような気分になります。 -
3~4世紀のお墓。
-
5世紀前半の教会のナルテックス(前室)の壁。
一応まだ残っているんですね。 -
こちらの石棺は覗き窓があるので中を見てみると→
-
花柄!
女性のお墓だったのか、ブルガリアはみんなこうなのか。。
いずれにしてもよく保存されていますね。 -
どこかで見たモザイク・・・
考古学博物館で見ましたね。
4~6世紀の教会のモザイクだそうです。 -
奥にもモザイクが残っていました。
-
上は普通の教会というのがちょっと信じられません。。
-
教会の裏にはなぜかライオン像。
ライオンは国旗にも描かれるように国の象徴的な動物なんだとか。 -
無名戦士の墓もありました。
-
14:12
一筆書き観光最後の目的地はアレクサンダル・ネフスキー寺院。
すでに出で立ちが他の教会とは一線を画しています。
露土戦争で犠牲になったロシア人兵士を追悼するために建設されたそうです。
アレクサンダル・ネフスキー寺院
見学自由
カメラ撮影代 BGN 10 -
前室がすでにきれい!
これは扉の向こうに期待しちゃいますね。 -
聖所はキラキラというよりは荘厳な感じ。
これはちょっと感動。 -
ドーム天井にはやけに神々しいイラストが描かれていました。
-
イコノスタシスも豪華。
全部で3つあるのですが、これは中央の一番大きいもの。
ロシアに捧げられているんだそうです。 -
ロシア向けイコノスタシスの前にはブルガリアの象徴ライオンが、三越よろしく2頭並んでいました。
-
向かって右のイコノスタシス。
ブルガリアに捧げられたものだそう。
これも十分大きい。。 -
向かって左のイコノスタシス。
その他スラヴ諸国に捧げられたものとのことですが、ざっくりしてて詳細はよくわかりません。。 -
出入り口の方面。
壁にびっしり絵が描かれています。 -
正面左側に地下に入る入口があります。
地下のイコン博物館
入場料 BGN 6
カメラ撮影代 BGN 15(ただし一部ギャラリー撮影不可) -
広い空間に、まるで画廊のように歴史的イコンたちが並んでいます。
-
黒海に面したネセバルという町にある聖ステファン教会の11~12世紀のイコン。
たぶん見た中で一番古いものだったと思います。 -
両面仕様になっていて、裏はこのような感じ。
やや傷んでいますが、かなり保存が良いですね。 -
リラの僧院関連の展示もありました。
これは18世紀の福音書。 -
またまたリラの僧院から。
18世紀のオディギトリアの聖母子。 -
ボヤナ教会の展示も。
17世紀、聖ニコラスとその人生の絵。
ボヤナ教会はリラの僧院ツアーで立ち寄ったので別の旅行記で書きますが、内部撮影厳禁でした。
こうしたフレスコ画が壁中に描いてあったのですが雰囲気だけでも伝わるでしょうか。
ボヤナ教会はここで訪れていました↓
https://4travel.jp/travelogue/11155057
「ボヤナ教会に到着」で検索 -
これもボヤナ教会から。
聖ジョージがドラゴンを退治しているところ。
聖ジョージのエピソードはトビリシ編でも書きましたが、カッパドキアにいた悪いドラゴンと戦って、村人の前で「キリスト教に改宗すればドラゴンを殺してあげる」といい、村人がOKしたのでドラゴンの喉に止めを刺した、というもの。
正教ではあちこちに聖ジョージ関連の絵や彫刻がありますね。 -
これもリラの僧院から。
17世紀セント・ジョンの絵。 -
横から見るとこんな感じ。
大きすぎ! -
14:38
教会から少し南側に歩くと見えてくる解放者記念像。
露土戦争で勝利したロシアの皇帝アレクサンダル2世の像で、これによりオスマンから解放されたということで英雄なんだそうです。 -
像の見つめる先には国会議事堂があります。
案外質素な感じ。。 -
14:59
アレクサンダル・ネフスキー寺院の裏手にあるヴァシル・レフスキ通りにトラムの停留所があります。
ここから少し離れたところにある国立歴史博物館へ向かいます。
トラムの詳しいマップは公式ホームページで↓
https://www.sofiatraffic.bg/en/transport/121/marshrutna-mrezha
トラムに乗ったら運転手から直接切符は買えますが、すぐにValidateする必要があります。
係員がチェックしに来ることがままあるので、忘れずに。。
トラム2番
14:59 クリメント・オフリドスキ→15:37 ブクストン
BGN 1.60 -
15:37
2番トラムの終点に到着。
ロータリーみたいなところで下ろされました。 -
トラムで来た方向と逆に歩いて数分、大きな幹線道路を渡った先にあるのが国立歴史博物館です。
国立歴史博物館
入場料 BGN 10 -
テレビ塔がみえる小高い山はヴィトシャ山。
テレビ塔の脇からの眺めが良いそうなのですが今回は未訪問。
Googleストリートビューで見られるので気になる人はチェックしてみては。 -
荷物はクロークに預けることになります(無料)。
身軽になったところで、展示室へ。
順路に沿ってまずは超古代の展示からスタート。
左上はプロブディフから50km程にあるYunatsiteにあるTell Yunatsiteという遺跡。
右上はその発掘品だったかと思います。
左下はネクロポリス出土品のレプリカ、右下はアポロニア・ポンディカ(現ソゾポル)のネクロポリス出土の土瓶です。 -
次の部屋は紀元前6~1世紀、トラキア人の時代の展示です。
右上は武具、左下はソフィアとプロブディフの中間あたりにあるパナギュリシテ出土の金細工たち。
紀元前4~3世紀のものだそうです。 -
アップにしてみると・・・
顔だらけ!ちょっとこわい。。 -
Sredna Gora山のKozi Gramadi peakで発見されたトラキア人住居跡。
上の写真に矢印がありますが、あんなところに住んでいたとは!
下の写真は、Votive slabs・・・願掛け用の石でしょうか。
多くは大理石でできているんだそうです。
それぞれ彫刻が施されており、1・2・4番はゼウスとヘーラー、6番は乗馬するトラキア人です。 -
廊下には何気ない感じでモザイクが置かれていました。
-
次は部屋というかロビーみたいなところ。
右上は8~10世紀の装飾品、右下は王冠のレプリカ。
第二次ブルガリア帝国の皇帝(ツァール)のコンスタンティン・ティフとイヴァン・アレクサンダルのもの。
再現とはいえ、これはこれでとてもきれいです。 -
上段は衝撃的な人面ですが(笑)、人面も箱も18世紀の聖骨箱だそうです。
下段はボヤナ教会内部の壁画のレプリカ。
レプリカでもどんなものかわかるので、あるだけありがたいです。 -
続いて別の部屋へ。
左上は13世紀、東ローマ帝国の歴史家ヨハネス・スキュリツェスによる歴史書。
右上は現マケドニアのスヴェティ・ナウムにある聖ナウム教会の1833年の聖龕。
右下は同じく18世紀のシュラウド。
スヴェティ・ナウムは後日訪問します。
左下はマケドニアのオフリドにある聖ソフィア大聖堂の14世紀のシュラウド。
文字が刺繍されています。
オフリドも後日訪問します。 -
上段は民族衣装。
さっき民俗博物館でどの地域がどの衣装?というのがありましたが、右上の写真が答えですね。。
左下はリラの僧院から4世紀コンスタンティウス2世の時代のコイン。
右下はクリスマスのエピソードのパネルと共に飾ってあったので、そのときにかぶるお面なのかな? -
最後に出入口に戻る途中、日の丸マークを見つけました。
何かと思ったら1964年の東京オリンピックのレスリング ライトヘビー級でBoyan Radev選手が金メダルを取っていたそうで、なぜか金メダルではなくて賞状が飾られていました。 -
17:13
トラムに乗って再び市内へ戻ります。
これでソフィアの市内観光はおしまいです。
最後にまとめ。今回は数が多いので短縮バージョンで。
<おすすめ>
聖ネデリャ教会、国立考古学研究所付属博物館、聖ソフィア教会、アレクサンダル・ネフスキー寺院、国立歴史博物館
<国立歴史博物館に行けない場合はおすすめ>
ナショナル・アート・ギャラリー、国立民俗博物館
<チラ見でOK>
バーニャ・バシ・ジャーミャ、シナゴーグ、セルディカの遺跡、聖ゲオルギ教会、奇跡者聖ニコライ・ロシア教会、青空市場
<閉館のため不明>
聖ペトカ地下教会
★☆★ソフィア泊★☆★ -
73日目(2016/7/20)
13:14
ギリシャに向けて出発!
の前に少し腹ごしらえを。
ソフィアであちこち見かける「Happy」。
寿司があるという触れ込み立ったので寄ってみたのですが、外国バージョンの寿司で日本食ではありませんでした。。 -
店内は意外に広く、お客さんもそこそこ入ってて、店員さんがふりふり歩いている感じ。。
これは時間がかかりそうだ。。
というわけで、着席と同時に注文。 -
適当にボロネーゼを選んだのですが10分ほどで出てきました。意外に早い。。
味は見るからに期待できませんが、薄い感じです。。
麺はアメリカ人が好きそうなやわらか系。
緑茶を頼んだら、リンゴのフレーバーがする!?
ご、ごちそうさま。。
昼食@Happy
BGN 12 -
14:27
荷物をホテルからピックアップし、ソフィア中央駅へ向かいます。
ソフィアに到着したときと同様にメトロで向かいます。
ソフィアメトロ2号線
14:28 セルディカⅡ駅→14:31中央駅駅
BGN 1.60 -
14:34
ソフィア中央駅に到着。 -
待合室。
切符を購入する窓口もありますが数が少ない。
自動券売機はなさそう。。
それにしても整然としたきれいな待合室。
警察官が待合室にいる人のパスポートチェックをしていますが、私はされませんでした。 -
チケットはこちら。
今回は後行程の関係で事前に現地旅行会社で手配。
直接窓口で買うのが不安な方や移動日が決まっている人は事前手配しておいたほうが安心です。
ご協力いただいたのはPrista Travel。
http://www.pristatravel.com/
チケットの代理購入をしていただき、ホテルに送付してもらったので、ただ持っていくだけ。
受取日時も事前に教えていただいた予定の通り、何の問題もなく受領できました。
担当の方は日本人だったのですが、親切にいろいろ注意事項なども教えていただけたし、なにより日本語でやりとりできたので安心できました。
支払は送金のみだったので、他にツアーとかつけたほうが送金手数料の点でよいでしょう。。
そういえば今回送金で使った三菱UFJの女行員はカチンとくる口のきき方をするやつだったのを思い出した。。まあもともとそういう銀行ですよね。
鉄道チケット
15:20 ソフィア中央駅→22:28 テッサロニキ駅
EUR 16.8
(旅行代理店からの請求書 EUR 40(\4,620)、送金手数料(BTMU) \6,500) -
案内板はきれいなディスプレイ!
一番上の「Солун」がテッサロニキ。
ブルガリア語ではソルンというんですね。 -
列車はこちら。
ちなみに外からホームまでは勝手に入れちゃう仕様です。
手荷物チェックなどは一切ありません。 -
チケットは2等車と書いてあると思うのですが、どの駅員にきいても1等車に乗れという。。
事前情報ではすべて2等車だというのですが、、
まあ1等車に乗りますか。 -
どうやらこの席らしい。
6人のコンパートメントですが、結局ずっと2人だけでした。 -
トイレもついています。
綺麗ではないですが、一応許容範囲。。 -
定刻どおり15:20に出発!
しばらくは住宅地を抜けます。
よく見ると馬がいる!? -
16:03
Permik駅を過ぎたところ。
Radomir駅までは山を抜けるような感じ。 -
16:26
Radomir駅を過ぎると平原のようになりました。 -
16:54
ひまわり畑も!
みんな後ろ向いちゃっていますw -
18:45
山の中を進んだり町を進んだりを繰り返し、国境の町クラタに到着。
沿線に気が植わっていることが多く、眺めはあまりよくありません。
「パスポート!」と叫ぶ係員がコンパートメントに来たらパスポートを渡します。
出国カードはありません。 -
19:10にパスポートが戻ってきました。
ブルガリア出国!
ちゃんとスタンプも押されています。
うっすw -
よく見たらギリシャの入国スタンプも押されていました。
ギリシャはシェンゲン域内なので、入国カード等はありません。
押し方w -
19:19
クラタ駅はブルガリア側の国境近くにあるのですが、国境を越えたとたんギリシャ文字の看板が! -
そろそろお腹がすいてくるころ。
車内販売とかは特にありませんでした。
ソフィアの町中にある商店で買っておいて正解。
しかも味はヨーロッパでよくある安心のクオリティ。
日本のコンビニにある添加物でふわふわにしたパンと違って少し安心します。
サンドイッチ・スニッカーズ・水
BGN 4.39 -
窓の外は山だらけ。
-
19:32
ストリモン駅に到着。
なんか全然発車する気配がない・・・
なんと50分近くも停車。
20:25ようやく進みだしました。 -
20:27
遠くに風車が見えるー。
ようやく進んだと思ったら5分ほどして再び停車。
と思ったら反対方向に進んでるー!?
なんとスイッチバックしたみたい。 -
20:44 車内の電気が消える・・・
クーラーも消えちゃったんですが、、
と思ったら20:48電気回復!
妙な演出にどきどき!
写真は20:50ごろ。
夕焼けになってきました。
ギリシャ内は細かく駅があり、ちまちま停まっている模様。
車内アナウンスも入るようになりました。
乗ってくるお客さんはおそらく2等車にいっているような感じ。
途中からほぼ停まらず、一路テッサロニキへ!
---------------------------
75日目 ギリシャ テッサロニキ
http://4travel.jp/travelogue/11155058
へ続く→→→
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
前の旅行記
ユーラシア大陸横断【陸路】71日目 イスタンブールからヨーロッパ側スタート!いきなりクーデターであたふた!!
2016/07/17~
イスタンブール
-
次の旅行記
ユーラシア大陸横断【陸路】73日目 ブルガリア リラの僧院・ボヤナ教会
2016/07/19~
リラの僧院周辺
-
ユーラシア大陸横断【陸路】71日目 イスタンブールからヨーロッパ側スタート!いきなりクーデターであたふた!!
2016/07/17~
イスタンブール
-
ユーラシア大陸横断【陸路】72,74日目 ブルガリア ソフィア
2016/07/18~
ソフィア
-
ユーラシア大陸横断【陸路】73日目 ブルガリア リラの僧院・ボヤナ教会
2016/07/19~
リラの僧院周辺
-
ユーラシア大陸横断【陸路】75日目 ギリシャ テッサロニキ
2016/07/21~
テッサロニキ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】76日目 ギリシャ メテオラ
2016/07/22~
メテオラ周辺
-
ユーラシア大陸横断【陸路】77-78日目 北マケドニア オフリドでプチバカンス
2016/07/23~
オフリド
-
ユーラシア大陸横断【陸路】79日目 アルバニア ティラナ
2016/07/25~
ティラナ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】80日目 アルバニア シュコドラ
2016/07/26~
その他の都市
-
ユーラシア大陸横断【陸路】81日目 モンテネグロ バール - スヴェティ・ステファン - ブドヴァ
2016/07/26~
ブドヴァ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】82日目 モンテネグロ コトルとペラスト
2016/07/28~
コトル
-
ユーラシア大陸横断【陸路】83-84日目 クロアチア ドゥブロヴニク
2016/10/08~
ドブロブニク
-
ユーラシア大陸横断【陸路】85日目 ボスニア・ヘルツェゴビナ モスタル
2016/10/11~
モスタル
-
ユーラシア大陸横断【陸路】86-87日目 ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ
2016/10/12~
サラエヴォ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】88-89日目 セルビア ベオグラード
2016/10/14~
ベオグラード
-
ユーラシア大陸横断【陸路】90日目 セルビア国境の町 スボティツァ
2016/10/15~
ベオグラード
-
ユーラシア大陸横断【陸路】90-91日目 ハンガリー ブダペスト
2016/10/16~
ブダペスト
-
ユーラシア大陸横断【陸路】92日目 クロアチア 秋雨のプリトヴィツェ湖群国立公園
2016/10/18~
その他の都市
-
ユーラシア大陸横断【陸路】93日目 クロアチア ザグレブ
2016/10/19~
ザグレブ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】94日目 スロベニア ポストイナ鍾乳洞・洞窟城
2016/10/20~
ポストイナ
-
ユーラシア大陸横断【陸路】95日目 スロベニア ブレッド湖
2016/10/21~
ブレッド湖周辺
-
ユーラシア大陸横断【陸路】96日目 スロベニア リュブリャナ
2016/10/22~
リュブリャナ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ソフィア(ブルガリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ソフィア(ブルガリア) の人気ホテル
ブルガリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ブルガリア最安
230円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ ユーラシア大陸を陸路で横断(71-96日目 ブルガリア→スロベニア)
0
130