2015/12/23 - 2015/12/24
59位(同エリア374件中)
Halonさん
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前半はジャールカンド州のデオガールという聞いたこともないヒンドゥーの聖地に立ち寄る。宿の予約日の三日も前に到着してしまったが、空きがあることを当てにしていた。
後半は仏陀が説法をした地ラージギルを訪れた。霊鷲山からの眺めは霞んでいて期待はずれだったが、途中の寺院には温泉もあったりして、まあまあ。
その近くにあるナーランダもついでに行ってみたら、こちらのほうが見応えがあった。玄奘三蔵が最終目的地として訪れ、勉学に励んだナーランダ大学。ここを勧めてくれたサンタナ・コルカタのスタッフさんに感謝。
【交通】()内は実際の発着時刻
12/23 Jasidih 5:40 ⇒ Baidyanathdham 6:00 普通二等席 Rs10
12/23 Baidyanathdham 15:15 ⇒ Jasidih 15:35 普通二等席 Rs50
12/23 Jasidih 16:15(18:55) ⇒ Bakhtiyarpur 22:29(0:30) 普通二等席 上記に含む
12/24 Bakhtiyarpur 6:10 ⇒ Nalanda 7:26(7:40) 普通二等席 Rs15
12/24 Nalanda 10:24(11:40) ⇒ Rajgir 12:27 普通二等席 上記に含む
12/24 Hot Spring Temple ⇒ Ratnagiri 馬車 Rs30
12/24 Rajgir 16:33(18:25) ⇒ Gaya 19:35(23:05) 普通二等席 Rs25
【為替】
1ルピー≒1.8円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12月23日(水)
Baidyanathdhバイダナタダム駅に到着。町の名前はデオガール。 -
予約済みのホテルに3日も前に着いてしまった。だめもとでドミトリーに空きが無いか聞いてみるが、あいにく団体客が入っているという。シングルは1000ルピー近くするので泊まる気はない。するとボーイがオーナーに電話して泊めてもいいとの許可を貰ってくれた。
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5階のドミトリーはまだ誰もいなかった。もしかすると日頃は使わない部屋を空けてくれたのかも、と勝手にいい方に解釈する。
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久しぶりに温水シャワーをたっぷり浴びて髭も剃る。トイレは珍しくインド型ウォシュレット付。
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窓からの見晴らしも最高。
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荷物から開放されて町歩き開始。通りを巡礼者が行き交う。商店の男性から「今日は祭りの日だ」との情報を得る。
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祭りを伝える新聞記事を見せてくれた。場所は10kmほど北らしい(結局行かなかった)。
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四角い池がいくつかありガートがそこを囲っている。
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白い塔が並び立つ大きな寺院に人々が吸い込まれていく。例によって履物を脱がなければ中へ入れないので、まずは入口から眺めておく。
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通りにはやたらとお菓子屋が多い。クッキーに見えるが手で捏ねて形を整えただけの甘いお菓子。5ルピーと10ルピーのがあり味は違うが、その価値は分からなかった。
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この爺さんの看板を掲げたお菓子屋が数軒あった。暖簾分けしたのだろうか。
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ほとんどゴマを固めただけのティリクルというお菓子はなかなか美味しかったが、
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製造過程を見ていると、おっさんが素手でさわりまくっていて食べる気がしなくなる。
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「これを写真に撮れ」と言われて見上げると1930年建造の建物だった。
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甘〜いケーキが妖艶な色で誘ってくるなあ。でも何日前からここに並んでいるのかな。
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泊まっているホテルは町のどこからでも見えて便利。
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休憩しに戻るとフロントにいた若いオーナーから呼び止められた。12時に予約客がドミトリーに入るので、それまでに出てくれと言われて面食らう。「だってボーイがオーナーに確認して泊まっていいと言ったぞ」
「それは私の父親だ。可哀そうに思って一時的に休ませただけだ。ベッドとシャワーを使っただろ。だから宿泊費の半額だけ戻す」
「それが分かっていれば泊まるわけないだろ。金は全額返金してくれ!」と強く要求して返してもらう。 -
もともと今日の予約はしてないので荷物をまとめて外へ。街も一通り見たので次へ移動することにした。
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街外れのほっとする風景。
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神様も一服。
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駅のホームにあった井戸。
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パトナー行きに乗ってバクチヤルプル駅で降りる。途中駅なので気を使う。
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バクチヤルプル(博打やるプル)駅だ。間違いない。
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12月24日(木)
予定ではラージギル直行だが、すぐ近くにナーランダという玄奘三蔵が最終的にたどり着いた場所があると分かり、まずは鉄道でそこを目指した。 -
7:39 ナーランダ駅に到着。
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ナーランダ駅前はリキシャーの客引きすらいない田舎。
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数百m歩いて幹線道路に出た。
7:59 ナーランダ大学跡まで3kmの標識。 -
遺跡に通じる道まで来るとやっと賑やかになってきた。
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馬車の客引きから声を掛けられ、道が間違ってないことを知り安心する。馬車に乗るつもりはないが。
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8:23 遺跡の門には着いたが9時にしか開かないので先にある村を見に行く。
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ジャイナ寺院もあった。
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村も回ればそこそこ面白そうだったが時間が無いので割愛。
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畑の先に観光地らしきものが見えたので行ってみる。
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ブラック・ブッダには熱心なタイ人観光客が詰め掛けていた。
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馬車に分乗して去っていくタイ人の団体さん。
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ナーランダ仏教大学跡がやっとオープン。外国人料金100ルピーを払って入場。
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長い敷地を通って、
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モネストリーが12棟並んでいる。
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ある一棟のモネストリーの内部。
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もっとも見所である寺院跡。個々の意味合いは分からないがスケール感と非対称形と複雑さで満足感を得る。
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ガードマンになぜか道案内されて裏に回ると仏陀像が見えた。その後、バクシーシを求められる。やっぱり金目当てか。
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ミャンマーからの団体客。仏教国から来た人たちはみんな熱心だ。
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道向いにある博物館も見逃せない。館内は撮影禁止。
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11:40発に間に合うように駅に戻ったら、1時間遅れの列車が入ってきたのでそちらに乗車。
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12:27 ラージギル到着。駅から町の中心まで歩いて10分。ラージギルは仏陀の時代にマガダ国の首都だったところ。
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13:24 日本山妙法寺まで道を尋ねながらやっと到着。
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和太鼓が鳴り続けるお堂。
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竹林精舎と書かれたゲートを通ったらイメージとは違う物干し場になっていた。
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その奥のこちらが竹林精舎らしい。
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ここでもミャンマーからの巡礼団を再び見る。彼らはバスで効率的に回っているだろうから、それによく追いついたなあ。
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ラクシュミー・ナーラーヤン寺院の温泉とはいかなるものか。有料の温泉施設のほうは見事に空いていた。
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一般の浴場は熱気むんむんでこれ以上立ち入るのを躊躇。
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丘の上を目指す人たちも多い。
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かごを使って上る人も。
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こちらも熱気むんむん。荷物があるので雰囲気だけで我慢。
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入口に近い洗い場。水は灰色に濁っている。
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馬車に乗ってシャンティ・ストゥーパ(ラトナギリ)の登山口まで移動。乗った馬車は馬力が弱く、後ろから来た馬車にどんどん追い抜かれる。
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乗り心地も悪く疲れるので、降りたときにはほっとした。
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頂上へのリフトは往復しか売られていないので歩いて登り始めた。
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頂上ははるか彼方に見えていたが、途中で会ったチベット人男性2人は「毎年歩いて登る、15分で着く」というので安心する。
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グリットラクータ(霊鷲山:りょうじゅせん)への分岐点にある橋。まずはこちらに向かう。
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途中にあるストーンハウス。
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霊鷲山の頂上にある祈りの台。ここでは法外な喜捨を要求されると聞いていたので警戒して遠めに撮る。
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霊験あらたかさを感じるラージギルのハイライト。以前ボロブドゥールの上から望んだような景色を期待したのだが、残念ながら空気が霞んでいた。
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チベット人たちは空気の澄んでいる早朝にのみ頂上まで登るそうだ。
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多くの人が車道は歩かずショートカットの急斜面を登る。
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頂上に建つストゥーパ。
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ここも日本山妙法寺。
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頂上付近にもお土産屋がたくさん。
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リフトに乗れば簡単に頂上まで来れるが、歩いても30分あればたどり着く。
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帰りは相乗りの馬車がいなかったので歩くことに。
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行きに通り過ぎた麓の遺跡を軽く見学。Jeevak Aamravanという紀元前500年代の病院の跡。
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周辺の観光案内図。
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Bimbisar Jail、王を幽閉した場所。
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Maniyar Math
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火葬現場を目撃。川岸でもガートでもない場所で火葬することもあるのだなあ。合掌してその場を去る。
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16:33発のガヤ行きに乗りたいので早足で駅へ向かう。結局着いたときは17時を過ぎていたが予想どおり列車は遅れていた。それどころか1時間ほど待たされた。客車はがらがら。この車両には自分以外に1人しか乗っていない。近郊列車タイプなのかいつもと違う椅子。最後列に陣取って寝て過ごす。ガヤは終着駅なので安心。
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もう一人の乗客は控え目だが話相手にはなってくれるいい奴でよかった。
車内は寒くエマージェンシーブランケットにくるまって寝る。途中駅で1時間ほど停車。もうこのまま忘れられてしまうのではないかと思うほど。 -
3時間半遅れでガヤ駅に着いた。
ガヤ駅 駅
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見覚えのあるガヤ駅の待合室で長椅子を確保して寝る。
トイレの前の集金人が一晩中目を光らせているのでなんとなく安心。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ラムロールちゃんさん 2016/05/18 21:43:33
- わあ、リフト(*_*)
- Halonさん、こんばんは☆
いいですね〜!すごく魅力的です!!
リフトが、温泉が、ガートが、お菓子が〜(>_<)
かごもイイです!
私の好きなものがそろっています。
有料の温泉施設、とても気になります。
入ってみたい〜!(女性はダメでしょうけど)
お菓子は、まだ食べたことがないお菓子です。
おじさんが素手で触りまくっていても、無かったことにします。
ケーキも、とても興味深いです(食べたくなる色合いじゃないですが)。
インドって、まだまだ知らない魅力的な場所がいっぱいあるんでしょうね。
あと一体何度行けば良いのやら…(-_-;)
…次の旅行記の分ですが、
私としては、?前回の見落としポイント"のロバ君か馬さん、みんな口を閉じているのに、一頭だけ歯をむいて笑ってる?コがいるのがツボです。
ラムロール
- Halonさん からの返信 2016/05/19 20:21:02
- RE: わあ、リフト(*_*)
- ラムロールちゃん こんばんは
有料の温泉施設、インドのああいう場所にしては立派そうに見えたから私も気になりました。
でもあの時は荷物を背負っていたし、スルーしちゃいました。
女性でも入れるんじゃないかなあ。
ケーキの色、やっぱり引きますよね。
ここのはまだ店頭のショーケースだからいいけど、ショーケースをリアカーに積んで売ってたりしますからね。
どういう素性のケーキたちだか気になって食べられない。
そう言いながら旅の終盤で毎日ショートケーキ食べましたが。
ティリクルというお菓子は初めて食べました。冬季限定のようです。
あの町の特産では無く「インド中にあるよ」と言っていました。
>みんな口を閉じているのに、一頭だけ歯をむいて笑ってる?コがいるのがツボです。
そこでしたか、ツボ!撮った本人はあんまり気づいてませんでした。
インドのこういうのはユルいのとか不気味なのが多いですね。
-
- ロータスさん 2016/05/11 10:05:51
- Halonさん、おはようございます
- 何気にたくさん歩かれていますね。
結構の距離ですよね。
最後は、ガヤ駅でお休みになられたんですね。
たくましいです。最高でした。
- Halonさん からの返信 2016/05/11 19:53:30
- RE: Halonさん、おはようございます
- 特にラージギル辺りではずいぶんと歩きました。1日15kmくらいかなあ。
もし夏に来ていたら無理だったと思います。気候のよい冬ならではの旅です。
逆に駅で寝るときは寒くてホームでは寝れず、待合室に逃げ込んでいました。
水を飲む量も夏なら2L以上行きますが、今回は1日1Lも飲んでないと思います。
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旅行記グループ 2015~16 海外28.インド北東部と中部の旅+KLスマトラ
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