インド北東部と中部の旅10●バラナシで初日の出

2015/12/31 - 2016/01/02

海外で年越しするのは何年ぶりだろう？20年前に台湾で紅白歌合戦を見て以来か。そもそもカウントダウンパーティーとかには居合わせたことがない。
せめて列車内での年越しは避けようと、バラナシで新年を迎えることにしたのだが、特に何もなかったなあ。
【交通】()内は実際の発着時刻
12/30 Gaya 21:15 ⇒ Varanasi 2:35(3:01)
1/2 Godowlia交差点 ⇒ Varanasi駅　サイクル・リキシャ Rs50
1/2 Varanasi 17:45 ⇒ Khajuraho 5:15(7:00) 特急二等寝台 565円(Cleartripで予約)
【宿泊】
12/31 Varanasi/Somit Paying Guesthouse ドミトリー Rs170（Hostelbookersで予約）
1/1 Varanasi/Santana Guesthouse ドミトリー（朝食込） Rs200
【為替】
1ルピー≒1.8円

エリア バナーラス (バラナシ)(インド)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

3:01 バラナシ駅に降り立つ。

駅のホームまで牛がいるのはバラナシくらいのものだ。安倍総理の訪問中はバラナシから牛が消えたと聞いたが、早くも通常営業に戻ったようだ。

宗教施設のようなバラナシ駅。

朝市の屋台は安い。

プーリ二枚とサブジに大根サラダまで付いて８ルピー。

観光地ではないけど立派なモスク。

まだ開いてない朝の通りを歩け歩け。

予約したソミットゲストハウスは久美子ハウスの西側の路地裏にあった。
相変わらず牛の糞尿の多さで嫌になる。

ネット予約だと170ルピーだが飛び込みなら150ルピーと分かり少しがっかり。Wifi環境は良好。

通りで声をかけられ振り向くと仏心寺で一緒だったI さんだった。

翌日泊まる予定のサンタナまで案内してもらう。ドミトリーは満員で居間で雑魚寝の場所を確保するのも大変そうだ。もちろん予約をしてあれば優先的にベッドをもらえる。

サンタナバラナシ ホテル

さっきヨーグルトを食べたとき、Iさんとの話に夢中で二人とも支払わずに帰ってしまった。後で気が付いたので再びに支払いに来た。オヤジさんはぜんぜん気にしてなかった。

バラナシは５年半ぶり。乾季のガンジスを初めて見た。

シャン亭の前まで行ったが今回ここでは食べず。展示物だけ見る。

細い路地で営業しているドーサがパリパリで美味い。

これでたったの12ルピー。

牛もビックリの安さ！

ガート沿いを火葬場まで歩く。雨期に来たときは行き止まりだった場所もいまは余裕で渡れた。

火葬場を見下ろす場所には遺族が集まっていた。若い女性の遺体が運ばれてきた。布が取られると顔がこちらを向いていた。火が点けられると最初に布が燃え足が露わに。
次に髪が燃え終わると顔の火は消えた。胴体が先に燃え足はいつまでも不気味に伸びている。山羊がお供えの花を食べる。

遺族の青年と話す。日本でも火葬するが燃えている様を見ることはできないと説明すると「見ることは禁止されているのか？」と。そもそも屋外で燃やさないことを英語で説明するのに苦労する。違う文化の話を頭で理解してもらうのも大変だ。

外国人向けのレストランは無数にあるが、なぜかこの日はローカルな食事が食べたかった。
インド人に人気のターリー屋を見つけて入る。70ルピーのターリーにしては見栄えしないが味はよかった。特にいつもはちっとも美味いと思わないダルが豆の味が濃くて初めて美味いと感じた。でも食べている途中で油っこい芋カレーが食べられなくなってきた。気持が悪い。お腹がどうもおかしい。

一旦大通りに出たが交通量が多いだけでつまらないのでガート沿いにまた戻る。

久美子ハウスの前はすっかり韓国人のたまり場。
ボーパル発インドール行きの二等寝台チケットを試しに通りのチケット屋で手配してみた。チケット200ルピー、コミッション75ルピー。駅へ行く煩わしさを省く代償としてこの手数料をどうみるか。

年越しの夜、ガートの一角にて、オールナイトで続く呪文のような演奏。

大晦日はサンタナに遊びに行ったりガートを散歩したりしたが、たいしたイベントにも出会わず終わってしまった。

1月1日(金)
早朝のガンジス川は霧に包まれていた。船に乗らないかとさかんに誘ってくるが、こんな視界でどうするんだ。

ガートを散歩するうち霧が晴れてきた。観光客を乗せた小船も多い。今日が特別多いのかどうかは分からない。

朝日に向かって合掌する長髪の男、

絵になるなあ。

昨夜の演奏、まだやってる！

ゲストハウスの屋上ではヨガのプライベートレッスンをやっていた。

サンタナへ引越し。

午後から寺院に行ってみるが、

すさまじい長蛇の列を見た瞬間に諦める。インド版の初詣。

女性の足も新年バージョン。

寺への持込禁止一覧。

泡みたいにすっと消えて食った気にならない。

葬儀の隊列。

チベッタン・マーケットにたどり着いて、ここを折り返し点とする。

ハルモニウム修理中の親方と弟子ボーイ。右が普及タイプ、左はスケールチェンジ可能な高額品。

鍵盤ひとつにつきオクターブ違いのリードが鳴る仕組み。

たまにはスーパーを隠し撮り。

賑わう通り。

枝豆屋さんがかわいい！

きのう見損なったプージャを見に６時にガートへ来た。

見覚えのある顔ぶれ。

それぞれファンがいたりするのかな。

スメクタを２袋服用したが水下痢が止まらない。熱は無いから歩き回っているが、これほどひどい下痢は初めてだ。やはり昨日のターリーが原因だろう。
インドのポカリスエット、エレクトラルで水分補給に努める。健康時に飲むと不味く感じるが体調が悪いときは身体が欲していて美味しい。オレンジ味よりもノーマルタイプのほうがましな味。

1月2日(土)
午前中は宿の朝食のうちスープだけをその場で飲んでパンは１日かけて食べるようキープ。サンタナ・バラナシはWifiがめったにつながらなかった。ゲストが多すぎるせいかな。
宿を出発するときふらついた。まずいなあ。まず薬局に行って抗生物質を買う(オフロキサシン錠５日分100ルピー）。

それから大事をとってサイクル・リキシャーで駅へ。久しぶりにこの乗り物に乗ったが椅子が前に傾斜していて乗っていて疲れる。

この旅行記へのコメント （7）

• ロータスさん 2016/05/27 08:58:16

  Halonさん、おはようございます

  バラナシでの年越しは、良かったですね。
  
  オールナイトの呪文の様な演奏、聞いてみたいです。
  
  
  
  

  Halonさん からの返信 2016/05/27 20:28:58

  RE: Halonさん、おはようございます

  ロータスさん　こんばんは〜
  
  管理人さんのリクエストには答えないと、と思って動画を探してみましたが、
  オールナイトの場面は撮ってませんでしたm(__)m
  動画は写真に比べると、なっかなか見返さないから、だんだん撮ることが減ってきました。
  

  ロータスさん からの返信 2016/05/27 20:55:30

  RE: RE: Halonさん、おはようございます

  探して下さったんですか？
  
  ありがとうございます。
  
  動画、写真よりも情報量が多いから、
  
  後で見ると結構楽しいですよね。
  
  また、何か面白そうなものがあればお願いします！！

• kayoさん 2016/05/27 00:44:55

  懐かしいな〜。

  Halonさん、こんばんは〜☆
  
  バラナシは計3回行ったので、懐かしい街です。相変わらず汚いんですね。
  阿部さんが訪問中に野良牛が消えたって本当ですか？
  どこかで一時的に囲っていて、訪問後はゲートを開けて再び野良化にってな感じでしょうか？
  
  バラナシのような聖地ではヨーグルトが美味しかったのを覚えています。
  話に夢中になってお金を払わないで出るって所が笑える。
  おやじが追っかけてこなかったって所もノンビリしてるんでしょうね。
  
  カレーに飽きた時はよくマサラドーサを食べていました。
  皮がパリパリで美味しいですよね。
  
  久美子ハウスが今や韓国人の巣窟になっているとはビックリです。
  今や日本人は少数派なのでしょうか？
  昔は｢ハロージャパニー！｣ってな感じで東洋人を見るとインド人はこの挨拶。
  当時は日本人以外の東洋人は気悪いだろうな〜なんて思っていましたが。
  
  インドの初詣恐るべしですね。京都と一緒だわ！
  持ち込み禁止グッズの中に蚊取り線香が入っていたんですが、
  こんなの持ち込む人がいるんですね。
  
  インドでの下痢、誰もがいつかは通過するのでは？
  ひどい人はアメーバ症とか赤痢に罹っちゃうのは知っていますが、
  そこまで重症で無い事をお祈りします。
  
  kayo

  Halonさん からの返信 2016/05/27 20:24:18

  RE: 懐かしいな〜。

  kayoさん　こんばんは！
  
  私もバラナシは今後で３回目、やっと追いつきました。
  野良牛が消えた件はどこかのブログで話題になっていました。
  「インドもやればできる子じゃん」ということで。
  すっきりしたバラナシも見たかったなあ。
  牛はまさに一時的に囲っていたんでしょうかね。
  
  久美子ハウスは数年前に泊まったときも、韓国人大学生の軽音楽部に占拠されていましたよ。
  日本人はサンタナGHに引っ越してしまったようです。
  ２０世紀に旅行していたころは、韓国人や中国人旅行者なんてほとんどいなかったから、ずいぶん変わったものです。
  
  インドでの下痢は行くたびに通過していますよ。
  あれだけひどい症状は初めてだったのですが、
  オフロキサシンという抗生物質のおかげで３日で完治しました。恐るべき効き目です。
  
  アンダルシアの旅行記はじまりましたね。
  参考にさせていただきます。
  

• ラムロールちゃんさん 2016/05/26 22:53:55

  待ってました、バラナシ！

  Halonさん、こんばんは☆
  
  ヨーグルト屋さんのエピソード、良いですね。
  また行きたくなっちゃう感じ♪
  (それにしても、白い塊、切られているから豆腐に見えました・笑）
  
  ドミトリータイプのゲストハウスも、いいな〜。
  私は、食べ物はOKなんですが、寝ることには神経質で、ドミトリーは無理なので、羨ましいです〜(>_<)
  
  女性の足も新年バージョンとは。
  ボーっとしていていつも何にも見ていない私ですが、次回からは、足元までちゃんと見ようと心に誓いました。
  
  お腹下しにはやっぱりエレクトラルなんですね。
  ノーマル味の方が良いって、いざという時のために覚えておきます！
  
  ラムロール

  Halonさん からの返信 2016/05/27 20:04:38

  ご声援ありがとう！

  ラムロールちゃん　こんばんは！
  
  ここのヨーグルトはシンプルで濃厚な味、素焼き入り１０ルピーで人気があります。
  ヨーグルトは白くて四角くてまさに豆腐に見えますよね。
  端が丸いところはチーズにも見えるし。
  
  サンタナ・ゲストハウスは日本人がたまってますよ。
  ほとんど住んでいるような人もいて。
  正月だったので1週間くらいの日程で来ている人もいました。
  インド人シェフがいて、日本食メニューを注文できるので離れられなくなる。
  個室もあるので、旅人たちと語りたいときはおススメです。