2016/05/01 - 2016/05/01
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ウェンディさん
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あの春までは、私にとって藤とは、
公園のベンチの頭上を這う蔓木、春に紫色の花を咲かせる植物、
ただ、それだけの存在…でした。
でも、三年前のあの春、電車の中で紫の貴婦人の噂を耳にしました。
そして、物好きにも、彼女に会いに出かけました。
牛島の藤。
それが、彼女の名前です。
1200年の齢を重ね、美しさに妖艶さをも重ね持つ淑女…。
艶めかしいほどに捻られた、その肢体。
くねらせた幹からはまるで、あやかしの精霊が宿ったかの様な妖気がたちのぼり、広げた腕からは、つややかな藤色の花房が滴っていました。
あの時、はじめて、藤を妖魅だと感じました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3年前にその妖艶さの虜となった藤に、再び、会いに来た。
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近所の公園にある藤とは、全く異なるその姿。
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地面を這う、深緑の衣をまとうモノは、
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根なのか、幹なのか、それすらも定かではない。
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1200年という長い歳月、その命を維持し続けている藤は、
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藤花の冠をその頂に載せ、気品に満ちた姿で胸を張る。
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イチオシ
紫の貴婦人の大きな腕は、藤色の子どもたちを抱きかかえ、
【2016年の牛島の藤】樹齢1200年の妖艶な藤は今が見ごろ! by ウェンディさん牛島の藤 (藤花園) 公園・植物園
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遠くへ、遠くへと子孫を運ぶ。
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緩やかな風が子供たちを揺らすと
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辺り一面に漂うのは、甘い香り。
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その香りに誘われたエンジェルたちが、どこからともなく羽音と共に現れる。
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恋の使者を引き寄せる、藤色の小さな花。
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蝶の様に可愛らしい姿をしている…かと思いきや、
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よく見ると、その顔は、今にもお喋りを始めそう…。
そんなギャップが面白い。 -
埼玉県春日部市にある藤花園【通称:牛島の藤】へと、紫の貴婦人を見に行きました。
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藤花園での一番古い藤の木は1200歳の齢を重ねた古木で、その花房は700平方メートルの藤棚を覆いつくしています。
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この1200歳の古木は、藤の花としては唯一国の特別天然記念物に指定され、その花房は長いものでは2mにもなるそうです。
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藤花園にあるのは樹齢1200年の特別天然記念物の藤だけではなく、樹齢800年の藤も…。
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イチオシ
800年というと藤の世界では、まだまだ若造なのかもしれませんが、その姿は凛としていて、藤娘の絵姿を思い出させる感じ。
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800才の藤の樹の花房が全体に長めなのは、若さ故なのでしょうか…。
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藤棚の脇には休憩所があり、ゆったりと椅子に腰かけ、軽食を食べたり、おしゃべりをしたり、藤の花を愛でたり…。
藤花園に漂う空気は、まったりとしたおおらかな雰囲気。
ゴールデン・ウィーク中の日曜日でも、そんなに混まない穴場だからこその贅沢な時間です。 -
朝はうっすらと曇っていた空も10時過ぎには晴れあがり、光を透過して眺める藤花もなかなか素敵♪
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今年は例年よりも花の時期が早めで、白藤はもう終わり掛け。
白藤も好きな私は、ちょっと残念…。 -
イチオシ
齢1200年、800年の藤の古木の後に登場するのは、まだ赤ちゃんの様な600歳の藤の木。
でも、その姿は決して他の木々と比較しても負けてはいません。 -
まるで蛇がとぐろを巻くかのように、木の幹が互いに絡みついたその姿は、圧巻。
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600年の歳月が作り出した芸術作品。
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その枝が生み出す藤棚だって、1200年の貴婦人だって引けをとりません。
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埼玉の田舎の日本庭園に、1年にたった3週間だけ出現する藤色の世界。
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3年前に初めて、藤花園を知り、藤の妖しい美しさに触れました。
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花房の見事さにも目を見張りましたが、齢を重ねた藤の樹そのものの妖艶さが心に響きました。
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イチオシ
齢を重ねて、更に美しさに磨きがかかる藤の樹。
その美しさは、藤の樹に宿る妖魅のなせる術なのか…。
それとも、藤の樹が、齢を重ねることの美しさをその躰全体で表現しているのか…。
3年前に抱いたその問いの答えは、まだ見つかっていません…。 -
妖しくも美しい1200年の藤の古木があるのは、埼玉県春日部市の藤花園。
最寄り駅は、東武アーバン・パーク・ライン(旧東武野田線)の藤の牛島駅で、駅から藤花園までは徒歩約10分です。
(駅から藤花園までの途中にコンビニも有ります)
藤花園のホームページ↓
http://www.ushijimanofuji.co.jp/index.html
(写真:コンデジのノスタルジック・モードで、ちょっとお遊び♪) -
藤花園の入園料は大人1000円、4歳〜小学生500円
藤花園はかなり狭い庭園なので、正直に云えばこの入園料は高いとは思います。
しかし、藤の古木を維持するためには、維持費もそれなりに必要なのではないかな…とも思います。
藤の花の時期は1年に3週間だけ。
その期間だからこそ、この入園料なのでしょう。 -
あやかしの精霊が宿ったかのような藤の樹。
またいつか紫の貴婦人に会いに来て、命題の解を考えたい…と思っています。
3年前の藤の木の様子↓
http://4travel.jp/travelogue/10770733
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この旅行記へのコメント (4)
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- こあひるさん 2016/05/10 10:51:31
- 1200年!!
- ウェンディさん、こんにちは。
1200年の藤ですか〜〜!すごいですねぇ〜〜!800年とかですらスゴイな〜と思うのに、平安時代から・・・ってことですよねぇ・・・。それだけ生きていたら、なんらかの霊的なものが宿っていてもおかしくはなさそうな気もします。
藤の花や香りも妖艶ですが・・・その御本体を中心に(?)撮られた数々のショット・・・怪しげな藤の魅力が存分に伝わってきました。
こあひる
- ウェンディさん からの返信 2016/05/11 07:30:00
- RE: 1200年!!
- こあひるさん こんにちは。
旅の疲れは解消されましたか。
1200年の藤の樹齢を初めて耳にした時、藤の樹がそんなに長く生きられるものなのか、不思議でした。
しかし、実際にその姿を見に行き、妖魅の様な言葉には表せないオーラの様なものを感じ、感覚でその美しさを実感しました。
不思議の精霊が宿る藤…。
そんな感じですね。
ウェンディ
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- ひろさん 2016/05/02 10:02:47
- 藤の花が見た歴史
- ウェンディさん こんにちは!
いや〜1200年前の藤が見れるなんて、凄い
1200年前といえば、平安時代初期空海の時代ですよね
その時この辺りで藤の花を見ていた人達と
同じものを現代でも見れるのは、
ちょっと歴史のロマンを感じてしまいますね〜
言い換えると1200年、人々の営みを見守ってきたっていう事ですよね
GWどこに行くのも混んでいるので
近場でゆっくり藤の花を観賞して過ごす日も良いですね。
他のトラベラーさんへのコメントもみましたが、
この夏は北海道の北の方へ行かれるのですか?
利尻や礼文などの島々も結構お勧めですよ
食べ物は北海道の中でも北の方が特に美味しいので、
雄大な自然や美味しい食べ物を食べて満喫してきてくださいね!
ひろ
- ウェンディさん からの返信 2016/05/02 20:51:58
- RE: 藤の花が見た歴史
- ひろさん、こんばんは。
1200年の齢を重ねた藤の花が埼玉県に存在することを知ったのが3年前。
訪れたのは小さな個人所有の庭園でしたが、貫録たっぷりの高貴な貴婦人が出迎えてくれました。
それまで藤と言えば、公園の藤棚位しか知らなかったので、その枝ぶりの良さ、絡まる幹の美しさに和の美しさを知りました。
この1200年を生きた藤は、弘法大師(空海)が植えた藤とも云われています。
空海の顔を見て、その声を聞いて、この藤は育っていたのかもしれません。
そう考えると、100年も生きることが叶わない人間は儚いですね。
夏の北海道は、さすがひろさん、ご明察!
母と一緒に礼文島と利尻島でトレッキングを楽しんできます。
(礼文と利尻のみしか訪れないストイックな夏旅です)
礼文は私が学生の頃に行き、予想外の楽しかった思い出ができた島で、何も知らずに彼の有名な桃○荘YHに泊まり、あまりの凄さにびっくりした記憶があります。
さすがにこの夏旅は、母が一緒なのでYHではなく民宿です…。
昨夏に怪我をした母の調子も良くなり、復帰第一号の旅。
お手柔らかに…と行きたいところですが、最初のトレッキングが礼文縦断1日トレッキング。
日頃運動不足の私も、毎日少しずつ体を動かして、夏に向けてウォームアップしています。
ウェンディ
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