無人の日比谷通りで70分 on the street

2015/05/24 - 2015/05/24

例によってお金をかけずに楽しもう企画（？）です。
招待券が手に入り、片道の電車賃165円かけて出かけた出光美術館で「東洋の美 ー中国・朝鮮・東南アジアの名品」という特別展を朝一番に見た帰り、真っ直ぐ帰るとまだお昼ご飯には間が有ったので、1駅歩いてみる事にしました。
そしたら途中で面白い立ち寄り場所を見付けちゃって、かなり時間がかかったのですが、その面白い場所は別に旅行記を作成するとして（いつだ？）、取り敢えず此処では全体の流れを載せます。

「日比谷通り（ひびやどおり）は、国道1号・国道20号・東京都道403号大手町湯島線・東京都道409号日比谷芝浦線の各路線の一部を南北に継ぐ、東京都通称道路名設定公告で告示された道路の通称である。」 by Wikipedia

学生時代、土曜の午後など時間の有る時に、学校の近くの日比谷通り南端から北端を越して、PHOの家まで歩いて帰った事が何度か有りました。
日比谷通りは道幅が広く、常に整然としていたし、途中見所も多いので、10km以上の距離は在っても、友人とお喋りしながら歩いていると、意外に疲れなかったものです。
地元とは言えないものの、今でも好きな通りです

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

東京メトロ日比谷線の日比谷駅出口B3番を出れば、出光美術館は目の前です。
と言うか、この出口は帝劇ビル（出光美術館はその9F、1Fは帝国劇場）の為のものです。
出光美術館の入り口は帝国劇場の裏手に在ります

PHOは初めて入ります、やや緊張

自動ドアすぐ内側で待っていたドアマンのようなオジサンがエレベーターのドアを開き、9Fのボタンを押して、頭を下げてくれました。ホテルか、此処は？
で、エレベーターのドアが9Fで開くと

「出光美術館は、昭和41（1966）年、出光コレクションを展示する美術館として東京都千代田区丸の内に開館しました。美術館は皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階に位置します。ビルのワンフロアであることを感じさせない独特の空間は、開館当初の伝統的な和の雰囲気を残しつつ、その後の改装を経て、より快適にゆったりとお過ごしいただける環境へと整備をかさね、現在に至っています。
展示は日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術が中心です。テーマに沿った内容で、年5〜6回の展覧会を開催しています。そのほか、コレクションを代表するルオーの作品と、オスロ市立ムンク美術館のご協力によりノルウェーの画家ムンクの作品をご覧いただくことができます。また、アジア各国および中近東の陶片資料を集めた陶片室は、充実した陶磁器コレクションをもつ当館ならではの施設として親しまれています。」by 公式HP

う〜〜ん、美術館へのアプローチって感じじゃないなぁ

展示室内は当然ながら撮影禁止ですが、休憩スペースの窓から見える風景を撮影する分には何も言われません（お尋ねしました）。
しかも、休憩スペースでは自由にお茶が飲めるようになっていて、冷温6種類の飲み物がセルフではあるものの、楽しめます。勿論無料です。

さて、この門は皇居の何処でしょう？

皇居の門で東向き、そしてこの位置（日比谷だからほぼ南端に近い）、更に人の出入りが有るのって？？
乾通り特別公開の時に通った坂下門なら門の向こうに宮内庁が見えるでしょう。それにも少し北に在るはず。ってか、普段は宮内庁職員しか通れないし・・。
正門？それなら石橋は？てか、この人の行き来は？？

あれこれ散々調べて判明した事は・・。
この日は「チャレンジ皇居ランForビギナー」が開催されていたのです。どうも服装が似たような感じと思ったら、ランナーさんやスタッフの方々だったのですね。そんな催しは初耳でしたが

ねっ、皇居の南東端なのです。濠は日比谷濠って言われるあたりです。
向こうに見える大きなビルは、手前が中央合同庁舎第6号館；法務省検察庁。その奥、塔みたいなのが載っかってるのは警視庁本部庁舎。いわゆる桜田門と言われるエリアです

法務省旧本館。
明治政府の官庁集中計画の一環で招聘されたドイツ人建築家エンデとベックマンの設計にかかるもので、7年余りの歳月を費やして明治28（1895）年12月司法省として竣工されたドイツネオバロック様式の庁舎です。昭和20年3月の戦災で煉瓦壁を残し屋根，床などを焼失したため，昭和23年から同25年にかけて復旧工事を行い，屋根などの形状や材質が一部変更されていましたが、平成7年当初の姿に復原されました。
赤レンガ棟と呼ばれえるこの建物では、かつて司法大臣が執務をとっていた部屋が法務史料展示室として、一般開放されています。建物内部はもとより昔の登記簿、明治期の刑法典編纂の史料、刑事事件に関する書類などが展示してあります

お濠の白鳥。
さすがに此処までのアップは耐えません

北西方向。
右手、緑に浮かぶように武道館の屋根が見えます。中ほど左の大きな建物は何でしょう？皇居内ですよね。

判りました！宮内庁です。そして、その手前（中央付近）に隠れてて、端っこだけ見えるのが坂下門

2つの門の位置関係を全体的に捉えてみます。
ん、真ん中のブロンズ像はどなた？

さっきアップにした白鳥が今石垣沿いで休んでいます。
コンデジですからねぇ

楠公銅像です。

「皇居外苑の一角に楠木正成（くすのきまさしげ）の騎馬銅像がそびえています。明治23（1890）年の別子銅山200年祭を記念して、住友が献納したものです。
正成の体格容貌をどうするか、馬はどの産地の特長をもたせるか、などの考証に苦労しました。
さらに、当時の日本にはこれほど大きく、いろいろな付属品のある銅像を鋳造する技術は無く、アメリカまで出張して大作を見物し「分解鋳造」の方法を悟ったなどのエピソードもあり、完成建立は明治33（1900）年でした。」　by 住友の社会・文化貢献事業

意外！
今度近寄って見てみましょう、かなりカッコ良いですよ

とうとう確固たる答えを発見しました。
これは桜田門です。
つか、旅行記をスタートさせる前に調べておけば良かったのですが、写真を載せながら解説してるもので（いちいち写真を見ながらどうだったかを思い出しては記載していますから）、とても時間がかかります）。
朝から色んな地図を見て、ついに桜田門が東向きだと言う事が判りました。
と言うか、位置的にはそれしか無かったのですが、桜田門は当然桜田通りに面している（イコール南向き）と思い込んでいた為、こんなに手間取ってしまいました

帝劇ビルから外へ出て、日比谷通りです。車も走ってません

全車線車無しin 千代田区丸の内

一番目立つビル、明治生命館。
でも何となくホッとする、東京だなって思うからかな

窓までお洒落

明治生命館は東京都千代田区丸の内二丁目にある建築物です。設計は岡田信一郎・捷五郎（兄弟）、構造設計が内藤多仲。重要文化財には「明治生命保険相互会社本社本館」として指定されています。
更に詳しくはこちらをどうぞ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%94%9F%E5%91%BD%E9%A4%A8

シンボルのコリント式列柱

東京都道406号皇居前鍛冶橋線（とうきょうとどう406ごうこうきょまえかじばしせん）は、東京都千代田区にある特例都道です。皇居・内堀通り二重橋前交差点から外堀通り鍛冶橋交差点までの短い区間を結びます。外堀通りから先の区間は鍛冶橋通りと呼ばれる。現東京国際フォーラム・旧東京都庁に面し、JR高架下の地下深くには京葉線の東京駅があり、この通りからも出入口が通じています

去年参加したモニターツアーの集合場所が鍛冶橋駐車場で、その時はJR東京駅からではなく、二重橋前駅から行きました。その旅行記はhttp://4travel.jp/travelogue/10939994

交差点名は切れましたが、馬場先門

横断歩道渡って引いて撮りました

後ろの新しいビルが平成16(2004)年に建設されたオフィスと商業施設明治からなるインテリジェントビルの安田生命ビルで、昭和9(1934)年に建設された国の重要文化財である明治生命館からなる複合施設として丸の内マイプラザと呼ばれています

はとバスも今や屋根無し2階建てオープンバス。「'O Sola mioオーソラミオ」と言います

明治生命館入り口。開いているので入ってみる事にしました。内部はこの後の旅行記 in the buildingに載せる予定で居ます

新旧のビルがこんなに近い

と思ったら繋がっている、共通の出入り口

This is a door.

This is a window.

丸の内シャトル（まるのうちシャトル）は、東京都心の丸の内地区を中心に、大手町地区から有楽町地区までの範囲を循環する無料巡回バスで、日の丸自動車興業が運行しています。運行経費は周回ルート沿線の企業・施設の協賛金で賄われています。
乗降客が居なくても全ての停留所に停まり、余裕を多めに取ったスケジュールで運行している為、大幅な遅れは少ないそうです（それは判るんですが、乗るとかなりイライラします、PHOは）

これがバス停です。道路傍と言うより、ビル側に設置されています

こんな感じ

1本東の東京駅へと向かう道。
丸の内仲通りとの十字路右にブルックス・ブラザーズ、左にケイト・スペード・ニューヨークが在り、仲通り沿いにはPHOを苛立たせる価格の商品ばかりが並ぶショッピング街が広がっています

スカイホップバスTOKYO。
これはお台場コースってサイン出てますね。
他にも浅草・東京スカイツリーコース、六本木・東京タワーコースが有り、24時間乗降自由で2500円、48時間だと3500円になります。
値段だけ聞くと高い！って思ったんですが、48時間なら2泊3日で利用出来るから、なかなか良いですよ

わりと利用する東京メトロ千代田線二重橋前駅です。右端を歩いているのは警備員さんでした。
此処から乗ればPHOの家の玄関まで15分で帰れます

東京メトロ千代田線二重橋前駅改札。何故1機だけ？と思ったら

ホーム行きエレベーター専用改札口でした

東京メトロ千代田線二重橋前駅大手町方面乗り場も人影無し