2014/06/02 - 2014/06/02
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kojikojiさん
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ペナン島のイースタン&オリエンタルホテルを知ったのは何年前の事でしょうか?多分どこかの旅行会社のパンフレットだったと思います。真っ白なコロニアル風の建物に椰子の木と青いプール、いつか行ってみたいと思っていました。今回違ったのは当時は本館しかなかったと言う事でしょう。当時思っていた宿泊料金より遙かに安い金額で泊まることが出来たと思います。通常本館に比べ新館に泊まるとがっかりすることが多いのですが、このホテルに限っては全くそんなことが無かったと思います。ネットで予約した後にホテルのマネージャーへメールを送り、リクエストを幾つかお願いしました。回答については日本人のスタッフの方が対応いただき、結果としてはとても満足の行く滞在が出来たと思います。朝食は新館1階の「サーキーズ」でいただきました。6階の「プランターズ」でもいただけますが、ここは夕方になるとアルコールを含めた飲み物と軽食が宿泊料金内で利用できるので分けて利用しました。シンガポールでは高くて利用しなかったアフタヌーン・ティーもこのホテルの「1885」ではお手頃にいただけました。宿泊客は館内のレストランが割引になるのが嬉しいです。それと部屋の冷蔵庫のソフトドリンク全ても宿泊費に含まれているので暑いペナンでは助かりました。チョン・ファッツイー・マンションにも宿泊しようか選択肢に入ってはいましたが、結果としてはこちらのホテルにして良かったです。結果1日4食という恐ろしいことになりましたが、夕方の「プランターズ」からの景色の美しさは言葉になりません。そこでカナッペなどをつまみながらワインやカクテルをいただいたのはとても良い思い出になりました。またメールのやり取りで結婚記念の旅行と書いたことで夜になって部屋に戻ったらケーキが届いていたのも嬉しい思い出です。
残念なのは滞在中はホテルの船が故障していたのでストレイツ・キーへのボートに乗れなかったことくらいでしょうか。都合3泊しましたが、ジョージ・タウンの街歩きには便利な立地で、昼過ぎや夕方に戻ってくることが安易で助かりました。街巡りとアート・ウォール巡り、そしてガーニーやストレイツ・キーの先のエビカニ屋へ足を伸ばしたり、「Kebaya」などレストランでの食事などの思い出の旅です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
E&Oホテルを出てお昼を食べにエビカニ屋へ出掛けました。本当はホテルのボートでストレイツ・キーまで行く予定でしたが、ボートが壊れているので路線バスでの移動を考えました。ホテルのフロントにバス停を訪ねたら「タクシーで行かれたほうが簡単かと思いますよ。」タクシーの値段は「メーターですが20リンギットから25リンギットくらいです。」昼前に妻の体調があまり良くなかったのでタクシーで行くことにしましたが、ガーニーを過ぎてもまだかなり走ります。リゾートホテルの多いバトゥ・フェリンギ方面への道を途中で曲がりますが、目印はこの看板です。
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しばらく走るとその先に大伯公廟(Thai Pak Koong Temple)という中国寺院があります。
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お寺の中までタクシーで乗り付けられました。
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その横に「シーパールラグーン」の看板があります。ここがペナン島に駐在している日本人の方から「エビカニ屋」と呼ばれている店です。
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目の前には海が広がっています。あまり綺麗では無いというブログもありましたが、海水浴が出来るほど水は澄んでいました。
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海岸沿いの東屋の周りに屋根が付いてレストランになったような感じがします。季節限定の海の家みたいな造りでもあります。
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水が綺麗なのでちょっと泳ぎたい衝動にも駆られます。
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まずはビールを持って来てもらいます。メニューはこれだけです。マッドクラブは卵を持ったメスとオスがありますが、店のおじさんはメスが美味しいと言っていました。これは1キロ単位の注文です。そしてエビは500グラムから注文できます。カキと貝は注文しませんでした。
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炭火で焼いた後でもプリップリのエビが来ました。少し塩がきつめですが炭焼きの香ばしさと相まって何とも言えない美味しさです。こんな美味しいエビは初めてです。
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ここの店に行くにはウエットティッシュは絶対に持って行ったほうが良いです。
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味噌まで美味しいので無言でどんどん食べ続けます。エビも1キロでも良かったかなと後悔しました。海辺のバーベキューの雰囲気満載です。
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続いてマッドクラブの炭火焼きが出てきました。4匹で1キロです。足は落としてあり、下に爪の部分だけ敷いてあります。
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一緒に出てくる竹のような棒が面白いです。これで硬い所は叩いて食べます。竹のようですが空洞になっていなく、軽くて上手く割れるのです。マッドクラブは意外にカラが薄いようです。
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この店は1軒だけのレストランでは無くて、数店舗で形成されるホーカーになっています。別のおばちゃんがメニューを持って来ます。カラマーレを注文したらこれがまたおいしいこと。海沿いでエビ・カニ・イカを食べているとシチリアかマルタかキプロスか、地中海のどこかににいるような気分になってきます。
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ペナン島在住の日本人の方からエビカニ屋と呼ばれている店ですが本当に美味しいところです。ジョージタウンから30分近くかかりますが来た甲斐はありました。前日のオリエンタル・シーフードの中華系の海鮮も良かったですが、シンプルな炭焼きも絶品です。シンガポールから始まったエビカニの旅に新たな1ページが刻まれました。
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美味しいとメガネが落ちちゃうんです。
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ここのココナッツジュースも美味しかったです。半加工して売っているのですね。安いアルミの蓮華でココナッツをこそぎながら食べ、食べては飲んで…。今まであまりおいしいと感じた事の無かったココナッツの評価が変わりました。
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東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
浮かんできたのは石川啄木の短歌でした。
啄木も我々のように東海に浮かぶペナン島の海岸で蟹を食べて感動して泣いたのでしょうか。 -
帰りは表通りまで歩きました。すると木の上からドサッと大きなものが落ちてきました。1メートル以上の大きさのオオトカゲでした。マラッカでは見られなかったので私は大喜びでしたが…。帰りのタクシーはコムターまでの料金を交渉したら15リンギットでした。
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コムターのショッピングセンターのスーパーでBOHの紅茶の小さいパックをお土産用に大量購入してホテルまでブラブラ散歩しました。途中の路地で妻が「ここよ。ここ。」と路地に入って行きます。
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アイス・カチャンの屋台でした。万が一迷子になったらと渡した20リンギットなのに…。
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振り向いたら写真を撮る前にもう食べています。
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周りにはお菓子の屋台も出ていますが、お客はついていません。
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こちらの屋台は準備中のようです。
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カメラ目線もありません。
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有名な屋台だそうです。でも妻が何で知ってるのか分かりません。
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妻とこのおばちゃんがダブって見えました。
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1度戻ったホテルの部屋からの眺めです。お昼に行ったシーパールラグーンはこの岬の裏側辺りです。塔のあるのがストレイツ・キーで、ここまでホテルのボートで行けるのですが。
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昨晩行ったガーニードライブはこの辺りです。こちらも楽しい所でした。
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あれだけ食べたのに夕方6時には「プラターズ・ラウンジ」へ繰り出します。
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本当にこのラウンジにはお世話になりました。それも今夜が最後だと思うと寂しい気分です。
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やっぱり表のこの辺りの席が一番人気があります。
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目の前一面に海が広がっているのですから。
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スナックのメニューはこの日も変わっています。
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今日はワインを止めてカクテルを作ってみました。
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ここからの景色は一生忘れられないだろうな。
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ラウンジは奥でプールと繋がっています。こちらも籐の椅子で雰囲気が良いです。
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週末は賑わっていたインフィニティ・プールも静かです。
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土曜と日曜は比較的お客も多かったのですが、月曜の夜はラウンジを利用する人の姿もまばらです。
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焼酎のイイチコのコマーシャルに出て来そうな風景です。ビリーバンバンの「また君に恋してる」が聞こえて来そうです。
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イースタン&オリエンタルホテルも今晩が最後なのだと思うと寂しくなります。
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ホテルのショップのジョージともお別れです。
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西の岬に夕日が沈んでいきます。ペナン島で夕陽を見たのはこれだけでした。
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そろそろ晩ご飯に出掛けましょう。
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刻一刻と空の色が変わっていきます。
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寄悪下「KEBAYA」までは近いので歩いて行きましょう。
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この通りを始めて歩いたのも遠い昔のようです。
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暗い通りでも危険な感じがしないのがジョージタウンの良い所だと思います。何となく人の気配を感じます。
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セブン・テラス・ホテルの細いファイブフットの先には「ケバヤ」があります。
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午後8時に予約してあったのですぐに席へ通されます。
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このレストランは100リンギットのコースだけしかありません。しかしメニューは豊富なので、人数が多い分だけ違った料理がいただけます。
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店内はこんな雰囲気です。この時は空いていましたがこの後に席はだいぶ埋まっていました。月曜の夜でも混んでいるので予約はしておいたほうが良いでしょう。
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店の隣には上品なアンティーク屋さんがあります。その影響なのか経営者のセンスなのかお皿もなかなかいいです。料理が出てくるまでサン ペレグリーノと白ワインでお腹を減らします。
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特別高級品ではありませんが、これだけ数が揃っているので特注かもしれません。
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最初にチャオ・トムが出てきました。砂糖黍の芯にミンチにしたエビを巻いて揚げた海老真薯ですね。熱々の真薯をバジルとコリアンダーとミントの葉で巻いて甘いチリソースに付けていただきます。美味しくない訳がありません。
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もう一品はパイ・ティーで、ニョニャ料理の定番です。ここのものは帽子形では無くタコスっぽい皮です。こちらも美味しいです。
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美味しい料理を食べながら話が弾みます。旅行先で同じ物を食べて美味しいと思える相手だと幸せです。
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サンバル・ゴレンは空芯菜やエノキ茸などのサンバル炒めです。シンガポールではまったスパイシーな味よりはマレーシアの方が甘めなお味です。
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クリスピー・ニョニャ・テンプラはインゲンやエノキや季節の野菜のフリットです。衣に味が付いているのでこのまま食べても美味しいです。
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ソフトシェルクラブ・サラダはカリカリのソフトシェルクラブのフリットと生野菜です。チリとライムのドレッシングが食欲をそそります。
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プラウン・ゲングは天然エビのターメリックとレモングラスの効いたイエロー・カレーで最高に美味しかったです。インド系の料理は今回食べていなかったので良かったです。
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パンダン・クリームブリュレはパンダンリーフの香料で緑に染まったクリームブリュレです。ブランデー風味のカラメルが大人のデザートです。
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グラマラカ・ムースは自家製のグラマラカ(パーム・シュガー)のムースです。中にスポンジケーキが入っています。上にかかったカシューナッツのフレークが味を締めます。
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エスプレッソと一緒にいただきます。ペナン島の最後のディナーも大満足で終わりました。
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トイレはホテル側にあるので中庭を抜けて行くことになります。セブン・テラスの中庭はこんな雰囲気です。
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客室は2階に集約され、1階はパブリックスペースになっています。
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宿泊客は食事に出掛けているのか全く姿が見えません。もしかしたらクバヤにいるお客が宿泊客なのかもしれません。
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中庭に向けてオープンな造りになっています。とっても贅沢な造りです。
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勿体無いスペースですね。誰も利用する人がいないなんて。
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こんな可愛らしいプールもありました。
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宿泊料金はイースタン&オリエンタルとあまり変わらないようです。
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そろそろおいとましましょう。お客さんもだいぶ減りました。
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入口の反対側には綺麗なバーカウンターもありました。
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昼間は分かりませんでしたが、近くには上品なレストランが幾つかありました。
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ご協力ありがとうございます。福建省のメイドさんは白いシャツに黒いパンツが決まりですから逆ですね。
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若者向きのバーなんかもあったり。旧市街に沈没してみたい気になりました。
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アール・デコのショップハウスも綺麗にライトアップされていました。
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子供の頃の夏休みに祖母の家に長期で預けられ、休みの終わりになって東京へ帰る前の気分になってきました。
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夏休みがずっと続けばいいと思っていた頃に。
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この眺めもこれで見納めです。
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真っ暗なこのロビーに着いたのも遠い昔のような気分です。ほんの3日前の事なのですが。
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明日は早朝の便でバンコクへ移動です。後ろ髪を引かれる思いで荷造りを済ませます。
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