2016/05/24 - 2016/05/24
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龍泉寺観音と龍泉寺城址の紹介です。龍泉寺は庄内川を望む高台にあり、庄内川、崖、湿地に囲まれた要害の地であり、濃尾平野を一望できるため、古くから軍事的価値を認められ、陣を置かれることが多かったとされます。(ウィキペディア、龍泉寺観音関連サイト)
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龍泉寺観音の手水舎(てみずや、ちょうずや等)の光景です。参拝者が身を浄めるために手水を使う施設のことです。水盤舎(すいばんしゃ)、御水屋(おみずや)とも呼ばれます。
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イチオシ
唐風の造りの龍泉寺観音の本堂光景です。前回の2009年の見学時と比べますと、見違えるようなベンガラ色の建物になっていました。
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神社ですと、『拝殿』と呼ばれる場所ですが、お寺の本堂のこの部分は、別の呼び方がされていないようです。柱や梁などが、すっかり真新しいベンガラ色になっていました。
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右が『厄除』、左が『開運』の文字が記された大きな赤い提灯です。『厄除』は、中国から伝わった陰陽道の教えです。平安時代(794〜1185年)に貴族などにより始まったとされます。現代では、人生の節目に行う『人生儀礼』となっているようです。男性は42をもって、女性は33をもって大厄と呼んでいます。
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寺院のお参りの場所に設けられている、『鰐口(わにぐち)』と呼ばれる鈴のズームアップ光景です。円形で扁平中空の金属製の音具で、下方が横に長く裂けています。金口、金鼓(こんく)とも呼ばれます。神社では『鈴』と呼ばれているようです。
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『開運・厄除・観世音』の文字が合揮毫された扁額の光景です。正式名称、『般若波羅蜜多心経(はんにゃはらみったしんぎょう)』、通称、般若心経の冒頭は、『観自在菩薩行』で始まります。仏教の菩薩の一尊です。
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真下から見上げた、多宝塔の光景です。龍泉寺の多宝塔は、明治28年(1895年)に建造されました。幸い、明治39年(1906年)2月の放火の難を免れました。
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『多宝塔』の光景です。多宝塔は、一般には、平面が方形の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆を持つ建物を指します。五重塔や三重塔と違って、二重の塔の呼び名は使われません。
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同じく、本堂側の斜め前から眺めた多宝塔の光景です。明治時代の建築ですが、既に120年程の歴史を持つ建物です。
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多宝塔の下層階のズームアップ光景です。大日如来像がお祀りしてありましたが、長久手合戦の際焼失し、現在は阿弥陀如来が祀ってあります。
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多宝塔から眺めた、本堂方面の光景です。明治39年2月に放火に遭い、その焼跡から、小判98枚、大判切2枚が容器に入って発掘されました。その大判・小判は、本堂の再建工事に役立てられました。焼跡から見つかった古瀬戸焼風の壷は、寺宝として保存されています。
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こちらも真新しいベンガラ色になった鐘楼の光景です。明治40年に再建された建物で、『鐘楼堂』と呼ばれています。
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鐘楼に吊り下げられた、梵鐘のズームアップ光景です。第二次大戦の時に供出され、昭和34年(1959年)、『平和の鐘』として近郷の有志の方々によって寄進された鐘と公式HPで紹介されていました。
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台座に『水野房次郎氏寿像』の文字があったブロンズ像です。昭和16年(1941年)に建立された軍人像です。『寿像』とは、本人の存命中に造られた像のことです。
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台座に『篠田銀次郎氏寿像』の文字があったブロンズ像です。昭和16年(1941年)に建立された寿像です。台座には、大正15年(1926年)に名古屋牛馬畜産組合副組合長に就任した人との略歴がありました。
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龍泉寺城址と、宝物殿への出入口ですが、残念ながら閉まっていました。うっかりしていましたが、日曜祭日だけの公開でした。
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イチオシ
龍泉寺城址と、宝物館への出入口から眺めた中の様子です。昭和39年に建設された模擬天守は、宝物館として利用されています。弘治2年(1556年)、織田信長の弟の信行によって築かれたお城ですが、かつてのお城の規模や縄張りなど、分かっていません。
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『書院』の表札があった建物の前にあった和風庭園の光景です。庭石のほかに、月見灯篭や句碑らしい石碑などがありました。
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『書院』の表札があった建物の玄関光景です。書院は、古くは僧侶や貴族などの書斎や学問所、または造り付けの机を意味しました。近世初期の武家屋敷の接客空間の建築様式としても用いられる用語です。この書院は、昭和50年(1975年)に建設されました。
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境内にあった句碑ですが、苔生して、文字が読み取れませんでした。『藤楼』らしい拝命を頼りに検索してみましたが、解明できませんでした。
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ブロンズ像の神馬(しんめ、じんめ等)の光景です。本堂に向かって、右手の像です。左前脚を上げた姿です。奈良時代(710〜794年)に始まった、祈願のために馬を奉納する習わしが起源とされます。
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ブロンズ像の神馬の光景です。本堂に向かって、左手の像です。こちらは右前脚を上げた姿です。神馬は、神が騎乗する馬として神聖視され、殊に白馬が重んじられたようです。
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濃いピンク色か、あるいは赤色と呼んだが相応しいのでしょうか、綺麗に咲き揃ったツツジの花です。
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この日は、建物の真新しいベンガラ色、赤いツツジの花と、赤い幟の色が三拍子揃って、賑やかで晴れやかな光景でした。赤い幟の背後は、国の重要文化財の山門光景です。
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もう一度紹介する、『龍泉寺縁起』の後段部分の内容です。伝教大師の最澄(766〜822年)と弘法大師の空海(774〜835年)との関わりや、龍泉寺観音が、熱田神宮の『奥ノ院』と呼ばれたことが紹介されていました。熱田神宮の八剣の内の三剣が保有されています。
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木立の間から眺めた、庄内川の光景です。庄内川は、岐阜県および愛知県域を流れ、伊勢湾に注ぐ一級河川水系の庄内川の本流です。
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龍泉寺観音の高台から眺めた、西北方面の光景です。境内のお墓の光景と、庄内川の遠望です。
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龍泉寺観音の高台から眺めた、西北方面の光景です。境内のお墓と、庄内川、更にその先の春日井市街の遠望です。
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お案軸、眼下のお墓と、庄内川と春日井市街方面の光景です。かつての龍泉寺城の北側が、庄内川と崖で防御されていたことを、少しだけ実感させられました。
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龍泉寺城の堀址を探すのも目的でしたが、残念ながら、ここで行止まりになっていました。
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