立山黒部旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2016年のゴールデンウィーク。<br />我が家ではこの連休は雪山ハイキングに行く!と1年ほど前から家族で話していました。<br />しかし、今年の連休は3日休んで1日仕事、また3日休んで1日仕事、そして普通に土日…と云う微妙に休みを申請しづらい日の並びで、結局私のお休みは見事にカレンダー通りとなってしまい、あまり遠くの雪山への遠征は無理そう…と云う事で、関東からでも車でアクセスが可能な立山がその候補地として挙がりました。<br /><br />雪山ハイキングは私が2年前からずっとリクエストしていたので、久々の雪の中を歩く遊びにワクワクの私。<br />でも、旅の相棒でもあり雪山の師匠である夫から、きつく釘をさされました。<br />「立山は、お遊びで行くような雪山とは一線を画す山。<br /> 春山だからって舐めていたら痛い目に合う。<br /> 用具はきっちりと自前でそろえること。<br /> そして、トレーニングをシッカリ行うこと」<br /><br />雪山の装備を一通り準備し、家では一応スクワットなんかもやってみて…。<br />ついでに日光白根山へ雪山練習登山にも行って…と、それなりに立山に向けて準備をしました。<br /><br />が、実際に訪れた5月初旬の立山は、雪山ガール♪なんていうお遊び気分でいたら命も落としかねないような山でした。<br />山全体が雪で覆われた一面の銀世界は5月の太陽にキラキラと輝き、初夏の日差しの中を歩くハイキングも鼻歌混じり。<br />でも、一旦天気が崩れると目の前はあっという間にホワイトアウトとなり、自分が何処にいるのか、自分の進むべき方向がどちらであるのかが一瞬にして分からなくなる世界。<br /><br />そんな世界へと足を踏み入れた、5月の立山の旅行記(室堂編)です。<br /><br />     ☆2016ゴールデンウィーク春旅の日程&旅行記☆<br />■5/3 雪山Girl 天空の秘湯へ http://4travel.jp/travelogue/11131621<br />□5/4 雄山へ雪山トレッキング http://4travel.jp/travelogue/11140098<br />□5/5 日本一の滝とお宝さがし http://4travel.jp/travelogue/11201617

雪山Girl☆天空の秘湯へ/日本一がゴーロゴロの銀世界【2016.G.W.家族と歩く立山-室堂】

112いいね!

2016/05/03 - 2016/05/05

40位(同エリア1669件中)

旅行記グループ 春を感じて

10

46

ウェンディ

ウェンディさん

2016年のゴールデンウィーク。
我が家ではこの連休は雪山ハイキングに行く!と1年ほど前から家族で話していました。
しかし、今年の連休は3日休んで1日仕事、また3日休んで1日仕事、そして普通に土日…と云う微妙に休みを申請しづらい日の並びで、結局私のお休みは見事にカレンダー通りとなってしまい、あまり遠くの雪山への遠征は無理そう…と云う事で、関東からでも車でアクセスが可能な立山がその候補地として挙がりました。

雪山ハイキングは私が2年前からずっとリクエストしていたので、久々の雪の中を歩く遊びにワクワクの私。
でも、旅の相棒でもあり雪山の師匠である夫から、きつく釘をさされました。
「立山は、お遊びで行くような雪山とは一線を画す山。
 春山だからって舐めていたら痛い目に合う。
 用具はきっちりと自前でそろえること。
 そして、トレーニングをシッカリ行うこと」

雪山の装備を一通り準備し、家では一応スクワットなんかもやってみて…。
ついでに日光白根山へ雪山練習登山にも行って…と、それなりに立山に向けて準備をしました。

が、実際に訪れた5月初旬の立山は、雪山ガール♪なんていうお遊び気分でいたら命も落としかねないような山でした。
山全体が雪で覆われた一面の銀世界は5月の太陽にキラキラと輝き、初夏の日差しの中を歩くハイキングも鼻歌混じり。
でも、一旦天気が崩れると目の前はあっという間にホワイトアウトとなり、自分が何処にいるのか、自分の進むべき方向がどちらであるのかが一瞬にして分からなくなる世界。

そんな世界へと足を踏み入れた、5月の立山の旅行記(室堂編)です。

     ☆2016ゴールデンウィーク春旅の日程&旅行記☆
■5/3 雪山Girl 天空の秘湯へ http://4travel.jp/travelogue/11131621
□5/4 雄山へ雪山トレッキング http://4travel.jp/travelogue/11140098
□5/5 日本一の滝とお宝さがし http://4travel.jp/travelogue/11201617

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
交通
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
私鉄 自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 立山への出発は月曜日の23時。<br />普段通り仕事を終え帰宅したらすぐに食事とシャワー、そして車への荷物の積みこみと大忙し。<br />今年のG.Wは分散型となるだろうとは云われていたが、私達の向かうルートには関越道・上信越道という渋滞のメッカが待ち構えている。<br />早朝出発でいいか♪なんていって惰眠をむさぼっていたら、朝から大渋滞に巻き込まれ、立山の駅に着くのが何時になるかすら予想がつかない。<br />だから、少しでも道路の空いている深夜時間帯に自宅を出発した。<br /><br />草木も眠る丑三つ時。<br />こんな時間帯だから道路は空いているだろう…と思いきや、遊びに行く人達の考えることはそろって同じで、関越道も上信越道もテールランプの赤い光が高速道路を流れる川の様に続いていた。<br />幸い大きな渋滞には遭わなかったが、予定よりも1時間オーバーの朝5時に立山市のインターチェンジに到着した(途中、仮眠休憩30分)。<br />

    立山への出発は月曜日の23時。
    普段通り仕事を終え帰宅したらすぐに食事とシャワー、そして車への荷物の積みこみと大忙し。
    今年のG.Wは分散型となるだろうとは云われていたが、私達の向かうルートには関越道・上信越道という渋滞のメッカが待ち構えている。
    早朝出発でいいか♪なんていって惰眠をむさぼっていたら、朝から大渋滞に巻き込まれ、立山の駅に着くのが何時になるかすら予想がつかない。
    だから、少しでも道路の空いている深夜時間帯に自宅を出発した。

    草木も眠る丑三つ時。
    こんな時間帯だから道路は空いているだろう…と思いきや、遊びに行く人達の考えることはそろって同じで、関越道も上信越道もテールランプの赤い光が高速道路を流れる川の様に続いていた。
    幸い大きな渋滞には遭わなかったが、予定よりも1時間オーバーの朝5時に立山市のインターチェンジに到着した(途中、仮眠休憩30分)。

    雄山登山 自然・景勝地

  • そして立山市の下道へと降りると、道沿いに広がるのは、静寂の青。<br />山際は白みかけ、田植えを待つばかりの水を張った田に、山の稜線が映り込む。<br />その風景に息をのみ、車を止めて窓を開け、青の世界へとカメラを向ける。<br />カメラのシャッター音に驚いたのか、田で微睡んでいた鷺が空へと羽ばたいていった。<br /><br />早起きは三文の徳とはいうが、こんな美しい景色を見ることができるならば、早起きには3文(現代の感覚では100円位かな)以上の価値がありそうだ。<br /><br />

    そして立山市の下道へと降りると、道沿いに広がるのは、静寂の青。
    山際は白みかけ、田植えを待つばかりの水を張った田に、山の稜線が映り込む。
    その風景に息をのみ、車を止めて窓を開け、青の世界へとカメラを向ける。
    カメラのシャッター音に驚いたのか、田で微睡んでいた鷺が空へと羽ばたいていった。

    早起きは三文の徳とはいうが、こんな美しい景色を見ることができるならば、早起きには3文(現代の感覚では100円位かな)以上の価値がありそうだ。

  • 下道を走ること約40分で、立山連峰へのゲートとなる立山駅へと到着。<br /><br />立山駅の駅前駐車場は満車だったが、オンシーズン中の立山駅には臨時駐車場が5か所準備されており、運よく駅の裏側(真川脇)のパーキング(100台駐車可能)に空きを発見!<br />朝6時前では駅近2か所の臨時駐車場には何カ所か空きスペースはあったのだが、1時間の仮眠後に辺りを見渡してみたら、駐車場内には路駐がでる始末で大混雑な状況だった。<br /><br />(写真:朝7時の立山駅。ケーブルカー乗り場には乗車券を買う観光客の長蛇の列が出来ていた)<br />

    下道を走ること約40分で、立山連峰へのゲートとなる立山駅へと到着。

    立山駅の駅前駐車場は満車だったが、オンシーズン中の立山駅には臨時駐車場が5か所準備されており、運よく駅の裏側(真川脇)のパーキング(100台駐車可能)に空きを発見!
    朝6時前では駅近2か所の臨時駐車場には何カ所か空きスペースはあったのだが、1時間の仮眠後に辺りを見渡してみたら、駐車場内には路駐がでる始末で大混雑な状況だった。

    (写真:朝7時の立山駅。ケーブルカー乗り場には乗車券を買う観光客の長蛇の列が出来ていた)

    立山駅

    臨時駐車場は全部で5か所。ピークシーズンは朝六時過ぎには駅近は満車状態 by ウェンディさん
  • ピーク・シーズンの立山と言えば、朝から観光客で賑わい、ケーブルカーのチケットを買うのに2時間待ちの行列も出来てしまうという観光地だ。<br /><br />でも、G.W.期間中にはこの2時間待ちをゼロにすることのできる裏技が存在する。<br />それは、立山駅発室堂行の臨時バス(マウントエクスプレス号)の利用。<br /><br />通常、立山駅から雪の大谷がある室堂へと向かう立山黒部アルペンルートは、ケーブルカーとバスを乗り継いで移動しなければならない…のだが…、<br />ホームページをじっくりとみると、混雑が予想されるG.W.の時期には特別臨時バスが運行される…とあった。<br /><br />(写真:立山駅の屋根の上、鹿のシンボルが素敵♪)

    ピーク・シーズンの立山と言えば、朝から観光客で賑わい、ケーブルカーのチケットを買うのに2時間待ちの行列も出来てしまうという観光地だ。

    でも、G.W.期間中にはこの2時間待ちをゼロにすることのできる裏技が存在する。
    それは、立山駅発室堂行の臨時バス(マウントエクスプレス号)の利用。

    通常、立山駅から雪の大谷がある室堂へと向かう立山黒部アルペンルートは、ケーブルカーとバスを乗り継いで移動しなければならない…のだが…、
    ホームページをじっくりとみると、混雑が予想されるG.W.の時期には特別臨時バスが運行される…とあった。

    (写真:立山駅の屋根の上、鹿のシンボルが素敵♪)

  • 通常の室堂までの移動方法であるケーブルカーとバスを乗り継ぐ方法では、乗り継中継点で10分〜20分の待ち時間が必要だ。<br />一方の立山駅発の臨時バス(マウントエクスプレス号)の利用では、乗り換えなしの直通運転だ。<br />立山駅から室堂までの所要時間で比較すると、臨時バス(70分)<通常移動法(90分)<br />その上、往復の乗車運賃は、臨時バス(4310円)<通常移動法(4860円)。<br />どう見ても臨時バスを使う方が安くて、早く目的地へと到着することができるのが明白だ。<br /><br />ただ、この臨時バスは完全事前予約制で、その予約を取るのもそれなりに大変だった。<br />1か月前に売り出しとあったので、ちょうど1か月前4/3の朝8時にサイトにアクセスしてみたら、朝の第1便は既に売り切れで、かろうじて2便目の最後の数席を予約することが出来た。<br />そして、その日の夕方にもう一度ホームページを確認したら、5/3の午前出発分は殆ど完売という売れ行きの早さ。<br /><br />G.W.の立山の人気の高さは、想像以上だった。<br />

    通常の室堂までの移動方法であるケーブルカーとバスを乗り継ぐ方法では、乗り継中継点で10分〜20分の待ち時間が必要だ。
    一方の立山駅発の臨時バス(マウントエクスプレス号)の利用では、乗り換えなしの直通運転だ。
    立山駅から室堂までの所要時間で比較すると、臨時バス(70分)<通常移動法(90分)
    その上、往復の乗車運賃は、臨時バス(4310円)<通常移動法(4860円)。
    どう見ても臨時バスを使う方が安くて、早く目的地へと到着することができるのが明白だ。

    ただ、この臨時バスは完全事前予約制で、その予約を取るのもそれなりに大変だった。
    1か月前に売り出しとあったので、ちょうど1か月前4/3の朝8時にサイトにアクセスしてみたら、朝の第1便は既に売り切れで、かろうじて2便目の最後の数席を予約することが出来た。
    そして、その日の夕方にもう一度ホームページを確認したら、5/3の午前出発分は殆ど完売という売れ行きの早さ。

    G.W.の立山の人気の高さは、想像以上だった。

  • 朝6時半。<br />仮眠後に車の中で朝食をとり、山へと持って行く荷物を再確認する。<br /><br />雪山用の登山靴、アイゼン、ピッケル、防寒具、そして濡れた時用の着替え一式等をザックに詰める。<br />最近の娘と私のお気に入りのザックはKarrimor製で、女性が担ぐのにちょうどよいフィット感だと思う。<br /><br />因みに娘は彼女のザックには名前を付けていて、その名前はTsukiyo、漢字にすれば月夜。<br />だから、私も名前をつけてみた。<br />私の大きめのザックの名前はFuji。富士ではなく、藤のイメージだ。

    朝6時半。
    仮眠後に車の中で朝食をとり、山へと持って行く荷物を再確認する。

    雪山用の登山靴、アイゼン、ピッケル、防寒具、そして濡れた時用の着替え一式等をザックに詰める。
    最近の娘と私のお気に入りのザックはKarrimor製で、女性が担ぐのにちょうどよいフィット感だと思う。

    因みに娘は彼女のザックには名前を付けていて、その名前はTsukiyo、漢字にすれば月夜。
    だから、私も名前をつけてみた。
    私の大きめのザックの名前はFuji。富士ではなく、藤のイメージだ。

  • 7時20分に立山駅前を出発する第二便の臨時バスに乗り込む。<br />バスは満員御礼なのかと思いきや、空席もある。<br />バス停前では、係員さんが乗客名簿を持って名前をチェックしているのだが、なにやら落ち着かない様子。<br />どうやら、予約・入金しているのにバス停へと到着していないグループがあるようだ。<br /><br />でも、バスは時間になったら定刻発車。<br /><br />ちょうどバスが踏切に差し掛かった時に遮断機が下りてきて、やってきたのは電鉄富山の始発電車。<br />地方の電車は暖かみがある色合いが多く、特に鉄道大好きではない私でも写真に収めたくなってしまう。<br />

    イチオシ

    7時20分に立山駅前を出発する第二便の臨時バスに乗り込む。
    バスは満員御礼なのかと思いきや、空席もある。
    バス停前では、係員さんが乗客名簿を持って名前をチェックしているのだが、なにやら落ち着かない様子。
    どうやら、予約・入金しているのにバス停へと到着していないグループがあるようだ。

    でも、バスは時間になったら定刻発車。

    ちょうどバスが踏切に差し掛かった時に遮断機が下りてきて、やってきたのは電鉄富山の始発電車。
    地方の電車は暖かみがある色合いが多く、特に鉄道大好きではない私でも写真に収めたくなってしまう。

  • 今回の立山への旅。<br />この旅では、思いがけないほど沢山の【日本一】が見つかった。<br />バスはその一つ目の日本一をまず通過する。<br /><br />ここで、何が日本一かというと、日本一なのは有料道路の通行料。<br />立山黒部アルペンルートは日本一有料道路の通行料が高いと云われている道路で、一般車は通行禁止で走れるのはバスなどの営業車だけなのだが、その通行料金は目玉が飛び出る程の金額だ。<br />バス1台に付き、51800円。<br />バスに40人の乗客がいるとしても、一人当たり片道の通行料だけで1300円!<br /><br />この臨時バスの往復代金4310円が安く思えてきた。<br />

    今回の立山への旅。
    この旅では、思いがけないほど沢山の【日本一】が見つかった。
    バスはその一つ目の日本一をまず通過する。

    ここで、何が日本一かというと、日本一なのは有料道路の通行料。
    立山黒部アルペンルートは日本一有料道路の通行料が高いと云われている道路で、一般車は通行禁止で走れるのはバスなどの営業車だけなのだが、その通行料金は目玉が飛び出る程の金額だ。
    バス1台に付き、51800円。
    バスに40人の乗客がいるとしても、一人当たり片道の通行料だけで1300円!

    この臨時バスの往復代金4310円が安く思えてきた。

  • バスは5月の新緑に覆われた道を進み、グングンと高度を上げる。<br />窓からはつづら折りの道が見える。<br /><br />運転手さんのドライビング技術が上手いせいか、山道に弱い娘も車酔いをしなかったようだ。<br />

    バスは5月の新緑に覆われた道を進み、グングンと高度を上げる。
    窓からはつづら折りの道が見える。

    運転手さんのドライビング技術が上手いせいか、山道に弱い娘も車酔いをしなかったようだ。

    立山黒部アルペンルート (富山側) 公園・植物園

    ケーブルカーの待ち時間【2時間】が【ゼロ】になる! by ウェンディさん
  • 20分程度山道を登るとダケカンバの林が見えてくる。<br />この辺りは美女平と呼ばれる地域で、タテヤマ杉の中でも最大の樹があるエリアだ。<br />実はコレがこの旅の二つ目の【日本一】で写真の右に映っているのがその日本一の幹回りのタテヤマ杉だ。<br /><br />そして、この立山黒部アルペンルートには、まだまだ【日本一】が存在する。<br />それは、日本一の落差を誇る滝:称名滝だ。<br /><br />称名滝は実際には谷の対岸側にあり、アルペンルートからは遠景でしか見ることはできないが、春にしかその姿を現さない幻の滝:ハンノキ滝の姿も同時に見ることができ、運転手さんはバスを徐行し、ゆっくりと滝の姿を見せてくれた。<br />

    20分程度山道を登るとダケカンバの林が見えてくる。
    この辺りは美女平と呼ばれる地域で、タテヤマ杉の中でも最大の樹があるエリアだ。
    実はコレがこの旅の二つ目の【日本一】で写真の右に映っているのがその日本一の幹回りのタテヤマ杉だ。

    そして、この立山黒部アルペンルートには、まだまだ【日本一】が存在する。
    それは、日本一の落差を誇る滝:称名滝だ。

    称名滝は実際には谷の対岸側にあり、アルペンルートからは遠景でしか見ることはできないが、春にしかその姿を現さない幻の滝:ハンノキ滝の姿も同時に見ることができ、運転手さんはバスを徐行し、ゆっくりと滝の姿を見せてくれた。

    立山杉 自然・景勝地

    日本一の幹の太さを誇る立山杉がある場所は? by ウェンディさん
  • そして森林帯を抜けると、あっという間に世界は銀世界へと変わる。<br />白銀の大地に、雪を頂く山の峰、そして青い空…。<br /><br />考えていた以上の最高の景色が目の前に広がっていた。<br />

    イチオシ

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    そして森林帯を抜けると、あっという間に世界は銀世界へと変わる。
    白銀の大地に、雪を頂く山の峰、そして青い空…。

    考えていた以上の最高の景色が目の前に広がっていた。

    弥陀ヶ原 自然・景勝地

  • バスの終点が近くなってくる頃に現れるのが道の両脇にそそり立つ白い壁である雪の大谷だ。<br /><br />10m以上の雪の壁がそそり立つ風景は、バスの中から見ていても圧巻の光景だった。<br />

    バスの終点が近くなってくる頃に現れるのが道の両脇にそそり立つ白い壁である雪の大谷だ。

    10m以上の雪の壁がそそり立つ風景は、バスの中から見ていても圧巻の光景だった。

  • 立山地方は豪雪地帯で、冬になると何mもの雪が積もる…ことは知っている。<br />でも、さすがに3階建て、4階建てのビルと同じ位の高さまで雪が降り積もるとは信じがたい。<br /><br />そう、実はこの雪の大谷は天然の雪が降り積もり出来た壁ではなく、アルペンルートの道路の除雪をした際の雪が積み上げられ壁となったモノだそうだ。<br /><br />まあ、人工的にできたものとはいえ、凄いものは凄い。<br />

    立山地方は豪雪地帯で、冬になると何mもの雪が積もる…ことは知っている。
    でも、さすがに3階建て、4階建てのビルと同じ位の高さまで雪が降り積もるとは信じがたい。

    そう、実はこの雪の大谷は天然の雪が降り積もり出来た壁ではなく、アルペンルートの道路の除雪をした際の雪が積み上げられ壁となったモノだそうだ。

    まあ、人工的にできたものとはいえ、凄いものは凄い。

    雪の大谷 自然・景勝地

  • バスはほぼ定刻に室堂駅へと到着した。<br />70分間のバス旅だったが、次々と変わる景色が面白く、寝ている暇もない位。<br />バス旅は得意な方ではないのだが、こんなバス旅だったら何度でもいいかな♪と思う程の絶景ばかりだった。<br /><br />そして、室堂平にある立山黒部貫光無軌条電車線の室堂駅。<br />ここも実は【日本一】の場所で、室堂駅は鉄道駅の中では最高標高にある駅だという事で、室堂駅が、この旅で四つ目の日本一だ。<br /><br />まずは、室堂平にある宿へと向かう。<br />ザックの中には雪用の登山靴やアイゼン等重量物が入っているので、その重量はかなり重い。<br />白銀の世界を歩けるのは嬉しかったのだが、たった10分の宿までの道のりが背中の荷のせいで非常に長く感じられた。<br />

    バスはほぼ定刻に室堂駅へと到着した。
    70分間のバス旅だったが、次々と変わる景色が面白く、寝ている暇もない位。
    バス旅は得意な方ではないのだが、こんなバス旅だったら何度でもいいかな♪と思う程の絶景ばかりだった。

    そして、室堂平にある立山黒部貫光無軌条電車線の室堂駅。
    ここも実は【日本一】の場所で、室堂駅は鉄道駅の中では最高標高にある駅だという事で、室堂駅が、この旅で四つ目の日本一だ。

    まずは、室堂平にある宿へと向かう。
    ザックの中には雪用の登山靴やアイゼン等重量物が入っているので、その重量はかなり重い。
    白銀の世界を歩けるのは嬉しかったのだが、たった10分の宿までの道のりが背中の荷のせいで非常に長く感じられた。

    室堂駅

  • 室堂にて2泊3日でお世話になるのは、山小屋:みくりが池温泉。<br />山小屋と言っても最近の山小屋は昔とは大違いで、食堂も写真の様に素敵でカッコいい。<br /><br />チェックインにまだ早すぎるので、食堂の隅に荷物を置かせてもらい、まずは家族で3日間の過ごし方の作戦会議をする。<br /><br />当初の予定では剱岳を一望できる別山へと登りたかったのだが、小屋の方の話では途中にある雷鳥坂の経路が雪崩の危険性があり、更に数日前には雪山から滑落で亡くなられた方もいることを聞き、また、この日は午後の天候の悪化も予想されていたので、あまり遠出はせずに室堂平の周辺で雪遊びをすることに決まった。

    室堂にて2泊3日でお世話になるのは、山小屋:みくりが池温泉。
    山小屋と言っても最近の山小屋は昔とは大違いで、食堂も写真の様に素敵でカッコいい。

    チェックインにまだ早すぎるので、食堂の隅に荷物を置かせてもらい、まずは家族で3日間の過ごし方の作戦会議をする。

    当初の予定では剱岳を一望できる別山へと登りたかったのだが、小屋の方の話では途中にある雷鳥坂の経路が雪崩の危険性があり、更に数日前には雪山から滑落で亡くなられた方もいることを聞き、また、この日は午後の天候の悪化も予想されていたので、あまり遠出はせずに室堂平の周辺で雪遊びをすることに決まった。

  • 写真は、室堂平とその周辺の登山道を地図だ。<br /><br />この日に歩くルートは、ミクリガ池を周遊する散歩コースと、更に室堂山荘から歩くリンドウ平展望台・室堂平展望台と決めた。<br /><br />(地図:るるぶ立山黒部 2016版より)<br />

    写真は、室堂平とその周辺の登山道を地図だ。

    この日に歩くルートは、ミクリガ池を周遊する散歩コースと、更に室堂山荘から歩くリンドウ平展望台・室堂平展望台と決めた。

    (地図:るるぶ立山黒部 2016版より)

  • 帽子をかぶり、サングラスをかけ、雪山装備で山小屋の外へと出る。<br />室堂駅から山小屋へと来るまでは雪の反射が眩しく目が痛かったのだが、サングラスをすると雪の反射もかなり楽になり景色も良く見えるように…。<br /><br />早速、ハイマツ林の中になにか動くものを発見!<br />

    帽子をかぶり、サングラスをかけ、雪山装備で山小屋の外へと出る。
    室堂駅から山小屋へと来るまでは雪の反射が眩しく目が痛かったのだが、サングラスをすると雪の反射もかなり楽になり景色も良く見えるように…。

    早速、ハイマツ林の中になにか動くものを発見!

    みくりが池 自然・景勝地

    室堂平で雷鳥に出会いたいならば、みくりが池へ♪ by ウェンディさん
  • もしかして、君は雷鳥君!<br /><br />立山は雷鳥の生息地としても有名だが、こうも簡単に会えてしまうとは…。<br /><br />

    イチオシ

    もしかして、君は雷鳥君!

    立山は雷鳥の生息地としても有名だが、こうも簡単に会えてしまうとは…。

  • そしてハイマツの中からは、もう一羽、ちょっと優しそうな色合いの雷鳥さんも…。<br /><br />どうやら、つがいの雷鳥が山小屋脇のハイマツ林には棲みついている様だ。<br />

    そしてハイマツの中からは、もう一羽、ちょっと優しそうな色合いの雷鳥さんも…。

    どうやら、つがいの雷鳥が山小屋脇のハイマツ林には棲みついている様だ。

  • 空には薄く雲はあるものの、申し分のないほどの雪山歩き日和。<br /><br />時刻は10時近くになり、室堂平の雪景色や雪の回廊(雪の大谷)歩きを目的にした軽装の観光客の方たちの数もぐっと増えていた。<br />

    イチオシ

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    空には薄く雲はあるものの、申し分のないほどの雪山歩き日和。

    時刻は10時近くになり、室堂平の雪景色や雪の回廊(雪の大谷)歩きを目的にした軽装の観光客の方たちの数もぐっと増えていた。

    室堂平 自然・景勝地

    雪がある時期(4月~5月)に簡単なハイキングを楽しむならば、みくりが池の周遊ルートがお勧め by ウェンディさん
  • 山小屋:みくりが池温泉の脇には、その名前の由来となっているみくりが池がある。<br />グリーン・シーズンはミクリガ・ブルーとも称される青い湖面をたたえる池なのだが、その青色はまだ厚い氷の下。<br /><br />でも、さすがに5月。<br />その氷も薄くなっている部分があり、徐々に溶けてきている。<br /><br />

    山小屋:みくりが池温泉の脇には、その名前の由来となっているみくりが池がある。
    グリーン・シーズンはミクリガ・ブルーとも称される青い湖面をたたえる池なのだが、その青色はまだ厚い氷の下。

    でも、さすがに5月。
    その氷も薄くなっている部分があり、徐々に溶けてきている。

    立山 (立山連峰) 自然・景勝地

  • みくりが池の周遊コースは、冬山装備でなくとも歩ける場所なので基本は安全な道だ。<br />でも、その道のすぐ脇では、雪庇が崩落し始めている場所もあった。<br /><br />軽装の観光客の方で(言語は日本語ではなかったが)安全域を示すロープを乗り越えて雪原へと入っている方たちもいたが、こんな箇所も有るので、その行為はやはり危険だと思う。<br />

    みくりが池の周遊コースは、冬山装備でなくとも歩ける場所なので基本は安全な道だ。
    でも、その道のすぐ脇では、雪庇が崩落し始めている場所もあった。

    軽装の観光客の方で(言語は日本語ではなかったが)安全域を示すロープを乗り越えて雪原へと入っている方たちもいたが、こんな箇所も有るので、その行為はやはり危険だと思う。

  • 雪山の空気は冷たいが、5月の紫外線は強烈だ。<br />日焼け止めを塗り直しはしたが、やはり春の太陽の力は恐るべし…。<br /><br />この日1日の雪山遊びで、鼻の頭には見事に雪焼けが出来てしまった。<br />一面の銀世界は美しいのだが、レフ版よりも強いその反射力を侮ってはいけない。<br />

    雪山の空気は冷たいが、5月の紫外線は強烈だ。
    日焼け止めを塗り直しはしたが、やはり春の太陽の力は恐るべし…。

    この日1日の雪山遊びで、鼻の頭には見事に雪焼けが出来てしまった。
    一面の銀世界は美しいのだが、レフ版よりも強いその反射力を侮ってはいけない。

    浄土山 自然・景勝地

  • 足元の雪は凍ってはおらずザクザクした感じで、周遊コースを歩いている分にはアイゼンは不要だった。<br /><br />ただ、さすがに簡易スニーカーを履いていたお兄さんは雪に足をとられ、かなり危ない足取りだったので、ちょっと散策程度の予定でもグリップのしっかりしたスニーカーか雪靴は必要だろう。<br /><br />

    足元の雪は凍ってはおらずザクザクした感じで、周遊コースを歩いている分にはアイゼンは不要だった。

    ただ、さすがに簡易スニーカーを履いていたお兄さんは雪に足をとられ、かなり危ない足取りだったので、ちょっと散策程度の予定でもグリップのしっかりしたスニーカーか雪靴は必要だろう。

  • 室堂山荘が見えてくるあたりで、みくりが池の周遊コースの終了地点となる。<br />ここから先は、万一に備え、ピッケルとアイゼンが必須の地域となる。<br /><br />室堂山荘のベンチで、登山靴の締め直しを行い、装備を確認する。<br />アイゼンは装着せずに、とりあえず様子見…と云う事に。<br />

    室堂山荘が見えてくるあたりで、みくりが池の周遊コースの終了地点となる。
    ここから先は、万一に備え、ピッケルとアイゼンが必須の地域となる。

    室堂山荘のベンチで、登山靴の締め直しを行い、装備を確認する。
    アイゼンは装着せずに、とりあえず様子見…と云う事に。

    立山室堂山荘 宿・ホテル

  • 娘と二人で登り出す前の記念撮影。<br /><br />まだ、二人とも余裕の表情だ。<br />

    娘と二人で登り出す前の記念撮影。

    まだ、二人とも余裕の表情だ。

  • リンドウ平展望台へと登るのは、私達の様な登山者だけではなく、山スキーを愉しむ方たちもいる。<br /><br />彼等は滑り止めをつけたスキーを履き坂道を登るのだが、登るスピードが私が思っているのよりも速くて驚いた。<br />

    リンドウ平展望台へと登るのは、私達の様な登山者だけではなく、山スキーを愉しむ方たちもいる。

    彼等は滑り止めをつけたスキーを履き坂道を登るのだが、登るスピードが私が思っているのよりも速くて驚いた。

    立山室堂 名所・史跡

    【一度は訪れたい!雪の大谷】と紹介される【一度は…】の意味 by ウェンディさん
  • そして、登山を終え、ソリで滑り降りてくる方の姿も…。<br /><br />ともかく、みんなが雪山を思い思いの方法で堪能していた。<br /><br />

    そして、登山を終え、ソリで滑り降りてくる方の姿も…。

    ともかく、みんなが雪山を思い思いの方法で堪能していた。

  • でも、ときたま、こんな光景を見にすることがあった。<br /><br />登山者やスキーを履いた人達が、山の斜面に突っ伏したり、かがみこんだり…。<br />急に歩けなくなり、雪原に倒れこむように崩れ落ちている。<br /><br />立山はその昔は火山であった山で、現在でも地獄谷と呼ばれる場所があり、硫化水素が吹きだし辺りの雪を黄色く染めている。<br />もしかして、硫化水素の吹き溜まりに嵌りこんで、呼吸困難となり動けなくなった人達か!?

    でも、ときたま、こんな光景を見にすることがあった。

    登山者やスキーを履いた人達が、山の斜面に突っ伏したり、かがみこんだり…。
    急に歩けなくなり、雪原に倒れこむように崩れ落ちている。

    立山はその昔は火山であった山で、現在でも地獄谷と呼ばれる場所があり、硫化水素が吹きだし辺りの雪を黄色く染めている。
    もしかして、硫化水素の吹き溜まりに嵌りこんで、呼吸困難となり動けなくなった人達か!?

  • 実は、コレは強風をやり過ごすための耐風姿勢。<br /><br />この日の立山は風が非常に強く、まるで海の波の様に時折物凄い強風が吹き荒れ、その風は雪原表面のザラメ状の雪を伴って、登山者を襲う。<br />まともに雪面に立っていたら強風で吹き飛ばされそうになるし、何よりザラメ雪の攻撃は半端なく痛い。<br />凶器となる雪を伴った風は、突然吹いてきて体にバシバシ当たる。<br />そのザラメ雪に剥き出しの顔を直撃されたら、傷が出来そうな勢いだ。<br /><br />だから皆、大きな風の波が山上に見えると、ピッケルを雪原に突き立て体を丸め、風をやり過ごす。<br /><br />1枚前の写真で山の端の所、よく見ると淡く雪が浮いているのが分かるだろうか。<br />これが雪の波で、写真の中の方たちはこの雪の波から身を守るためにあんな姿勢になっている。(勿論、私も写真を撮った後すぐに耐風姿勢をとった)<br /><br />この写真は、岩場での雪の波の様子だ。

    実は、コレは強風をやり過ごすための耐風姿勢。

    この日の立山は風が非常に強く、まるで海の波の様に時折物凄い強風が吹き荒れ、その風は雪原表面のザラメ状の雪を伴って、登山者を襲う。
    まともに雪面に立っていたら強風で吹き飛ばされそうになるし、何よりザラメ雪の攻撃は半端なく痛い。
    凶器となる雪を伴った風は、突然吹いてきて体にバシバシ当たる。
    そのザラメ雪に剥き出しの顔を直撃されたら、傷が出来そうな勢いだ。

    だから皆、大きな風の波が山上に見えると、ピッケルを雪原に突き立て体を丸め、風をやり過ごす。

    1枚前の写真で山の端の所、よく見ると淡く雪が浮いているのが分かるだろうか。
    これが雪の波で、写真の中の方たちはこの雪の波から身を守るためにあんな姿勢になっている。(勿論、私も写真を撮った後すぐに耐風姿勢をとった)

    この写真は、岩場での雪の波の様子だ。

  • 室堂山荘から登り始めて60分程度でリンドウ平展望台に到着!<br /><br />展望台と言ってもただの広い雪原で、特に何かがある訳ではない。<br />リンドウ平展望台から見えるのは室堂駅や国見岳の景色で、それなりに綺麗なのだが最高!と言えるほどの風景ではない。<br />

    室堂山荘から登り始めて60分程度でリンドウ平展望台に到着!

    展望台と言ってもただの広い雪原で、特に何かがある訳ではない。
    リンドウ平展望台から見えるのは室堂駅や国見岳の景色で、それなりに綺麗なのだが最高!と言えるほどの風景ではない。

  • しかし、リンドウ平展望台から更に30分ほど登り続け、辿り着く室堂山展望台。<br />此処は、お勧めだ。<br /><br />室堂平側に居たのでは見ることのできない黒部方向の景色を見ることができる。<br /><br />

    しかし、リンドウ平展望台から更に30分ほど登り続け、辿り着く室堂山展望台。
    此処は、お勧めだ。

    室堂平側に居たのでは見ることのできない黒部方向の景色を見ることができる。

    室堂山展望台 名所・史跡

  • 視線のずっと先まで続く立山の峰。<br />天気が良ければもう少し遠くまで眺めることが出来たのだろうが、天気はあいにくの下り坂。<br />午前中は見えていた青空も、厚い雲の背後へと隠れてしまった。<br /><br />さすがに黒部までは見えないが、雪を頂く峰と青き峰のコラボは5月初旬ならではの景色だった。

    視線のずっと先まで続く立山の峰。
    天気が良ければもう少し遠くまで眺めることが出来たのだろうが、天気はあいにくの下り坂。
    午前中は見えていた青空も、厚い雲の背後へと隠れてしまった。

    さすがに黒部までは見えないが、雪を頂く峰と青き峰のコラボは5月初旬ならではの景色だった。

  • 室堂山展望台にゆっくりと滞在して景色を堪能したかったのだが、未だお昼だというのに気温も下がってきていて、更に物凄い強い風が吹き始めていた。<br /><br />森林限界を過ぎている山域での突風は非常に危険だ。<br />自分は安全な場所で景色を眺めているつもりでも、2m位先の雪庇まで風で押されてしまったら、そのまま雪庇と共に崖下まで落下してしまう危険性もある。<br /><br />ともかく、風が強くなってきたということは天気が悪化する前兆かもしれないので、急いで展望台から下りることに…。

    室堂山展望台にゆっくりと滞在して景色を堪能したかったのだが、未だお昼だというのに気温も下がってきていて、更に物凄い強い風が吹き始めていた。

    森林限界を過ぎている山域での突風は非常に危険だ。
    自分は安全な場所で景色を眺めているつもりでも、2m位先の雪庇まで風で押されてしまったら、そのまま雪庇と共に崖下まで落下してしまう危険性もある。

    ともかく、風が強くなってきたということは天気が悪化する前兆かもしれないので、急いで展望台から下りることに…。

  • 登る時に、キツイな〜と思った雪道は、やはり下りの時だってキツイ。<br /><br />下りの方が斜度がある様に感じてしまうが、アイゼンの装着は必要のない程度の坂だ。<br />

    登る時に、キツイな〜と思った雪道は、やはり下りの時だってキツイ。

    下りの方が斜度がある様に感じてしまうが、アイゼンの装着は必要のない程度の坂だ。

  • 登りは1時間半かかった室堂山展望台だが、下りは40分ほどで、室堂平がある平地へと下ることができた。<br />室堂平まで帰ってくればシェルターもあるので、天気が悪化しても安心だ。<br /><br />しかし、思っていたほど天気も崩れなかったので、それならば…ゴールデンウイークの立山・室堂での一番の観光の目玉である場所へと行くことにした。<br /><br />5月の立山の観光の目玉と言えば、雪の回廊である雪の大谷。<br /><br />雪の大谷は道路の片面を歩行者用通路にして、観光客が歩きながら高さが20mにもなる雪の壁を見られる場所だ。<br />この雪の壁は【死ぬまでに一度は見たい絶景!】とやらに挙げられている場所だという事で、少しばかりその光景に期待♪<br /><br />でも、天邪鬼な私は、まずはちょっと変わった場所から雪の大谷を覗いてみることにする。

    登りは1時間半かかった室堂山展望台だが、下りは40分ほどで、室堂平がある平地へと下ることができた。
    室堂平まで帰ってくればシェルターもあるので、天気が悪化しても安心だ。

    しかし、思っていたほど天気も崩れなかったので、それならば…ゴールデンウイークの立山・室堂での一番の観光の目玉である場所へと行くことにした。

    5月の立山の観光の目玉と言えば、雪の回廊である雪の大谷。

    雪の大谷は道路の片面を歩行者用通路にして、観光客が歩きながら高さが20mにもなる雪の壁を見られる場所だ。
    この雪の壁は【死ぬまでに一度は見たい絶景!】とやらに挙げられている場所だという事で、少しばかりその光景に期待♪

    でも、天邪鬼な私は、まずはちょっと変わった場所から雪の大谷を覗いてみることにする。

  • 私達が向かったのは雪壁の上。<br />まずは、雪の大谷をその上から眺望する。<br /><br />眼下の雪壁の前では、ポーズをとったり、セルフィーで雪壁と記念撮影したりと、なんだか楽しそうな光景が見える。<br /><br />今年は暖冬で雪が少なく、今年の雪壁はさすがに20mの高さにはならなかったそうだが、バスと比較してもバス3台分位の高さがある。<br />もしかしたら下から見上げるよりも高さ感があるかもしれない。<br /><br />そしてこの雪の大谷だが、此処は日本で一番高い雪壁という事で、コレが五つ目の【日本一】だ。

    イチオシ

    私達が向かったのは雪壁の上。
    まずは、雪の大谷をその上から眺望する。

    眼下の雪壁の前では、ポーズをとったり、セルフィーで雪壁と記念撮影したりと、なんだか楽しそうな光景が見える。

    今年は暖冬で雪が少なく、今年の雪壁はさすがに20mの高さにはならなかったそうだが、バスと比較してもバス3台分位の高さがある。
    もしかしたら下から見上げるよりも高さ感があるかもしれない。

    そしてこの雪の大谷だが、此処は日本で一番高い雪壁という事で、コレが五つ目の【日本一】だ。

  • 雪壁の上からの景色を堪能した後は、室堂駅の中を通り、雪の大谷の道路へと向かう。<br /><br />雪の大谷では特に入場制限は行ってはいなかったが、雪の大谷の入口付近は列を作って並ばなければならないほどの大混雑で、立山の人気の高さに改めて驚かされた。<br /><br />

    雪壁の上からの景色を堪能した後は、室堂駅の中を通り、雪の大谷の道路へと向かう。

    雪の大谷では特に入場制限は行ってはいなかったが、雪の大谷の入口付近は列を作って並ばなければならないほどの大混雑で、立山の人気の高さに改めて驚かされた。

    雪の大谷 自然・景勝地

  • 驚いたことは、他にもある。<br /><br />それは、観光客の話す言葉。<br />私には中国語と台湾(中国)語の区別はできないので両方の方たちを一緒にカウントしてしまうが、多分、日本人と中国語を話す観光客の割合は半分半分な感じで、日本でありながらも、異国感が溢れる場所だった…。<br /><br />雪を見て大興奮しているゲストが多かったので、雪が降ることは稀な台湾からの旅人が多かったのかもしれない。

    驚いたことは、他にもある。

    それは、観光客の話す言葉。
    私には中国語と台湾(中国)語の区別はできないので両方の方たちを一緒にカウントしてしまうが、多分、日本人と中国語を話す観光客の割合は半分半分な感じで、日本でありながらも、異国感が溢れる場所だった…。

    雪を見て大興奮しているゲストが多かったので、雪が降ることは稀な台湾からの旅人が多かったのかもしれない。

  • 時刻も15時近くになり、山小屋のチェックインタイムも過ぎていた。<br />昨晩は仮眠しかしていなく、久しぶりの雪遊びで体もかなりお疲れモードだったので、少し早いが山小屋に入ることにする。<br /><br />山小屋:みくりが池温泉は、山小屋と言っても私が子供の頃に連れて行かれた山小屋とは全くの別物。<br />だだっ広い板の間に煎餅蒲団を敷き、その布団さえも二人で1枚のスペースしかない…なんていう山小屋とはちょっと異なり、小部屋ごとに扉がある。

    時刻も15時近くになり、山小屋のチェックインタイムも過ぎていた。
    昨晩は仮眠しかしていなく、久しぶりの雪遊びで体もかなりお疲れモードだったので、少し早いが山小屋に入ることにする。

    山小屋:みくりが池温泉は、山小屋と言っても私が子供の頃に連れて行かれた山小屋とは全くの別物。
    だだっ広い板の間に煎餅蒲団を敷き、その布団さえも二人で1枚のスペースしかない…なんていう山小屋とはちょっと異なり、小部屋ごとに扉がある。

  • 海外からのゲストも多い為か、基本は男女別のドミトリーになっていて、2段ベッド仕様になっている。<br /><br />

    海外からのゲストも多い為か、基本は男女別のドミトリーになっていて、2段ベッド仕様になっている。

  • 我が家はかなり早めに宿泊を申し込んだので家族3人での和室の個室を予約することが出来た。<br />みくりが池温泉の和室の予約にはルールがあり、3人以上のグループであることというのがその条件だ。<br />二人の場合は、和室の個室を希望しても予約をすることは出来ない。<br /><br />宿泊は、1泊2食付でG.W.期間は15000円/一人だった。

    我が家はかなり早めに宿泊を申し込んだので家族3人での和室の個室を予約することが出来た。
    みくりが池温泉の和室の予約にはルールがあり、3人以上のグループであることというのがその条件だ。
    二人の場合は、和室の個室を希望しても予約をすることは出来ない。

    宿泊は、1泊2食付でG.W.期間は15000円/一人だった。

  • 夕食までまだ2時間あったので、疲れた体を癒しにあったかいお湯に浸りに行くことにする。<br />山小屋でお風呂というとちょっと意外な感じもするが、この山小屋の売りはその名前にある通り、温泉があること。<br />みくりが池温泉は天空の秘湯とも呼ばれていて、すぐ真下にある地獄谷から直接温泉を引きこんでいる。<br /><br />このみくりが池温泉がこの旅で六つ目の【日本一】で、標高2410mにある天然温泉のみくりが池温泉が、日本で一番標高が高いところにある温泉だという事だ。

    夕食までまだ2時間あったので、疲れた体を癒しにあったかいお湯に浸りに行くことにする。
    山小屋でお風呂というとちょっと意外な感じもするが、この山小屋の売りはその名前にある通り、温泉があること。
    みくりが池温泉は天空の秘湯とも呼ばれていて、すぐ真下にある地獄谷から直接温泉を引きこんでいる。

    このみくりが池温泉がこの旅で六つ目の【日本一】で、標高2410mにある天然温泉のみくりが池温泉が、日本で一番標高が高いところにある温泉だという事だ。

  • 温泉の泉質は、少しぬるっとした触感で色は白濁気味。<br />少し硫黄の香りがするもののピリピリ感は全くなく、肌があまり丈夫ではない私でも平気なお湯だった。<br /><br />浴室の大きな窓から見えるのは、眼下に広がる立山の風景。<br />真下にある地獄谷から温泉の蒸気が立ち上る様子も見える。<br /><br />暗くなると遥か下方の立山の街の明かり、そして日本海に浮かぶ漁火が見えた。<br />まさに天空の秘湯、その名の通りの温泉♪<br /><br />温泉は23時間入浴可能(1時間は掃除の時間)で、日帰り入浴も出来るとのこと。<br /><br />温泉が好きな私は2泊3日の滞在で計4回温泉にドップリと浸り、雪山での筋肉疲労と日頃の疲れを癒してきた。<br /><br />(写真は、夜明け前の誰も人がいない時に撮影。温泉が混みあう時間は夕食前の時間帯で、夜間遅くや早朝は貸切状態で利用することが出来た)

    温泉の泉質は、少しぬるっとした触感で色は白濁気味。
    少し硫黄の香りがするもののピリピリ感は全くなく、肌があまり丈夫ではない私でも平気なお湯だった。

    浴室の大きな窓から見えるのは、眼下に広がる立山の風景。
    真下にある地獄谷から温泉の蒸気が立ち上る様子も見える。

    暗くなると遥か下方の立山の街の明かり、そして日本海に浮かぶ漁火が見えた。
    まさに天空の秘湯、その名の通りの温泉♪

    温泉は23時間入浴可能(1時間は掃除の時間)で、日帰り入浴も出来るとのこと。

    温泉が好きな私は2泊3日の滞在で計4回温泉にドップリと浸り、雪山での筋肉疲労と日頃の疲れを癒してきた。

    (写真は、夜明け前の誰も人がいない時に撮影。温泉が混みあう時間は夕食前の時間帯で、夜間遅くや早朝は貸切状態で利用することが出来た)

    みくりが池温泉 宿・ホテル

    山小屋の概念が変わる!トロットロの天然温泉で絶景の山小屋ステイ by ウェンディさん
  • そして、みくりが池温泉で忘れてはならないことがもう一つある。<br /><br />それは、食事の豪華さ。<br />山小屋とは思えないような季節の旬たっぷりの手の込んだ料理が食堂には並んでいた。<br /><br />山小屋で1泊15000円は高いかな…とは思ってはいたが、ロケーションの良さ・良質の温泉・美味しい旬の食材たっぷりの食事があるならば、何も文句はない。<br />スタッフの方の感じも良く、私としては☆5つをつけても良いと思う山小屋だ。<br /><br />美味しい夕食をいただいた後は、空一面の星空観測…を楽しみにしていたのだが20時頃から天気予報の予報通りに大粒の雨が窓ガラスをたたき始め、建物全体を揺らすような強風が吹き荒れる天気となってしまった。<br /><br />山小屋のスタッフの方々は、小屋の周りの硝子にガムテープで割れた時の飛散防止処置を施したりと、とっても忙しそう。<br /><br />翌日の天気予報は、雨のち晴れ。<br />この台風の様な暴風雨が明日の何時ごろまで続くのは神のみぞ知るところ…。<br /><br />明日の天候の回復を祈りつつ、風が吹き付ける音と揺れる建物の振動を子守唄代わりに眠りについた。<br />

    そして、みくりが池温泉で忘れてはならないことがもう一つある。

    それは、食事の豪華さ。
    山小屋とは思えないような季節の旬たっぷりの手の込んだ料理が食堂には並んでいた。

    山小屋で1泊15000円は高いかな…とは思ってはいたが、ロケーションの良さ・良質の温泉・美味しい旬の食材たっぷりの食事があるならば、何も文句はない。
    スタッフの方の感じも良く、私としては☆5つをつけても良いと思う山小屋だ。

    美味しい夕食をいただいた後は、空一面の星空観測…を楽しみにしていたのだが20時頃から天気予報の予報通りに大粒の雨が窓ガラスをたたき始め、建物全体を揺らすような強風が吹き荒れる天気となってしまった。

    山小屋のスタッフの方々は、小屋の周りの硝子にガムテープで割れた時の飛散防止処置を施したりと、とっても忙しそう。

    翌日の天気予報は、雨のち晴れ。
    この台風の様な暴風雨が明日の何時ごろまで続くのは神のみぞ知るところ…。

    明日の天候の回復を祈りつつ、風が吹き付ける音と揺れる建物の振動を子守唄代わりに眠りについた。

  • 2016年4月に立山での雪山ハイキングに向け雪山トレーニングをした日光白根山の旅行記は↓<br />http://4travel.jp/travelogue/11128836<br />

    2016年4月に立山での雪山ハイキングに向け雪山トレーニングをした日光白根山の旅行記は↓
    http://4travel.jp/travelogue/11128836

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この旅行記へのコメント (10)

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  • ラクパグさん 2016/05/22 10:50:24
     惹きこまれる 景色ですね!

     いつも ありがとうございます! ラクパグです。

     立山 写真 惹きこまれてしまいます。

     行かれた人だけが 見れる 壮大な自然 ステキでした〜

     表紙の 写真 ウ〜ン 憧れですね。ライチョウも 2羽も

     見られて 季節がら 白で 綺麗ですね!

     以前 乗鞍で ライチョウを 見たのですが もう少し

     茶色かったです。 逃げなかったです。

     ステキな 旅行記 ありがとうございました。

            ラクパグ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/05/22 21:41:24
    RE:  惹きこまれる 景色ですね!
    ラクパグさん こんにちは。

    なんだか今日は夏が来たかのように暑い日でしたね。
    立山の雪の大谷の壁も溶けかかっているのではないかと心配になってしまいます。

    ゴールデンウィークの頃の立山の山の上はまだ早春といった感じで、美しい雪景色が残っていました。
    あの雪景色を見るためだけに外国からくるゲストも多いというのも納得です。
    スキー場のようにリフトも泣ければカフェもない。
    あるのは、山小屋(ホテルもありますが)と白い頂だけという風景は、なかなかないですよね。

    冬の立山は今回が初めてでしたが、その魅力を存分に味わってきました。
    ゆっくりですが、翌日の雄山登山の様子や最終日の蜃気楼(もどき)の様子などをまとめていきたいと思うので、また旅行記に遊びにいらしてくださいね。

    そうそう、この前のラクパグさんの旅行記に出ていたカワウソもどきのヌートリア。
    どうやら私の職場の周りの川にも棲みついているという話です。
    ヌートリアは戦時中に革製品の原料として連れてこられ、戦後に自然繁殖したらしいですが、南米にしかいなかったはずのヌートリアが今では日本の各地でみられる…。
    これは、笑えない話ですね。

    ウェンディ
  • hiro3さん 2016/05/16 08:56:49
    ニアミス?
    ウェンディさん、立山、雪山ガールですか。

    5月3日ですよね。自分も8時20分のバスで登りました。

    スゴイ風でしたね。室堂周辺をウロウロし、ライチョウを見たいな〜と思っていたのですが、相方が飛ばされそうな風にめげて、雪の大谷だけで切り上げました。自分はウェイトが充分あるので、大丈夫だったのですが・・・(涙)

    電鉄富山の列車は、もとはわが町を走っていた京阪電車のダブルデッカー!
    こちらに移譲され元気な姿を見せてくれています。

    楽しませていただきました。

                     hiro3

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/05/16 19:29:13
    RE: ニアミス?
    hiro3さん こんにちは。

    5/3の8:20のバスという事は9:30頃室堂着ですね。
    ニアミスどころか多分半径300mの円内には、二つの点として存在していた気がします。

    室堂辺りも風が強かったですが、山の斜面はものすごい吹きさらし状態で、山の上から吹き下ろす風はザラメ雪を伴っていて凶器みたいでした。
    室堂平でも女性の方なんかは風を受けて転びそうになっている方も多かったですね。

    あの日は夜から台風かと思うような雨風で、山小屋自体がビリビリ震え、崩壊するのでは…と思う程でしたので、青空の見えていた午前中に雪の大谷を歩かれたhiro3さんは正解です。
    午後はどんよりの曇り空で、せっかくの大谷の雪の白さが半減してしまいました。 

    みかん色と赤の可愛らしい電車は、昔は京阪の車両だったのですね。
    山の新緑の色合いが車両の色ととてもマッチしていました。
    地元の電車の車両がまた他の地域で活躍しているのを見ることができるのは、嬉しいですね。

    ウェンディ
  • 備前屋ねこさん 2016/05/15 21:36:27
    みくりが池温泉
    ウェンディさん、こんばんは♪

    GWは立山に行ってたんですね〜
    みくりが池温泉、私もずっと行ってみたかった温泉です。
    硫黄泉って「温泉に来たー!」って気がしていいですよね〜

    立山はGWでもまだまだ冬景色。
    5月か6月頃はたしか池の氷が割れ初めて流氷みたいに浮かぶのが見られると聞いた事があった気がしますがどうでしたか?

    雷鳥って簡単に会えるものなんですね〜!
    写真も結構近くで撮ってるところを見ると人を見ても逃げないのかなぁ。
    私も一度はみくりが池温泉に浸かって雷鳥に会いに行ってみたいです!


       備前屋ねこ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/05/15 23:05:55
    RE: みくりが池温泉
    備前屋ねこさん こんばんは。

    天空の秘湯で、こっそりと人間の着ぐるみを脱ぎ、生まれたまゝの姿となってきました。
    硫黄の蒸気で危うく自慢の純白の毛が黄色く染まってしまうかと心配しましたが、雪の上で転がって毛先に付いた色も落としてきました。
    (昔、我が家に居た本物のWENDY嬢は冬になると、何故か外に置いてある沢庵の樽に体をこすり付け、白猫の筈が黄猫と化していたのを思い出しました…)

    5月初旬のみくりが池はまだ氷が厚く、割れる気配は見られませんでしたが、氷の上に乗っている雪が溶け、氷自体も白濁した色から少し透明な感じに変わってきたので、流氷風に池に浮かぶ風景ももうすぐ見られるのではないかと思います。

    そういえば何年か前に日本にも氷河が現在も残っていて、その場所は立山である…というニュースがありましたね。
    今回の立山行ではそんなニュースの事はすっかり失念していましたが、日本で見られるという氷河、見てみたい!と改めて思いました。

    雷鳥は人間が彼らをいじめないと知っているので、人を全く怖がりません。
    みくりが池の雷鳥さんは、ロープの内側に居たので3m位の距離がありましたが、この旅行記の翌日に雄山で出会った雷鳥さんは、いきなり飛んで向かってきたのでびっくりしました(あまりに吃驚したので写真もとれないくらい)
    5月・6月の雪のある時期は彼らの行動範囲も狭そうなので、みくりが池温泉の雷鳥さんは、きっといつ行ってもあの辺りにいるのではないかなぁ…と思います。

    寒さが苦手な猫族ですが、天空の秘湯はお勧めです♪
    是非、チェレンジを。

    ウェンディ
  • mayたんさん 2016/05/15 18:51:35
    すてき♪
    ザックに名前つけるなんて、素敵!
    月夜に藤さんか〜

    私のザックもカリマーなんです。
    色は緑に近い青かな?
    私も名前つけようかしら・・と思っちゃいました。

    物を大事にするお二人の愛情を感じました。
    見習わなきゃ・・

    立山はいつでも混むんですね。。
    秋の紅葉を狙おうかなと思ってますが、混雑は避けられないなあ。

    mayたん

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/05/15 22:48:03
    RE: すてき♪
    mayたんさん こんばんは。

    ザックがカリマーでお揃いだったとは!?
    担ぎやすくて良いですよね。
    でも、カリマーは収納が少なめなのがちょっぴりマイナスポイント。
    そういう意味では、deuterも好きなんです。

    立山は雪の白銀の光景も素敵でしたが、緑に染まるころや紅葉の頃も凄そうな予感。
    とにかく宿の予約と交通機関だけ押さえてしまえば、当日の天気は運次第なので、まずは予約ですね。
    私もまた機会があれば、他のシーズンにも行ってみたいです。

    mayたんさんのバックパック、緑に近い青…翡翠に近い色でしょうか。
    であればJade(英語で翡翠です)なんかもカッコいいですね♪
    名前は、一目惚れ的な要素があるので、深くは考えずに直感で浮かんできた名前を付けてあげるのが一番。
    どんな名前がつくのか楽しみです。

    ウェンディ
  • ぶうちゃんさん 2016/05/15 11:55:20
    いいですね!
    こんにちは。ごぶさたしています。
    この季節の立山良いですよね。わたしも以前に雪の大谷を見に行った事がありますが雪の壁の大きさに圧倒されました。
    それとなんといっても景色ですね。書かれていましたが予約を取るのが大変ですよね。早い段階で予約ししないと直ぐにいっぱいになってしまいます。それでわたしも1年遅れでの念願成就になりました。
    私は山では宿泊した事が有りませんので凄く興味深かったです。凄く快適な感じですね。温泉も時間帯でのんびりはいれるようで。

    リュックサックに名前をつけるというアイデアは良いですね。自分の名前書くより粋な感じです。道具に名前をつけるというのはそれだけ、道具もそうでしょうが旅を大事にしているということなのでしょうね。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/05/15 22:33:34
    RE: いいですね!
    ぶうちゃんさん お久しぶりです♪

    GWの立山旅行記を拝見しました。
    私は自分自身の今回の旅でも雪の大谷は激混み〜と思っていましたが、ぶうちゃんさんが訪れた時は、もっとすごい状態だったのですね。
    びっくりです。

    でも、青空を背景とした雪壁はやっぱり絵になりますね。
    今年のGW中の立山は、前半3日間は荒れた天気で、後半もなかなか快晴とは行かなかったです。
    予約は1か月以上前なので、天気がどうなるのかは運次第。
    大荒れにならなかっただけでも良かったです。

    我が家では比較的モノに愛称をつけることが多いです。
    因みにシルバーグレーの夫の愛車の名前は、ドルフィン号(娘が名づけ親です)。
    名前がつくと愛着が更に増しますね。

    ウェンディ

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