2014秋、台湾旅行記10(3/20)：11月19日(1)：台北、泊まったホテル界隈の朝の散策、忠烈祠へ

2014/11/18 - 2014/11/21

　旅行2日目です。3泊したホテルは台北市街の交通アクセスの良い場所に立地していました。ホテルのすぐ前に林森公園がありましたので、早速早朝散策をしました。

エリア 台北(台湾)

バイキング方式の朝の食事です。品数は多くはありませんでしたが、野菜と果物も用意されていました。

洋食主体に料理を選択しましたが、中華料理も用意されていました。締め括りはスイカとグレープ・フルーツです。

朝食のレストランからの光景です。前方に大きな公園が見えていました。ホテルの北側に位置する林森公園です。朝食の後、その公園を散歩しました。

泊まった国王大飯店と、林森公園の間を通る東西の大通りの光景です。この辺りは南京東路一段と呼ばれているエリアです。

そろそろ朝の通勤・通学ラッシュが始まったようです。台湾もベトナムなどと並んで、単車が多く走るアジアの国の一つです。

林森公園の周りの光景です。名前の通り、樹木が生い茂っていました。南北の広い通りを挟んで、その両側が林森公園です。

林森公園の周りを少し散策したところで、今度は公園の中の散策です。柵や塀はなく、24時間オープンの市民公園です。

林森公園の中で一際目立つ騎馬像です。南宋(1127〜1279年)の武将、岳飛(1103〜1142年)の像です。

岳飛の青銅像のアップ光景です。岳飛は、南宋を攻めた金(1115〜1234年)の軍を幾度となく破りましたが、名声を恐れた南宋の宰相、秦檜に謀殺されました。後に冤罪が晴れると1178年に武穆として諡号され、1204年には鄂王に追封されました。中国系では、関羽と並んで人気の高い武将です。

岳飛の青銅像の周りの花壇の花の紹介です。中央の赤い花はケイトウ(鶏頭)その周りは葉の形から言ってサトイモ科の植物です。ネット検索では、カラジウムの名前が一番似ているようです。ニシキイモ(錦芋)の和名を持ちます。熱帯アメリカが原産です。

カラジウムの葉の間から顔を出したオレンジ色の花は、こちらもケイトウ(鶏頭)です。ヒユ科ケイトウ属の1年草です。

林森公園の中にあった古木の光景です。白い幹が四方八方に分かれていました。気根を持つガジュマルのようです。『絞め殺しの木』の異名を持ちます。

古木の根元が踏み固められないよう、周りを囲ってありました。左手には、藤棚のような造りがありましたが、樹木は藤以外かもしれません。

デイゴの大樹のようです。この後紹介する名札が、この木を指しているようでした。マメ科の植物です。

『台北市受保護樹木・刺桐』のタイトルがあった看板です。登録番号の樹木編号：464の文字もありました。『刺桐』は、沖縄などで生育する『デイゴ』を意味するようです。併記された英名は、『インディア・コーラル・ツリー』でした。

長く伸びたサヤエンドウのような実です。マメ科のデイゴの実のようです。近くに、同じマメ科のゴールデン・シャワーツリーもありましたが、こちらも似たような実を付けます。

同じく、長く伸びたサヤエンドウのような実のアップ光景です。デイゴの葉は3枚セット、葉の形から判断すれば、10枚以上がセットになったデイゴのようです。

黄色の房状の花の絵が添えられた樹木の説明看板です。ゴールデン・シャワーツリーの名前で知られるマメ科の樹木です。Cana　fistulaの英名が併記されていました。属名にカッシアが使われています。

ピーコック・フラワーの可愛らしい花の紹介です。花から延びる長い雄蕊の数は、10本のようです。右下に伸びている花の丸い先端部分を数えましたら、確かに10個でした。

同じく、ピーコック・フラワーの可愛らしい花のアップ光景です。葉の形を見ただけで、すぐにマメ科の植物と判断が付きます。和名はオウゴチョウ、西インド諸島が原産です。

林森公園の中の並木路の光景です。車の通行は制限されているようでした。

同じく、林森公園の中の光景です。細長い椰子の木の姿がありました。この辺りでは小鳥の鳴き声はしましたが、中々カメラには収まりませんでした。

道路を挟んで、林森公園側から眺めた国王大飯店の建物光景です。西側に当たるホテルの右手では、高層ビルの工事が始まっていました。

林森公園の南東角付近から眺めた南方面の街路光景です。新生北路一段と呼ばれているエリア方面のようです。

林森公園の東端をかすめて南北に走る、高架の高速道路の光景です。かなり年代を経た高架道路のように見えました。

高架道路に面した、西側の南北の通りの光景です。広い歩道に面して、長く商売が続いているようなお店が並んでいました。

台湾の固有種で、全土に自生している『台湾木欒子(モクゲンジ)』です。ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木です。英名は『Flame　gold』あるいは、『Flame golden-rain tree』です。

ホテルに戻る途中、左手に見えていた小路の光景です。昨晩はこの小路も散策したようですが、夜の散策の時のイメージは湧きませんでした。

今日の最初の見学地、忠烈祠に到着しました。8時半ころにホテルを出発し、9時からの今日最初の衛兵交代儀式に間に合いました。正確に言えば、交代ではなく着任儀式でしょうか。

『国民革命忠烈祠平面図』のタイトルがあった案内看板です。辛亥革命を始めとする中華民国建国と革命、中国大陸での日中戦争などの戦没者を祀る祠堂です。