2019/04/29 - 2019/04/29
33位(同エリア467件中)
ウェンディさん
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2019年のGWは10連休。
こんな時こそ大手を振って海外脱出計画!が王道ですが、今年だけはそうはなりませんでした。
3月に大きな旅を終えたばかりの私の4月は、完全に脱力・無気力状態。
日々の仕事を頑張るのが精いっぱいで、海外へ渡航なんてことは体力的にも気力的にも不可能でした。
だから、今年の10連休は日本で躰を休めよう。
連休前半は実家へと帰省し、久しぶりに両親と共にのんびり・ゆったりしよう。
と考えていましたが、この娘にしてこの親アリの我が両親。
楽しいことが大好きな両親には「のんびり」なんて概念はなく、娘の帰省の報を聞いた彼等は、春の香りが漂い始めた新潟を愉しめるドライブ・プランを準備して私を待ち構えていました。
しかもその旅先は私の好みを反映した場所ばかりで、インターネットを使いこなす両親のリサーチ能力には感服。
ゆったり出来たのかは微妙な新潟滞在でしたが、両親のお蔭で笑顔たっぷりのリラックスした帰省となりました。
江戸時代のPlay Boyを偲び、日本一の棚田を見おろし、美人林で森林浴。
ついでに隠れキリスタンの里を見つけ、アートに挑戦♪したドライブ旅。
そんな春薫の新潟の旅日記です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
晴れた朝に、父の車の助手席に乗り日本海をドライブ。
GWに海岸線を車で走るなんて関東エリアでは渋滞覚悟の行動だが、日本海側ではストレスフリーの快適なドライブだ。
車が走るのは、新潟市から柏崎へと繋がる海岸道路。
この道路沿いには、山がそのまま海へ繋がるちょっと面白い地形をしている浜:角田浜もあり、ちょっとした観光地となっている。
そして、この角田浜は私にとって、若かりし頃の苦い想い出が残る地でもある。 -
若かりし頃の苦い思い出とは、恋愛話でも熱い友情の話でもなく、学校行事の思い出。
当時、私が在籍していた中学校にはいわゆる不良と呼ばれる方達がいて、毎年の学校遠足は楽しいピクニックではなく規律を高めるための徒歩遠足。
ソレはなかなか過酷な遠足で、日本海の海岸線30kmを歩き、その後に海岸線からそびえる角田山(482m)に登るという体力勝負の遠足だった。
私が中2の時の遠足。あの日の事は今でもクリアに覚えている。
あの日の遠足は嵐の翌日で、空はクリアに晴れあがってはいたものの、海には嵐の後のうねりが残り、波も高い状態で、海岸の岩には大きな波が打ち寄せていた。
30kmの海岸線を歩き終えた当時の生徒たちの誰もが「海がこんなに荒れているのだから、海沿いの崖を伝う山登りは危なしい、遠足は海岸線歩き迄で終わりだろう」と思っていたのだが、先生方は冷たくこう言い放った。
「君たちの帰りのバスは角田山の向こうで待っている。だから、山を登らないのならば君たちは30kmを歩いて戻る事になる」
先生方は当時の私達に、根性を植え付けたかったらしい。
下山口にしかバスが待っていないのであれば、生徒の選択肢は山を登るのみ。
海岸線で昼食を食べ終えた私達は岩窟トンネルをくぐり、岩場に張り付くように作られた崖沿いの登山道を歩き出した。 -
角田山への登山道があるのは海に切り立つ高い崖の中腹で、その登山道の幅は狭く40cmあるかないか。
自分が山側にぴったりとくっついて歩いたとしても登山道の30cm右側は垂直の崖で、崖下から聞こえてくるのは大きな波が岩に当たって砕ける音。
登山道は天候の条件が良い日でもなかなかスリリングな道だった。
そして、前日の嵐の余波で海が荒れていたこの日は、スリリングな登山道はスリリングを通り越した恐怖の登山道と化した。
嵐の後のうねりのある波は岩壁に打ち付けられることにより、うねりが強くなる。
増幅されたうねりは閾値を超えると大きな波となり、その波は崖を駈け上がり、崖沿いの登山道を襲う凶器となる。
波のそんな性質は大学でシッカリと勉強なさってきた当時の教師の方々にも十分に予測できていた筈なのだが…。
私達が列を作り崖に作られた登山道を歩いている時、崖下に繰り返し打ち付けられ増幅された波は轟音と共に私達が居る崖を登り上り、崖沿いの登山道を歩く私達;生徒を直撃した。
当然、登山道にいた生徒はパニックになったが、3学年分の約600人がズラリと並んで歩いているので、前にも後ろにも逃げようがない。
崖沿いの登山道に居た私達が出来ることは、頭から波をかぶりずぶ濡れになりながらも必死で山側の崖にしがみつき、波に攫われて崖下に落とされないように耐えることだけ。
恐怖の波は場所を変え、幾度となく私たちを襲った。
それは、とても遠足とは思えない光景で、けが人や死人が出てもおかしくない絵図だった。
その様な状況でもその日の遠足はそのまま山登りが続行され、生徒たちは水も滴るいいオトコやオンナになって帰りのバスに乗り込んだのだが、バス会社さんも座席がびっしょりと濡れてしまって大変だったのではないかな。。。と今になって思う。
・・・そんな中学生時代の苦い想い出が残る海岸道路を走って私達が向かったのは、出雲崎町だ。 -
出雲崎で車を降りたのは、良寛堂と呼ばれるお堂の前。
父は私をここへと連れてきたかったらしい。
良寛堂は良寛和尚(江戸時代後期)が子供時代を過ごした屋敷跡に建てられたお堂で、佐渡島を背景に日本海を借景として日本海に浮かぶ浮御堂(うきみどう)をイメージして建てられたという事だ。良寛堂 名所・史跡
-
確かに背後には青い日本海が広がり、ちょっと素敵なロケーションだと思う。
父が私をここへ連れてきた理由。
それは、新潟の偉人である良寛和尚の事を知ってもらいたいため。
良寛和尚は多くの詩や唄を読み、独特な筆致でその内容を書き残していることで有名で、どうやら父や(もう他界した祖父)もそのファンのひとりの様だ。 -
私が小学生の頃、祖父母の家の床の間には良寛和尚の全身像の置物が飾られていた。
(現在、その置物は父の手元にあり、実家の床の間に置かれている)
良寛和尚の絵姿を知らなかった小学生時代の私は、この置物を見て祖父はなんてハイカラなのだろうと感心していた。
あの当時、祖父の年代でSF映画に興味を持つとはなかなか珍しく、ましてそれがスターウォーズだなんて驚きで、祖父はどこでフィギュアを買ってきたのだろうか…と不思議に思っていた。
だって、正面から眺める良寛和尚は、私にはヨーダにしか見えなかったのだから。 -
そんな訳で、この日の二つ目の訪問地は海岸沿いの良寛堂近くにある良寛記念館(入館料:大人300円)へ。
記念館内部の展示には良寛和尚の書があり、その一生を書いた年表もあったが、展示内容に私が感動を覚える様なものはなかった。
確かにその書には味があり、良寛和尚が語った言葉などは人生に迷った時に役立ちそうなものも多かったとは思うが、だから何?…と言うのが率直な感想だ。
ただ、展示を見たことで良寛和尚に対する見方は変わった。
子供の頃に読んだ郷土昔話の中での良寛和尚のイメージは、極貧の生活の中でも優しさや感謝を忘れずに皆の為だけを考えて生きた清貧のお爺ちゃん…という雰囲気だったのだが、記念館の年表を読んで脳内イメージを修正。
若いころから人気者だった良寛和尚の晩年は若い女性にもモテモテで、人生の最後は、お弟子さん的な40歳も年若い貞心尼さんに看取られて亡くなられたそうだ。
う~ん、もしかして良寛和尚ってかなりのPlay Boy だったのかも…しれない。
(写真:良寛和尚が生活した五合庵のレプリカ/良寛記念館)良寛記念館 美術館・博物館
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良寛記念館を出た車は、暫く海沿いを走る。
海から少しだけ内陸に入り込んだところで、何重もの有刺鉄線のようなモノが巻かれた高圧電流が流れる柵を発見。
始めはその厳重な警戒態勢に軍事基地かと思ったが、新潟にそんなものがある訳がないと気が付いた時点で、この柵が守ろうとしているものが何であるか気が付いた。
この柵の内側にあるのは、原子力発電所;柏崎刈羽原子力発電所だ。
実は、私は原発の存在を自分の目の前で直に見るのはこの日が初めて。
東日本大震災の時に津波に襲われ、今なお復旧作業が続く福島の原子力発電所。
人知を超えた災害では厳重な警備態勢下の原子力発電所だって、ひとたまりもないだろう。
大津波によりヒトの制御下から解き放たれた原子炉がどうなったかの記憶は、忘れることができない。
私たちの生活に電気は欠かせないから、原子力発電は日本では必要である…とされている。
でも、ドイツでは原子力発電からの離脱が始まっている。
ドイツでは出来るのに、日本では原子力を使わない電力供給が難しい?
それって、本当かな?
ドイツの様に原子力に依存しない電気…そんな電気供給システムが日本でもできれば良いのにね。 -
イチオシ
柏崎市まで来たら、海岸線を離れて内陸へと舵を切る。
その途中、国道8号線沿いでカワイイ鯨の地下道を発見。
地下道の入口を作るのに、こんなユニークな形は、普通ならば思いつかないよね。
素敵な発想の地下道を作った柏崎市の担当者と、コレの建築を許可した柔軟な考え方の上司に拍手♪ -
鯨の地下道から1時間弱のドライブで到着したのは、星峠。
一般的には【星峠の棚田】として知られている峠の上だ。 -
星峠の棚田は日本の里100選にも選ばれた美しい棚田で、特に朝霧の時間帯は幻想的な光景が広がることで有名。
実は、我が両親はミーハーにも朝霧の立つ光景を見に来ようと当初は計画していたらしいのだが、4月末の十日町の山間の朝の気温は零度前後ということを前日に知り、道路の凍結を考えて諦めたらしい。
まだ雪だって残っているのに、凍った山道の運転は危ないよ。 -
イチオシ
春の田植え前の棚田は、緑がない分、グリーン・シーズンよりも見劣りすると云われるが、星峠の場合はそうとも言い切れない。
星峠の棚田 自然・景勝地
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4月末の田植え直前の棚田には水が張られ、水鏡状態。
水の張られた棚田に空の青が反射し、光り輝く鱗の様に美しい。 -
星峠の駐車場はそれほど広くはないが、日中は長居する方はそれほど多くないので、駐車待ちで渋滞が出来るようなことはなかった。
所轄自治体の十日町市のホームページには、星峠のマップや棚田鑑賞のルールが掲載されているので、訪れる場合は一読するのがお勧め。
http://www.tokamachishikankou.jp/natural/tanada/hoshitoge/
棚田は観光客のためにある訳ではなく、あくまでも農家がお米を作るための場所。
お仕事の邪魔にならない様に見学するのが、最低限のマナーだよね。 -
星峠の山合いに広がる棚田は、大小合わせて200以上の田があるとのこと。
柔らかな曲線を描く棚田の縁。
日本の美しい田園光景だ。 -
山の斜面には山桜が咲き、その淡い紅色が茶色の棚田に春色を添えていた。
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イチオシ
地面近くにはカタクリの姿。
新潟の平野部では3月末に咲くカタクリ。
山間部では4月末。
ほんの少し標高が違うだけだが、植物の季節には1か月の差がある。 -
星峠の道路は棚田を巻く形になっているので、車で下りながらも棚田の景色を楽しめる。
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棚田の次に訪れたのは、松之山温泉にある美人林。
美人林は、樹齢が若いブナの木が作る幻想的な森だ。 -
美人林が生まれたのは今から100年ほど前。
今から約100年前の昭和初期。
松之山町のこの辺りの丘陵地帯は荒涼とした禿山だった。
禿山になる前は鬱蒼としたブナの森だったそうだが、昭和初期における木炭の需要の急増により、山の殆どの木は伐り倒され、殺風景な山肌だけの丘陵地帯が広がっていたそうだ。
でもね。森の生命力は私達が考えているよりも強い。
禿山になった森だが、森の大地の中には切り倒されたブナの子供たちが眠っていて、ある年の春、日当たりが良くなった斜面に一斉にブナの若芽が芽吹き、育ち始めた。美人林 自然・景勝地
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イチオシ
そして、百年後(実際は90年+α位かな?)の現代。
すらりとした若木ばかりのブナの林;美人林が出来上がったそうだ。
林のその奥深くには池があり、鏡となった水面はシンメトリーな世界を作り出していた。 -
緑が目にまぶしい若葉の春の光景も素敵だが、秋の紅葉の頃。
更に幻想的な風景が広がる…らしい。 -
サワサワと頭上で揺れるブナの木々の葉。
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目を閉じ、その音に耳を傾けるだけで、心が落ち着くヒーリング効果。
森の持つエネルギーは、計り知れない。 -
美人林の駐車場に松之山温泉の広報誌が置いてあったので、一部をいただいてチェックをしてみたら、私の目がある文字を捕えた。
【隠れキリシタンとマリア観音】 -
隠れキリシタン伝説と言えば九州地方の筈。
それが、こんな雪深い新潟の奥地に???
見つけたからには行ってみなくっちゃね♪と広報誌の地図を頼りに向かったのが、湯山地区にある松陰寺。
お寺と言っても、ぱっとした見た目は大きな農家的な雰囲気だ。 -
その建屋の片隅にあるのが、このエリアが隠れキリシタンの里と云われる所以となったマリア観音だ。
マリア観音が居るのはお堂の中なのだが、その姿をすぐ傍で見ることは出来ない。
お堂の前面には硝子が張ってあり、ガラス越しの対面となる。 -
マリア観音はぱっと見はごく普通の観音様だが、よく見るとその右手に幼子(キリスト)を抱いている。
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更に頭の冠の中には十字架の模様が隠されている。
幼子と冠は取り外し可能で、宗教改めなどがあった時には取り外して普通の観音像に見せかけることも可能にしてあったという事。
マリア地蔵の大きさは、像高21cmと小柄。
きっと、すぐに隠すことの出来る大きさにしたのだろう。 -
このお寺にはマリア観音以外にも子育て地蔵尊も有り、子育て地蔵尊の持つ錫の中にも十字模様が隠されていた。
-
お寺の敷地内には授乳菩薩の姿(コレはどう見ても近年に製造されたモノ)もあった。
もともとこの松之山地区には子育て地蔵などが多いらしく、地域の中を探せばあちこちで類似の古い石像があるとのこと。
マリア観音は数多くある子育て地蔵尊の中でも造りが特異的で、その他の子育て地蔵像とは別物(隠れキリシタン用の観音像)と区別されているそうだが、冠の中の十字架の解釈は少しこじつけ感があるのも否めない。 -
14時に津南町まで移動して遅めのランチ。
津南は水が清らかなので、蕎麦の味も良い事で知られている町だ。
訪れたお蕎麦屋さんは、とみざわ。
お昼時は外したのに、私達の前には3組のウェイティングの方たち。
結局、お蕎麦にありつけたのは14時半近くになってから。
摘んできたばかりの山菜の天麩羅とお蕎麦。
美味しかった。とみざわ グルメ・レストラン
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この日、最後の目的地は清津峡渓谷。
清津峡渓谷があるのは新潟県の最深部なので、まだ春も浅く、山桜が満開を迎えたばかりだった。 -
清津峡渓谷のある津南町は山間の小さな町なのだが、ここ近年、観光客数が激増しているそうだ。
観光客の目的は津南町の山間の峡谷の風景で、津南町にある清津峡渓谷は風光明媚なだけではなく、自然のダイナミックさも兼ね備えている。
清津峡の何がダイナミックかって?
清津峡には全長12kmの渓谷があり、その渓谷沿いには高い所では100mの高さになるという柱状節理の壁が連なっている。
その柱状節理の壁の規模は世界的にもかなりレアなサイズで、地質学的にも貴重な自然遺産だそうだ。
でも、現在、その12kmの柱状節理の渓谷道は国によって閉ざされ、何人たりとも近づくことは出来ない。清津峡 自然・景勝地
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世界的にも素晴らしい渓谷美なのに、ヒトが入れなくなってしまった理由。
それは1988年に起きた登山道での落石事故。
渓谷沿いの登山道を歩いていた登山客を落石が襲い、死者が出る事故となり国は渓谷への人の立ち入り禁止を決定した。
しかし、美しい自然を見たいというヒトの欲求は国を動かし、事故から約10年後の1996年に清津峡渓谷トンネルが作られ、トンネルの中を通り、枝分かれした道から美しい渓谷を眺めることができるようになった。
工費は当時のお金で20億円と云う事なので、かなり大変な工事だったのだと思う。 -
そして時が経ち、2018年4月。
清津峡渓谷トンネルは、自然と一体化したアート作品として生まれ変わった。 -
古臭いトンネル用の照明は取り払われ、雰囲気のあるものに。
オレンジ、緑、青へと移ろうトンネルらしからぬ照明色。
それは、古めかしい年代物のトンネルを、まるで異次元へのタイムトンネルであるかのようにイメージチェンジした。 -
イチオシ
メイン通路から伸びる横道の先には、見晴らし台。
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その通路だって、日常とかけ離れた不思議なアート空間が広がっていた。
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草間弥生的な水玉通路の先にあるのは、12kmにも連なる柱状節理の崖。
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大昔の大地の活動により、褶曲し、折り曲げられた不思議な地層だ。
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見晴らし台から真下を見下ろせば、氷河水を思わせるブルー・グレイの雪溶け水が、轟音を立てて流れていた。
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見晴らし台の数は、全部で3か所。
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目の前に押し迫りくる怒涛の岩の姿や、
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柱状節理が生み出す、大自然の芸術作品を見ることができる。
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今回、訪れたのは春まだ浅い時期だったので緑の葉も少なかったが、初夏の頃や紅葉の時期に訪れたならば、もっとすごい景色なのかもしれない。
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そして、トンネルの先端750mの位置。
其処には、パノラマ・ステーションと呼ばれる清津峡渓谷の最深部が覗き込めるポイントがある。
実は、このパノラマ・ステーションがこの清津峡渓谷トンネルの中でも観光客に一番人気のところで、トンネルの先端から見える景色を楽しもうと大勢の観光客が押し寄せていた。 -
トンネルの先端から見えるのは、こんな風景。
外の峡谷を歩いてこの景色に出会えたら最高なのだが、落石が多発するこのエリアでは渓谷歩きは危険すぎて出来ない。 -
柱状節理の谷の中を流れる春の川。
まだ緑が少なく、とがった景色であることは否めないが、研ぎ澄まされた美しさがあるような気がする。 -
実は、このパノラマ・ステーションのトンネルの先端からの景色を楽しむためには、こんな風に列に並ばなければならない。
私達が列の最後尾に並び先端に辿り着くのに並んだ時間は30分ほどで、新潟という土地柄を考えたら、かなり長い行列だった。
そして、ただ並ぶだけならばまだよかったのだが、この時期に辛かったのが靴を脱いで並ばなければならなかったこと(長靴を履いていればそのままで問題ない)。
気温は10℃以下…と言う事は、水温も10℃以下。
水の中に足を付けた状態で30分を並ぶのは、かなりの苦行だった。
パノラマ・ステーションはアート作品でもあり、トンネル内の床面には水が張られ、トンネル上部もステンレス板で覆われ、トンネルの内部に清津峡の岩や水、空の色が反射するように設計されている(設計者:Ma Yansong)。 -
トンネルの先端まで行けば不思議な景観美を見ることができるパノラマ・ステーションでは、更にこんな遊びも出来る。
このパノラマ・ステーションは、景色を見に来た人自身がアート作品として参加できるように作られていて、トンネル内には撮影担当の係員の方が居て、一組一組、思い思いの格好で自分達だけの1枚の写真を撮ってくれる(カメラ持参)。 -
イチオシ
始めは、私はトンネル先端では景色を見るだけで良いかな…と思っていたのだが、母が俄然アート作品に挑戦する気満々で、どんなポーズにしようか悩んでいたので、私も一緒にやってみることに。
で、撮ったのが、こんな写真。
右が74歳(今年75歳になる)母で、左が私。
今年75歳になるというのに、こんなことやるなんて、母ってやっぱり、常識のはるか上を行くヒトかも。清津峡渓谷トンネル 自然・景勝地
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アート作品は近くから撮るよりも、遠くからトンネル全体を入れて見ても面白い。
-
清津峡渓谷トンネル。
景色も良かったけれど、自然と共に自分たちがアートになるというその考え方が、斬新で素敵!
また、異なる色合いの時に来てみたい・・・
ねぇ…、父さんと母さんも、そう思うでしょ?
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この旅行記へのコメント (13)
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- tabinakanotaekoさん 2020/06/18 11:05:47
- after Covid19 いの一番にしたい旅
- ウエンディさん、
武漢発の訳の分からない新型ウイルスで旅など考えられない哀しい数ヵ月が過ぎました。心惹かれた地名「滝頭湿原」ウエンディさんとメモに書いてカレンダーに貼っておりました。その時は何県のどこにあるかも知らないままでした。
関空からピーチが明日から飛び始めます。早速、7月末の新潟の便を購入。これからプランをするところです。ウエンディさんの新潟旅行記2本が師匠です。ストーカーさながらの3泊旅です。飛行機の切符を買っただけでウキウキ気分は最高潮です。
お尋ねすることもきっとあると思います。その時はどうぞよろしく。
taeko
- ウェンディさん からの返信 2020/06/19 00:32:02
- RE: after Covid19 いの一番にしたい旅
- taekoさん こんばんは。
新潟旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
コロナも少しずつ落ち着きを取り戻しつつある今(一部の施設や地域では集団感染が出ていますが)、飛行機を利用してのお出かけも手が届く処になってきそうですね。
海外はまだまだ無理ですが、まずは国内から。
夏の新潟は山間部の田舎では蛍が飛び交い、海辺もお勧めです。
何処へ行こうか、プランニングをするだけでも楽しいですよね。
私で分かることならばいつでもお答えするので、お気軽にお声がけくださいね。
ウェンディ
- tabinakanotaekoさん からの返信 2020/06/21 00:30:45
- RE: RE: after Covid19 いの一番にしたい旅
- ウエンディさん、
お言葉に甘えて新潟のアドバイスをお願いします。出も入りも新潟空港で、空港からレンタカーを借ります。4泊の旅です。是非とも行ってみたいところは次のようです。
?滝頭湿原
?柱状節理
?パノラマステーションのあるトンネル
?美人林
?星峠の棚田
?廃校になったトウールモンド
?へぎそばが食べたい
どの順に回るのが良さそうでしょうか? 泊まる場所としての地名を挙げてくだされば
助かります。地図を見ても時間配分などが分からなくて迷うのです。4泊した後はお昼の12時くらいに空港へ戻れる場所が良いのです。前回の新潟で佐渡と新潟タウンは観光しましたので、それ以外の土地がいいのです。
よろしくお願いします。
taeko
- ウェンディさん からの返信 2020/06/21 22:18:17
- RE: RE: RE: after Covid19 いの一番にしたい旅
- こんばんは。
ルート案を紹介しますね。
私の知識だけでは心許ないので、新潟の両親にアドバイスして貰いました。
おおまかな日程としては柱状節理の清津峡がある十日町エリアは空港から遠いので旅の前半がよいかと思います。
新潟空港到着日に十日町までアクセスし、宿泊
宿泊候補地としては上杉家の隠し湯ともいわれる松之山温泉郷などはいかがですか?
松之山温泉は星峠にも比較的近いので朝に星峠に行くならばアクセスは悪くないです。
また、松之山の雲海(6月−9月の早朝)も絶景で有名です。
この辺りで2泊して、十日町や津南の辺りをのんびり観光(星峠、柱状節理の清津峡、美人林 越後妻有トリエンナーレの会場巡りなど)も良いと思いますし、十日町はへぎそばの美味しいお店が沢山あります。
空港から関越道経由でアクセスするならば、へぎそばで有名な十日町の小嶋屋本店でのへぎそばも可能です。
3日目はトウールモンドの近くに宿泊ですね。
トウールモンドは海の幸でも有名な寺泊の近くなので、海の近くで宿泊し海鮮三昧も良いかもしれません。
海沿いの宿ならばお天気が良ければ佐渡島と日本海に沈む夕陽が楽しめます。
トウールモンドからは少し離れてしまいますが、弥彦神社近くの岩室温泉も温泉候補としては良いかも。
ワインが好きならば、弥彦エリアのワイナリーと温泉付属の宿泊施設カーブドッジVINESPAも宿泊先候補に挙がるかもしれません。
4泊目はたきがしら湿原近くの月岡温泉(淡いエメラルド色の美人の湯)がお勧めです。
他にも、たきがしら湿原寄りには、鉄分たっぷりの真っ赤な湯の鹿瀬(かのせ)温泉もあります。
月岡温泉と湿原は少し距離があり1時間半、月岡温泉から空港までは車で30分くらいです。
この経路の寄り道プランとしては、
十日町側ならば湯沢や平家の落人の里と言い伝えられる秘境エリアの秋山郷、
たきがしら湿原側ならば北方博物館(豪農の館)や阿賀野川のライン下りや日本一の将軍杉のあると平等院薬師堂、
トウールモンド近くならば良寛記念館があります。
情報がお役に立てば良いのですが・・・
- tabinakanotaekoさん からの返信 2020/06/22 07:29:35
- RE: RE: RE: RE: after Covid19 いの一番にしたい旅
- ウエンディさん、
おはようございます。
お役に立てば・・・だなんてとんでもない。
痒いところに手が届く、至れり尽くせりの情報で
気がかりは全部吹き飛びました。
プリントアウトをしました。ご両親にも聞いてくださったとのことありがとうございました。これで旅計画がトントンと前に進んでいきますわ。
滝頭の漢字は 滝と首だったのですね。難しい読み方ですね。
taeko
-
- 川岸 町子さん 2019/05/16 18:35:30
- 徒歩遠足
- ウェンディさん、こんにちは(^-^)
徒歩遠足懐かしいです!
水もしたたる、とまではいきませんでしたが、ハードな遠足でした。
新潟県は、登山、臨海学校、スキーとアウトドア系に本格的に力を入れてますよね。
おかげで、鍛えられました(笑)
清津峡は紅葉の時期しか知りません。
今は、こんなおしゃれなスポットになったなんて驚きです!
松之山のブナの清々しさ、大好きです(^_-)
行きたくなりました。
町子
- ウェンディさん からの返信 2019/05/16 22:25:20
- Re: 徒歩遠足
- 町子さん こんばんは。
徒歩遠足は私が在籍していた中学では別名:拷問遠足とも呼ばれていましたが、町子さんの中学校でも似たような状況だったのでしょうか。
私は毎日、学校までの片道3.5kmを歩いて通学していたので中学3年生の時には足腰がとっても頑丈になり、運動部でもないのに拷問遠足の30kmを軽く歩けるようになっていました。
そんな風に考えると、今現在の旅先で毎日元気に行動できる私が居るのは、中学時代の毎日の通学と拷問遠足で鍛えられていた成果なのかもしれません。
津南町を訪れたのは、私も25年ぶりでした。
まさか、あの清津峡がこんな風に変身しているとは…びっくりでしたが、十日町の大地の芸術祭はけっこう見所があったのかもしれませんね。
モミジの頃にトンネルを訪れたら、鏡面で反射するモミジの色でトンネル内が紅に染まるのかも。
そんな光景もみてみたいです。
-
- *ちょこ*さん 2019/05/15 19:24:22
- こんにちは!
- とっても素敵なアート写真♪
お母様もアクティブですね~!
やはり血だったのですね(^w^)
片足立ちしてポーズ!なんて、やっぱり常日頃からアクティブに動いてるんでしょうね。足腰鍛えられてますね~。
春先に水に浸かって30分は私、無理かも~(>_<)
GWだから混んでたのかな。普通の時ならもう少し待ち時間少なくてすむかな。
いつか私もあそこでポーズとってみたいです!
(足腰鍛えねば)
ウェンディさんのおすすめする自然が美しい場所は本当どれも素敵で、いつか行こうと4トラでクリップしてます。
増えるばかりで行けてませんが(^^;
*ちょこ*
- ウェンディさん からの返信 2019/05/15 23:35:00
- RE: こんにちは!
- *ちょこ*さん こんばんは
母と二人、恥らいながらも大胆に清津峡のトンネルアートに参加してきました。
さすがにギャラリーに向かっては躊躇われたので、顔は渓谷方向へ。
二人でバランスをとりつつ、片足立ちにチャレンジ。
写真担当のオジサンがどのタイミングで撮ってくれるのかが分からなく、ふくらはぎをプルプル云わせながら頑張りました。
アート写真を撮るために並んでいた方たちはその大半が私よりも若そうな人ばかり。
まして、母の年代の方なんて殆どいなかったので、年齢別にアート写真を並べたら、きっと母は上位に入るのかもしれません。
私が清津峡を訪れたのはGWでしたので30分待ちでしたが、いつもはもう少し空いているみたいです。
津南町は湧水も美味しく、秋の紅葉も綺麗な場所。
是非、旅先の候補に入れてあげてくださいね。
私の旅行記はオシャレな場所などの紹介は非常にまれで、山に関する事柄が多いです。
旅先で素敵だな♪と思った景色を共感して頂けたら、それはとっても嬉しい事。
*ちょこ*さんの言葉を励みに、紹介したい地を見つけたら、旅行記、頑張って書きますね。
ウェンディ
-
- jamokaさん 2019/05/15 03:46:08
- 目からウロコの新潟
- こんにちは
先ずは過酷で身の毛のよだつ遠足話しにどんどん吸い込まれて行き真夜中の3時ですが脳内が完璧に覚醒されました(笑)
ノンフィクションですか~!!!
と思える程恐ろしい…遠足。
一泊2日は必要な行程ですね(>ω<)
今なら社会的ニュースで大問題間違いなし。不良グループさんも休まず参加したのですね~しかも600人なんて…全てに置いてアンビリーバボーですね(@_@;)
新潟にその昔行ったきりですが、佐渡ヶ島くらいしか見る所無かった様な気がします。この旅行記を拝見して俄然新潟に再度行って見たくなりました♪ご両親のセンスも流石~親子の血は争えないですね~!
美人林のシンメも美しい!トンネルアートもビックリ、柱状節理の渓谷は魚眼レンズを使っているのかなと思ったらトンネル効果?
すっかり楽しませて頂きました♪
- ウェンディさん からの返信 2019/05/15 23:05:58
- RE: 目からウロコの新潟
- jamokaさん こんばんは
冒頭に書いた中学校時代の話。
あの頃はまだ体罰という指導もある程度は容認されていた頃で、不良と云えども田舎の中学校では可愛いもの。
遠足は全員が体操着指定なので、不良さん達もおとなしくそのルールには従っていました。
今ならば、遠足での事故としてニュースになってもおかしくない様な状況でしたが、あの当時は先生は絶対で、波が立ちあがってくる登山道ではともかく波に引っ張られない様にするのが精いっぱいでしたが、パンツまでしっとりとずぶ濡れになったのは生徒だけではなく、各クラスの先頭を歩く担任の先生も然り。
きっと先生方も怖かったと思います。
だって、翌年から30km海岸線歩き後の角田山登山は任意参加となりましたから。
新潟は佐渡島も良いですが、最近、色々と観光に力を入れている様です。
山登りをするjamokaさんならば楽しめそうな山もあるので、北陸や山形と絡めて、是非オトナ旅にトライしてみてくださいね。
そうそう、清津峡の写真は一部でGoPROの広角レンズで撮影した写真も入れています。
トンネル効果+広角レンズの相乗効果で、なおさらアートっぽい雰囲気出ているのかもしれません。
ウェンディ
-
- fujickeyさん 2019/05/14 14:09:22
- 舞台裏が見られました
- ウェンディさん、こんにちは。
清津峡のあの写真ってこうして撮っていたんですね。
友人もここでの写真をSNSに投稿していました。
裏側が見られて面白かった。
しかも結構な行列。並んでいる人たちにもポーズは丸見えですね。
でも後ろ向きなら気にならないかな。
清津峡の荒々しさも見られてうれしいです。
つい先日、ここをSUPでダウンリバーする企画があったようですが
増水で行けなかったと聞きました。
良寛和尚、たしかにマスターヨーダに見えますね(笑)
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2019/05/15 07:24:33
- RE: 舞台裏が見られました
- fujickey さん こんにちは
2000年から十日町で3年おきに開催されている【大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ】。
あの芸術祭のお蔭で新潟の津南町の知名度が一気に飛躍したと思います。
私が学生の頃の津南町(学生時代、ゼミのサンプリングで何回か訪れていました)は、もっと田舎っぽいところで芸術とは無縁の世界だったのに…と感無量です。
実は今回訪れた星峠の棚田や清津峡トンネルの内部なとは、その芸術祭の一環として、町と芸術家(演出家)のコラボ企画で生まれたもの。
棚田は昔からある風景ですが、それをどのように演出・広告するかで集客率はかなり変わりますよね。
なあなか面白い取り組みだと感じました。
清津峡の春の雪解け水の量が半端ないです。
SUPで遊ぶのは楽しそうですが、スリルもくっついてきそうですね。
ウェンディ
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