2014.3ふたたびの五島へ，教会巡礼22-フェリーで奈留島へ．すばらしい江上天主堂

2014/03/23 - 2014/03/23

今日は最終日，0730に五島第一ホテルをチェックアウト，F.オーシャンという五島旅客船のフェリーに乗る．0805発．770円．今日は昨日と打って変わって黄砂がすごい．快晴なのだが一面にもやがかかっている感じなのでいい写真が撮れない．それもだんだんひどくなる．黄砂やＰＭ2.5に腹が立つ！0850奈留港着．昨日予約しておいた奈留タクシーのタクシーが待っていてくれた．女性の運転手さん．奈留島の主だったところ2時間30分で8000円くらいだった．しかしタクシーを頼んでなければ江上天主堂は見学できなかった．遠命寺トンネル770ｍを通る．地元の小学生が修学旅行のおり，「道幅が狭く、苔が生えて急な坂道で大変な思いをしている」と，知事に話したことから実現したというエピソードを持つ．このトンネルがないころ，江上や大串はとても不便な場所だったろう．
0911　江上天主堂に着く．世界遺産候補だ．通常はカギがかかって開いていない．タクシーの運転手さんがカギを持っていてくれた．私たちとたまたま同時間に来た2組は一緒に入れたが，普段は締まっているので，かならず事前にタクシーに予約するか，奈留教会に問い合わせること．さすが鉄川与助氏の作品．木造で青と白で，とても優美な教会，なかのリブ・ヴォールト（こうもり屋根）構造も素晴らしい．少ない信徒で守っている1918年建設の木造教会．それだけでも畏敬の念がわく．本当にここまで来てよかった！福江島の水ノ浦教会に通じるものがあるが，こちらのほうが20年以上古い．
なにか白鳥のような教会だ．
保護者は聖ヨゼフ．今は奈留教会の巡回教会．正面のハート形の枝を持つ木も愛らしい．
0933余韻を残して天主堂を去る．大串湾をまわり，池塚海岸に向かう

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 船 タクシー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は最終日，0730にホテルをチェックアウト，車でそのまま福江港に．0739着．今日は朝早いので昨日と違い車を駐車場に入れられた

ピンボケだがフェリーで片道770円．乗船の時半券を，下船の時残りの半券をだす仕組み

F.オーシャンという五島旅客船の船

けっこうでかい

出発，五島第一ホテルや常灯鼻がわかる

船内は帰りに紹介．

今日は昨日と打って変わって黄砂がすごい．快晴なのだが一面にもやがかかっている感じ

本当に昨日は良かった

甲板

もやがかかっているので島によってはシルエットのようでいい．

久賀島五輪付近

見えた見えた

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もうすぐ奈留港だ

0852到着，この船は若松港まで行く．昨日のうちに奈留タクシー0959-64-2101を予約しておいた

ドライバーは女性，電気自動車のタクシー

まず奈留タクシー本社によって，その前の奈留離島開発総合センターから教会の鍵をもらってくる．

相ノ浦湾に出る

夏井というところから山道に

遠命寺トンネル　延長, 770.0m. 幅員, 8.30m. 竣工, 1992年. 地元の小学生が修学旅行のおり、「道幅が狭く、苔が生えて急な坂道で大変な思いをしている」と、知事に話したことから実現。今ではバス通学も可能に。
・トンネルは貴重な生活道路として、地域住民の生活安定に大きく貢献。今後は島の道路ネットワーク網の強化で島の活性化を促進。
通学時間が60分から25分に短縮　http://www.mlit.go.jp/road/koka4/5/5-13.html

旧奈留町立江上小学校　1998年統合

0911　江上天主堂に着く．世界遺産候補だ．通常はカギがかかって開いていない．タクシーの運転手さんがカギを持っていてくれた．私たちとたまたま同時間に来た2組は一緒に入れたが，普段は締まっているので，かならず事前にタクシーに予約するか，奈留教会に問い合わせること．

後ろ側

十字が彫ってある．

現在の聖堂は、1917〜1918年にかけて鉄川与助氏によって再建されたものです。小規模ではありますが、その完成度は高く歴史的にも価値が高い木造教会堂です。
　鉄川与助氏の木造天主堂代表作とも言われるこの天主堂は、瓦屋根・クリーム色の外壁に水色の窓枠がとても印象的です。ちりばめられた花のモチーフもやわらかな雰囲気を演出しています。
　現在は過疎化も進み、ほんのわずかな信徒で大切に守られている教会です。
http://www3.city.goto.nagasaki.jp/contents/sightseeing/detail.php?content_id=2726&category_id=43

中に入る．保存状態は良いとは言い難い．

息をのむ美しさ

すばらしいリブ・ヴォールト（蝙蝠型）天井

この天主堂は本当に古いままで残っているよう．

保護者は聖ヨゼフ

一つ一つの曲線が美しい．鉄川与助氏の教会の面目躍如と思う．

今は本当に少数の信徒なのだろう

どこをとっても美しい

祭壇からむかって左側

右側

ステンドグラスも古くなってしまったのか

タクシーの運転手さんがハートの木があると教えてくれた

確かにハート形だ

0933余韻を残して江上天主堂を去る．この天主堂はすごい！この過疎の村の木々の間にある．海から近いので傷んでいるところもあるが，地元の方々によって本当に大切にされている．この天主堂と守っている人々には深い畏敬を持つ

県道168号線を大串湾沿いに走る

0937ぐるっと回って，大串の先の池塚海岸に向かう

旧江上小学校から見た天主堂．校庭のむこうの森に少し隠れてたたずむ