2015/08/03 - 2015/08/03
83位(同エリア1556件中)
こあひるさん
昨日・・・弘前1日目は、フレンチランチのあと、弘前城(弘前公園)を散策し、夕刻には、津軽三味線ダイニング響で、津軽三味線ライブを楽しみながらディナーを頂いた。
レストランから出ると、ちょうど19時からのねぷた運行が始まる直前だったので、場所取りされているすき間を見つけ、路上に腰かけ、ねぷたを楽しんだ。お尻が痛いな〜と思いながらも、結局最後まで見てしまった。
8月2日の運行は、翌日に有料観覧席で見た団体とは違うところが多かったので、一応こちらも記録のために旅行記にしておこうかな・・・と思うが、ちょっと飽きちゃったし目の弱い私にはつらい作業なので・・・後々にヒマがあったら作ろうと思う。
ということで・・・当旅行記は、弘前滞在2日目の朝。
この日はまず、弘前で数多く残っている洋館のうち、弘前公園南側に集まっているものを見て歩いた。
弘前は、明治初期から外国人教師を招いて英語教育に力を注いだり、キリスト教伝伝導の先進地であるなど、西洋文化を積極的にとり入れてきた。その影響もあって、洋館がたくさん建てられたともいわれている。函館で洋風建築を学んできた堀江佐吉の存在も大きい。
そのあと、弘前公園北側にある、重伝建地区の武家屋敷街を散策したが・・・あまりの暑さにグダグダになって、早目にホテルに退散した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
わが家が宿泊している弘前国際ホテルから、土淵川を渡って・・・左手の裏手エリア・・・弘南鉄道の中央弘前駅前の繁華街になるのだろうか・・・鍛治町あたりには、路地や横丁がたくさんあるらしい。
そういう路地をウロウロしてみたかったのだが、食事目的でついでに飲むことはあっても、飲む目的だけでお店に入ることはないわが家・・・ねぷたを見たあとは疲れちゃって・・・裏通り散策は結局できませんでした。
こちらは朝のかくみ小路。 -
今夜は、有料観覧席でねぷた運行を見る予定です。
今はやや曇っていますが、今日は雨は降らなそうだから、ビニール掛けのねぷたってことはなさそうで一安心(昨夜も大丈夫でした)。
今日は、弘前に数多く残っている明治・大正時代の洋風建築のうち、あちこちに点在しているものは外し、弘前公園の南側に集中しているものだけを見て歩こうと考えています。
夕方にはねぷたを見るので、できるだけ早めに行動開始しよう!と、9時ころ(←わが家にしては目いっぱい早め)ホテルを出て・・・通りを弘前公園の方へ向かって歩きます。
朝からすでに、各店舗前には、お店による場所取りがされています〜〜。 -
昨日、弘前公園に行くときには通り過ぎただけの「三上ビル」。
今日は近づいて見てみます〜。
大正13年(1924)に創業の弘前無尽株式会社(のちに弘前相互銀行)が、自社ビルとして昭和2年(1927)に建てたビル。弘前に現存する最も古い鉄筋コンクリート建造物で、国登録有形文化財となっています。
アールデコ調のデザインが特徴です。 -
1階にある店舗の部分だけがレンガ造りのようになっていますが、このレンガと庇は、店舗用に後からつけたのかな・・・?
1階の店舗はバーのようです。 -
ビルの階段を上がってみます。
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2階。
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2階のこちらのスペースは、カフェレストランになっているようです(まだ早いので営業していません)。
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3階(だったっけな・・・?)は、イベントスペースのような広いお部屋。ガラス扉が施錠されているので、ガラス越しに覗くことしかできません。
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ビルの給湯室のようなところ。
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年季が入って禿げ上がった階段。
こういうオフィスビルって・・・銀座あたりにもいくつかあるんだけど・・・だんだん少なくなっちゃって・・・なんか懐かしいな。 -
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三上ビルのある交差点から50mほど・・・「青森銀行記念館」が見えてきました。ややクリーム色がかった壁に、淡〜いモスグリーンの柱や窓枠、赤い屋根が上品です。
青森の洋風建築においては、弘前藩お抱え棟梁であり、名匠・堀江家の5代目であった堀江佐吉が大活躍しました。
函館で洋風の技能を身につけた後、弘前の洋風建築を手がけ、大工の神さまと呼ばれていました。 -
青森県初の銀行(旧第五十九銀行)として、太宰治記念館「斜陽館」を建てた堀江佐吉が設計した、ルネッサンス風和洋折衷の木造建築です。国の重要文化財。
明治37年(1904)に建てられた、安定感のあるシンメトリーなルネッサンス風の外観ですが、構造は堅固な土蔵造りになっています。
建物の頂上には、展望台を兼ねた装飾塔があり、白亜の殿堂とも呼ばれる明治建造物の景観のポイントになっています。青森銀行記念館 美術館・博物館
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建物の壁面は「張り瓦」という工法で、下地板の上に24cm角、厚さ2cmの素焼きの瓦を張りつめ、その上に漆喰を約4・5cmほど塗り重ねています。
また、窓は防犯・防火のため、土戸(土と漆喰で固めた引戸)でふさぐことができるように工夫されているそうです。 -
屋根の先には、バラストレード(手すり壁)が取り付けられています。デザイン的な美しさとともに、雪国津軽になくてはならない雪止めの役割も果たしています。
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内部見学します。
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入ると、左手に、カクカクと折れ曲がった面白いデザインの階段が見えます。
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曲り階段と呼ばれるそうです。
曲り階段は、大株主だけが使用する貴賓階段の優雅さを持ち、ロビーを広く使えるなど工夫を凝らした階段です。
この階段は昭和29年頃に取り外されましたが、昭和59年の保存修理工事で復元されました。使用されている木材はケヤキです。 -
出入口の右手は、カウンター前の客待ちスペース。
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重厚なカウンター。長さ5mものケヤキの一枚板が使われています。
この建物内部では、柱や階段には青森県産のケヤキ、建具には県産のひば(あすなろ)が使われています。
この時代の洋風建築の銀行の1階店舗部分は、どこのものもステキですね。 -
当時の階段の手すりとエンブレムの写真。
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階段のエンブレムが残されて展示されていました。
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この金庫は、旧第五十九銀行三本木支店(現在の青森銀行十和田支店)にて大正7年(1918)から昭和38年(1963)まで使用されていたものだそうです。
金庫の上の開口部から砂を投入し、金庫に重みを加えて使っていました。
また、ダイヤルは数字ではなく「イ、ロ、ハ、ニ、ホ・・・」となっています。 -
曲り階段を上って、2階へ・・・。
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あら〜〜広い〜!
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控え所。
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この椅子やテーブルなどは当時の輸入物のようです。
折り畳みして大きさが調整できるテーブルも美しいです。 -
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小会議室。
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天井の壁紙は「金唐革紙(きんからかわかみ)」と呼ばれるもので、明治時代〜昭和初期にかけて盛んに作られた日本の伝統工芸品です。
過去には、国会議事堂の貴族院書記官室等に使用されていましたが、今では、この青森銀行記念館のほかには、旧日本郵船小樽支店、旧岩崎邸などの数ヵ所でしか見られなくなっています。 -
大会議場。
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大会議場の天井も、金唐革紙となっています。
華やかな柄ですが、落ち着きと重厚さを損なうことなく・・・。 -
この階段の上が、展望台になっている装飾塔なのかな。立入禁止。
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大会議場から出ると、数段の下り階段があり、その先の廊下にお部屋がありそうです。
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大会議場から出たあたりの廊下。
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1階への階段。
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階段を下りずに、2階廊下のお部屋を見学します。
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第二応接室。こちらのお部屋の天井は漆喰です。
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何しろ・・・どのお部屋も暗くて・・・フラッシュを焚かなきゃ暗すぎるし、フラッシュを焚くと、肉眼で見てるのとはちょっと違うような・・・。
でも、どうやらキレイな水色の漆喰天井のようですね。 -
装飾塔の先端に飾られている相輪の請花。
保存修理工事のときに今のものと取り換えたのかな。装飾塔先端だけでなく、屋根にいくつかが飾りとしてつけられています。 -
重役会議室。
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一番奥にあった階段から1階へ降ります。
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1階カウンター内側の一番後ろ側に出ました。
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1階の廊下(写真ボケちゃった(#^^#))。
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青森銀行記念館の小さなペーパークラフトが可愛かった。
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青森銀行記念館から2〜300mほど歩くと・・・明治33年(1900)築の「旧東奥義塾外人教師館」。
現在弘前に残っている洋館の多くは、堀江佐吉やその弟子が建てたもの。
県内初の私学校として創立された東奥義塾。その学校に英語教師として招かれた外国人宣教師とその家族の住居として使われていました。 -
グリーンの窓枠がアクセント。
堀江佐吉の建築は、窓が多いことも特徴のひとつだそう。入ってみます。旧東奥義塾外人教師館 美術館・博物館
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1階はカフェになっているようなので、2階へ上がってみます。
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階段を上って・・・短い廊下の先には子供部屋。
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子供部屋。
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当時の生活を再現しているので、実際にここに住んでいた外国人宣教師の家族が使っていたものではないのでしょうが・・・アンティークなものを置いて、よく雰囲気が出ていますね。
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子供の勉強机。
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子供部屋の隣には、広めの主寝室。わが家二人なら、この部屋だけで十分暮らせる〜〜!
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ベッドが置いてある部分と、寛ぐ部分と、軽く仕切られています。
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窓辺のソファ。ちょっとイギリスの住宅みたい。
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主寝室の隣は書斎。
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置かれている家具もいい感じ。
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書斎の隣には、ベランダ。
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あとひとつある部屋は・・・今は展示室となっています。
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明治26年(1893)、米国メソジスト教会の宣教師として来日したR.Pアレキサンダー先生。青山学院の教師を勤めました。
そして明治31年(1898)、東奥義塾に教師として招へいされました。ところが、明治32年(1899)1月19日早朝の出火によって、妻メアリーは不慮の焼死をとげます。
この建物は、焼失したあと新たに建てられたものなのですね〜。
心の傷を癒すべく、長男と共に帰国していたアレキサンダー先生は、明治35年再婚した妻、ファニーウィルソンを伴って、再来弘しました。
その後、青山学院に戻り、昭和15年1月6日に75歳で永眠しました。
先妻メアリーとの間に長男ジョージがいましたが、その後再婚したファニーウィルソンとの間にも1男3女をもうけました。
この展示品は、アレクサンダー先生の末娘さんのウェディングドレス。 -
1階に降りました。
1階はサロン・ド・カフェ・アンジュというカフェになっています。もともとはダイニングなどだったんでしょうね。 -
まだまだキュートな洋館をご紹介させてくださいね〜。次編に続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- aoitomoさん 2015/08/25 18:32:28
- 昭和初期にトリップ〜
- こあひるさん
『青い山脈』
1枚目の写真、青い山脈のポスターでいきなり昭和の町並みに引きずりこまれました。
『三上ビル』
このビルの色合いも昭和の初期を感じます。
ビルにも入れるのですね〜
レトロ探しも楽しそうです。
『青森銀行記念館』
明治から昭和初期の時代を反映した映画に出てくるような室内も驚きますが、これが当時の銀行なんですね〜
昔の銀行はお金持ってますね〜 銀行だけに。(笑)
木造建築というのも貴重です。
『旧東奥義塾外人教師館』
普通に外国人の高級邸宅という感じで、住み心地も良さそう。
こてこての装飾が無いのも落ち着きます。
外人教師館というのも納得します。
続きも楽しみです〜
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2015/08/27 10:03:58
- RE: 昭和初期にトリップ〜
- aoitomoさん、おはようございま〜す。
かくみ小路にあるこの居酒屋さん、なかなかいい雰囲気ですよね〜。3日のねぷたを見た後にも通りがかり、入ろうかな〜とちょっと思ったくらいです。昔の建物とかじゃないんだけど、昭和趣味がプンプンしていていいですよね。
三上ビルは、昭和初期のオフィスビル・・・こういうビルは、明治・大正時代の洋風建築とはまた違いますが、けっこう好きです〜。こういうオフィスビルって、銀座や有楽町あたりにけっこうあったんですよ〜(今でもいくつか残ってます)。大阪にもありますね〜。決して豪華な建物とは言えないけど、レトロっていう言葉がいかにも似合いますよね。当時はモダンなオフィスビルだったんでしょうね。
明治・大正時代の洋風建築・・・これまで色々見てきましたが、内装は一番銀行が立派な感じがします。1階が吹き抜けになっていることが多く、広く豪華に見えますね。
旧東奥義塾外人教師館は、横浜の山手にある洋館を思い出します。あ、神戸の洋館たちもこういう感じですよね。日本の木造洋風建築って、こじんまりとして素朴で、温かみがあって、とっても可愛くて・・・ヨーロッパの石造りやレンガ造りものもとは違う味わいがあって好きです。
こあひる
-
- るなさん 2015/08/25 14:46:38
- 秋の気配
- こんにちは、こあひるお姉ちゃま。
朝、お姉ちゃまの溜まってた旅行記ちゃかちゃか見てポチ逃げして仕事行っちゃった〜
で、舞い戻って来たら、あらまた新しいのが!コメントついていかずごめんなさい(>_<)
ねぶた祭りもとうろう流しも愉しませてもらいましたよ〜
ホント、この2,3日は東京にも秋を感じる風が吹いてますよ。
過ごしやすい!!エアコンつけないでいられるって幸せ〜もう24Hフル回転だったもん。電気代が怖い( ;∀;)
とうろう流しは確かに物悲しさもあって...でも、カラフルなとうろうが浮かんでる姿はキャンディみたいで可愛かった。
旧盆も終わると暦の上ではもう秋だもんね。
カトリック弘前教会のコラージュ写真、綺麗でした♪
そして、クラシカルな洋館は情緒があるなぁ〜
おもいきりこてこて欧州の洋風とは違う趣があるよね。
横浜の洋館巡りしたことを思い出したわ。
季節ごとにイベントもやってるし、また行ってみようかな。
季節の変わり目故、お体ご自愛下さいませね。
るなっち
- こあひるさん からの返信 2015/08/27 09:52:52
- RE: 秋の気配
- るなっち、おはよ!
> 朝、お姉ちゃまの溜まってた旅行記ちゃかちゃか見てポチ逃げして仕事行っちゃった〜
> で、舞い戻って来たら、あらまた新しいのが!コメントついていかずごめんなさい(>_<)
全然気にしないで〜〜!私のほうがすごく・・・ポチ逃げが多いんだ〜〜(#^^#)・・・。
急に涼しくなっちゃったね〜。今年の夏は、仙台も暑かった〜〜。でも、東京はまた少し残暑がぶり返すかな。こちらは、もうこのまま秋にいきそう・・・。天気も梅雨みたいだし・・・。
日本の明治・大正時代の木造洋風建築って、すごく可愛いな〜ぁと思う。石造りの重厚さや立派さはないけど、こじんまり小さくて、素朴な温かさがあって・・・純粋な洋風ではなく、なにげに和風がミックスされていたり・・・。内部も、本場のコテコテ装飾だらけ・・・に比べると、地味だもんね〜。それでも、この時代の銀行の建築は、吹き抜けになっていたりしてわりと豪華なほうかも・・・。鹿鳴館とかあったらもっと豪華だったんだろうね〜。
急に寒くなっちゃったから・・・ちょっと風邪のひき始めかも。るなっち、また近々旅行だっけ?どこに行くの?怪我しないようにね〜〜〜!
こあひる
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